前回書き忘れましたが当ssでの桃ちゃんは少し優秀な感じで行こうと思います
グロリアーナのbgmはガンダム鉄血のオルフェンズより『Battle of The SevenStars』 でお願いします
今回もよろしくお願いします
ホワイトベースは優花里達MS部隊と合流し破損したジム・ライトアーマーやキャノン砲の補充の為量産型ガンキャノンを収容しロックオンとハロ達が作業に入った
「シュウリカイシ、シュウリカイシ」
「お疲れ澤、冷泉!今ガスと弾薬入れるから待っててくれ!」
「ありがとうございます!」
「弾を入れたら直ぐに出る。だから急いでくれ」
「リョウカイ!リョウカイ!」
ホワイトベースの後を装甲強化型ジムが5機、ジム・ガードカスタムが1機追って来ていた。地上に残った優花里のザクとカエサルのゲラザクはマシンガンを撃ちつつ後退し、典子と忍のアッガイ達は甲板から頭部バルカン砲や右手のメガ粒子砲を撃ち距離を取ろうとした
「今は無理に撃破を狙わなくていい!バズーカは私が撃ち落とすから皆はとにかく撃ちまくってくれ!」
「了解です!何としてでも離脱しましょう!」
『ええい調子に乗りおって…もう逃がさないぞ!』
突如グロリアーナのMS部隊から声が聞こえた
「キャプテン!あの大きな盾を持ってる機体ですよ!」
『私の名はルクリリ!セブンスターズの一人であるこの私が直々におまえ達へ引導を渡してやる…有難く思いながら逝け!』
『ルクリリ様…そういう言葉遣いはちょっと……』
ルクリリが自信満々に声を張り上げる中、典子のアッガイから放たれた粒子ビームがガードカスタムの脚に命中しルクリリの乗るガードカスタムは勢いよく転倒してしまった
「あ、当たった」
『のわぁぁぁぁぁぁ!おのれええええ!』
『ルクリリ様!ダージリン様から集結信号ですよ!戻りましょう!』
後ろを見るとサラミス改から信号弾が打ち上げられていた。怒ったルクリリはホワイトベースへ突っ込もうするも2機の装甲強化型ジムに抑えられ撤退して行った
「戻って行った…?まさか五十鈴が成功させたのか…?」
「いや…さっきスナイパーカスタムとビーハイヴの撃破判定が出たみたいで…敵戦艦は2隻とも健在です…」
沙織の言葉を聞きブリッジ内の空気が少し重くなった。特に桃は自分の立てた作戦がこのような結果になり一番落ち込んでいた
「……でもエルヴィンちゃん達と五十鈴ちゃんが引き受けてくれたおかげで私達はこうして脱出できた訳だしさ…切り替えようよ、ね?」
「はい…あ、みほにも合流するよう連絡します!」
ホワイトベースは大洗の市街地に到着し建物に囲まれた土地に着陸した。
その後みほのプロトタイプガンダムも合流し、補給のため船へ帰還した。他のMS達は補給を既に終えて次の作戦となる遭遇戦に備えて行動を開始していた
みほはハロ達に整備を任せホワイトベースのブリッジへ入った
「グロリアーナの本隊はあと5分後に到着すると思います……すみませんでした…私が敵MSに足止めされたせいで……」
「おまえのせいではない。全てはあの作戦を推し進めた私に責任がある」
みほと桃の二人を沙織は心配そうに見ていた。
「……どうして私達に教えてくれなかったんですか?あの作戦以外に他に方法は無かったのですか?」
「生憎昨日の放課後に思い付いた作戦でな。おまえは既に下校していたから、残っていたビーハイヴの乗員にだけ非常時にあの作戦を取るように伝えた。彼女達も危険も承知の上で引き受けてくれたから今回実行に踏み切ったという訳だ」
「…そうまでしてこの試合に勝ちたいんですか?」
みほは少しだけ拳を震わせながら怒りを露わにしており、桃以外のメンバーはそれに気づいた
「あたりまえだ。例えどんな手段を使ってでも全力で勝ちに行く事こそ私達がやらなければならない行動でそれは相手への敬意にもなる。勝たなければならないのだ…何がなんでも」
「そうですか……もういいです」
「みほ……」
そう言うとみほはブリッジから出ていった。
かつて黒森峰で母親に言われていた事と同じ様な事を言う桃への怒りや、自分の非力さ故に華達が撃破されてしまった事への自責念で頭の中がごちゃごちゃになっていた。もうこの試合から立ち去ろうと思っていたら杏が声を掛けてきた
「待ってよ西住ちゃん。まだ試合は終わってないんだから帰られちゃ困るよ」
「もう嫌なんです……あんな風に誰かが傷つくかもしれない作戦も…誰も守る事ができない程弱い自分が…」
「よく聞いて。私達は別に西住ちゃんに全部任せようなんて思ってないし、かーしまの作戦だって私達一人一人が自分で決断してやるって決めたんだよ」
杏はいつもヘラヘラしてる様子とは打って変わって真剣な顔付きでみほに語った
「確かに作戦に対して危機感とか足りなかったけどね、それでも負けたくないって気持ちや西住ちゃんの役に立ちたいって想いがあったからさ」
「私の…ですか?」
「うん、五十鈴ちゃんは『みほさんのお役に立てるようになりたいのでやらせてください』って言ってたよ。あとエルヴィンちゃん達は皆負けず嫌いでねぇ、相手のお嬢様に一泡吹かせれるなら何だってするって言ってたんだよ」
「そうだったんですか…」
みほの表情は先程までかなり険しかったが杏の話を聞き元に戻っていった。その様子を見て杏はニカッと笑い話を続けた
「かーしまも悪気があってあの作戦考えた訳じゃないし、私達が勝ちに行こうとするとどうしてもあんな作戦になるかもしれないからさ。だから考え直して欲しいな」
「…わかりました。すみませんいきなり帰ろうとして」
「いいっていいって〜んじゃ約束しよっか。これからは無理に危険な事はせず皆で協力して勝ちに行こうって」
杏が手を差し出して来たのでみほはそれに応え握手を交わした。沙織や桃達もその様子を見てホッとしていた
「んじゃ行こっか西住ちゃん!そろそろ敵がこっちに攻めてくる頃だからさ」
「え、会長も出撃するんですか?」
「数的にはウチが負けてるしそろそろ私も仕事しないとね。じゃ行ってくるね〜」
「お気をつけて会長!」
みほと杏は共にブリッジから出てMSデッキへ向かった。みほは整備を終えたプロトタイプガンダムに乗り、杏はGブルイージーへ乗り込んだ
「オイオイ大丈夫なのかよ角谷。おまえ普段から訓練の時もブリッジにいたけど本当に戦えんのか?」
「心配しないでよ。オンちゃんが思ってる程私は不良じゃないんだからね〜」
「別にそんな風には思ってないけどよ……まぁいいか!行ってこい!」
「おっけー!角谷杏Gブル、出撃するよー!」
MSデッキのハッチが開き、みほのガンダムと杏のGブルは出撃していった
華達は脱落後、試合会場から少し離れた場所にある観客席の巨大モニターで試合を観戦していた
「ついに市街地戦ですね…皆さん大丈夫でしょうか…」
「まだわからないな。こちらは4機と1隻失ったとはいえ向こうのエース機を西住隊長が撃破してくれたからな」
「しかしどうして私の位置があっという間にバレてしまったのだろう?敵からは見えにくい場所から狙撃できるはずだったのに……」
左衛門佐は大破した自分の真っ赤なザクスナイパーを見て首を傾げていた
「あの左衛門佐先輩……お言葉なのですがどう考えてもその真っ赤な旗が目立ってたんじゃ……」
「わぁぁぁぁちょっとあけびちゃん!それは言わない約束でしょー!」
「え……旗……?」
あけびの言葉を聞き左衛門佐は凍りついたかのように固まった
「確かに旗のせいで先輩の機体めちゃくちゃ目立ってましたよ」
「明らかに悪目立ちだったぜよ」
「あまり言いたくはないのだがこの際外すべきなんじゃ……」
「ハタ………ハズスノ……?」
左衛門佐は固まったままカタカタと震え始めた
「皆さんやめてください!左衛門佐さんが可哀想じゃありませんか!」
「そういう五十鈴さんはどう思っているんだ?」
「……狙撃機に乗る以上ちょっと邪魔かなって気が少し」
「ガハッ!」
左衛門佐は勢いよく地面に倒れた
「ちょっ、先輩大丈夫ですか!?」
「お前達満足か……?こんな世界で……私は……嫌だね……」
「いや旗を外せと言われただけでそこまで沈む事は無いだろ」
「それよりも試合見ましょうよ……敵部隊も市街地に到着したみたいですよ」
「現在敵MS部隊展開中。敵艦は見当たらないので何処かに潜伏しているかと思われます」
「わかりましたわ。では予定通りアッサムは船から補給を受けながらここから支援攻撃を、ルクリリとニルギリの部隊は市街地へ散開、敵MSを各個撃破なさい。私はここでフルアーマーガンダムを護衛します」
「「「了解!」」」
市街地に到着したグロリアーナのMS部隊はダージリン指示のもと作戦を開始した。アッサムのフルアーマーガンダムは砲撃体制を取りダージリンのBD2号機は空へ飛び上がり市街地を見渡した
『2号機に異常は無いかダージリン?』
「……当たり前の様に通信してこないでくれませんかファリド公?それにもし愛機に異常があれば直ぐにでも気づきますわ」
ダージリンがBD2号機のパイロットに選ばれたのは彼女がセブンスターズに選ばれたからと言う理由もあったが、何よりダージリンは歴代のどのパイロットよりも完璧にEXAMシステムを操る事ができたからであった
「私はアッサムの護衛に集中しますのでもう通信してこないようお願い致しますわ」
『やれやれ、お姫様を護る騎士様は恐ろしいな』
「あの……お姫様って私ですか……?」
「耳を貸しては駄目よアッサム。敢えて答えるなら私の愛馬は凶暴ですので……」
ダージリン達との通信が切られマクギリスはオペレーターから許しを貰ってそのままブリッジで観戦することにした
(ニュータイプ……6年前、島田流の代表を名乗る男が公にした新たな進化を遂げた人類……ガンダムのパイロットは島田流の人間という事か……?)
みほは優花里と麻子と合流し敵MSを迎撃するべく建物の陰に隠れていた。そしてレーダーが前方から接近するMS4機を捉えた
「速い奴が3機、大きな盾持ちが1機か……どうする西住さん」
「こちらは3機しかいませんよ…援軍を要請しますか?」
「いいえここで撃破しに行きます。麻子さんはここから砲撃をお願いします。私は右から回り込むので優花里さんは麻子さんを援護しつつ私に着いてきてください」
「了解、やられないでくれよ」
麻子の量産型ガンキャノンは立ち上がり、建物の陰から敵部隊へ姿を現した。みほのプロトタイプガンダムもビームサーベルを抜くと敵部隊の右側から回り込むように移動した
「前方敵キャノン発見。ガードカスタム前へ」
「左からも急速接近する機体が……ガンダムです!」
「貴方達はキャノンをやりなさい。私達はガンダムを落としますわよ!」
装甲強化型ジムが2機、みほのガンダムの進路上に現れマシンガンとハイパーバズーカを撃ってきたが、みほのガンダムは側転やジャンプで回避しつつ接近し続けた
「あんなに避けるなんて……ルフナ様!」
「私が動きを止める!その隙に撃破しなさい!」
装甲強化型ジムが1機持っていたマシンガンを捨てビームサーベルに持ち替えガンダムに斬りかかった。みほもビームサーベルを1本両手に持って受け止めた。しかしもう1機のジムがみほの側面に移動しバズーカを撃とうとしていた
「もらった!」
「まて!もう1機来たぞ!」
優花里のザクIIがガードカスタム達にマシンガンを撃ちまくりながらみほ達の方へ走ってきた
「西住殿!大丈夫ですか!」
「私は大丈夫です!優花里さんヒートホークをこっちに投げてください!」
「え?ヒートホークですか!?」
優花里はみほの言う通りガンダムの方へヒートホークを投擲した。
もう1機のジムがバズーカを発射してきたが、みほのガンダムは装甲強化型ジムの腹部を蹴り飛ばしその勢いに乗って後ろへ移動しバズーカを回避した。
「なっ、避けられた!」
そしてザクIIから投げられたヒートホークをキャッチし、バズーカを撃ってきたジムに投げつけた。ヒートホークは装甲強化型ジムの胴体に刺さり撃破判定が出された
「えっ?なんで…?」
「武器を投げるなんて野蛮な……おのれ!」
「ルフナ様!援護します!」
ガードカスタムと共にいた装甲強化型ジムはルフナ機の元に駆け付け2機は連携してみほのガンダムを仕留めようとした
「優花里さん!援護お願いします!」
「任せてください!」
みほは間合いに入るため接近し優花里はクラッカーを投げつけた。クラッカーは装甲強化型ジム2機の間で起爆したが2機は互いに距離を空けこれを回避した
「これしきの攻撃で……あっ!」
回避したその隙にみほは接近しサーベルでルフナ機の胴体を切り抜けた。ルフナ機は膝から崩れ落ち撃破判定となった
「貰ったぞガンダム!」
「そうはさせません!」
もう1機の装甲強化型ジムがみほのガンダムに切りかかろうとしたが、優花里のザクIIが飛び付き地面へ押し倒された。ザクIIは装甲強化型ジムに馬乗りをする形となりジムの胴体にマシンガンを数発撃ち込んだ
「いくら装甲が厚いとはいえゼロ距離なら…」
撃ち込まれた装甲強化型ジムからも撃破判定が出された。丁度同時に麻子の方にいたガードカスタムも撃破されていた。おそらくマニュピレーターで撃破したのだろうか、麻子の量産型ガンキャノンの両手はガードカスタムの頭部と頭を失った胴体で塞がっていた
「丁度そっちも終わったか。やれやれ」
「凄いですよ冷泉殿!一人でガードカスタムを撃破するなんて!」
優花里はみほが投げつけたヒートホークを回収し、麻子の量産型ガンキャノンは持っていたガードカスタムの頭部と体を地面へ置いた
「西住さんと秋山さんが暴れてたおかげでとまどっていたのだろう。こちらから仕掛けさせてもらったよ」
「凄いよ二人とも!まだ始めたばかりなのにこんなに戦えるなんて!」
「いやいやこれも全部西住殿の活躍があっての事ですよ〜」
しかし3人が合流して束の間、突然空からミサイルがみほ達の近くへ降り注いできた
「わわわっ!なんですかこれは!?」
「一体どこからだ…?」
「二人とも落ち着いてください!ミサイルに当たらないよう注意しつつここから移動します!」
みほ達3人はミサイルを何とか避けつつその場から移動を開始した
「カエサルさん聞こえますか!?そちらの状況を聞かせてください!」
『西住隊長か!今澤くんと一緒にガードカスタム2機と装甲強化型1機と交戦中だ!磯部さん達のアッガイは隊長機の様なガードカスタムに追われてどこかへ行ってしまった!』
「わかりました!空からのミサイルに注意しつつ持ちこたえてください!」
みほはカエサル達との通信を終え次にホワイトベースへ繋げた
「沙織さん聞こえますか?敵のミサイルを発射源の特定お願いします」
『ちょっと待ってね…ミサイルの軌道から多分神社の近くにある駐車場辺りからだと思う!』
「ありがとうございます!ホワイトベースは会長達の援護に向かってください!」
みほは通信を終えミサイルが降り注ぐ中目標地点へ向かった
「しかし西住達もよく頑張ってるな。4機も撃破するとは大したもんだ」
「あ!ロックオン教官お疲れ様です!何か飲み物持ってきましょうか?」
「ありがとな武部…今は試合中だからそっちに集中してくれ…」
「そんな事よりも早く会長の元へ向かうんだ!急げよ柚子!阪口!」
「あ、あいぃ〜」
「桃ちゃんいつの間にか艦長席に座ってるし…」
ホワイトベースは浮上し杏達の元へ移動し始めた
梓とカエサルの機体は建物の陰に隠れつつ敵部隊と射撃戦を繰り広げていた。路地の中央からガードカスタム2機がシールドを構え射撃を防ぎながら前進し、その脇から装甲強化型ジムが巧みに身を出しマシンガンを梓達に向けて撃ってきた
「流石に固いな聖グロリアーナ女学院は……お陰様でもう弾が無いな……」
「どんどん近づいてきますよ!このままじゃ私達も!」
「落ち着け澤くん!もう少し奴らを近づけるんだ」
ガードカスタム2機は攻撃を防ぎつつカエサルと梓にトドメを刺すためビームダガーを抜き走り出した
ガードカスタム2機が交差点の中央に出ようとした時、側方の路地で杏のGブルイージーが待ち構えていたのであった
「あ!右に何か待ち伏せしてます!」
装甲強化型に乗るニルギリがGブルに気づき伝えたが、ガードカスタム2機からはGブルの車高か建物より低いせいで死角となり、Gブルの存在に気づくのが遅れてしまった。
杏が放った砲弾はGブルと向かって手前のガードカスタムの両腕を貫き、装備していたビッグシールドとダガーが地面へ落下した
「うあっ!腕が!」
「うっしっし〜これでシールドは使えないね〜」
「よし!澤くん援護してくれ!」
カエサルと梓の機体は建物から身を出し、梓のライトアーマーはマシンガンで損傷していない方のガードカスタムを足止め試み、その間にカエサルのゲラザクはザクマシンガンを捨てヒートサーベルでガードカスタム2機に接近した
カエサルはサーベルで撃破しようと両腕を失ったガードカスタムに斬りかかったがそのガードカスタムの肩からバルカン砲が連射された
「カエサル先輩!」
「詰めが甘かったですわね!これで終わりですわ!」
「クソッ!まだだ!」
カエサルのゲラザクは2機のガードカスタムからバルカン砲を浴びながら最後の力を振り絞り、ヒートサーベルを投げつけた
サーベルは損傷したガードカスタムに命中し撃破判定が出されたが、カエサルのゲラザクも同時に撃破判定となりモノアイの光が消えた
「すまないな澤くん……あとは頼んだ…」
「カエサル先輩ありがとうございました……あれ?会長は?」
「フッフッフッ……もう残っているのは貴方だけみたいね」
「いやぁ〜ごめん澤ちゃんやられちゃったよ……」
杏のGブルイージーはニルギリの装甲強化型によって撃破されてしまい、ガードカスタムの元に駆けつけた
「ニルギリ様、アレを撃破してさっさとガンダムを落としに行きましょう」
「はい……でもルクリリ様の事も少し気がかりです」
「どうしよう……かなりピンチだよね……」
梓は敵MS2機を前に一人取り残された形となっていた。しかし梓は心を落ち着かせこの状況でも戦おうと決心しビームサーベルを抜いた
「ふーん……1機で私達と戦おうというのね…」
「!待ってください!敵機の後方より敵艦が!」
「梓ごめ〜ん!遅くなっちゃった〜」
梓のライトアーマーの上空に着いたホワイトベースは砲撃を開始した。グロリアーナの2機は砲撃を回避しつつその場から撤退して行った
「よくも会長をやってくれたな!逃がさんぞ貴様ら!」
「河嶋先輩落ち着いてください。梓ちゃん聞こえる?よく頑張ったね!凄いよ!」
『そんな私なんてまだ何もできてないですよ』
「なーに生き残ってれば上等だろ。機体の方はまだ大丈夫か?」
『私はまだ全然行けます!それよりも磯部先輩達の方が敵エースに追われて大変なのでそちらの援護をお願いします!』
「よしわかった。澤はこれから西住と合流してくれ。我々はこれより会長を撃破した憎きあのMSを追いかけるぞ!」
梓はみほ達の位置データを貰いその場所へ向かった
「よし!主砲副砲全部展開だ!山郷!あの2機に撃ちまくるぞ!」
「えぇ……いいんですか……」
「言い訳あるか!おい河嶋!自分の地元だってのになんでそんなにバンバカ爆撃できるんだよ!」
「それなら連盟が今晩中に全て修復すると聞いておりますので」
「そういう問題じゃねー!とにかくカッコも悪いし辞めるんだ!」
桃とロックオンが口論を続けているととてつもない衝撃がブリッジを襲った。するとブリッジの電気やモニターが全て消え暗くなってしまった
「キャーーー!何コレ!?地震!?」
「ここは空だから地震なんてありえないだろ!てかこれってまじかよ……」
「あのロックオン教官……舵が思うように行かなくて船が真っ直ぐ進まないです」
「そりゃそうさ……どうやら俺達もう撃破されちまったみてーだからな……」
「「「「「ええええええええ〜〜〜〜〜!?」」」」」
撃破判定が出たホワイトベースは地上へ座礁していった。原因は右側のメインエンジンが何者かの攻撃によって損壊を受けたからであった
「流石アッサム様。あの距離からキャノン砲を船に当てるとは」
先程撤退して行った2機は少し離れた場所にある高台からホワイトベースの位置をアッサムに送信していた
こうしてフルアーマーガンダムに攻撃させる事によって撃沈する事ができ、先程のみほ達も同様に位置が伝えらた為ミサイルベイによる迫撃を受けたのであった
「こちらも向こうもあと6機ですよ!アッサム様のフルアーマーと合流しましょう!」
「わ、わかりました!…ルクリリ様はどうしますか?」
「……おそらく撃破したら戻ってくると思います……私達は行きましょう」
装甲強化型とガードカスタムはその場から立ち去ろうとした時、ガードカスタムのパイロットがみほ達の機体を発見した
「あっ!ニルギリ様!あそこに敵のプロトタイプガンダムが!」
「あの進路……アッサム様がいる方です!急ぎましょう!」
『何処に隠れたネズミ共!大人しく出てこい!』
ルクリリのガードカスタムは単騎で典子と忍のアッガイを捜索していた
「キャプテン…敵が近づいてきましたよ……」
「もうちょっと我慢するんだ……もう少しだけ……」
『怖気着いたかネズミ共め!だがこの私の機体に土を付けさせたからには後悔させてやる!』
ルクリリはシールドを捨て付近にビームスプレーガンやバルカンを撃ちまくり典子達をあぶり出そうとした。
周囲の建物が破壊されていくとしゃがみこんで隠れていた忍のアッガイが現れた
「見つけたぞ!もう逃げられると思うな!」
「ひっ……お願いしますいじめないで……」
「なんだそのアッガイ……バレー部復活だと……?私はバレーボールが苦手なんだ!許さん!」
ルクリリのガードカスタムは怯えている忍のアッガイにビームダガーを突き刺そうとした
しかしルクリリの背後の倉庫から典子のアッガイが屋根を突き破りながら起き上がった
「何!?馬鹿な!?」
「根性ぉぉぉぉぉぉ!!!」
典子のアッガイはアイアンクローでガードカスタムを背後から貫いた。ガードカスタムのコクピットはその衝撃を感知し外へ射出されていき本体からは撃破判定が出た
「うおおおおおおおやったぞ河西いいいい!」
「やりましたねキャプテン!私達の勝ちですよ!」
「貴様らー!後ろからやるとは卑怯だぞー!正々堂々戦えー!!!」
射出されたコクピットが開き中からルクリリが頭を出し何か喚いていた。その先から青い機体……BD2号機が接近して来るのが見えた
「ルクリリったら随分派手にやってくれたわね……このままでは聖グロリアーナ女学院のモビル道に偏見を持たれてしまいますわ」
BD2号機は接近しながらアッガイ達に向けて腹部から有線ミサイルを2発発射した。アッガイ2機は散開しこれを回避しようとした
「2人であれを倒すぞ河西!今の私達ならやれるはずだ!」
「了解です!」
典子と忍はBD2へ向けてバルカン砲やメガ粒子砲を撃ったがダージリンは滑るように回避し、旋回してビームサーベルを抜き忍のアッガイへ急接近していった
「こっちに来る……キャプテン!」
「ああわかってる!いくぞっ!」
典子のアッガイは忍から撃破しようとしていたBD2号機の前に割って入っていった典子のアッガイは忍から撃破しようとしていたBD2号機の前に割って入り立ち塞がった
BD2は盾で忍からの攻撃を防御しながら典子のアッガイにビームサーベルを振りかざした。典子はサーベルの軌道を読んで回避に成功したがBD2の腹部からミサイルが発射されアッガイの両足を破壊した
「うわぁぁぁぁ!やられた!」
「キャプテン!!!よくも!」
忍はアイアンクローでBD2へ殴りかかろうと接近した
アッガイから渾身の右ストレートが繰り出されたが、ダージリンのBD2はアッガイの懐へ潜り込み、右腕を切断しつつ胴体を切り払った
「くっ……根性……」
両脚を破壊され這っていた典子のアッガイは背中を見せていたBD2へメガ粒子砲を発射した。ダージリンは即座に反応しシールドでビームを防いだ
「中々おやりになる方達ですわね」
ダージリンは典子のアッガイにビームライフルを撃ち込み止めをを刺してあげるとアッサムから通信が入ってきた
『ダージリン。大洗のガンダムが近くまで来ています。現在ニルギリ達と交戦中です』
「了解。これからそちらへ帰投します。……ルクリリ、あまり不甲斐ない戦いをしていてはセブンスターズとして示しが付きませんわよ」
「ヒイッ!申し訳ありませんダージリン様!」
「確かに貴方には確固たる実力はあるけれどそれに過信して油断する様では勝利は掴めないのよ。わかったわね?」
「ハイ!……ところでダージリン様…ダージリン様ってバレーボールできますか?」
「……………………………できないわ」
ダージリンはそれだけ言い残しBD2のブースターを点火し空へ飛翔した
「イタタ…おーい河西大丈夫か…?」
「大丈夫ですキャプテン……私達2人ともやられちゃいましたね……」
「そうだな……それにしてもあの青いガンダム……綺麗だったな」
「そうですよね…私もあんな風に戦ってみたいです……」
そう呟きながら典子と忍はコクピットから彼方へ飛んでいくBD2を見上げていた
みほは優花里と麻子を先導し、上空から降り注ぐミサイルベイや砲撃をかわしつつ移動し、ついに敵艦とフルアーマーガンダムが目指できる所まで到着した
「やっと見つけた……あのガンダムが皆を……」
「ホワイトベースと会長達がやられた今、完全にこちらが不利ですよね」
「そんな事言っても仕方ないぞ秋山さん。それに敵MSの数も私達とそう変わらないから希望はある」
「!前方より1機、10時の方角より2機接近してきます!」
前方から装甲強化型が1機、他方向よりガードカスタムとニルギリの装甲強化型ジムがみほ達に攻撃してきた
「あ!あの装甲強化型ジム……肩に七星の紋章が貼ってあります!セブンスターズですよ!」
「3対3か……面白いじゃないか」
「麻子さんと優花里さんは射撃で牽制をお願いします!」
みほはサーベルを2本抜き敵MS3機へ向かって走り出した
「西住殿!いくら何でも危ないですよ!」
「こういう時は臆病なくらいがいい物を……いくぞ秋山さん!」
接近するガンダムに向けてニルギリ達はマシンガンを掃射した。しかしみほのガンダムは巧みに回避しつつ距離を詰めて行った
「なんだこのガンダム!弾が当たらない…!」
みほはリロードしていた装甲強化型にサーベルを投げつけ脚部に命中させた。
ガンダムは飛び上がって宙返りし、弾を回避しながら動けなくなった装甲強化型の背後に着地するとサーベルを引き抜き撃破した
そして撃破されたそのジムを盾にして他の2機へ詰め寄った
「何だ……西住さんは何をしているんだ…?」
「撃破した機体で射撃を防ぐなんて…本当に初心者なの…?」
「格闘だけで戦おうとはなんと野蛮な!」
ガードカスタムがビッグシールドを構えみほのガンダムに体当たりしようとした
みほは一時停止し、ガードカスタムの突進が装甲強化型へぶつかる寸前でガードカスタムの背後に超高速で回り込みサーベルを突き刺し撃破した
「こんな事が…私達がこんな一瞬でやられるなんて!」
冷静を失ってしまったニルギリはサーベルを抜きガンダムに斬りかかろうとした。だが横から麻子のガンキャノンが放った砲弾が命中し撃破判定が出されてしまった
「ありがとうございます麻子さん。助かりました」
「凄いな西住さん……サーベルだけでここまで戦えるとは」
「やっぱ凄いですよ西住殿!私もお手本にさせて頂きます!」
『随分と暴れてくれたようね……ガンダム…!』
するとダージリンのBD2が建物上に現れビームライフルをみほ達に撃ち込んできた
「また新手か!」
「あのMS……西住殿!あれは聖グロリアーナの総司令ダージリンさんとブルーディスティニー2号機ですよ!」
「あれがグロリアーナの隊長機……」
BD2からのビームライフルに加えて、奥にいるフルアーマーガンダムのミサイルベイがみほ達の周辺に降り注いだ
「…西住さん。あの青い奴を頼めるか?私と秋山さんは向こうにいるガンダムを何とかしにいく」
「わかりました。二人共気をつけてください」
「了解であります!西住殿も頑張ってください!」
みほはビームライフルをかわしつつBD2へ接近していった。そして優花里と麻子もフルアーマーガンダムの撃破に向かった
ダージリンのBD2は建物から降り、ライフルを捨てビームサーベルに持ち替えた
(EXAM……やはりあのガンダムに反応しているのね……)
ダージリンのBD2もみほのガンダムを前にしてから、少し様子がおかしくなっていたがダージリンの制御の下、EXAMは暴走せずに済んでいた
みほのガンダムは射撃をかわしながらサーベルの間合いまで距離を詰め両手のサーベルで斬りかかりダージリンのBD2も斬りかかり激しい鍔迫り合いが始まった
「聞こえるかしらガンダムのパイロットさん」
「え…?何ですか…?」
「ひょっとして貴方ニュータイプなのでしょ?どうしてその力を使って戦わないの?」
「私は……ニュータイプなんかじゃありません!普通の人間です!」
みほはダージリンの言葉を強い口調で否定した
「……私はニュータイプがどういう物か知っていますの。先程から貴方の戦いぶりはニュータイプそのものと言っても過言ではないと思いますの」
「だから何だって言うんですか……?」
「けれど今こうして貴方と対面して感じるのよ……貴方が迷いながら……深く悲しみながら戦っている様にね……」
「そんな事ありません……私は何も迷ってなんか……」
みほはダージリンの機体を押し飛ばそうと更に力を加えたが、ダージリンのBD2は鍔迫り合いを切り上げ後方へ移動した
「なら教えて頂戴。貴方が戦う理由……今こうしてモビル道を続けている理由を…」
『EXAMSYSTEM,STANDBY』
優花里と麻子もアッサムのフルアーマーガンダムと戦い始めたが、フルアーマーガンダムの豊富な射撃武装と重厚な装甲を前に圧倒されていた
「すまないな。せっかくの試合で砲撃をしないよう頼んでしまって」
「いいんですよファリド様、アッサム様からもお許しが出ましたので。でもダージリン様に叱られてしまうかも……」
「彼女には私の方から説明するから心配しないでくれ。責任は私にあるのだからな」
「じゃあファリド様……例の物貰ってもいいですか?」
「いいだろう。チョコとサインくらいならいつでもあげるさ」
サラミス改のクルー達は歓声を上げお互いハイタッチ等をしながら喜んでいた
(ダージリン達ならMSの数が不利なくらいで勝負に影響する事はないだろう。それに大洗女子の戦いぶりももっと見せて貰いたいからな)
「冷泉殿!如何致しましょうか!?」
「さっき自分でコイツを倒しに行くと言っといて何だが実は何の策もないんだ……どうしたものか…」
優花里と麻子は建物を盾にしながら攻撃を凌いでいたが、フルアーマーガンダムはビームライフルやキャノン砲で建物を破壊していき、使える遮蔽物も少なくなってきた
「やはりこちらの攻撃を通す為にも接近するしか……私が仕掛けますので冷泉殿は援護してください!!コンビネーションです!」
「わかった。足は私が止めるから頼んだぞ」
優花里と麻子の機体は建物からフルアーマーガンダムの前に姿を現した。
優花里のザクはフルアーマーガンダムの射線上になるべく入らないよう大きく右回りに接近しようとした
(全弾一気に砲撃……もはや弾切れを心配する必要はないな)
麻子の量産型ガンキャノンは砲撃体制を取り、フルアーマーガンダムに照準を合わせると、両肩のキャノン砲を1門ずつ連続で発射した。
砲弾が何発もフルアーマーガンダムに放たれ何発か命中したが撃破に至らず、アッサムは麻子の機体に狙いをつけキャノン砲を撃ち込んだ。砲弾はガンキャノンの胴体に直撃し撃破判定が出されてしまった
「クソッ!すまない秋山さん……あとは頼んだ」
距離を詰めた優花里のザクIIはヒートホークを右手に持ち、麻子が撃ち込んだキャノン砲の爆煙に包まれるフルアーマーガンダムに切りかかろうとした
「貰いました!」
しかし爆煙の中からフルアーマーは手を伸ばし、ザクIIの頭部を掴み地面へ叩きつけバルカン砲をザクの背中に撃ち込み撃破した
「うわぁっ!そんなぁ!」
「生憎こういう状況は何回も経験した事がありますのでデータにちゃんと残っていますの」
「うわああああああああああああ!!!」
突然アッサムのフルアーマーガンダムの背後から隠れていた梓のジム・ライトアーマーがサーベルを構えて突進してきた
「何!?いけない!」
アッサムは梓の機体に気づきビームライフルを収束させて梓がいる方を切り払った。切り払いは命中したが、ライトアーマーのサーベルもフルアーマーガンダムの胴体に刺さり2機は相討ちとなった
「そんな……申し訳ありませんダージリン…!」
「はぁ…はぁ……やられちゃった……」
「凄いですよ澤殿!まさかフルアーマーガンダムを撃破するなんて!」
「私達2人ではとても敵う相手では無かったからな。ありがとう」
「そんな事ないですよ先輩……私なんてまだまだです……」
「後残っているのは西住さんと敵の隊長機だけか」
「西住殿ならきっと大丈夫です!信じましょう!」
サラミス改のブリッジではアッサムのフルアーマーガンダムが撃破されクルー達は騒然としていた
「まさかアッサム様がやられるなんて……」
「初心者ばかりのチームとはいえここまで戦えるとは驚きだな」
マクギリスはそう言いつつも目にはずっとみほのプロトタイプガンダムが映っていた
「初心者を率いて強豪、聖グロリアーナを圧倒するその力。ガンダムのパイロット……君は本物のニュータイプなのかそれとも……そこにいるのか?アグニカ・カイエル……」
「あの…ファリド様…何を仰っているのですか?」
「いや、何でもないよ。」
EXAMシステムを発動させたダージリンのBD2とみほのプロトタイプガンダムは激しい斬り合いを行っていた
みほは2本のサーベルを駆使し舞う様に斬り掛かるもダージリンのBD2はそれをいなし続けていた
(攻撃が全部読まれてる……やっぱEXAMの強制解除まで時間を稼ぐしか…)
「私にはね、誇りがありますの」
再びみほの元にダージリンから通信が入った
「え………?」
「私は聖グロリアーナ女学院のモビル道を率いる存在、当然これまでプレッシャーや不安に押し潰されそうになった事は沢山ありましたわ……」
ダージリンのBD2はガンダムの斬撃を受け止め、それを弾き返した
ガンダムのサーベルは宙を舞い、みほのガンダムは残った1本のサーベルを両手に構えた
「けれどそれでも戦う事ができたのは……私を慕ってくれる大切な部下がいたから……私を支えてくれたかけがえのない友人がいたから今日まで戦い続ける事ができたのよ」
「私だって………新しくできた友達のために…私の為に頑張ってくれた皆さんの為に勝利したいんです!」
「それでいいのよ。だから貴方も自分自身に誇りを持ちなさい。私の様に素晴らしい方々と巡り会えた自分を……もっと誇らしく思っていいのよ」
「誇り………」
みほのプロトタイプガンダムとダージリンのBD2は互いビームサーベルで斬りかかり防御し、互いに1歩も退かずにぶつかり合っていた。ダージリンがEXAMの発動時間を確認すると、もう残り30秒近くになっていた
(そろそろ限界ね……決めさせてもらうわ)
みほのガンダムはダージリンのBD2に斬撃を何度も打ち込みBD2の手からサーベルを弾き飛ばすことに成功した。しかしBD2はガンダムのサーベルを持っていた方の腕を蹴り上げガンダムの手からサーベルを手放させた
みほのガンダムは殴りかかったがBD2のマニュピレーターに掴まれてしまった
「EXAMの意思ではなく…私の意思で貴方も倒させて頂いますわ!」
ダージリンのBD2は掴んだガンダムの拳を引っ張りガンダムの胴体へ膝蹴りを入れた。更によろめいたガンダムに何度もパンチや蹴りを打ち込み、最後に吹っ飛ばされたガンダムへ腹部有線ミサイルを発射した
ミサイルはみほのガンダムに命中し撃破判定が出された
「優雅には程遠い戦い方をしましたが………たまにやると清々しい気分になりますわね」
『試合終了!聖グロリアーナ女学院の勝利!!!』
試合終了のアナウンスが告られた。みほはコクピットの中から自身を撃破した青いガンダムを見上げた。
みほは負けてしまったがダージリンの言葉のおかげで自分の心が少し軽くなっていくのを感じた
聖グロリアーナ女学院に敗れた大洗女子。この戦いが自分に自信を持てなかったみほや失態を犯した少女達を更に成長させるきっかけとなる。
次回 ガールズ&ガンダム『家族との離別』
華、運命の人に出会う
読んで頂きありがとうございました
EXAMシステムはパイロットにかなり負荷がかかるシステムでありますが当ssではその辺り安全に配慮されているのでパイロットは大丈夫という感じでご了承ください
ブルーディスティニー2号機はニムバス機も好きですが連邦仕様のカラーも個人的にカッコイイと思います
次回も頑張ろうと思います