IS-転生性転物語-   作:ケヴィス

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ようやく更新しました遅くなって申し訳ありません。


第八話 【フランスの貴公子とドイツの軍人】 Bパート

 皆が飛翔していく颯と真耶を見るが、その中で異質な視線を送る者が三人いた。

 

『織斑 千冬』

 

『シャルル改め、シャルロット・デュノア』

 

『ラウラ・ボーデヴィッヒ』

 

 この三人であった。

 

(城戸、お前の実力を見させてもらおうか……)

 

 千冬は颯の実力を知るために颯を実演に選んだ。真耶の実力は、セシリアと鈴の二対一でも勝つほどの実力をもっている。

 

 颯のスローネの性能は未だに不明で、入試試験の時は訓練機、クラス代表決定戦の時も、戦闘は殆どしていないため解らなかった。その後のクラスリーグ戦では鈴と互角であるのは解ったが、シスクードの介入で戦いは中断、そのシスクードをほぼ颯が一人で相手をした。

 

 しかし、シスクードの性能が不明であったため結局解らず仕舞いの上にトランザムを使い、スローネの性能面の疑問は深まるばかりであった。

 

(山田先生が負けるとは思えないが、あのトランザムというのを使われたら勝てる可能性は低くなるな)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(あれが彼女の専用機……)

 

 シャルルは機体も気になっていたが、一番気になっているのは背中のGNドライブから放出されるGN粒子が一番気になっていた。

 

 女のシャルロットが男装し、偽名『シャルル』と名乗っているのは父親からの命令からだった。さらにそれには理由があった。

 

 一つは、同じ男子なら異例の『男の操縦者、織斑 一夏』と接触しやすいからだ。

 

 もう一つはリーグ戦の時に出てきた『代表候補生でもない専用機持ち、城戸 颯』とも異例の男子なら颯も興味をしめして、接触出来ると考えてのことだ。

 

 その二人と接触し、機体データを盗むように言われていた。さらに颯のスローネは謎が多いISで、各国はスローネのデータを欲しがっていた。しかし、IS学園に在籍している以上はどこの国も手出し出来ない。また各国の首脳はスローネを作った国や研究所を探させたが、当然見つかるはずも無かった。

 

 そこでデュノア社の社長、シャルロットの父親はシャルロットをスパイとしてそれを探らせようとしていた。

 

「ねぇ、一夏」

 

「なんだ? シャルル」

 

 二人は男子同士で名前で呼び合うように言っていた。

 

「あの城戸さんのISって特殊だよね?」

 

「みたいだな。俺もよく解ってないんだ」

 

「そうなんだ……」

 

 シャルルはスローネをじっと見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(……ふん、あの落下も避けられない奴が専用機持ちとはな)

 

 ラウラは真耶が落下してきた時に颯が何もしなかったことに僅かながら苛立っていた。

 

(あのような機体のデータ、あろうとなかろうと、私とシュヴァルツェア・レーゲンの前では敵ではない)

 

 ラウラは完成された第三世代の『シュヴァルツェア・レーゲン』の稼動データを取ることとラウラもスローネのデータを取ってくるように言われていた。

 

(しかし、命令である以上は取るしかあるまい。それにあの機体を倒して私が強いことを証明すればいい。そして……)

 

 ラウラは視線を颯から千冬に変える。

 

(もう一度、あなたにドイツで教官としてきてもらうために……)

 

 ラウラはスローネの戦闘能力を見るために視線を千冬から颯へと戻した。

 

「行きますよ」

 

「お手柔らかにお願いします。山田先生」

 

 先制攻撃は颯で、左腕のGNハンドガンを撃つが真耶は簡単に回避。それから真耶は五十一口径アサルトライフル《レッドバレット》を呼び出し(コール)し、二人の実演戦闘が始まった。

 

 

 

 

     ◇

 

 

 

 

 俺と山田先生の模擬戦を始めて一分位経った。状況は互いの攻撃は当たっていない。

 

 因みに下ではシャルロット、今はシャルルか……が山田先生の使っているリヴァイヴの説明をしている。

 

 さっきチラッとシャルルをズームして見たら唇が動いていたからだ。

 

「戦いの最中によそ見をするなんて随分と余裕があるのですね」

 

 山田先生が攻撃しながら解放回線(オープン・チャネル)で話しかけてきた。

 

「模擬戦とはいえ、戦いでは常に周りを警戒しないといけませんから」

 

 実際、戦争とかで一対一なんてほぼ無いに等しいからな。

 

 まぁ、只の言い訳なんだけどな。

 

「確かにそうですが、一対一の時は相手に集中して欲しいですね!」

 

 山田先生は新たな武器を呼び出し(コール)、その武器はミサイル・ランチャー、しかも両手に……だ。

 

「えっ!? ちょっ!! そんなのありですか!?」

 

「ありです!!」

 

 そして山田先生は容赦なくミサイル・ランチャーをぶっぱなしてきた。ミサイルの総数は十六発。

 

「くっ……!!」

 

 俺は後退しながらGNハンドガンでミサイルを全弾撃ち落としたが、山田先生を完全に見失ってしまった。

 

(どこに…………っ!)

 

 山田先生を探していたら、頭上からグレネード・ランチャーを撃った山田先生が目に入った。

 

 既に撃たれたグレネード弾を避けるのも撃ち落とすのも間に合わない。

 

 

 ドゴオォォォン!!

 

 

 グレネード弾が着弾して爆発した。

 

 

 

     ◇

 

 

 

 シャルルは千冬からリヴァイヴの説明をするように言われ、颯と真耶の戦闘を見ながらスラスラと説明をする。クラスメイトの大半がシャルルの説明を聞いて戦闘を見ておらず、一夏も戦闘を見ていない一人であった。

 

 余談ではあるが、シャルルのそのスラスラと説明をする姿に好意を寄せる女子が数名いた。

 

「ああ、いったんそこまででいい」

 

 千冬の言葉でシャルルの説明が終わる。

 

 

 ドゴオォォォン!!

 

 

 説明が終わったと同時に爆音が上空から響く。全員が上を見ると真耶の右手にはアサルトライフルではなく、グレネードランチャーが握られていた。

 

 誰もが真耶がグレネードランチャーを颯に撃ち、それが命中したと思い、勝負がついたと代表候補生の四人ですら思った。

 

 しかし、そう思わないものが一人いた。

 

「ほぉ、あれを防ぐか……」

 

 千冬がそう呟く。千冬のその呟きに全員にまで聞こえていないが、聞こえたものは、えっ? ……と驚く。

 

 その爆発の中心点の煙が晴れる。そこに颯は飛んでいた。颯のIS『スローネ』は右肩に懸架されるGNバスターソードの刀身を開いて、そこからGN粒子が機体を包み込むように展開、『GNフィールド』で真耶のグレネードランチャーを防いだ。

 

(あれって……確かクラス代表戦の時に使った防御……)

 

 クラス代表戦の鈴と颯の戦いを思い出すシャルル。

 

 クラス代表戦はシスクードの戦いは箝口令がしかれたが、鈴と颯の戦いは箝口令をしかれていないため、映像は容易に入手できた。

 

「一夏はあれが何か解る?」

 

 シャルルは一夏なら何か知っているかもしれないと考えて訪ねる。

 

「俺もあんまり知らないんだ。前に使ったのは鈴のISの衝撃砲を防いだ一回だけだからな」

 

 しかし、求めた答えが帰ってはこなかった。

 

 また同じく、ラウラも思考していた。

 

(あの粒子……やはり推進力だけではなく、防御と攻撃にも転用されているのか……)

 

(あの機動性は第二世代型を上回ってる。それに撃ってるのはレーザー兵器じゃない。多分ビーム兵器……)

 

 ラウラとシャルルは事前に見た僅かなデータと今見たことで考えをまとめる。

 

(でも……)

 

(しかし……)

 

((……あのISは第三世代とは、何かが違う……))

 

 ラウラとシャルルの二人が同じ考えをしている時、止まっていた戦いが再開しようとしていた。

 

「勝負はまだ着いてませんし……続けますか……」

 

「……そうですね」

 

 颯はGNハンドガンを構え、真耶はグレネードランチャーを収納(クローズ)し、再びアサルトライフルを呼び出し(コール)して構える。

 

『そこまでだ!』

 

 颯と真耶が動きだそうとした瞬間に解放回線で千冬の声が二人の耳に入った。

 

『これ以上二人が戦っては授業時間が無くなってしまう』

 

「「すみません……」」

 

 千冬に謝ってから颯と真耶は地上へと降りる。

 

 

 その後の授業は班に別れてのISを動かすことをした。その際に一夏とシャルルに女子が集中して千冬が一喝したのは言うまでもない。

 

 班長は一夏、シャルル、セシリア、鈴、ラウラ、颯となって午前中に全班ISを動かすのを終えた。

 

 




久しぶりに実家に帰った時
 
 
 
俺「……」←アニメを見ている
 
 10分後
 
俺「………」
 
 20分後
 
俺「…………」
 
 30分後
 
俺「………………」
 
 50分後
 
俺(……トイレ行きてーけど動けねぇ)
 
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