「妖夢ちゃん、一番最初に誰が来ると思う?」
「…やはり博麗の巫女では?幻想郷の危機ですし…」
「私の予想だと、紫ちゃんかなぁ。前にメテオ使わないって約束しちゃったからね」
「え……」
約束したのに使ってるじゃないですかー!
「多分もうすぐ…」
「久しぶりね、ユキ」
「ほら来た」
「げっ……」
ほ、本当に来ちゃいましたよ!? どうするんですか!これじゃあ異変が…。
「…ユキ、あなた前に言ったよね?コレは使わないって」
「うん、だから止めてるじゃん」
「そういう問題じゃないわよ!こ、これどうなってるの!?落とさないよね?ねぇ?お願いだから落とさないでよ!?」
「うわぁ…」
妖怪の賢者が…、幻想郷の創設者が懇願してるよ……。後で幽々子様に伝えてみよう……「あら、妖夢。楽しそうなことしてるじゃない」と…」
「ゆ、ゆゆゆ、幽々子様!?」
な、なんでこんな所に…。
「妖夢が面白そうなことしてるって新聞に書いてあったからね〜。まさか紫のこんな姿が見れるとは思ってなかったけど…」
「あ、あはは…」
「あ、幽々子ちゃんも異変に参加する?前回は私が相手したから、今回は普通に幻想郷の人たちと戦ってみる?」
「あらいいの?それじゃあ、参加させてもらおうかしら」
「ちょっと幽々子!あなたこっち側でしょ!?ユキを説得するの手伝いなさいよ」
「紫、諦めも肝心だと思うの」
「というか、本当に落とすつもりはないから大丈夫だよ?私はアーティファクトが欲しいだけだからね。ということで紫ちゃん、アーティファクト頂戴?」
「アーティファクトって何よ……」
「んー……珍しいもの、かな。スペルカードだって私からしたらアーティファクトなんだよ?」
「珍しいものって言われても…」
「アーティファクトくれなかったら、このメテオ落としちゃおうかなぁ~。スペルカードのおかげで、連続して発動できるようになったからいっぱい落とせるね♪」
「……」
師匠……、あなたは悪魔ですか?
「やめて!というか、連続して発動できるってどういうこと!?スペルカードにそんな機能つけた覚えがないんだけど!?」
「そうなの?とりあえず、スペルカードでもいいからさ、アーティファクト欲しいなぁ~。魔法登録しすぎて残り数枚しかなくて困ってたんだよね」
「……まぁ、スペルカードだったらいつでも作れるしいいわよ」
「お、ありがと。これで紫ちゃんと戦う必要がなくなったね♪」
「あ、あげてなかったら…?」
「もちろん、
「た、助かった……」
あなた、幻想郷の創設者ですよね…?師匠に怯えすぎじゃないですかね?
「っと、来たかな」
「うん?」
あ、博麗の巫女と魔理沙さん…。って、あれ!?幽々子様が居ない!?
「ちょっとユキ!願い事が叶うってほんとなんでしょうね!?」
「うん、本当だよ。ただ、数に限りがあるから一人一回までだけどね」
願いが叶うって…、師匠は神様か何かですか?
「こ、これで私もお金持ちに……」
って、博麗の巫女……、幻想郷の危機だから来たわけじゃないんですか……。
「あれ?てっきり幻想郷の危機だから来たと思ったんだけど?」
私もそう思いましたよ。
「知ったこっちゃないわ。それよりもお願いよ!」
「ちょっと霊夢!あなた借りにも博麗の巫女なんだから、幻想郷の為に戦いなさいよ!」
「あら紫いたの。いいじゃない別に、私が何のために戦っても。それに、どうせなら幻想郷の為なんかじゃなくて、自分の為に戦うわよ!」
「ちょっ、なんかって何よ!?」
……え、あなた本当に博麗の巫女ですか?少しは幻想郷の心配をしましょうよ…。
「妖夢ちゃん、どっち殺る?」
師匠、やるの字が違くありません?
「おい妖夢!お前の相手は私だぜ!今日こそは勝つからな!」
「え、私はどちらかと言うと博麗の巫女が良かったんですが」
「なんだと!」
「んじゃ、両方同時に相手したら?私は戦い終わったあとでも盗めるからね。…それに幽々子ちゃんも居るからね」」
「賞品として貰うんじゃなくて、盗む予定だったんですね…。というか、幽々子様なら、さっきどこかに行っちゃいましたよ?」
「大丈夫だよ、ちゃんと居るからね。霊夢ちゃんと魔理沙ちゃん、最初は妖夢ちゃんの相手をしてもらうよ。ラスボスは最後に出るものだからね♪」
「…いいわ。とっとと潰して、願いを叶えてもらうわよ!」
「1人で倒したかったが、仕方ないか。いくぜ妖夢!今日こそは勝ってみせる!」
「…はぁ。やりますか…」
「あ、妖夢ちゃん。これあげるよ」
「?なんです…これ?」
「モンスターボール。危なくなったらどこかに投げてみ。すごいことが起こるから」
「あ、ありがとうございます」
師匠の”すごいこと”は洒落にならないと思うんですけど……
如何でしたでしょうか。
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