「やって来ました新コーナー!
第一回!神の名前由来コーナー略して神ナーの
(」゜ロ゜)」開始だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
ああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!」
「初めから一行ぶち抜くな!この神ナーを潰す気か!?」
「いや~だって、新コーナーってテンション上がるじゃん」
「まったく……さて、この神ナーについて説明しておこうか
神ナーというのはその名の通り私たち神の名の由来について教えるコーナーだ」
「v('▽^*)では、いっちょいってみよう!」
「第一回で紹介するのは………我が愚弟であるアノウィンだ」
「わーいヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノわーい僕だ……って、愚弟!?」
「アノウィン・ゴットの名前は
ゴットに関してはわかると思うが神という意味だ」
「そんなのどうでもいいよ!愚弟ってどういう意味!?」
「次に、アノウィンに関しては」
「(*゜ロ゜)無視っ!?」
「……アノウィンとは英語で”うざい”という意味である」
「ガーン!∑(゜∇゜|||)
僕の名前ってそういう意味だったの!?」
「真実だから受け止めろ」
「くそっ!こんな事実認めてたまるか!」
「はいはい、そろそろコーナーが終わるから
新しい掛け声で締めるぞ、いいなアノウィン?」
「…………………………………………………………わかったよ」
「全然納得していない様だな」
「「以上、神ナーでした」」
~sideヴァン~
電話を受けてから数時間
俺はバイクに乗り、リベールの北……エレボニア帝国に向かっている
エレボニア帝国は大陸の西部に位置する軍事国家
”黄金の軍馬”を紋章に掲げるに相応しい軍事力を持っている
今回の仕事は、そのエレボニア帝国から来たものだ
あぁ~………メンドクサイ
裏の番号じゃなかったら絶対に断ったのに
誰だよ裏の番号で掛けてきた奴は、確か口が軽い奴だった気がしたが
「っと、此処か」
とりあえず、目的の場所が見えたので近くの森で着陸
バイクにカモフラージュをかけて目的の場所にいる人物に声をかける
「こんにちわ、良い天気ですね」
「……それは私に対する嫌味か?」
「ただの感想ですよ」
目的の場所にいる人物は上下に黒いスーツを着ておりサングラスをかけている
……よくこんな熱い日にそんな恰好ができるな、実際はただの嫌味だが
「まぁいい、お前を依頼者のところまで案内するから付いてこい」
「了解」
とりあえずスーツの男に付いて行くことにした
スーツの男に付いて行くこと数十分
最初は大通りなどを歩いていたが徐々に小道になっていき
最終的には裏通りにある、小さな酒屋に到着した
「……俺は一応、未成年だから入ることはできないんだが?」
「問題ない、この店は貸し切りだ」
あっそうなの、それじゃ入りますか
~♪~~♪~~~♪
「?」
店に入ると貸し切りのため客や店員がいないが
店の奥からは楽器による音楽が聞こえてくる……依頼者か?
俺は店の奥で楽器を弾いている人物に声をかける
「………あんたが依頼者か?」
その人物は楽器をやめると俺の方に振り向き
「フッ、君がアーマメント・オールの者か
………中々若いじゃないか、君のその真っ直ぐな瞳はなんとも美しい
どうだい?今回の依頼が終わったら今度ボクと一日街でデートでもぶぅっ!」
「真面目にやらんか!」
………なんだこの変態は?本当に依頼者か
ハッキリ言ってスーツ男の方が依頼者に見えるぞ
なんで俺はこんな変質者の依頼を受けてしまったのだろう
「すまない、気にしないでくれ」
「はぁ………」
依頼者が気絶してそうに見えるが大丈夫なのか?……あ、起き上がった
「いたたた……一体何をするんだい君は!」
「貴様が真面目にやらないのが悪い」
「いやん?ミュラー君のい・け・ず」
「すまないが代わりに殴っていいか?」
「問題ない」
「それじゃ遠慮なく」
「痛い!二人して酷くないかい!?」
「別に酷くはないな」
「右に同じく」
「何故だい!?」
いや本当に酷くないから
「さて、依頼者いじりはこれぐらいにして……本題に入りたいと思う」
「……ボクとしては最初から入ってほしかったけど?」
原因を作った人が何を言っている
「オリビエ、さっさと依頼内容を言ったらどうだ?」
「わかっているさ……今回ボクが依頼するのはある傭兵部隊の殲滅さ」
傭兵部隊の殲滅…………?
「依頼者にこんなことを言うのは何だが
傭兵部隊なら軍が対処するんじゃないのか?」
軍事国家であるエレボニアなら早急に対処していると思っていたが
「ただの傭兵部隊ならな、君が殲滅する部隊はただの傭兵部隊じゃない
………”ジェスター猟兵団”と言われる、軍が手を出せない傭兵部隊のことだ」
「ジェスター猟兵団だと?エレボニア周辺で活動している猟兵団じゃないか」
「知っているなら話が早い、今回の依頼は
そのジェスター猟兵団の全滅であるが……全滅させるのは一部だけにしてもらいたい」
「?全滅の必要がないのか………?」
「猟兵団がいきなり全滅したという情報が出てしまっては
エレボニアが軍を動かしたという誤認されてしまう可能性があるのだ
だから君には、山脈近くにいる猟兵団の殲滅を依頼する」
「なるほどな」
何とも疲れる依頼内容だ、確かに全滅させれば周りが黙っていない
不戦不可侵条約が有る以上うかつに軍を動かしては条約に違反とされてしまう
………だが一つ、気になる点があるな
「…お前は何者だ?裏の方の電話といい
今回の依頼といい、気になる点が多すぎる」
「フフフッ、それは企業秘密と言うものだよ
何事もミステリアスな方が興味をそそるだろ?」
「……そうかい、ならこれ以上言うことはないな
依頼が完了次第報告しよう、俺はこれで失礼する」
「君の無事を祈ってるよ」
俺は建物を出て、ミュラーさんから貰った地図を確認し
目的の場所に向けバイクを発進させる…………
「………行ったようだね」
「ああ……オリビエ、お前は何故あんな依頼を頼んだんだ?」
「ん?ただの気まぐれってやつさ」
「本当のことを言え」
「まったく、ミュラー君は釣れないな
……今回の依頼に関してボクが言えることはなにもない
単に言えば彼の実力を知りたかった……って言うのはダメかい?」
「お前な………!それで彼の命を落としたらどうするつもりだ?」
「……その心配はないんじゃないかな」
「何………?」
「ボクの目には、彼はいくつもの修羅場を乗り越えた
眼をしているように見えた、そう……………まるで鬼神が武装をしている様ね」
「ふむ………」
俺はバイクで目的の場所の一つに到着した
現在、俺は望遠鏡を使いバイクに乗りながら空で確認していた
一人、二人、三人………全員で五人、偵察部隊だな
正面突破して全滅するのはいいが
それだと一人逃がしてしまう可能性があるしな
後二つ潰すことを考えるとあまり時間も掛けたくないし……
……しかたない、あの方法で行きますか
最初は、この猟兵団の反応ってやつを見たいしな
「さぁ~って、狩りを始めますか」
~side猟兵団~
俺たちはエレボニアを中心とした猟兵団
その名もジェスター猟兵団、エレボニアでは名の知れた猟兵だ
俺たち五人はエレボニア軍の様子を探るために派遣された偵察部隊
俺を含めた四人は小屋の中で待機しており、丁度外に見張りとの交代の時間となった
「おい、交代の時間だ」
「わかった」
俺は外の見張りと交代して、扉の前に武装して立つ
中で待機している四人は報告書を作成している、本部に帰還する日が近付いているからだ
これで、しばらくは安心することができるな
―――カキンッ
ん?何だ今の音は?
「一体何のお…………!?」
音のした方向を向けば、俺たちのいる小屋に向けられて手榴弾が飛んで来ていた
「くっ………!」
俺は咄嗟に手榴弾に向けて銃を構えるが、突如肩と足に激痛が走り
銃弾は手榴弾に当たりはせず、俺は肩を押さえながらその場にしゃがんでしまった
「一体どこから……!他の奴らは!」
後ろの小屋の方を見れば小屋は穴だらけになっている
「くっ!」
俺は小屋の扉を開け仲間の確認をする
四人とも打ち抜かれた場所があるが致命傷にはなっていない
「おい!外の様子はどうなっているんだ!?」
「いきなり狙撃された!みんな早く外に出ろ!」
俺は大声を上げ、四人に外に出るよう言うが
皆、突然の銃撃を受けた為か行動が遅れている
「急ぐ―――」
俺は外をの様子を確認する為に森の方に向けば手榴弾が目の前にあり
俺たち五人は悲鳴を上げる間もなく、手榴弾によって小屋ごと爆破された
~sideヴァン~
「ふぅ~、意外と上手く行くもんだな」
作戦としては、最初に手榴弾を投げ敵の注意を手榴弾に向けさせる
俺はその間に小型の機関銃を使い小屋ごと兵士を銃撃して怪我を負わせる
最後に、手榴弾による時間差爆破でまとめて倒す……特に作戦名はない!
この作戦は少数部隊相手じゃなきゃ効果が薄いからな
他の拠点では別の作戦で倒さなきゃいけないな
とりあえず二つ目の拠点に行きますか
数分かけてバイクで移動する
二つ目の場所は一つ目と近かったためすぐに着いたが
「なんだこりゃ………」
二つ目の拠点となっている場所は潰されており
そこを中心に血の池が出来ており死体がいくつも転がっている
俺は一番近くにいた猟兵の体を見てみた
「…酷くやられてるな」
猟兵の体を見てみると、右腕は切断され
全身は刃物による傷が大量にできていることが分かった
他の猟兵を見ても皆体に刃物による傷がある
……誰かがやったとしたしか考えられない
傷跡を見る限り、相手はかなりの使い手だな
あの変態が依頼したとしたら俺にも知らせるだろうし
……次の拠点に行ってみるか、行けば何かわかるかも知れない
俺は三つ目の場所に近付いたので望遠鏡を使い見てみると
猟兵団が誰かと戦っている姿を確認することができた、一体だれが………?
……此処じゃわかりにくいな、近付いてみるか
三つ目の拠点の近くの森に着陸しバイクから降り
木に隠れながら拠点に向かって移動していく
移動していくこと数分、拠点はもう目の前にあった
移動中にずっと聞こえていた銃撃音はいまだ続いている
俺は体を木に隠して、顔を拠点の方に向き状況を見る
「くそっ!何なんだコイツは!?」
猟兵団の声が聞こえてくる、どうやら戦っている相手にてこずっているようだ
「撃て!どんどん撃つんだ!相手の動きを止めるぞ!!」
この部隊のリーダーみたいな奴が周りにいる猟兵に指示を出している
周りにいる猟兵はその指示に従い、銃を構え引き金を引いている
ダダダダダッ!
銃弾による乾いた音が連続的に聞こえてくる、おいおい弾切れになるぞ?
「隊長!弾がすべて弾かれてます!?このままでは……!」
「怖気づくな!相手はたかが小娘一人だぞ!」
小娘……ナギじゃないよな?アイツはエレボニア知らないから無理か
「いいから撃―――!?」
リーダー格の男が何か言おうとしたが
胸から血が大量に噴き出し仰向けに倒れてしまう
「隊―――」
他の猟兵も隊長と同じく体から血を噴き出し倒れて行く
その中で一人だけ倒れていない者がいたが、完全に戦意喪失である
此処からではよく見えないがフードを被った彼女がその猟兵に一歩ずつ近づいている
猟兵は彼女に怯え後ろに下がっており、銃を構えることすらできていない
「や、やめろっ!」
「………………」
彼女は猟兵の言葉に耳を傾けず、腰にある刀に手を添えている
「た、助けて」
「……弱い奴は―――死ね」
猟兵の首が体と離れ宙に舞い、土に朱い雫が流れていく
「なんて弱い奴らだ、猟兵団というのはこんなものだったのか」
彼女は髪を上げる動作をしてフードを外した
肩まで伸びている赤い髪、殺意に満ちている黄色い眼を持つ彼女
その姿はまるで餓えている殺人鬼に見える
……戦うのは避けた方がよさそうだな
依頼は三分の一しか達成してないが連絡をしておくか―――!!
「っ!!」
不意に感じた殺気に反応して木から離れる
すると、さっきまで隠れていた木は根本から真っ二つに切られていた
「……今の攻撃を避けるか、中々やる様だなお前は」
「そいつはどうも、あんまり嬉しくないがな」
彼女は腰の刀に手を添えたまま俺の隙を窺っている、逃げるのは難しそうだな
「私の一撃をかわした奴は初めてだ、名を聞いておこうか」
「そういうのは自分から名乗るもんじゃないのか?」
「なら名乗らないでおこうか―――名乗ったとしても貴様は死ぬのだからな」
彼女は腰にある刀を使い、横一文字に切りかかるが
俺はそれをポケットから出した金砕棒でその刀を防ぐ
「!!」
彼女は防がれたことに多少動揺するが
後ろに下がり、刀を鞘に入れ手を添えている
「私の一撃を防ぐとは……おもしろい!!」
「俺にとったらおもしろくないのだがな……」
出した金砕棒は邪魔なのでポケットにしまっておく
あの武器は刀が相手では相性が悪すぎる、重く作ったから
「久々の強者だ、私の名を教えてやろう
私はルキ・スミナ!強者を求め旅をする!!」
「なら俺も名乗っておこうか……
俺はヴァン・ソンブラ、アーマメント・オールの店主だ」
「ほぉ、あのアーマメント・オールの者か――相手にとって不足なし!行くぞ!!」
こうして、俺と彼女……ルキとの戦いが始まった