(めんつゆの描写がへたくそかもしれませんが)
あの後、俺は全力でピットに戻って制服の入った紙袋をひったくるように掴んでからまた、駆け出した。やっと一息つけたのはアリーナから出て、学生寮から離れたグラウンドの脇にある人気のない林に駆け込んでからだ。全力で走ってきたせいか、今までの飛行訓練で疲れていたのか地面にへたり込む
「はぁ……はぁ……っ!はぁ……っ!」
夜闇に包まれた空間に、肩で息をする俺の呼吸音だけが響く。
そんなとき相棒のテレパシーが響いた。
【ハル、周囲の安全を確認しました。周囲500m以内に人影および電子機器の反応なし…我慢しなくていいですよ】
「俺は…何をやっている。なんで…わざわざ疑われるようなことをしちまったんだ!」
『∑q|゚Д゚|pワオォ
主、落ち着いてください。人気がないとはいえあまり声を荒げますと騒ぎになりますゆえ』
「悪い、打鉄」
打鉄にはそう言えたが…心の中のもやもやした感覚はさらに大きくなっていた。
なんなんだ…この感覚は?
ここ最近は“いつも”こうだ!なぜ自分を抑えられない!!
理性で行動できなきゃ………常に“最高の選択肢”を取らなきゃ―――
“俺なんかが”誰かを守れるもはずないのに!
俺は忘れたのか!俺の目の前で冷たくなっていく二人の姿を!!
あんな経験をほかの人にあじあわせていいのか?
嫌だ!!あんな思いをするのは…俺だけで十分のはずだ!!
だったら―――どうする?
もっと厳しく自分を制御しなくちゃ…“俺の気持ちなんてどうでもいい”
もっと……もっとだ!!
もっと、俺は自分を強くしなくちゃならない。
そんなとき、打鉄が話していることに気が付いた。
『主…よろしければ、主が修行していた時のことをうかがいたいのですが…』
本当なら…飯を食いに行かなきゃいけないんだが…正直、あまりの情けなさに食欲何て失せてしまっていたし……こんなに気持ちがあらぶっていたんじゃ、部屋に行ったとしても休めるとは思えない。
さっき、打鉄に教えてあげたのは俺が戦うことを決意して月に行くまでの話だったから…
「ああ、いいぞ打鉄」
『(o^∀^)
誠にございますか!では月での修行とは、どんなことをなさったのですか?』
俺は月での出来事を思い返す。たしか、外宇宙に行ってみようとして、フォースフィールドのせいで外に出れないことがわかって…修行として、まずやったことは…
「たしか一番初めは地上2万mから地表に向けて垂直でやる、スカイダイビングだったっけ」
『なるほど…随分と恐そうでござるな…』
「そうそう、そういやこの訓練よくやったんだよ…最初はリングを付けたままやってたんだけど最後のほうになったらリングを取ってやったり、な」
『(/|||| ̄▽ ̄)/チョットマテ
それは地上2万mから、生身で飛び降りた…ということでしょうか?』
「ああ…最初はリングを付けていてもションベンもらすくらい怖かったんだぜ、最後のほうだと、もう鼻歌交じりで飛び込んでいたけど」
『主…御身に万が一があった場合、いかがなさるおつもりだったのですか!!』
「?」
何をコイツは急に切れだしたんだ?
「俺の中にあった恐怖心を克服するためには、一番いいやり方だったんだよ。“自分を死ぬ寸前の状況に追い込んで恐怖に体を慣れさせる”ことが…」
『主……それ以外月でやったことを教えてください』
おかしいな…なんでスプーがさっきから話に入ってこないんだ?まあ、いいか…たぶん周辺警戒を行っていてくれてるんだろ。
「あとは…構造物の強度を上げるために、常に痛みを感じている状況でソリッドライトを使って物を創る訓練。…たしか、左手の生皮むいて、大根おろしを作って…腕をおろしたんだっけか?最初は痛さで失神して、すぐにスプーの電気ショックで起こされたっけ」
『その訓練はスプーの発案ですか?』
「いや、全部自分で考えた。その状況で構造物がうまく創れるようになった後は…のこぎりで自分の左腕を切り落として、失血死ギリギリの状況で自分の腕を再生させるとかやったな…懐かしい」
何も言わない相棒二人にどこかいぶかしさを覚えつつ俺は彼女からもらったスポーツドリンクで一息を入れてから再び打鉄に話し出した。
「次の訓練は、さらにやばかったな…えーとたしか、自分の目を抉り取ってから視界がゼロの状態でアステロイドベルトを飛行する訓練だったんだけど…打鉄、人間ってな得る情報の八割近くが視覚によるものらしいんだぜ。そのせいか…目ん玉がなくなってからうまくソリッドライトで、構造物を作れなくなって…さらにコスチュームの強度もイメージの強さに左右されるらしくてな…危なく死にかけたよ」
『…主…この修業は、常軌を逸しています。何故このような無茶をなさったのでございますか?』
「勝つためだ」
『何に、でございますか?』
「パララックスに勝つためだ」
しかし、その瞬間…俺以外に誰もいないはずの空間に……男の声が響きわたった。
「無理だな…そんなんじゃ、絶対誰にも勝てない」
―――ッ!この声は?!まさか!どうしてスプーが警告しなかったんだ?
いや…そんなことより……
なぜ……お前がここにいるんだ……
一夏―――
□ □
ってえーなぁ……箒のヤツ、いくら俺に非があるからって、木刀で殴ることないだろ…
さっき箒に殴られた部分を自室の冷蔵庫から取り出した氷で、冷やしているとふいに着信音が響いた。鳴り響いた非通知の着信音に心のどこかでいぶかしさを感じつつも、さっき箒に頼んだ学食、持ち帰りのメニューについてだろうと深くは考えずに携帯をとった。
「はい、織斑です」
【やあ、一夏。俺だ……】
「なんだ、ハルか!どうしたこんな時間に…?」
…ハル、だよな?ハルに携帯の番号教えてたっけ?
それに…どこか機械的、というか…なんか、違和感があるんだよな……
まあ、いいか!!たぶん昼間の話のことだろう。
【実は…お前に話があってな、少し出られるか?】
「今、じゃなきゃ…ダメか?」
まだ飯も食ってないだよな…これから出るとなると、箒に連絡しなきゃいけないし。
【今でなくてはだめです!……すまん、すぐに来てくれ、どうしてもお前に相談したいことがあるんだ】
なんだろう?何か、この電話口の相手はハルじゃない、気がする……でも!俺やハルに何か悪いことをしようっていう気配はない…むしろ、心配をしているような……”感じ”を受ける。なら!
「わかった、今から向うからどこにいるのか場所を教えてくれ」
【ありがとうございます!!今…】
ああ…間違いない、コイツぜってーハルじゃねーわ……
そのことを自覚しつつも、言葉にいいわ表せない確信がある。
コイツの言った場所にハルが―――俺の友達がいる
しかも、何かを抱え込んでいる
だったら―――いかなきゃ男じゃねぇだろ!!
片手で携帯を操作して箒に部屋から離れる旨を書いたメールを送り…俺は
ドーモ、読者=サン。めんつゆ=デス。
いかがだったでしょう?おそスト第12話は?
付きで何やってたのかってい捕捉と、最近自分の心を制御できないハルの葛藤のお話でした。
それはそうと…昨日は更新をお休みしたのになんだかたくさんお気に入りが増えて入てびっくりしました!こんなさとい作品を読んでいただきありがとうございます!
えーしかしながら…皆さんに残念なお知らせがあります。
ついに書き溜めが尽きました…現在鋭意制作中ですが…自分で化したノルマの毎日更新は守れなくなってしまうかもしれません…
この場を借りてお詫び申し上げます。
ですが、完結目指して頑張るつもりですのでその点はご安心ください!
では今日は特にネタもないのでこの辺で失礼します。
感想、ご指摘、質問などいただければ幸いです。
おやすみなさい