乗り鉄探偵南 達仁 夏休み青函特急連続殺人   作:新庄雄太郎

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さて、宝石強盗の犯人は解りましたか、いよいよ達仁と穂乃果達は最後の旅先、函館へやって来ました、函館山で犯人に接触、達仁と穂乃果達は事件を解決することが出来るのでしょうか。


第6章 函館

8時9分、達仁と穂乃果達は小樽駅からキハ40系の気動車である。

 

「小樽凄かったわね。」

 

「本当ね。」

 

「ねぇ穂乃果、函館と言えばなんだと思う。」

 

「そうね、函館と言えば朝市かな。」

 

「そうだな、俺は五稜郭行って見たいな。」

 

「うん、私も行って見たいわ。」

 

と、ことりは言う。

 

11時8分、達仁と穂乃果達が乗った列車は、室蘭本線の分岐駅長万部に到着した。

 

「ここが長万部駅ね。」

 

「うん。」

 

「函館まではどうやって行くの。」

 

「次の函館本線の特急「北斗4号」は11時18分か。」

 

「これに乗れば函館へ行けるのね。」

 

11時18分、函館行特急「北斗4号」が入線してきた。

 

「やっと来たか。」

 

と、穂乃果は特急「北斗」の写真を撮った。

 

「お待たせ、達仁君。」

 

「早くしろよな。」

 

「だって、北斗に乗るのは初めてだから写真撮ってたの。」

 

達仁と穂乃果達は、自由席に座り、函館本線の車窓を眺めた。

 

プァーン!

 

「大沼公園だわ。」

 

「函館本線の車窓だからな。」

 

「うん。」

 

特急「北斗4号」は12時43分に到着した。

 

函館

 

「函館といえば、五稜郭にハリストス教会に八幡坂。」

 

「着てよかったよ、北海道へ。」

 

「後、朝市に函館港も見に行こうぜ。」

 

「わおっ。」

 

といいながら、函館市内を回った。

 

「昼食の後は、五稜郭見物だ。」

 

「うん。」

 

五稜郭

 

「結構、人気の場所なんだね。」

 

「うん、何しろ北海道の文化遺産だからな。」

 

「うん。」

 

そして、ハリストス教会を見物した。

 

「よしっ、写真撮るよ。」

 

「達仁君、キレイに撮ってよ。」

 

「わかってるぜ。」

 

カシャッ

 

と、シャッターを押した。

 

「ねぇ達仁君、私ね函館て言ってみたいところがあるの。」

 

「それは、何処なんだい。」

 

「八幡坂だよ。」

 

「そう言えば、穂乃果が行って見たいって言ってたな。」

 

「うん。」

 

達仁と穂乃果達は八幡坂にやって来た。

 

「凄い坂ね。」

 

「穂乃果、撮るよ。」

 

「うん。」

 

達仁は穂乃果が八幡坂で写真を撮った。

 

「ありがとう。」

 

「じゃあ、赤レンガ倉庫に行って見ようか。」

 

「賛成!。」

 

そして、金森赤レンガ倉庫を見物する事にした。

 

「こんなに店が沢山あるんだ。」

 

「うん、どんな店があるのかな。」

 

「たくさんあるわね。」

 

その時、ある人に声を掛けた。

 

「よぉ、南君じゃないか。」

 

「あっ、亀井刑事。」

 

「やっぱり南君の言う通りだったよ。」

 

「じゃあ、犯人は。」

 

「多分、この人ではないかと。」

 

「やっぱり。」

 

達仁は、吉岡海底駅に降りた後、木古内に逃亡したと確信した。

 

「恐らく犯人は函館山に現れます。」

 

「なるほど、早速北海道警察にも連絡しておく。」

 

「じゃあお願いね、亀井刑事。」

 

「わかった。」

 

達仁と穂乃果と花陽は函館山に行って見ることにした。

 

「イヒヒヒヒ、これだけあれば。」

 

「やっぱりお前が犯人だったのか。」

 

「だ、誰だてめぇは!。」

 

「ロイヤルAで江川さんを殺害し、吉岡海底駅で下車し、木古内に逃げた。」

 

「よくぞ見破ったな、高校生探偵。」

 

「そしてあなたは、小樽で強盗の仲間を絞殺して運河に落とした。」

 

「な、なぜわかったのだ、私の計画が。」

 

「あなたは有楽町で起きた宝石強盗の犯人だからだ。」

 

「くそーっ、てめぇらは何者だ!!。」

 

「南 達仁、探偵だ。」

 

「こんな所で捕まってたまるか。」

 

「そこまでだ、本荘 聖。」

 

そこへ、橘警部と亀井刑事と清水刑事と日下刑事がやって来た。

 

「又もお手柄でしたね、南さん。」

 

「ええ。」

 

「それにしてもお手柄だぞ。」

 

「いやー、それほどでも。」

 

宝石強盗の犯人本荘 聖は仲間の橋本と村瀬と安相殺害容疑で逮捕された。

 

函館朝市

 

「うわー、にぎやかだね。」

 

「うん、函館の朝市は北国の台所だからな。」

 

「美味しそうな、魚もあるわね。」

 

「うん。」

 

達仁と穂乃果とことりと花陽は、盛岡行L特急「はつかり14号」と「やまびこ4号」に乗り次いで帰った。




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劇中のL特急「はつかり」と新幹線「やまびこ」は平成9年のダイヤを使用しています


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