気まぐれな神による英雄伝説   作:ガルGC

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「(^/Oヽ^) オーーーイッ!
 第九回武器講座が始まるよー!
 (゜|□|゜)集まれぇぇぇぇぇぇぇえええええ!!」

「「「「「\(^-^*)/ハーーーーーイッ!」」」」」

「待てぇえい!」

「えっ、何?どうしたの?」

「今の人数は一体なんだ!?」

「ふっ、今のは私の特技である~分解の術~だよ?」

「分身じゃないの!?」

「実際に分身できるわけないじゃん
 分解の術は自分の数を増やすして増やした分だけ体積が小さくなる術だよ」

「わぁ~、小さいイマティイが五人いる」

「無理だよな!?分身の術より難しいよな!?」

「「「「「そんなわけないじゃん」」」」」

「五人で言われるとすっごくムカつく
 アノウィン、頼むから早く武器講座に入ってくれ」

「仕方ないな~、今回の紹介する武器は手榴弾だよ」

「「「「「始めて火薬を使う武器が出てきたね」」」」」

「手榴弾っていうのは、小型の手投げ爆弾
 主に目標の周辺に投げて使用するんだ
 範囲内の人間を殺傷する、目標を直撃させる必要がない武器」

「「「「「直接狙うわけじゃないんだね」」」」」

「いい加減元に戻れ」





「「「「「「「以上、役に立たない武器講座でした」」」」」」」
 


第14話

 

~sideヴァン~

 

 

『…………もしもし?現在進行中で忙しいんだけど?』

 

「ヴァンだ、情報がほしい」

 

『久しぶりに掛けてきたと思ったら、いきなりだね……』

 

外は昼下がりの晴れた天気

俺は現在工房にて、あるところに連絡を取っている

 

『まぁいいけど……一体何の情報がほしいの?

 猟兵団の居場所?最近噂の情報部?それとも今後の運勢?』

 

「後半の情報以外は今度聞くとして

 俺が今ほしい情報は、ルーアン市のダルモア市長についてだ」

 

『ルーアン市のダルモア市長………?』

 

電話の相手からう~ん、と唸る声が聞こえてくる

唸るということはダルモア市長には何か裏があるみたいだな

 

『ヴァンくんって……………ホモ?』

 

「……一体どういう考えをしたら、その結果になったのか聞きたいものだな」

 

『は、はははははは………』

 

「電話を切るか」

 

『待って!ルーアン市のダルモア市長でしょ!?

 情報持ってる!情報持ってるから電話を切らないで!!』

 

「なら最初から話せ、お前のくだらん話しに付き合ってる暇はないんだ」

 

『くだらないって……相変わらず直球な発言』

 

お前が余計なことを言う前に話しを終わらせたいだけだ

 

『モーリス・ダルモア、元貴族の家柄で現在はルーアンの市長

 ……その裏では、相場に手を出して大火傷!

 しかも公費を横領して借金が驚きの一億ミラ!……なんて安い借金してんだか』

 

「確かに安いな」

 

この前売れた武器が8000万ミラだから、二本売っただけで

借金を返済してもお金が余っているってね、財産的には全然余裕がある

 

『どう?情報としてはこんな物だけど

 これだけじゃ追い詰めれないよ、物的証拠はどうするつもりなの?』

 

「それは脅せばなんとかなるから問題ない」

 

『……鬼畜だね』

 

何処が鬼畜だ、脅して簡単に証拠が手に入ったら苦労せん

猟兵団や忠義が固い奴には通用しない方法なんだから有効じゃない

 

「他に情報は?」

 

『ん~、特にはないね』

 

特にないのか……

 

「じゃあな」

 

『ちょっ!?切り方がざ――』

 

電話も切ったことだし、次の行動はどうするかな

直接行くのは得策じゃないだろうし、かと言って放置は良くない

……そう言えば市長には腰巾着がいたな、ソイツを利用するか

 

確か口が軽そうな性格してたし問題ないだろう

隙を見て録音機を付けるだけで何とかなるだろう

 

「ただいま戻りました」

 

「おかえり、どうだった?」

 

「はい!ストレスを発散することができました!」

 

………本来の目的と違くないか?

 

「あ、そう言えば兄さんに渡す物がありました」

 

ハイッと言ってナギが渡してきたのは……招待状?

 

「学園祭の招待状か………?」

 

「クローゼさんから貰いました。日頃のお礼だって

 ちなみに学園祭は二日後にありますから、仕事を入れないでくださいね」

 

「わかった、その日は定休日にしておこう」

 

「ありがとう、兄さん」

 

学園祭か………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「思っていたより人がいるもんだな」

 

「年に一回ですからね、みんな楽しみにしてたんですよ」

 

学園祭当日、俺とナギは学園祭が行われる

ジェニス王立学園の入り口のところに立っていた

 

「はぁ~♪賑わってますね」

 

「興奮するのはいいが見るのは後

 先にクローゼたちに挨拶をしてからだ」

 

「ぅ……そうですね、行きましょうか兄さん」

 

俺とナギは校舎に向けて移動を……お、腰巾着発見

ナギが校舎の方を向いている好きに腰巾着に録音機をセットしておく

容量的に一週間は取ることができるから大丈夫だろう

 

校舎まで移動したので、とりあえず入るか

 

「って、入ったらいきなりか」

 

「こんにちは、ヴァンさん、ナギさん」

 

「クローゼさん、招待してくれてありがとうございます」

 

校舎に入ると、すぐそこに本人がいて

更にエステルとテレサさんがいた、ヨシュアと子供たちがいないな

 

「エステルにテレサさん、ヨシュアと子供たちは?」

 

「ヨシュアは子供達を連れて劇の衣装を見せに行ってるわ」

 

「劇の衣装?白の花のマドリガルのか?」

 

「そうよ」

 

……クローゼに頼まれていた性転換の劇じゃないか

俺は絶対に女装なんてしたくないから断ったやつ

まだ配役は決まっていなかったと聞いていたが………ヨシュアが犠牲になったか

 

「ヴァンさん」

 

「テレサさん、どうかしましたか?」

 

「はい、お礼を言いたかったもので

 ヴァンさん、本当にありがとうございます」

 

「気にしなくていいですよ

 感謝の気持ちを形にしただけですから」

 

「……?一体何の話をしているのですか?」

 

「まだ子供達には話していないのですが

 ……実は、ヴァンさんが孤児院の再建費を出してくれたのです」

 

「えっ…………再建費をヴァンさんが……?」

 

「えっ、あの兄さんが……?」

 

クローゼとナギが驚く

ナギ、お前は後で聞きたいことがある

 

「別に無料で渡したわけじゃない条件はある」

 

「条件ですか?」

 

「ああ……ナギがまた遊びに行くだろうから

 来たら歓迎してやってくれ、っていう条件でな」

 

「ヴァンって凄いわね、しがない武器屋なのに」

 

しがない武器屋は余計だ

 

「ヴァンさん、本当にありがとうございます!」

 

「お前まで頭を下げる必要はないだろう、さっきも言ったように

 俺は感謝の気持ちを形にしただけだ、クローゼは子供たちの為に劇を見せてやれ」

 

「はい………!」

 

俺が金を持っていてもしかたないし

だってポケットに大量に入ってるから

 

「劇まで後30分ぐらい時間があったよな?」

 

「ええ、大体30分後に始まるわよ」

 

「そうか……なら、しばらく見て回るか

 ナギ、30分の自由行動で30分後に左の体育館に集合だ」

 

「わかりましたっ!」

 

ナギは返事をすると同時にステップをしながら

二階の階段を上がって行く、そんなに楽しみだったのか

 

「ヴァンさんはどうしますか?」

 

「俺か?そうだな……適当に見て回ろうと思う」

 

「わかりました、ではまた後で」

 

エステルとクローゼ、テレサさんと別れて俺は校舎を出る

 

「あっちの方かな」

 

俺は校舎裏の裏手にある道に向かう

しばらく道を歩いて行くと足を止める

 

「……そこにいるんだろう、出てこい」

 

反応がないか……なら

 

「とりあえず……撃ってみるか」

 

俺は拳銃を取り出し、気配のある方に撃ちこむ

そこから銃弾を弾く音が聞こえると気配が遠くに行ってしまった

 

「チッ、逃がしたか」

 

銃弾をすべて弾く辺り、かなりの手練だと思うが一体……

 

「考えてもしかたないか、劇もそろそろ始まる時間だし……戻るか」

 

俺は考えを中断させ、劇が行われる体育館へと向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白の花のマドリガルは無事閉幕した

偶にはこういう劇を見るのもいいもんだな

……後ろにいたキノコ頭の奴がうるさかったが

 

「三人ともお疲れ様、良い劇だったじゃないか」

 

「皆さん凄かったですよ!特に決闘の場面はかっこよかったです!」

 

「ふふ、喜んでくれて私も嬉しいです」

 

劇を見た後、俺とナギは

劇を終えた三人のところにいた

 

「ヨシュアを含む男子生徒については……どんまい」

 

「あ、あはは……」

 

「エステルさんもお疲れ様です」

 

「遊撃士の仕事とこれぐらい比べたら楽勝よ」

 

その後、俺とナギは学園祭の後片付けを手伝い

片づけが終わった頃には、外はすっかり夕方になっていた

 

テレサさんは学園長から孤児院の再建費を貰ったみたいで

それは子供たちや生活品のために使うようだ

当然そんな大金を持った状態で歩くのは危険な為、遊撃士が護衛に付いている

 

そして俺たちはエステルとヨシュアを送る為、メーヴェ海道を歩いていた

 

「さてと、ここでお別れだね」

 

「はい……この数日間、本当にありがとうございました」

 

「あはは、いいって

 あたしたちも楽しかったし、それじゃ先生とあの子たちによろしくね」

 

「はい、伝えておきますね」

 

「それじゃ、二人とも気をつけてな」

 

二人に向けて手を振った時、後ろから男の人が走ってきた

 

「おお、あんたたちは!」

 

こいつは……名前が浮かばん

 

「どうしたんですかそんなに慌てて?」

 

「た、大変な事になったんだ!」

 

「大変なこと……?」

 

「はぁはぁはぁ……ちょ、ちょっと待ってくれ

 い、息が切れて……ふーっ、ふーっ……ふう……」

 

大変なことなら情報を言ってから呼吸を整えてくれ!

 

「……テレサ先生と子供たちがマノリアの近くで何者かに襲われた」

 

テレサさんと子供たちが襲われた……!?

 

「………あ……」

 

「おっと」

 

その言葉を聞いてクローゼが倒れるのを支える

 

「大丈夫か?」

 

「す、すみません……」

 

「そうか……すみませんが事件について詳しく」

 

「あ、ああ……学園祭から帰って来る途中で変な連中に襲われたみたいでな

 子供達にケガはなかったがテレサ先生と遊撃士の人が気絶させられたみたいで…」

 

「ええっ、カルナさんも!?」

 

「相当の手練みたいだね……」

 

ちなみにカルナさんって人は遊撃士のことだ

 

「ギルドに連絡するはずが宿の通信器が

 壊れたみたいでな、仕方なく俺が大急ぎで走って来たんだ」

 

大急ぎで来たってことは、まだそんなに時間が経っていない

 

「そうですか……協力感謝します、ただ

 できればこのままルーアンに行ってくれませんか?僕たちはこのままマノリアに急ぎますから」

 

「ああ、わかった!」

 

男はそのままルーアンに向けて走って行く……足が遅いな、もっと速く走れないのか?

 

「僕たちもこのままマノリアに「お前らは先に行ってろ」え?」

 

「俺とナギは、テレサさんたちを襲った奴らを探すから

 お前らはマノリアに行って来てくれ、行くぞナギ時間がない」

 

「でも、テレサさんが……!」

 

「そう思ってるなら早く襲った奴らを探すぞ……俺だって怒っているんだ」

 

「兄さん……」

 

「……わかった、マノリアには僕たち三人で行くよ」

 

「ヨシュアッ!」

 

「ヨシュアさんっ!」

 

「だけど、無茶はしないでね」

 

「……それは了解しかねるな…行くぞ」

 

「あ、待って下さい!」

 

俺とナギは襲った奴らを探す為、捜索を開始した

 

 




今日の投稿と同時に、もう一作品を投稿。
昔にじふぁんで書いていた『仮面の決闘者』を投稿しました。
内容は以前とは全然違いますのでご注意を。
ちなみにタイトルは『仮面の決闘者(改)』です。
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