ソーナからグレモリー達の動きを聞いて自分も行動に移す。
ソーナの話ではグレモリーと姫島が旧校舎正面から出向き監視の堕天使達の目を引き、その間に裏口から兵藤、木場、搭城が裏から教会に向かうとのことだ。
昨日仕入れた情報でも主犯のレイナーレが儀式をしている間、残りの堕天使が学園を見張ると言っていたから良い引付けになるだろう。
なら自分は兵藤達について行くとしよう。
木場、搭城はともかく兵藤は戦闘のせの字も知らないだろうし心配だ。
それに自分の目的は殲滅。仮にグレモリー達が堕天使に逃げられても、逃げる先は相手の本陣である教会の可能性が高い。そこを狙えば取りこぼしも減らせるだろう。
【我ながらせこい考えだね。疲弊したところを狙うって事でしょ?】
【勝てばいい。それがすべてだ!】
【それを言いたいのなら仮面を変えなよ】
こんな感じで久遠と雑談と方針を話ながら兵藤達に追い付く。
そのまま三人の前に姿を現す。
まぁ、今出ているのは久遠なんだが。
「「!!」」
「お前は!?」
「こんばんわ。兵藤一誠。木場祐斗。搭城小猫」
俺の登場に兵藤は驚愕し、木場と搭城はすぐさま構えた。
「・・・何の用かな?僕たちは急いでいるんだけど」
木場は剣を構えながら自分に聞いてきた。
「はい、事情も含めて知っています。ですので単刀直入に要件を済ませましょう。共闘していただけませんか?」
「・・・共闘?」
「そうです。あなた方は今から外れの教会にアーシア・アルジェントを救出したい」
「どうしてそれを!?」
兵藤が驚いているが今は無視しよう。
「自分は教会に巣食う堕天使の一派を殲滅したい。やや目的に差異はありますが利害は一致します」
「どうして君が堕天使を狙う?どこかからの依頼かい?」
「いえ、これは自分個人で動いているにすぎません。理由は住んでいる町が平和であってほしいと思っているからです」
「それだと悪魔である僕たちも君の敵になると思うけど?」
「この前も言いましたが今のところあなた方を狙う意味がありません。町に害となるのであれば排除します。あなた方に何か心当たりでもあるのですか?」
「・・・そんなことはしてません」
「ならば気にしません。話を戻しますがあの堕天使はこの町の害となりました。故に自分は動きます。自分一人で向かっても良いのですが鉢合わせた時に狙われるのは御免こうむりますから」
これが共闘する理由の一つ。三つ巴の状態は正直面倒だ。
「もし断ったら?」
「どうもしません。しいて言うのであれば、あなた方を気にせず戦闘を行うだけです」
暗に巻き込まれても知らないと告げる。まぁ、巻き込む気はないけど。
「わかったよ」
木場が構えを解く。
「いいのか木場?」
「うん。完全に信用したわけじゃないけどここでいがみ合っても仕方ないし、こっちも巻き込まれるのは御免だからね」
どうやら了承してくれたようだ。
「ありがとうございます」
搭城が睨みながら言う。
「・・・でも変な動きをしたら」
「ええ、わかっています。あと一つ確認を、自分の目的は殲滅ですのでそこで行動が別れる可能性があることを分かっていてください」
救出が目的の兵藤達とでは緊急時の行動にずれが生じる。そこは理解してもらわないと困る。
「それでは教会に向かいましょう」
共闘にこぎつけることが出来て良かった。これでもう一つの理由であるこっちに敵意がないことをグレモリー眷属に示すことが出来るだろう。
うまくいけばグレモリーからの捜査の魔の手が収まるかもしれない。望みは薄いが・・・。
前回モチベーションが戻ってきたと言っておきながら結局更新せず3か月放置してました。申し訳ございません。
感想お待ちしております。
ここまで読んでいただきありがとうございました。