気まぐれな神による英雄伝説   作:ガルGC

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今回は、後書きにおまけがあります。



第3話

 

~side???~

 

 

あれから三年が経過した

はぁ~……長かったな……

 

ハッキリ言えばこの一年間は

周りの地形や武器の製作、己の鍛練等々

毎日、修行して……………大変だった

 

周りの地形を把握するために、森に入ったら

足を滑らせて崖に落ちて、そのまま魔獣の巣に突っこみ

戦闘&逃走を繰り返して、家に帰るのに一ヶ月以上掛かったか?

 

武器の製作だって、暗器から刀剣類、鈍器類

竿状武器、投擲武器、射出武器、格闘武器作るのに

…………一年以上掛けて作ってたな、俺ってすごい

 

特に、釵や戟を作るのは難しかった

完成したのが嬉しくて金砕棒まで作ったのは、苦い思い出だな

資料が大量に有ったおかげで何とか作れたし

 

全部かなり丈夫に出来てるからな

使った材料は……何だっけな?

ゼムリア……ストーンだっけ? を大量に使ったな

 

作成した武器は全てポケットにぶち込んだ

中に入っている間は重さがなくなるから便利だ

取り出すのが少し面倒だが、仕方ない

 

こんだけ作れたら、もしかして商売ができるか

山の奥に武器屋が………怪しくて誰も来なさそう

この案は保留だな、もう少し早く作れるようにならないと

 

後の一年と少しは、まぁ鍛練だな

己のを鍛える為に毎日欠かさず特訓し

武器を使った特訓も繰り返した

 

結果、常人を超えました

だってさ、たかが八歳の拳で木が折れるんだぜ?

前世の限界値を軽く超えてしまった

 

懐中時計、もといオーブメントは……使い勝手が悪い

発動はできるが、隙がでかいのが欠点だな

どうにかできるよう現在検討中だな

 

今日は、やっと土地に慣れてきたので

クロスベルの中心、クロスベル市に向かおうと思っている

山いると情報が全然入ってこないからな

 

さて、森の中から出来るだけ近付いてから道に出るか

八歳児が山道から来るだけでかなり怪しいからな

周りに注意しながら進むか

 

……………

 

…………

 

………

 

……

 

 

ん、やっと森を抜けたか

思っていたより早く着いたな

近くに教会があったが宗教でもあるのか?

 

とりあえずクロスベル市に入るか

 

「はぁ~…………」

 

前を見たら家が並び

 

「はぁ~…………」

 

左を見たら家と人が住んでなさそうな家

 

「はぁ~…………」

 

右を見たら家と豪華な家

 

「…………………」

 

………家ばっかりじゃねぇか!

地図を見る限り此処は住宅街か

なら歓楽街よりも西通りに向かうか

 

ここは、普通だな特にない

近くに店は、あった………タリーズ商店?

雑貨屋みたなもんか、中に入って見るか

 

中は野菜や果物がたくさんあるな

何か新聞のようなものは……クロスベルタイムズ

名前的にこれでいいよな、さっさと買うか

 

「いらっしゃい、坊主お使いか?」

 

坊主って………精神年齢で言えば上だと思うんだけど

 

まぁいいや、適当に街を見た後

必要なものだけ買って帰るか

中央広場に大きな店が在るだろうから行ってみるか

 

「ねぇ、きみ」

 

ん?

 

「寄り道したらダメだよ、真っ直ぐ帰らなきゃ」

 

寄り道って………見た目が子供だから仕方ない

自分と同じぐらいの身長の女の子と

その子の服を掴んでいる女の子が一人、姉妹か?

 

「別に寄り道じゃないから」

 

「本当?」

 

嘘じゃない、買いたかっただけだし

 

「本当だから」

 

「そうなの? ごめんなさい」

 

………まさかすぐに謝るとは

真面目な子だな、今時珍し

 

「君たち二人は何かの帰り?」

 

「? きみは日曜学校を知らないの?」

 

「日曜学校?」

 

「うん、私と妹は東通りから通ってるけど

 きみは何処から通ってるの?住宅街?西通り?」

 

…………ヤバいな

来る途中にあった教会はきっと学校だな

 

「山の方に住んでるから通ってないんだ」

 

「山? 山ってことはマインツ山道から?」

 

「まぁ、一応」

 

実際はその中間辺りだがな

 

「そうだ、私の家に来る?」

 

は?

 

「バスが来るまで時間があるでしょ?

 家で一緒にお話ししない?」

 

「いや、ちょっと……」

 

「じゃあ、行こう」

 

はっ!? 何その強引さ!

きみの後ろにいる妹の顔が泣き顔になってるよ!?

 

 

 

 

 

「おかーさーん!ただいまぁ!!」

 

強引に連れていかれた

流石に子供相手に力は使えないからな

 

「おかえり、あらお友達?」

 

「うん!」

 

いいえ赤の他人です、早く家に帰りたい

 

「あらあら、母のクラリス・シーカーです

 家の娘たちがお世話になっています」

 

「い、いえ……」

 

全くお世話になってないんだけど

って言うか、日本人じゃないだと!?

俺はバリバリの元日本人だぞ、名乗れないじゃん!

 

「あなたのお名前は?」

 

「な、名前は………」

 

えぇぇ、名前なんてすぐに思いつかねぇよ!

だ、誰か救いの手を『ブー、ブー』……この音は

気づかれないよう携帯のメールボックスを開ける

 

『 ̄O ̄)ノヤッホー!

 久しぶりの神様からのメールだよ

 嬉しいよね? 嬉しいでしょう?

 だって僕からのメールだもん、嬉しい以外の表現がないよね

 

 ( ̄ー ̄?)さ~って、此処からが本題

 今、君は自分の名前で悩んでるでしょう?

 僕の第六感がそう言ってるんだよ

 そんな君の為に僕がとっておきの名前を伝えよう

 

 その名も………”ヴァン・ソンブラ”

 

 どう? 良い名前でしょ? 三分でできた名前だよ

 ありがたく使ってよね

 

 σ( ̄、 ̄=)ああ、そうそう

 もうその名前で登録しちゃってるから、変えたらダメだよ

 

 神様との約束だよ!!八(^□^*)  by,アノウィン・ゴット☆』

 

…………こいつぅぅぅぅぅぅ!! 最後の星が余計にムカつくわ!

 

「どうかしたの?」

 

「いえ、何でもないです」

 

あの餓鬼、覚えとけよ

 

「名前は……ヴァン・ソンブラです」

 

「ヴァンちゃんね、よろしく」

 

手を出されたので一応握手をしておく

あ~早く、解放されたい

 

「私の名前はノエル・シーカー、よろしく」

 

「私は……フラン・シーカー…です」

 

今頃、自己紹介かよ

 

「まだ自己紹介してなかったの?」

 

「うん、さっき会ったばっかりだから」

 

「あらあら、しかたないわね」

 

あらあらって何ですか!?

しっかりと躾けてくださいよ!

 

「バスが来るまで、ゆっくりしてね」

 

ゆっくりしたくないわ

 

「ねぇねぇ、私と話さない?」

 

こいつは……確かノエル・シーカーの方か

 

「話す? 何を話すのノエルさん?」

 

「さんはいらないよ、普通にノエルって呼んで」

 

「了解」

 

本来ならバスには乗らないが

暇だしな………息抜き程度に話すか

 

……………

 

…………

 

………

 

……

 

 

バスが来る時間になったらしいので

現在、乗りもしないバス亭に移動中

 

「らんらんらんらん~♪」

 

……ノエル・シーカーという同行者がいるがな

 

「何で付いてきてるの?」

 

「ただの見送りだよ」

 

なら手を繋ぐ必要性がないよね?

 

「本当は、まだお話が聞きたいから

 歩きながら話そうと思って」

 

だからか、バスの予定時間になったから

クラリスさんが止めてくれたが、ノエルが

質問攻めと言うお話の所為で時間がかなり掛かった

 

ノエルが言ってくる質問に適当に答えながら

歩いて行き、バス停に到着した

ふぅ~………やっと着いた

 

「ありがとう、此処まで一緒に来てくれて」

 

「うんうん、私が付いて来ただけだし

 また今度会ったら、沢山お話しようね~!」

 

はいはいさよなら、手おふるのはいいが

後ろ向きに走っていると転ぶぞ?………あっ、転んだ

おっ、泣かず走って行くか偉いな

 

さて、走ってさっさと帰るか

暫く道を歩いて森の中に入り………

 

「…………誰だ?」

 

バス停で一人になった辺りから人の気配は

感じていた、たぶん大人二人分の気配だろうな

しばらく待つと、茂みから大人が二人出てきた

 

「やぁ、子供が一人で歩いて危ないよ?」

 

「君、大人の人とは一緒じゃないのかい?」

 

現れたのは、二人の大人

どちらも友好的に話しかけているが、悪意しか感じられない

 

「大丈夫だよ、私たちが安全な場所まで案内するから」

 

「大人しく付いてきてくれないかね?」

 

大人の二人はそう言いながら

懐からナイフを取り出す………扱いが素人だな

俺は二人の大人と距離を詰める

 

「うん、いい子だ」

 

と、一人の大人が俺の肩に手を置こうとした時

 

「………ぁ?」

 

その男の右肘から下が

ポケットから取り出したククリで切り落とした

 

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

「うるさいわ」

 

その男の叫びがうるさかったので

男のお腹に足を入れ蹴り飛ばす、おぉ~よく飛ぶな

ついでにもう一人も蹴飛ばす

 

「ぐべぇっ!」

 

後で飛ばした方の男は打ち所が悪かったのか

気絶している、えぇ~……ないわ

 

「この餓鬼!」

 

最初に飛ばされた男がナイフを持って

こちらに突っこんできた、おぉお顔が怖いよ

君の度胸に免じて真っ向から勝負してあげよう

 

「くらえぇっ!」

 

「誰が食らうかよ」

 

「ぐっほぉ!?」

 

ホームラーン~~~!!

意外と金砕棒って使えるね、骨の折れる感触が

ダイレクトに伝わってくるよ

 

意外と弱いな、魔獣の方が断然強いぞ

もしかしてこいつら、クラリスさんが言っていた子供の誘拐事件の奴らか?

 

誘拐された子供は沢山いるとクロスベルタイムズに書いてあったが

なるほどな、沢山誘拐するということは何かの実験ってとこか?

 

こいつ等はその輸送班ってところか

なら………せいぜい利用させてもらおうかな?

 

 

~side下っ端~

 

 

「痛って……くそっ!」

 

何なんだよ、あの餓鬼は!?

最初見た時はひ弱な餓鬼だと思ったら

相棒の腕を切り落としやがって!

 

「っは! 相棒!」

 

相棒は何処だ!? 向こうの方に倒れてやがる

 

「おい、大丈夫か!?」

 

呼吸が出来てるが危ねぇな

腕の出血が多すぎる、ちくしょう!

そうだ! 本部に急いで戻れば助かるかもしれねぇ!

 

「待ってろ、すぐに戻ってくる!」

 

耐えてくれよ、相棒………!

 

 

~sideヴァン~

 

 

いや~、思い通りに動いてくれてうれしいよ

仲間思いなのは良いけど、それは時に危険な行為だ

ま、誘拐してる奴らだから仕方ないか

 

「お~い、大丈夫か?」

 

まだ腕から出血している男に声を掛ける

 

「ぅ………ぅ……」

 

おっ、意識が残っているのか

 

「……た…たす……け…」

 

「助けて欲しいのか?」

 

「ぁ……あぁ………」

 

う~ん、どうしようか?

 

「いいよ」

 

「…ぁ…り……が…」

 

男は言葉が出る前に、俺の持っている

ククリによって、その首を刎ねられる

 

「どういたしまして」

 

さて、あの男を追いかけるか

子供を誘拐した己の罪を刻んでやらないとな

 

 




 
おまけ

「(。・ω・)ノ゛ やぁ、みんな集まれ~!
 アノウィン君によるおまけモード! 始まるよ!」

「何をやっている?」

「ノリが悪いよヾ(ーー )
 このおまけは僕たち兄弟が送る
 数少ないコーナーだよ」

「数少ないは余計だと思うが」

「気にしない、気にしない
 それでは早速始めたいと思います
 っと思いましたが、ここで時間切れ!」

「早くないか!?」

「それではみなさん、また今度」

「はぁ………」
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