ドーモ、タニイムデス
今回はまた説明回になりそうです
「うーん……」
『どうしたんですか?お腹すいたんですか?ご飯にしましょう!』
「あっ、えーっと、ペコリーヌちゃん、だっけ、お腹が空いたわけじゃないから、大丈夫だよ。」
『ちょっとペコリーヌ、アンタ何もしてないんだから、大人しくしてなさいよ。』
「ハハハ……キャルちゃん、だよね?別に迷惑だとか思ってないから、大丈夫だよ?」
『ペコリーヌ様、キャル様、デュエルが終わったとはいえ、そう簡単に外へ出ては……』
「あーっと、コッコロちゃん、だよね?どうやら一人暮らしらしいし、別に気にしないよ?あ、ユウキ呼んでくれない?」
『俺ならここにいるぞー。』
「あっ、戦えない
『地味に傷つくんだが、それ。』
「ふーん。で?新しいカードができたの?」
『まだだな。取り敢えずデッキを組んだらどうだ?』
「その前に、自分小学生、かつ一人暮らし。生活環境の確認が先だよな?」
『食材は2、3日はもつ。お金の心配はない。両親お仕事。保護者はお隣。OK?』
「おけ把握。じゃあデッキを……ってなぜそこまで詳しい情報が?」
『さっきアメスに聞いたんだ。あいつは、そういうのがメインだし。』
「食材が2、3日分って誰基準?なくなったらどうするんだ?ってか結局キャラ出るなら両親でいいじゃん。」
『食材はお前一人基準。ペコリーヌには食事を与えるな。なくなったらお使い。結局キャラは出てこない。』
「メタイなおい。というかなぜ一人だけ食事禁止なんだ?」
『食料が枯渇する。カードの効果よく見ろ。大体わかるだろ、書かれてるのは食えないモンスターだ。』
「むう、そうなるとデッキを組むしかなさそうだな。というか40枚デッキだとデッキ切れで詰みそうなんだが。」
『なら枚数を増やせばいいだろ?回り始めれば一気に回せるんだし。』
「最終的に全部一枚ずつとかになりそうなんだが。」
『あんまり問題ないと思うぞ。キーカード一枚である程度は回せるんだし。』
「それはそうだが、やっぱり事故るとキツイし。」
『守りも考えると、かなりシビアになりそうだな。』
「さしあたり、新しいカードが欲しいんだけど、いつになるんだ?」
『さあ?こっちから知る手段は無いしなぁ。』
「まじめになんとかしてくれよ……」
『先程から、通信魔法などを用いて、他の皆様と連絡を取ろうと試してはいるのですが、誰一人反応がありません。』
『さすがにもうダメ、ちょっと休ませて。通信魔法って結構魔力を使うからさ、あんまり気軽に使えないんだけど、さっきからずっと試してたから魔力が限界なのよね。』
『うーん、みなさんどうしたんでしょうか?いつこっちに来てもおかしくないはずなんですけど……』
『そのことなんだけどね、私達がこっちに来るときに結構リソースを使っちゃったみたいで、次が来るのは遅れるらしいのよ。』
『あー、心当たりがいくつかあるわ。今はまだマスターからリソースを引っ張ってくることもできないしなぁ。』
『取り敢えず最低限の防御は何とかなるわよ。無茶した分、次にこっちに来るのが遅くなるかもだけど。』
「ありがたいけど、こっちで何とかできないのか?」
『無理よ。私達がいた世界はこっちの精霊界とも、ターミナルとか言われる場所とも違う所にあるの。精霊界に直接道を繋ぐわけにもいかないし、結構リソースの消費も激しいわ。アンタの力は、その代用になるんだけど今はまずいわ。最初だったから無駄も多かった上に、想定外の消費量だったらしくて、最低限の維持しか出来ないみたいなのよ。そのことを伝えるついでに、私達が忘れて来た防御用のカードを少し送ってくれたの。』
「ということはしばらくはデッキを微調整していく感じかな?」
『そうなるわね。あ、これがその防御用のカードよ。』
「ありがとね。これで何とかまともなデュエルが出来そうだ。」
『そろそろご飯にしませんか?お腹が空きました!』
『私達は食事をしないって言ってるでしょうが!』
『わたくしはご飯をつくってきますね。少々お待ちください。』
「いや、自分で作るからいいよ。」
『まあ、その方がいいだろうな。てなわけでみんな、デッキに戻るぞ〜。』
「さてと、どんな食材があるのかな?」
「ん?いつのまに?」
『ほんとに説明会ってやつだったな。』
『次からはダイジェストで何話かやって、さっさとアカデミアに行くらしいわよ?』
「オリカ製作中じゃないのかよ……」
『最低限のデュエルが出来るなら大丈夫、だそうだ』
「次に使うことのできるカードが手に入るのはいつになる事やら。」
「こんな小説を読んでいただきありがとうございます。これからも暖かい目で見守ってやってください。」
「『それでは、また次回!』」
気がつけば地の文なし、会話100%の話が出来てた。
本格的に原作に入るまであと少しお待ちください。
いくつか案は出てきた。後は内容を詰めれば……
次回以降ものんびりとお待ちいただけると幸いです。