ハイスクールD×D 一つの器に   作:Nation

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タイトルは話の中の言葉から適当に引っ張ってます。


第01話『味噌汁は外せない・・・!』

 私は生徒会の手伝いをして、帰りにスーパーによってから、とあるマンションにある一室の前に着いた。表札には『時鳥(ときとり)』と書かれている。

 別に今からこの家に泥棒に入るわけじゃない。

 ポケットから鍵を取り出し扉を開ける。ここは自分の家だ。

「ただいまー」

 返事が返ってくるわけじゃないがつい言ってしまう。

 私は台所に向かい、晩御飯の用意をする。献立は野菜炒めと味噌汁、それに白いご飯。

 学生だとこんな感じだろう。私は家庭的なスキルが高いわけじゃない。

 お湯を沸かして、野菜とお肉、豆腐を切る。

「しまった。お味噌切れてる・・・」

 どうしよう。気分的に味噌汁は外せない・・・!

 今から買いに行こうかな。でも面倒でもある。

 そういえば、カップの味噌汁あったっけ。あれで代用しよう。

 その後は順調に調理でき、晩御飯が完成した。

 さて、そろそろあいつを起こそう。

「ご飯できたよ。いるでしょ?」

「ん?飯できたのか?」

 そうして起きてきたのは、同じ血を流す半身の刹那だ。

「野菜炒めに味噌汁・・・俺は朝パスタを頼んだんだが・・・」

「そうだっけ?ゴメン、忘れてた」

「おい」

 そういって椅子に座る。

「「いただきます」」

 食事を開始する。

「ん?味噌変えたのか?明らかに味が違うんだが」

「味噌切れてるの忘れてて。カップので代用した」

「なるほど。理解した」

 そんな会話をして食事が終わる。

「明日こそパスタを頼むぞ」

「そんなに食べたいなら刹那が買いに行けばいいじゃない」

「台所事情は久遠の担当だろう」

 そんな会話をしていると携帯が鳴った。

「この音は・・・」

「あの人か・・・」

 何の用だろう・・・。あの人からの電話ってちょっと疲れるんだよね・・・

「はい。もしもし」

「―――――?――――――!」

 ああ、今日もテンション高いなぁ。

「今日は何?無駄話なら会った時にしてほしいんだけど。電話代がもったいないから」

「――――!――――?」

 !!・・・どうやら今日はおしゃべりってわけじゃないみたい。

「詳細はをお願いします」

「―――――!――――――!」

「了解しました。確認します。内容ははぐれ悪魔バイサーの討伐でいいですね?」

「――。――――――。――――」

 確認も終了したしすぐに切る。いい人なんだけどなんというか・・・鬱陶しい。

「聞いてた?」

「もちろん」

 よし、それじゃ切り替えていこうかな。

 

 

 ◇◆◇

 

 

 俺がやってきたのは町はずれの廃屋。ここに今回の目標が居る。

「討伐だし俺が行くか?」

「うん、お願いね」

 即答。最初から任せる気だったようだ。まぁ、基本役割は討伐なら俺、捕縛なら久遠と分担されてる。

 中に入ると、血の匂いが濃くなった。こりゃ、力に飲まれて、無差別に殺しをやってる相手か。討伐で依頼されるのもわかる。

「ケタケタケタケタ」

 奥から不気味な声が聞こえた。

「獲物の匂いだ。今度の獲物はどんな味がするんだ」

 うわぁ。まさしく化物だ。転生悪魔のはずだが、元の種族が分からん。四本足に二本の腕って。

 まぁ、悪魔は姿をある程度変えれる。そして、この手のはぐれはその醜悪さからそれにふさわしい体に変貌する。

 仮にこれが元人間の悪魔だったとしてももう戻れないだろうな。戻す気もないが。

「貴方がバイサーですか?」

 丁寧な口調で話す。仕事モード的なものだ。

「そうだが獲物がようでもあるのか?」

「はい。貴方を討伐に参りました」

「わけのわからない仮面をかぶったガキが何を。戯言を言う前に喰らってやるわ!!」

 バイサーの言う通り今は自作の仮面をかぶっている。配管工ゲームのトラウマ仮面を参考に作ったものだ。出来が良くて気に入っている。

「交渉決裂だね」

「今の会話の何処に交渉要素があったんだ」

 久遠と話す。殺しに来たと宣言しただけだ。

 それに、成立したら相手は死ぬことになるんだ。決裂に決まっている。

 バイサーは持っていた槍を投げてきた。

 それを躱す。止まって見えるほどの遅さだ。弾幕にでもなってない限り千本来ようが避けれる。

 そして、両手に握ったナイフを後足に向かって投げる。

 逃げられると面倒だからまず動きをそがないと。

 バイサーはナイフの機動を見ることが出来なかったようで、無防備な足に直撃する。

「くっ!」

 うん。威力無いな。刺さり切ってない。まぁ、自称人間の俺の投擲、しかもただのナイフじゃこんなもんだ。むしろ弾かれなかっただけマシだ。

 と言うわけで、瞬時にバイサーに近づき、中途半端に刺さっているナイフに蹴りを入れて押し込む。

「うがあぁぁぁぁ!」

 そしてナイフを回収。リサイクルって大切だよね。

「チビがぁぁぁ!!」

 バイサーは前足を使って俺を踏みつぶしに来た。と言うか、お前の巨体からすると人間サイズは軒並みチビなんだが。

 まぁ、これも遅いので簡単に躱せる。

 そして、バイサーの足を踏み台にして、相手の顔にまで近づくと、腰にある片刃の剣を抜き、一閃。

 上半身が縦に割れ、そのまま崩れ落ちた。

 そして、消滅していった。

「お疲れ様」

「ああ。疲れてないがな。あれなら最初っからぶった切ればよかった」

 ナイフを投げた意味がない。

「投げナイフの実践訓練と言うことで」

「遠距離攻撃手段どうにかしたいな」

「銃でも使う?私はマシンガンやガトリングがいいなぁ」

「弾幕でも張る気かおい。それに俺は狙撃銃がいいんだが」

「剣を使う意味がなくなるよ」

「まぁ、弾の仕入れとか面倒だし当分はナイフかね」

「再利用が可能だからね」

 そんなことをしゃべってると廃屋の入口から声がかかる。

「あなた、何者かしら?」

 ・・・喋ってないでさっさと帰ればよかった。




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