\(○ `O´ ○)/始まるーっ!行くぞ、マドネス君!」
「……俺もやるのか?」
「もちろん」
「……こほん、第六回~………
武器講座の~………始ま「それでは、行ってみよう!」おい!」
「今回の紹介する武器はレイピアだよ!」
「レイピア……?ヴァンてレイピア使ったか?」
「この武器講座って、登場順だから」
「あ~……なるほど」
「では、紹介に行きたいと思います
レイピアという武器は細身で先端の鋭く尖った刺突用の片手剣
レイピアによる剣術の基本は、相手を突くことである
刀身が細すぎる為、普通に斬っても、下手に突いても
曲がったり、折れたりする事が多い、それ故
擦り斬りなどの刀身に負担が掛からない剣術が発達した
って、言うのがレイピアの歴史さ」
「扱いが難しそうだな」
「だね」
「「以上、役に立たない武器講座でした!」」
「あっ、そうだ
後で、ちょっと家に来てくれる?」
「ん?構わないぞ」
~sideヴァン~
現在、エレボニアの山にて
もの凄い勢いで森林伐採が行われていた
…………明らかに俺とルキの戦いによる被害である
「ふんっ!」
「よっと」
今だってルキの攻撃を避けている最中だ
こんな狭い森の中じゃ武器が扱えないから困る
避けたことで木が切れたのは………俺の責任じゃない
「避けてばかりいないで攻めてきたらどうだ!」
……確かに避けるのはきつくなってきたな、攻めてみるか?
ルキの放つ斬撃を避け、俺はポケットから小型の機関銃を二丁取り出す
「まずは小手調べっと!」
機関銃の持ち手を脇に挟み、銃口をルキに向けて引き金を引く
「こんなものは効かん!」
ルキは機関銃から放たれた銃弾をすべて刀で防いでしまう
そんな物は想定内だ、お前の動きを止めておくのが目的だからな
「次は……これだ!」
出している二丁の機関銃をポケットに仕舞い
次にポケットから取り出すのは、グレネードランチャー
肩にグレネードランチャーを固定して、足止めしたルキに向けて発射する
「邪魔だ」
ルキはグレネードランチャーから放たれた弾を真っ二つに切りさいた
弾は爆発し、ルキはその爆風を利用して俺との距離を一気に縮めてきた
………嘘だろ?
「ふっ!」
「危なっ!?」
流石に近距離での射撃は不利だ
グレネードランチャーを仕舞い、ポケットからククリを二つ取り出す
ククリを目の前で交差し、ルキの放つ斬撃を受け止める
「やはり貴様は強いな!それでこそ私も本気になることができる!!」
「俺としては逃げたい気持ちでいっぱいなんだけどな!」
「抜かせ!」
ルキが刀を滑らせククリを弾き、二人の間に距離ができる
「……少しは本気を出してみたらどうだ?
射撃系の武器は私に効かないがな、そんなくの字型の剣で私に勝てるのか?」
「確かにククリじゃ難しいな……なら、この武器で行かせてもらおうか」
俺はポケットにククリを入れ、代わりの武器を取り出す
~sideルキ
奴がくの字型の武器を仕舞い、代わりに取り出したのは――ナイフだ
「ふっ………はははははははははははっ!」
私は取り出した武器を見て笑えずにはいられなかった
ナイフ?最初の銃や、くの字型の武器と比べてより範囲が狭いじゃないか
「はははははっ!――――――貴様は私をなめているのか!!」
「別になめてないさ、お前にはこれで十分だ」
「ナイフで十分だと?なら、試させてもらおうか!」
私は腰にある刀に手を添え攻撃態勢に入り一気に近付き
奴の首めがけて刀を振るう、途中に木があっても私には紙切れ同然だ!
「斬っ!!」
私は木を切断すると同時に奴の首に刀で切ろうとする、もらっ―――!!?
「くっ!」
私は刀を振るう前に後ろに下がり、刀を鞘に入れる
「お前………!今、一体何をした!?」
「……別になにもしてないさ」
「嘘をつくな!」
コイツが何もしてないなんてありえない
だって、私が刀を振るのをやめなかったら
何故だ?何故ナイフが私の目の前に………?
「そんなに疑うのなら試してみたらどうだ?」
………今は攻撃に集中して奴の攻撃の手を探らねば
「言われなくても、そうするつもりだっ!」
私は奴に向けて刀に手を添えながら進む、相手はただナイフを構えている
ナイフをこちらに向けて何をするか知らんが、奴が攻撃するよりも早く斬る!
「そんなに真っ直ぐに走ったら……当たるぞ?」
「ふっ、そんな距離から当たるわけがないだ……なっ!?」
私が接近しようとしたら、再びナイフが私に向かって飛んできた
顔を横に傾けることで何とかナイフを避けることができたが、頬から赤い雫が流れる
「っ……何だそのナイフは!一体どうなっている!?」
どうなっているんだ、あのナイフは
何故、ナイフの
「答えろ!何故ナイフの刀身が飛んでくる!!」
「メンドクサイが答えてやろう……このナイフの正式な名はスペツナズ・ナイフ
別名”弾道ナイフ”、簡単に言えば刀身の放出が可能なナイフだと思えばいいさ」
「刀身を飛ばすナイフだと!?そんな物があるのか!?」
くっ!なんて厄介な物だ、これでは迂闊に近寄れない
…………ん?待てよ、刀身を飛ばすと言うことは―――
「ふん、刀身を飛ばすナイフは厄介だが
その武器には致命的な欠点があるようだな」
「お、意外と早く気付くもんだな、流石戦い慣れしてると言うべきかな?」
「誰でも気付くことを褒められても嬉しくはない
刀身を飛ばせば―――それはもう使い物にならないのだからな、斬っ!」
「おっと」
一度刀身を放出してしまえばそのナイフは使い物にならない
なら、今の内に―――斬る!
「誰が一本だけだと言った?まだ数本残っている」
奴の持つナイフから刀身が飛んでくるが
私はそれをすべて弾く、タネさえわかれば怖くなどない
「その技はもう通用せん!」
奴がナイフを放出した瞬間を狙い、私は懐に入り奴を蹴り飛ばす
「ぐはっ!」
奴は吹っ飛び、木に衝突することで止まった
私は奴に近付き、奴の目の前のところで立ち止まる
「………これで貴様は終わりだな」
「……………」
…………返事はなしか、気絶しているのか?
「貴様との戦いは中々楽しめたぞ」
「……………」
「久しぶりに私も熱くなることができた、礼を言おう」
「……………」
だんまりか……それでもいいだろう
殺す前に少し話し過ぎたな、私らしくもない
「安心しろ、痛みがないようすぐに終わらせてやる」
いつもなら警告せずに斬り伏せるのに私は何をやっている
こいつを殺して、いつもみたいに強者を探せばいいじゃないか
なのに何故私は殺すことに躊躇いを感じているのだ、それではまるで
―――まるで、コイツを殺したくないみたいじゃないか
「!!」
そんなものがあってたまるか!
私はコイツを殺して、より強くなるのだ!!
そんな迷いなどコイツを斬ると同時に捨ててやる!!!……さらば
「―――斬!」
~sideヴァン~
「あ~、疲れた疲れた」
まったく、気絶したフリをするのは意外と疲れるな
変に首を木に預けた所為か、首が痛い
「貴様………!今度は一体何をした!?」
「ん?」
目の前で叫んでる彼女にとりあえず視点を向ける、う~ん……
「どうした?質問は受け付けるが答えないぞ」
「答えろ!私に何をした!?」
「何をって……単純に動きを封じただけだ」
ルキの現在の状況は刀を振り上げた状態で体が止まっている
それで、何故体が動かないのかと俺に質問しているわけ、わかった?
「俺が使っていたスペツナズ・ナイフは少々オリジナルでな
刀身を飛ばす際、刀身と放出口との間に糸を仕込んでいたんだ」
「糸だと?まさか……!」
「そっ、俺は闇雲に刀身を飛ばしてたんじゃなくて
お前を此処に誘き出していたってわけ………わかった?」
「くっ……まさか敵の策に嵌ろうとは」
半分くらい賭けの作戦だったがな
刀身を弾かれすぎると捕まえることなんてできなかったし
後で刀身部分を回収しなきゃな、数が多いから大変だ
「待て、私を解放しろ!」
「え~………メンドクサイ」
「お前がやったことだろうが!」
「だって解放したら……また襲うんでしょ?」
「何を当り前なことを言っている」
え~っと、刀身はどこかな~?森の奥だっけ?
結構使ったから回収が大変だな~、あー忙しい
「待て!襲わないから解放しろ!?」
「そう?………い・や・だ」
「貴様~~~~っ!!!」
あ~うるさい、耳が痛くなるわ!
「そんなに騒ぐな……今、解放してやるから」
「始めからそうしろ」
はいはいっと、足の方から糸を外し
次に手の方を……後ろから外すのは難しいな、前から取るか
「おい!何故、前に移動している!?」
「後ろだと外せん、我慢しろ」
「くっ!なら顔をこっちに向けるな」
はいはい、注文の多い奴だ
「…………糸を外したぞ、後は自分で取ることが出来る筈だが」
「なら自分で取る、お前の手など借りん」
そう言って体に巻き付いた糸を取って行くルキ
見た目だけで言えば年頃の女の子だろうに………こいつ幾つだ?
「お前って歳は?」
「?15歳だが」
15!? まさかの同い年だと!? ……いや、精神年齢は俺の方が上か
「おい、私の顔はさっき見るなと言っただろ」
「……お前って以外と可愛い顔をしてるんだな」
「なっ!?」
可愛い顔してるのに、よくあんな斬撃を放てるものだな
人はみかけによらないっていうしな、ナギだって割と強いし
「か、かかかかかかかかかかか可愛いだとぉっ!?」
さて、この後はどうするものかな
街に戻るのもいいが……疲れるな、真っ直ぐリベールに帰るか
あの変態には報告だけでいいだろう、直接会うのは何か嫌だ
となると、残る問題は―――
「………お前はどうする?」
「かわかわかわかわかわかわかわかわぁぁぁ………!!」
「………………」
どうやらトリップしているようだ
これ以上関わるのは面倒なので、俺はバイクを走らせエレボニアを発つ
……てか、何であんな状態になってるの?
~sideナギ~
「はぁー………」
兄さんが家を留守にしてから一日
私は兄さんのことが不安で不安で夜も眠れない
兄さんがいつ帰って来てもいいように私は一日中家にいた
「はぁー…………」
何度目の溜め息だろう
兄さんが仕事で居なくなるときは必ず手紙を残すのに
「兄さん………」
一体いつ帰ってく「ただいま」帰って来た!?
「兄さん~~~~!」
私は兄さんに駆け寄ると、兄さんは―――
「奥義・Wデコピンっ!」
「はぅち!」
私に思い切り強くデコピンを二発同時に放ってきた
「何で!?何で駆け寄ったらデコピンされるのですか!?」
「……ナギ、特訓してないだろ?」
特訓………あっ、忘れてた!
「その顔を見る限り忘れてたみたいだな」
「私は兄さんを心配して「言い訳をするな!今から始めるぞ」今からですか!?」
もう外は真っ暗なのに!?
「俺は言ったはずだ、忘れたのか?
毎日欠・か・さ・ず特訓をすると言ったろ、さぁやるぞ」
「お、鬼ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!」
~sideマドネス~
今日もアノウィンに呼ばれ、アノウィンの家に向かっている俺
はぁ~………いつもみたいに巻き込まれるんだろうな、ポストでも覗くか
おっ、アノウィン宛てに手紙が来てるじゃねぇか知らせてあげないとな
「邪魔するぞ、アノウィン」
「|≡ヾ(*゚▽゚)ノよく来たね」「|≡ヾ(*゚▽゚)ノよく来たね」
「えっ!アノウィンが二人いる!?」
「「ヾ(。`Д´。)ノ彡何を言ってるの僕が二人いるわけないでしょ!」」
「ハモった!?だったらもう一人誰だよ!」
「おいおい、忘れたか?俺だよ、俺」
「今度は俺がいる!?どうなっているんだ!?」
「あれ~マドネス君、忘れたの?
彼女は僕達とは幼なじみだったじゃないか」
「彼女……?もしかしてイマティイ・ゴットなのか?」
「ピンポーン♪正解、やっと思い出したんだね」
「俺の顔でその話し方はやめろ」
「ごめんねー☆」
「だからやめろって!……ったく
そうだアノウィン、手紙が来てたぞ」
「えっ、そうなの?ありがと」
……七年振りの通知なのだから、もう少し大事に扱ったらどうだ?
「v(≧∇≦)vよっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
「!?どうしたのアノウィン?」
「ポイントが……!ポイントが……!やっと+になってるっ!」
「やったじゃん!」
「「イェーイッ!(  ̄▽)爻(▽ ̄ )イェーイッ!」」
「お前ら仲良いな……ん?」
アノウィンから紙が飛んできたので拾い、確認する
ポイントの通知か、何々………
「アノウィン・ゴット、現在所持ポイント………100」
あ、やばい
目から涙が………頑張れよアノウィン、俺は応援してるから
以上、第11話!
明日から学校が始まり、また忙しい毎日がやってくる……!
では皆さん、がんばりましょうね!