気まぐれな神による英雄伝説   作:ガルGC

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「(-_-)第八回の武器講座が始まります」

「(-_-;始まります」

「……今日はやけに大人しいな」

「マドネス君がいつもテンション高い、テンション高いと
 言っておりましたので、今回からはしばらくこのテンションで行きたい」

「行きたい」

「……イマティイ?何で君はアノウィンの言葉を繰り返してるの?」

「一応、反省してるから」

「ん~……二人して、こんなテンションだと
 俺の立場がないんだがなぁ…………アノウィン」

「どうしたのマドネス君?」

「あのだな……アノウィン、テンションは…
 その、高すぎなければ……しばらく、続けていいからな?」

「そう?なら、ご希望に応えようじゃないか!!
 行くよ、イマティイ!こんな大人しいのはご希望じゃないみたいだ!」

「そのテンションもご希望してねぇよ!?」

「♪(゜▽^*)ノ⌒☆ OK、わかったよ!それじゃ……」

「「Let's go Party!!派手に行こうや!!
  第八回の武器講座で弾け飛ぼうぜぇぇぇぇぇぇっ!!!!!」」

「最初の雰囲気から180度、紹介の仕方が変わってる!?」

「行くよ!今回は六尺棒について紹介するよ☆」

「キャーッ!待ってました六尺棒!」

「六尺棒は樫で作った棒のことなんだ
 長さが六尺だから六尺棒って呼ばれていて
 三尺なら三尺棒、四なら四尺棒って数値が変わるんだ」

「まぁ、なんて変幻自在な武器何でしょう!」

「いや、長さの呼び方だけだから棒自体は伸縮自在じゃないぞ?」

「そう!この六尺棒はすごいので(p゜ロ゜)==p)`д)グハッ!」

「いい加減にテンションを下げろ!」





「「「以上、役に立たない武器講座でした」」」
 




第13話

 

~sideヴァン~

 

 

「………孤児院が火事?」

 

「はい……」

 

昨夜、マーシア孤児院に火事が起こったようで

原因は不明だがテレサさんや子供たちは無事だったそうだ

………その分、心の傷がでかいだろうな

 

「ナギ、テレサさんたちは今どこにいるんだ?」

 

「マノリア村にある白の木蓮亭です」

 

白の木蓮亭か、まだ安心できるな

 

「ナギ、白の木蓮亭に向かうぞ」

 

「はい!」

 

とりあえずコレを持っていくか、無いよりはマシだし

俺とナギは白の木蓮亭に向けて急いで向かった

 

 

 

 

 

数分で白の木蓮亭に到着、中に入るか

 

「ヴァンさん……それにナギさんも」

 

「あ、ヴァン兄ちゃんにナギ姉ちゃんだ!」

 

「久しぶりヴァン兄ちゃん」

 

中に入ると、机で子供たちとクローゼが食事をしていた

……ん?テレサさんがいないみたいだな、二階の部屋か?

 

「久しぶりだな、クローゼ

 急ですまないがテレサさんは二階にいるのか?」

 

「はい、今はエステルさんとヨシュアさんと話しています」

 

………誰その二人?

 

「兄さん、遊撃士の人のことですよ」

 

「何だ知っていたのか、ナギ」

 

「はい、昨日会いましたからぁっ!?」

 

「そういう情報は話せと言っていただろ」

 

「はぅ……今ので舌を噛みましたよ」

 

舌を出していたお前が悪い

テレサさんがいる部屋は………あった

 

トン、トンッ!

 

「どちら様でしょうか?」

 

ノックをすると部屋の中からテレサさんの声が返ってくる、この部屋みたいだな

 

「ヴァンです、テレサさん中に入ってもいいですか」

 

「……どうぞ」

 

了解を得たのでナギと一緒に部屋に入る

部屋にはテレサさんと知らない奴が二人いる

 

「久しぶりですねテレサさん」

 

「はい、お久しぶりですねヴァンさん」

 

やはり心の傷がデカイのか、テレサさんの声はどことなく弱っている気がするな

 

「あの~……?」

 

「紹介が遅れてすみません、エステルさん

 この人はヴァンさんと言って、ナギさんのお兄さんです」

 

「ナギのお兄さんですか?」

 

「ああ、ヴァン・ソンブラ

 職業は………しがない武器屋だ、以後よろしく」

 

「へ~武器やなんだ、私はエステル・ブライト

 こっちはヨシュア・ブライト、こう見えても遊撃士よ」

 

遊撃士ね………?面倒なことをやってるな

最初はやってみようかと思ったが、内容が嫌だった

依頼だの、階級だの、そんな縛られる仕事には就きたくないわ!

 

武器屋も縛られる仕事だって?あれは作るのが楽しいから別だ

 

「遊撃士か……何かわかったことがあるのか?」

 

「はい、火災現場を調査した結果なんですが

 ……何者かによる放火の可能性が極めて高いことが判明しました」

 

放火か……孤児院に出向いてまで放火する必要性があるか?

…………誰かが意図的にやったとしか考えられないな

情報がないと迂闊に動けれないし、アイツに頼るのもな………

 

「…だと思います、ヴァンさんはどう思いますか?」

 

おっと、考え事をしていたから話を聞いていなかった

 

「そうだな……情報が少なすぎてなんとも言えない、しばらくは保留だな」

 

「やはりそうですか」

 

なら聞かないで欲しい

 

トン、トンッ!

 

「………失礼します」

 

何だクローゼか、後ろに誰かいるな……印象がなさ過ぎて誰か思いだせん

 

「お邪魔するよ」

 

「ダルモア市長………」

 

そう、それだ!ダルモア市長だ!やっと思い出した……それと腰巾着

 

「お久しぶりだ、テレサ院長

 先ほど報しらせを聞いて慌てて飛んできた所なのだよ、ご無事で本当に良かった」

 

「ありがとうございます、市長

 お忙しい中を、わざわざ訪ねてくださって恐縮です」

 

「いや、これも地方を統括する市長の勤めというものだからね

 それよりも、誰だか知らんが許しがたい所業もあったものだ

 ジョセフのやつが愛していた建物が、あんなにも無残に……心中、お察し申し上げる」

 

市長としては中々立派な言葉……俺から言わせれば唯の演技にしでしか見えないな

一つ一つの言葉が嘘に聞こえる、たぶんコイツが黒幕かな?

だけど、証拠ないしな……………どうするか

 

「はい……どうもありがとうございます」

 

「ギルバード君、行くぞ」

 

「はい!」

 

あれ~?また話しが終わってる……俺ってそんなに考えてる時間が長かったかな

 

「(ナギ、市長は何を話していた?)」

 

「(聞いてなかったんですか!?……秘書のギルバードさんが言うには

 孤児院の放火の犯人はチンピラの《レイブン》の可能性が高いみたいです)」

 

「(レイブンだと……?それはないだろう、アイツらは威勢がいいだけで

 放火をする利点がない……大体、不良グループが街外れまで行くわけないだろ)」

 

「(……その言葉は、話し中に言ってくださいよ)」

 

「(しかたないだろう?考え事をしていたんだから)」

 

「(まったく、兄さんはいつもいつも……)」

 

とりあえず、会話の内容を簡単にまとめると

 

・孤児院に放火をしたのはレイブンだっ!(ギルバードが発言)

 

・孤児院を建て直すミラ(お金)がない(テレサさんが発言)

 

・孤児院の代わりに王都にある別荘に住まないか?(市長が発言)

 

・王都に行くとハーブ畑の世話が……(クローゼが発言)

 

・テレサさん悩む……

 

纏めるとこんな感じかな、かなり大雑把だがな

 

「(明らかに話を省いているだけですよね?)」

 

「(そういうメタ発言をするな)」

 

「(はぅち!)」

 

はぁ~……情報が少ない、黒幕は決定だとしといて

証拠を手に入れる為には不本意だがアイツに頼むか……本当に不本意だがな

そういえば、遊撃士の二人は?………外に出て犯人探しか、地道だな

 

「ナギ、お前も外に出て犯人探しだ」

 

「犯人探しですか?わかりました、兄さんは何をするのですか?」

 

「俺か?ちょっとテレサさんと話をな、後で俺も向かうから」

 

「わかりました、先に行きますね」

 

頑張ってね、犯人探し……俺は向かわないけど

 

「テレサさん、少しいいですか?」

 

「はい、構いません

 どうかしましたかヴァンさん」

 

「テレサさん、これをどうぞ」

 

「これは―――」

 

 

~sideナギ~

 

 

さて、兄さんに言われた通り犯人捜しをしますか!

外にいるエステルさんとヨシュアさんと協力すれば何か見つかるかもしれない

 

「エステルさん、ヨシュアさん………あれ?」

 

外に誰もいない?おかしいな、エステルさんとヨシュアさんはともかく

何でクローゼさんまでいないんだろう?三人で何処に……

 

「ナギ姉ちゃーん!」

 

「マリィちゃんどうしたの?そんなに慌てて」

 

いつも大人しいのに子なのに、何でこんなに――

 

「クラムが!クラムのやつが飛び出しちゃったの!!」

 

「クラム君が!?」

 

なんで!?どうして!?まさか、ギルバードさんの話を聞いていたの!?

 

「マリィちゃん、私は行ってくるから兄さんにも伝えておいて!」

 

「うん!」

 

私は急いでルーアン市に向かって走り出す

途中、出てきた魔獣はすべて蹴り飛ばしながらルーアン市に到着する

確かレイブンは倉庫のところに……あ!

 

「跳ね橋が上がってる……!」

 

確か橋の長さは108アージュ、何処かでボートを借りなきゃ

向こう側には行けない、更に言えば倉庫は向こう側にある

だけど急がなきゃいけないし――――覚悟を決める!

 

「ヤァァァァァァッ!」

 

私は、助走をつけながら向こう側に向かって―――飛んだ

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 

高い!思っていたよりも高く飛んでいる!?

やばいやばいやばいやばいやばい!飛び越えてしまう!

こんなに飛ぶなんて思っていなかった!?な、なんとか体を捻って……!

 

ダンッ!

 

「ふぅー……着地成功です」

 

飛び越えることなく着地は無事成功……足が痛い、無理して飛び越えるんじゃなかった

 

「急がないと……クラム君が危ない!」

 

私は痛めた足を気にせずに倉庫に向かった

 

「こんなアマっ子にまで舐められてたまるかってんだ!」

 

「俺たち《レイヴン》の恐ろしさを思い知らせてやるぞ!」

 

戦闘がもう始まってる、加勢しないと!

 

「三人とも加勢しますよ!」

 

「ナギさん、何で来たんですか!」

 

「ナギ!?危ないわよ!」

 

エステルさんにヨシュアさん、私の心配をしてくれるなんて……嬉しいです

 

「大丈夫です、私も戦えますから」

 

「「「…………え?」」」

 

私は腰に提げていた二つの袋を取り出し、獲物を取り出す

 

「格闘戦用の手甲?」

 

「はい、私の武器は己の拳

 守るべき物のために……私は拳を振るいます!」

 

「ナギ姉ちゃん……」

 

「か、かっこいい……」

 

「こ、怖い……」

 

誰ですか、最後に怖いって言った人は!

 

「一人増えたぐらいでなんだってんだ……行くぞ!」

 

『『『ウイーッス!』』』

 

私たち四人とレイブンとの戦いが始まる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――ハズだった

 

「獅子弾功!獅子弾功!獅子弾功ぉぉぉぉぉぉっ!」

 

『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?』

 

『やめろ!そいつの体力はもぅぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!?』

 

『レイスゥゥゥゥゥゥ!』

 

「「「「……………」」」」

 

ナギが放つ連続の獅子弾功によってレイブンたちは、アッサリと敗北した

 

 

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