東方Elona録   作:ネェリ

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日常 <<スペルカード万能説>>

「ただいまぁ」

 

「ユキお姉ちゃん!お帰り!」

 

「うん、ただいまぁ」

 

「遅かったじゃない…… なんかいい匂いするわね」

 

「いい匂い?」

 

血の匂いかな?さっきいっぱい吸われたしね。

 

「…なんかユキお姉ちゃん、植物みたいな匂いがする」

 

「植物???」

 

あ……、もしかしてエーテルかな?

 

「それって、これからも匂いする?」

 

☆永遠なる大剣 『愛情の星屑』(4d18+30)

 

「うん!これ!なんか落ち着くようなすごい、いい匂いがする」

 

「………なるほどね」

 

私みたいにメシェーラ菌に汚染されてないから、エーテルが心地よく感じるのか。

私からしたらエーテルとか、ただの害悪なんだけど……。

 

「…それ、あなたの血を吸ってるみたいだけど大丈夫なの?」

 

「うん、もう慣れた」

 

「慣れたって……」

 

おー、よしよし、私の血は美味しいかい?お前も相変わらず私の血が好きだねぇ。

……うん、前から思ってたんだけど、君知性あるよね?私の思考に反応して蒼く光ってるし。

嬉しいのはわかったから、そんなにピカピカしないで。目が痛くなる…。

 

「ぺろっ……、うえっ、ユキお姉ちゃんの血、物凄くまずい……」

 

「まぁ、エーテルがそんなに好きなら当然だよね」

 

私の体をめぐってるのは、エーテルの対になるメシェーラだからねぇ。

 

「ほら、口直しにこれでも食べな」

 

「これは?」

 

「アピの実パイ」

 

腐らない、簡単に作れる、そこら辺に落ちてることで昔からお世話になったね。

この世界にもアピの実はあるのかな?

 

「んっ、甘酸っぱくて美味しい!」

 

「それは良かった。それじゃあ私は部屋に戻ってるね」

 

「食事の時間になったら咲夜に呼びに行かせるから」

 

「あ、たぶん図書館にいると思うから、そっちに呼びに来て」

 

「了解したわ」

 

ちょっと面白いことに気づいちゃったからね。

 

 

 

 

*****

 

 

「それで、話したいことって?」

 

「これなんだけどね」

 

「スペルカード?」

 

「うん、スペルカード」

 

「それがどうかしたの?」

 

「これにさ、魔法を登録しておけることは知ってるでしょ?」

 

「そうね、私のスペルもほとんど魔法だしね」

 

「思ったんだけど、複数の魔法の同時発動って出来るのかな?」

 

もしできるなら、補助魔法を一気にかけられて便利なんだけどなぁ。

 

「……結論から言うとできるわ」

 

「ほんと!?」

 

「えぇ。ただ、普通に魔法を使うときの倍以上魔力を持っていかれるわよ」

 

「どうして?」

 

「さぁ、私にも分からないわ。あのすきま妖怪なら何か知っているんじゃないかしら?」

 

「そっか」

 

まぁ、魔力はいっぱいあるからいいよ。

 

「取り合えず、できるってことがわかって良かったよ。ありがとね」

 

「どういたしまして」

 

早速作ってみるかな。

 

 

 

 

*****

 

 

……これは、もうスペルカードじゃないな!

うん、普通にすくつでも使えるものになっちゃったよ。

なんだこれ…、さすがは神器クラスというべきかな。紫ちゃん、よくこんなものいっぱい持ってたなぁ。普通に万能じゃん…。

 

「…それで?スペルカードはできたの?」

 

「うん!ただ、遊びでは使えないようなものも出来ちゃったけどね」

 

「そう、良かったわね」

 

「ありがとね、パチュリーちゃんのおかげだよ!」

 

「私は何もしていないのだけれど」

 

「そんなことないよ!パチュリーちゃんがアドバイスくれなければ、”もう一つ”のほうは絶対に作れなかったよ」

 

「結局作ったのね」

 

「もちろん!何かあった時用にね。はい、これ。いらないかもしれないけどお礼」

 

「巻物?これは…」

 

「あ、読まない方がいいよ!」

 

「どういうこと?」

 

「それ、読むと魔力が回復する巻物なんだ。いざという時に使ってね」

 

「魔力が回復するって……。そうね、ユキだものね」

 

「うん?どういう意味かな?」

 

「何でもないわ。ありがとう、大切にするわ」

 

「うん、そうしてもらえると嬉しいよ」

 

魔力の巻物

読むと魔力が回復する

 

「パチュリー様、ユキ、お食事のご用意ができました」

 

「私も?」

 

「はい、一応ご用意しましたが如何なさいますか?」

 

「そうね、これからは私も頂くわ」

 

「!? ……珍しいですね、どうかしたのですか?」

 

「ちょっとね。あ、次からでいいから私の食事は果実類にしてもらえるかしら?」

 

「果実類…ですか?」

 

「そう、果実類」

 

「畏まりました」

 

パチュリーちゃんに教えといてよかったよ。何も食べないでも生きていけるからって食べないのはもったいないからね。

果実は食べれば食べるほど、”魔力”が上昇するからねぇ。

…私?当然、主能力はカンストしてますとも。だから好きなもの食べるよ。ハーブ漬け地獄なんか二度とやるもんか…。

ポンコツ信者じゃあるまいし。

 

「そうだ、今度から私も手伝うよ!こう見えても、料理の腕には自信あるんだ!紫ちゃんたちも満足してたしね」

 

「すきま妖怪が…? では、次からはユキにも手伝ってもらうことにするわ」

 

「了解!」

 

バーベキューセットの力を思い知らせてあげようじゃないか!




いかがでしたでしょうか?
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