IS-転生性転物語-   作:ケヴィス

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 二作品同時進行なので更新低速&不規則ですが、頑張っていきます。
 
 あと素朴な疑問ですが、転生して女に性転換して、女性から告白された場合はガールズラブであっているのでしょうか?




第零話 【その前夜】

『おはようございます』

 

 朝、俺がリビングに入ると同時にニュース番組の挨拶が聞こえた。

 

「お母さん。おはよう」

 

「おはよう。颯」

 

 はやて、それが俺の名前だ。ちなみにフルネームは城戸(きど) (はやて)

 

 俺が挨拶をした相手、母さんの名前『桃子』、そして旧姓は伝説の『高町』である。その母さんが本気で怒った時、俺は『冥王モード』と勝手につけたが、冥王モードになった時は例えISを纏っていたとしても土下座して許しを求めるほど恐い。

 

 その母さんはテーブルに朝食を並べるのを一旦止め、俺を見て挨拶を返してくれた。

 

『今朝のニュースは世界初の男のIS操縦者、織斑一夏についてです』

 

「また……か」

 

 何回かは数えてないから解らないが、確実に三回以上は一夏をテレビで見ている。

 

「一夏くん、すっかり有名人になっちゃったわね」

 

 母さんは並べるのを再開して、並べ終えたらキッチンに行った。俺は自分の椅子に座ってテレビを見る。

 

「世界初なら仕方ないよ」

 

「一夏くんも颯と同じで『IS学園』に行くんでしょ?」

 

「政府が強行してそうさせるだろうね」

 

「ひょっとしたら同じクラスになるかもしれないわよ」

 

「どうだろうね」

 

 そう、俺もIS学園に入学する。それと俺は『元男で現在は女』だ。

 

 その理由、俺は俗に言う転生者。俺は死んで神の好意でこの世界、《インフィニット・ストラトス》の世界に来た。

 

 そしたらなぜか女に性転換して転生していた。女になって十五年、女子と一緒に着替えようが入浴しようが、全くどうじなくなった。

 

 スタイルは、身長159cm。顔は母さんいわく、可愛いより綺麗。体に関しては引き締まるところは引き締まって、出るところはしっかり出ている。胸もそれなりに大きく、この前C(中一の終わり頃にCになった)のブラじゃきつくなってDになった。

 

 当然下着の値段も上がって出費も大きくなってしまった。

 

 そんな中学生ばなれしたスタイルをしていたのもあって、中学生の時の告白の数はハンパない。通っていた中学校だけではなく、他校の男子にまで告白された。

 

 告白された回数ははっきり言って数えてないから解らんが、多分100は超えていると思う。

 

 さらに何故か女子からも告白を受けたことがある。中学の後輩の殆どが俺を『お姉様』と呼んでくるしまつだ。

 

 そして、断り続けたせいか、『俺と一夏が付き合っている』なんて根も葉も無い噂が流れて鈴の機嫌が悪くなった時もあった。

 

 そんな時に一夏は「俺たちはただの幼なじみだ」と言った時は助かった。普段あいつの唐変木っぷりに驚かされていたが、その時だけはあいつの唐変木っぷりに救われた。

 

 あと、余談だが身体能力は『不吉を届けに来たぜ』が決めゼリフの某ⅩⅢの刻印を持つ伝説の暗殺者(イレイザー)と同じだから不良なやからに絡まれようがこてんぱんにぶちのめせる。

 

 そして中学校を卒業して数日、明日からIS学園の生徒になる俺。少しドタバタがあった中学校生活も今となっては笑い話になりそうな思い出だ。

 

「「おかあさん、おねえちゃん。おはよー!」」

 

 元気良く入ってきたのは今年小学生になる俺の弟と妹の秋と彩だ。二人は異性一卵性双生児で秋が兄で、彩が妹。

 

「おはよう。二人とも」

 

「おはよう。秋、彩」

 

 母さんはキッチンから顔だけ出して返事をし、俺はテレビを見るのを辞めて、二人に返事をした。

 

「「おねえちゃん。おはよー!」」

 

 二人は座っている俺に駆け寄って抱き着いてくる。母さんは家事があるから二人の面倒は殆ど俺がみていた。そうしたら二人はお姉ちゃんっ子になった。

 

 ちなみに母さんは二人がお姉ちゃんっ子になってあまり関われなくて少し寂しいと言っていた。

 

 俺は秋と彩、二人の頭を撫でる。

 

「「ん〜〜」」

 

 そうしたら気持ちよさそうに声を出して目を細める秋と彩。

 

 そんな二人にも明日からはしばらく会えなくなる。

 

「秋、彩。自分の椅子に座って、朝ごはんよ」

 

「「……は〜い」」

 

 二人はちょっと残念な感じの声で返事をして椅子に座る。

 

「もう全員座ってるな」

 

 父さんが入ってきた。ちなみに父さんの仕事はマッサージ師。店は家にある。父さんは朝早くに準備してから朝食をとる。

 

「それじゃ――」

 

「「「「いただきます」」」」

 

 

 

 

 

 

 

「……ふぅ」

 

 俺は朝食を終えて、今自室のベッドに座ってのんびりしている。そして俺の視線の先にはハンガーにかけてあるIS学園の制服。明日から俺はあれを着ることになる。

 

 着ることにためらいはない。

 

「…………」

 

 俺は座っているベッドに仰向けに倒れる。マットレスに体が僅かに沈む。

 

「…………」

 

 俺はただ考えていた。なんでまだ『俺』なのか。

 

 生まれてすぐの時はまだ僅かに自我があって、その時「元気な女の子」と看護婦から聞こえて、意識が失くなって、次に起きた時は四歳の時だった。それで女としてずっと生きてきた。それでも未だに男としての感覚がまだ残っている。

 

 四歳や五歳の時はまだ仕方ないと思ったが、小六、中一の時にもまだ男の感覚があり、そして今になる。

 

(結局、内面までは完全に女にならなかったな……)

 

 かと言って今さら無理になろうとも思わない。

 

(まあ、あれこれ考えたって仕方ないか……)

 

 俺はベッドから起き上がって今度は机を見る。机の上に置いてある朱色のチェーンブレスレットが光を反射して光る。

 

 チェーンブレスレットは、俺の専用機『スローネ』の待機状態だ。

 

 スローネは俺が転生する時に神がくれた専用機だ。しかも『TRANS-AM』まで出来るように頼んだことにより可能となっている。

 

 正式名『ガンダムスローネツヴァイ』

 

 しかし、スローネは世界に一機しかない。だから俺はスローネと呼んでいる。そしてIS学園ではもちろん。生涯で俺の一生の相棒(パートナー)となる。

 

 俺は立ち上がって机に歩み寄ってスローネに触れる。

 

「IS学園では頼むぞ。スローネ」

 

 スローネは俺に答えるかのように光を反射して光る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして次の日。

 

 朝六時半。

 

「それじゃ行ってきます」

 

 俺はIS学園の制服を着て、IS学園指定鞄とボストンバッグ一つ持って玄関に立つ。

 

「気をつけてな」

 

「寂しくなるわね」

 

 父さんと母さんは俺を見て言う。

 

「夏期休暇とか連休には帰ってくるよ」

 

「ごめんね。本当は駅まで送りたいのに」

 

「いいよ。私は気にしてないから」

 

 それが出来ない理由は今日、秋と彩の入学式だからだ。流石にそこまでしてもらうのは気が引ける。

 

「二人には何も言わなくていいのか?」

 

「秋と彩には昨日の夜に話したから大丈夫。――それじゃ、行ってきます」

 

「「いってらっしゃい」」

 

 俺は家を出て、歩く。

 

(いよいよIS学園か……)

 

 あのキングオブ唐変木はいったい誰を選ぶのか。見物だな。

 

 俺はIS学園に向けて歩みを進める。

 

 

 STORY 00 END

 




専用機:スローネ

登録者:城戸 颯

和 名 :座天使

世 代 :無

国 家 :無

分 類 :近・中距離両用オールレンジ型

装 備

GNバスターソード×1

GNハンドガン×1

GNビームサーベル×2

GNファング×8


装 甲 :Eカーボン



仕 様

トポロジカル・ディフェクト『GN DRIVE』

全包囲防御システム『GNフィールド』

高濃度圧縮粒子全面解放『TRANS-AM』

マインド・インタフェース兵器『GNファング』



颯のスペック

 身体能力は黒猫(ブラックキャット)と同じ

ISの知識は束並

スローネを整備するため知識はイアン(OO)並

料理はたしなむ程度
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