転生して原作キャラと仲良くなりたい!   作:冬月雪乃

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サクサク行こう。

さて。

ダイジェストで悪いがシャルルがシャルロットになった。

あぁ、私も一枚噛んだとも。

親なら親らしくしたまえ、とね。

いやいや、爽快だったね。

全システムを乗っ取った上でのテレビ電話交渉。

おもむろに私のデフォルメ映像が現れ、社長が何か言うまえに全システムを乗っ取った事、デュノア社を私が買い取った事、付随してシャルロットとして再転校させる事などを佐山・御言氏を真似て強引かつ横暴に伝え、通した。

佐山氏には感謝だね。さすが悪役のカリスマ兼尻神教教祖。

で、だ。

私は今大絶賛乗り物酔いをしている。

あぁ、認めよう。

私は前世も今世も乗り物が苦手だ。

ISは乗り物という感じがしない、という意識からか大丈夫。

概念兵器は兵器の印象が強く、大丈夫。

おっと、口から朝食が……。

しかし、私にほんの少しだけ存在する女の部分が吐瀉だけは全力で阻止する。

……真似してはいけないよ?

吐き出すものを無理に押し戻すと食道が切れて下手をしたら命に関わるからね。

前世で経験済みだとも。

今なら概念で防護できるから安全だが。

 

「……詩織に意外な弱点が……」

「う、うむ、私とて人間……弱点の一つ二つあるものだよ……うぷ……」

 

一夏が甲斐甲斐しく背中をさすってくれる。

薬が効かない体質、辛い……。

……あ。

 

「そうか……概念……」

「は?」

「・ーー私は乗り物に強い」

 

よし、復活。

今ならスキップ出来るね。

シャキッと座り、胸を撫で下ろす。

 

「じ、自己暗示か!?ってかかかり易いなおい!」

 

一夏が驚愕の視線を向けてきた。

うむ。言うことがあるな。

 

「いやなに、一夏。助かった。感謝する」

「あ、あぁ」

 

面食らった表情を浮かべた一夏を尻目に外を見る。

うむ、清々しいくらい快晴だ。

乗り物を克服したからかもしれんが。

概念って便利。

……新しい概念バンバン作ってると終わりのクロニクル世界の人間に悪い気もするが、気にしない。

バスから降りて旅館に荷物を置いて海に向かう。

潮風が気持ちいいね。

 

「まぁいい。ともあれ、朝の挨拶。今日も元気だメシが美味い」

 

眠気すら今の私には勝てないね。

さて、では改めて現状確認。

 

臨海学校だ。

 

以上。

束対策に3rd-G概念、・ーー金属は生きている、を抽出、付与したソードビットも持ってきた。

さて、久しぶりに水遊びでもしようかね。

……水着?

シスター服だが、なにか。

耐水性もあるし……まだ水着に抵抗感があるのも事実だ。

しかし皆元気だね。はしゃいでいると言っても過言ではあるまい。

まぁ、うむ。

眼福だ。

 

「おや、一夏。いつものハーレムはどうしたのかね」

「お前、こんな時までシスター服かよ……」

 

何かがっかりした様な表情の一夏から離れて空を見上げる。

何か未知の飛行ーーというか落下ーー物体が見えた気がした。

着陸まであと数十分はかかるだろうか。

墜落か。

 

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