「それじゃあ、異変解決を祝して乾杯!」
「乾杯!!」
おぉ、これが宴会かぁ。ジェノパとは違う感じだけどいい雰囲気だねぇ。
「あやや~ どうも!文文。新聞の射命丸 文です。早速ですが、取材してもいいですかね?」
「私?いいよ~、何が聞きたいのかな?」
新聞…、掲示板みたいなものかな。
「ではでは、まずはお名前から」
「ユキだよ、よろしくね」
「ユキさん…と。ところで、その服装から外来人だと思いますがどうして今回の異変に参加を?」
「んー、スペルカードの実験かな」
「実験…ですか」
「うん。ところで、私も質問してもいいかな?」
「どうぞどうぞ!」
「文ちゃんって黒天使?」
さっきからずっと疑問に思ってたんだよね。その綺麗な黒い羽根。
もし黒天使なら、この世界に風の女神がいることになるんだけど…。
「黒天使…というのはわかりませんが、私は鴉天狗ですよ」
なんだ、鴉天狗か。それなら、妖怪の山にいた種族か。
それにしては…… なかなか強いみたいだけどねぇ。
「なんだ、鴉天狗かぁ。それじゃあ、天魔とか言ったのと同じ種族?」
「あやや、天魔様をご存知でしたか。ということは、ユキさんが噂になってた女の子ですか」
「噂?」
私、この世界に来てから何かしたかなぁ。まだ、核も終末もしてないんだけどなぁ。
もしかしてカルマのせい?(-100)
「いえ、数日前に妖怪の山に戻ったら、物凄く強い金髪の少女に部下が軽くあしらわれたと、友人の白狼天狗から聞きまして」
あー、あれね。
「そんなこともあったねぇ。でも、喧嘩を売ってきたのはあっちだよ?」
「いえ、別に責めているわけではなくてですね。ただ、友人が部下が迷惑かけたから謝罪したいと言ってまして」
「気にしなくてもいいのに。ただ、相手の強さは測れたほうがいいとは思ったけどね」
私だって、勝てない相手には正面から挑まないもの。まぁ、痺れさせて吐かせまくって殺したことはいっぱいあるけど……
「んじゃ、私はもうすこしみんなと話してくるから、また聞きたいことがあったら聞きに来てね」
「分かりました!またお伺いさせていただきますね」
「じゃあねー」
*****
「あ、ユキお姉ちゃん!」
ん、そういえば、フランちゃんは400年以上地上に出てなかったんだっけ?
楽しめてるかな?
「フランちゃん。どう、楽しめてる?」
「うん、楽しいよ! 今まで私とお話ししてくれる人なんていなかったから。
それとね!お友達もできたんだよ!」
「おぉ、それはよかった」
「うん。……それでね、ユキお姉ちゃん」
「うん?」
「私、今回の異変頑張ったよ?魔理沙には負けたけど、それでも一生懸命頑張ったよ?」
「えらいえらい」
よしよし、よく頑張った。
…あれ、なんでそんなむすっとしてるの?
「…ユキお姉ちゃん。頑張ったらご褒美くれるって言った」
あ、あぁ!そんなこと言ったような気がする。
うん、確かに言ってたわ。
「…もしかして忘れてたの?」
そ、そんな泣きそうな顔しないでよ、ね?
「わ、忘れてるわけないじゃん。何でも言ってごらん、大抵のことはしてあげるから」
「ん、今何でもするって」
ちょっ、そのネタはダメ!フランちゃんのような女の子が言っていい言葉じゃありません!
「えっとね、フラン、ぬいぐるみが欲しいの」
え、何それは…(可愛い)
「ぬいぐるみ?」
「うん。私ね、今までたくさんぬいぐるみをもらったけど、能力のせいで全部壊しちゃったの。
だから、ぬいぐるみが欲しいな」
「了解。ちょっと待っててね」
そうと決まれば、私が無駄に鍛えた裁縫スキルを見せてあげようじゃないか!
~材料~
布切れ
革
雪
「ほいっと、お待たせ。じゃじゃーん、等身大フランちゃんとレミリアちゃんぐるみ!」
我ながら素晴らしい出来だな、うん!
「わぁあ!すごい、すごい!ユキお姉ちゃんありがと!」
「どういたしまして。他にも欲しいぬいぐるみがあったら作ってあげるから言ってね」
「うん!ありがとね、ユキお姉ちゃん」
喜んでもらえたようでよかったよ。
裁縫スキルが地雷スキルって言った奴、ちょっと出てこい。
いかがでしたでしょうか?
次回からは春雪異変に入っていこうと思います。
〜説明〜
吐かせまくって殺す。
elonaの世界では、吐き続けると9999のダメージを受けます。
さ、裁縫スキルは地雷スキルじゃないんだからね!