IS-転生性転物語-   作:ケヴィス

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 タイトルが思い付かなかったのでそのまま使いました。
 
 皆様が楽しんでいただければ嬉しいです。



第七話 【ボーイ・ミーツ・ボーイ】 Aパート

 六月頭、日曜日の午前十時。

 

 一夏は家の様子を見てくると出かけ、現在部屋に一人きり。一夏が出かけた後に、セシリア、鈴、箒の順で部屋に訪れてきたが、外出中だと言ったら落胆して帰った。

 

(……暇だし外出するかな)

 

 

 コンコン。

 

 

「ん?」

 

 俺は制服から私服に着替えようとクローゼットを開けたらノック音が聞こえた。俺はクローゼットを閉じてドアに駆け寄って開けた。

 

「はいはーい。どちら様ですか〜?」

 

 ドアを開けて立っていたのは三年生の女子。眼鏡に三つ編み、いかにも『お堅いが仕事は出来る』風の人、というか。

 

「初めまして、私は布仏 虚(のほとけ うつほ)といいます。あなたが城戸 颯さんね」

 

 そう、本音の姉の虚さんだ。

 

「そうですけど、私に何のご用が?」

 

「これから何か用事とかあるかしら?」

 

「いえ、特には無いです」

 

 俺がそう言った虚さんは安堵の表情になった。

 

「よかった。実は城戸さんと話しがしたくてね。よかったら私と一緒に来てくれないかしら?」

 

「はい、解りました」

 

 断る理由がなかったから俺は部屋を出て、虚さんについて行った。

 

 歩いて約十分。今は寮を出て本校舎の中を歩いている。

 

「ここよ」

 

 着いた先には一つのドア。虚さんが連れてきた場所は『生徒会室』と考えて間違いないだろう。となると俺が話しをする相手ってまさか……。

 

 

 コンコン。

 

 

『どうぞ〜』

 

 虚さんがノックをしたら中から返事がきた。

 

「ただいま戻りました会長。城戸さんをお連れしました」

 

「ありがとうね、虚ちゃん」

 

 予感的中。IS学園生徒会長の『更識 楯無(さらしき たてなし)』。IS学園在学生で唯一の国家代表、その楯無さんはイスに座りながらこちらを見る。

 

「ようこそ生徒会へ、私が生徒会長の更識 楯無よ」

 

 楯無さんは口元で扇子を開く。その扇子には『歓迎』と達筆に書かれている。

 

「初めまして、城戸 颯です」

 

「まあ、立ち話もなんだから座って話しましょう」

 

 入ってきてすぐ声をかけられたからドアの前に立っていた。

 

「こちらにどうぞ」

 

 虚さんが来客用だと思うソファーに薦められ、俺はソファーに座った。

 

「城戸 颯ちゃん、ね〜」

 

 楯無さんは俺を見てから手元に置いてあった書類みたいな物を見る。虚さんはお茶の準備を始めた。

 

「城戸 颯、12月27日生まれの15歳、血液 O型、出身校は、あの織斑一夏くんと同じ……ね」

 

 楯無さんが俺の個人情報を暴露し始めた。無名の生徒が専用機持ちなら調べても不思議ではないか。

 

「身長159cm、体重45kg、バスト84、ウェスト56、ヒップ81」

 

「…………そこまで言う必要あるんですか? というよりどこでその情報を手に入れたんですか?」

 

 しかも合ってるからたちが悪い。

 

「入学時のパーソナルデータを見てるのよ」

 

 楯無さんは書類を俺に見せながら言う。

 

 はぁ、さいですか。

 

「会長、からかうために城戸さんを呼んだのではないのですよ」

 

 お茶、というか紅茶の用意が出来たようで、楯無さんが座る会長席の机にカップを置きながら言う虚さん。

 

「ゴメン、ゴメン。予想以上に可愛かったからついね」

 

「はい、城戸さんもどうぞ」

 

「……ありがとうございます」

 

 虚さんが俺の前に紅茶を置いてくれた。

 

「ごめんなさい、会長嬉しくてしょうがないのよ」

 

「……? 嬉しい?」

 

 何がだ? 今のやりとりにそんな要素があったか?

 

「虚ちゃん、言っちゃだめよ」

 

「本当のことじゃないですか。本音から『簪お嬢様にお友達が出来た』と聞いて、会長喜んでいたじゃないですか」

 

 あ〜、なるほど。俺がここに呼ばれた理由は『無名の専用機持ち』としてではなく、『簪の友達』として呼ばれたのか。

 

「そんなに珍しいのですか? 簪の友達って?」

 

「珍しいと言うより初めてなの。簪お嬢様にお友達が出来たのは」

 

 そ、そうだったのか。

 

「あの子は正直暗くて友達作るのは苦手なのよ。それにIS学園に入ってからはISを完成させるために時間があれば全部ISに回してたから」

 

「誰とも関わらなかったんですね」

 

「それで本音ちゃんから聞いた時は更識家に近づこうとする子かと思ったのよ」

 

 そう思われても不思議じゃないな。今まで簪に近づこうしていた人がそうだったんだからな。

 

「でもね、本音から普段のあなたや簪お嬢様と接している時の話を聞いて、『会長の妹』や『更識家の人間』としてではなく簪お嬢様を『個人』として、お友達としてちゃんと見てくれてるのが解ったのよ」

 

「それで簪の友達である私を一度見ておきたくて呼んだんですね」

 

「正解♪」

 

 俺が専用機持ちなのは気に止めもしないのか? 気にしない方がこっちとしては助かる話なんだけどな。

 

「それにしても、不思議ねぇ」

 

 俺が前に置かれた紅茶を飲もうとして、口とカップが触れそうな時に、楯無さんが嬉しそうな顔から急に不思議そうな顔に変えて呟いた。

 

「何がですか?」

 

 俺は飲むのを辞めて会長を見る。

 

「あの子は私に引け目を感じてISを一人で完成させようとしていたのよ?」

 

 そこは原作でもあったことだ。

 

「なのにどうして逢ったばかりでまだ何も知らないあなたの協力を受け入れたのかしら?」

 

 たしかに……いまさらだがよくよく考えたらその通りだ。

 

「きっと颯ちゃんに一目惚れしたのね」

 

「一目惚れって、私女ですよ」

 

 体は間違いなく女だ。精神はいまだに男だったりするけど。

 

「あら、颯ちゃんには男気があると思うわよ?」

 

「困った人とかはあんまり見過ごせないですけど、それで一目惚れって……」

 

 ちなみに『男気』は、自分を犠牲にしても弱い者や困っている者を助けようとする気性、という意味だ。

 

「残念だけど、そういう意味じゃないのよね」

 

「えっ? それってどういう意味ですか?」

 

 困った者を見過ごせないって意味じゃなかったらなんなんだ。

 

「はっきり言って颯ちゃんって男っぽいのよね」

 

「……えぇぇ……?」

 

 俺そんなに普段から男っぽいか? 小学生の高学年時から男っぽいと言われたことなかったんだけどなぁ。

 

「だからちゃんと責任とらないとね」

 

「責任ってなんの責任ですか? そもそも責任をとらなければならないことなんて何もしてませんよ」

 

「簪ちゃんが一目惚れした責任に決まってるじゃないの」

 

「だから私は女です! 一目惚れって決めつけないでください! というかあるわけないじゃないですか!」

 

「同性愛もなくはないと思うけど?」

 

「あなた簪にどんな人生歩んでもらいたいんですか!?」

 

「もちろん真っ当で楽しい人生よ。颯ちゃんの更識家への婿入りはお姉さん大歓迎だから」

 

「同性愛のどこが真っ当な人生なんですか!? しかも婿入りって男扱いですか!? 私は女ですってば!!」

 

 ツッコミどころ満載すぎる。楯無さんってこんな人だったのか?

 

「だったら嫁入りでもいいわよ。颯ちゃんは簪ちゃんのお嫁さんね」

 

「だから!! 同性愛のどこが真っ当な人生なんですか!!」

 

「会長、ふざけるのも程々にするべきですよ」

 

「えぇーー? 結構真面目だったのに……」

 

 (真面目だったんかい……)

 

「私たちから言いたかったことは、これからも簪お嬢様とお友達でいてねってことです」

 

「それに関しては大丈夫です」

 

「その答えを聞けてお姉さん嬉しい♪」

 

 笑顔で口元で扇子を開く。楯無さん扇子には『安心』と書かれている。いつの間にすり替えたんだ?

 

 その後も虚さん、楯無さんと少し話をしてから俺は生徒会室を後にした。結局専用機『スローネ』の事は一回も訊かれなかった。

 

 




 実は3作品目を作るかどうかマジで悩んでます。
 
候補は以下です。
 
1.『ハイスクールD×D(タイトルがまだありません)』

 これはぶっちゃけ転生物のご都合設定ですね。ちなみに原作1年前から開始の予定です。
 転生特典は仮面ライダー鎧武、555、ガタックですかね。



2.『スーパーヒーロー大戦(インフィニット・ストラトス)』

 『全ての仮面ライダーの力を持つ男』と『全ての戦隊ヒーローの力を持つ男』の二人がISの世界に降り立つ。そして女尊男卑が原作より滅茶苦茶強いです。
因みにヒロインは簪、本音、真耶(ヒロインというより保護者に近い)
それ以外のヒロインズは敵

3.『けいおん(タイトルがまだありません)』

 これは原作にオリキャラを入れてほのぼの系でいこうかと思います。



4.『Rー18作品(タイトルがまだありません)』

 主人公が女性から襲われる逆レイプが基本の予定です。あとハーレムです。

 
大体こんな感じですかね。返事などがあったら嬉しいです。
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