馴れ初め、その2。今回はハーメルン。
馴れ初めを考えるのに一番悩みそうな子ですが実はそんなに難しくなかったです。一番難しかったのは白雪姫。
ちなみに今回でハーメルンの格好(シーツを巻いていた)の理由が明かされます。すでに理由が分かっている方はいたのかな……?
六人の血式少女との恋人生活が始まりまだ一日目だが、すでにジャックはその内の二人の新たな一面を目にしていた。
その内の二人とは親指姫と眠り姫。この二人は驚くほどに情熱的な一面を持っていて、その大胆さに早朝から何度も度肝を抜かれてしまったほどだ。
この大胆さは二人が姉妹だからなのか、それとも血式少女だからなのか、あるいは女の子だからなのか、どれが理由なのかは正直なところ良く分からない。だが今ジャックはとある事情により、少なくとも親指姫三姉妹特有の大胆さではないと分かっていた。
「さあ、口を開けるのだジャックよ! ワレが手ずからに食べさせてやろう!」
「えっと、その……」
それは朝食の席だというのにこれでもかというほどグイグイ迫ってくるハーメルンのおかげだ。隣の席に腰を降ろし、満面の笑みで口元にスプーンを近づけてくる姿はあまりにも積極的で大胆に過ぎる姿であった。
ただ本人は別段恥ずかしそうにしていないしむしろとても楽しそうなので、どちらかといえば無邪気という表現がぴったりなのかもしれない。
「どうした、あまり気乗りせんようだな? ならば口移しが良いか?」
「い、いや、できれば普通に食べさせて欲しいな!?」
あまりにも大胆すぎることをさらりと提案するハーメルンに、ジャックは即座にマシな方を選択した。
少し前に眠り姫の色香に当てられて我を忘れそうになった上に、ついさっきは親指姫にディープなキスをされたばかり。挙句の果てにハーメルンに口移しまでされてはもう理性を保てる自信はどこにも無かった。
「そうかそうか! よし、あーんするのだジャックよ!」
「あ、あーん……」
「どうだ、美味いか?」
「う、うん。とってもおいしいよ。ありがとう、ハーメルン」
「おお、そうか! よし、では次は貴様の番であるぞ、ジャック! 貴様もワレに手ずから食べさせるのだ!」
「う、うん。それじゃあ、あーんして?」
「あーん!」
その大胆さと積極性に戸惑いと恥じらいを覚えながらも、そのまま何度かハーメルンとの食べさせあいを繰り返していくジャック。
悪い気はしないし満面の笑みではしゃぐハーメルンの姿は実に微笑ましいものの、ここは二人きりの部屋などではなく食堂。そして今は朝食の時間。当然周りにはジャックとハーメルン以外にも人はいるわけで――
「ま、まるで別人のようですわ……恋愛とはここまで人を変えてしまいますのね……」
「これが、恋愛感情に目覚めたハーメルン……」
「何と言いますか、他の誰よりもジャックの恋人らしいことをしている気がしますね~。どこかのツンデレとは大違いです~」
――積極的なハーメルンの姿に、皆揃って驚愕を露にしていた。
別世界の記憶を得ていない血式少女たちも事情は全て聞いているはずだが、やはり実際目にすると驚きは桁違いなのだろう。シンデレラは驚きを通り越していっそ怯えているように見えるし、グレーテルですら開いた口が塞がらない感じである。もちろんその驚きはジャックも同じであった。
(どこかのツンデレって親指姫のことかな? そういえば親指姫、朝ごはんなのに食堂に来ないなぁ……)
まだ恥ずかしくてジャックと顔を合わせられないのか、親指姫は朝食の席に現れていない。
ちなみに眠り姫もこの場にはいないが、その理由はジャックのベッドで二度寝している所を起すに起せなかったからである。親指姫にディープなキスをされた後部屋に戻ると、やはりまだ眠かったのかあまりにも幸せそうな寝顔で二度寝をしていたのだ。あんなに気持ち良さそうに眠っている所を起すのはさすがに可哀想だったため、起すのはもう少し後にしてあげようと思ったわけである。
まあ起すにはキスしてあげないといけないため、もう一度変な気を起さないよう自重したと言う理由も無くは無い。
「ハーちゃん、とっても幸せそう。そうだおつうちゃん、私たちもやろっか? はい、あーんして?」
「ええっ!? ひ、姫が僕にあーんを!? は、はい、是非!」
(あの二人はぶれないなぁ。特に人魚姫さん……)
色々複雑な心境であるジャックの視線の先では、大胆なハーメルンに触発されたのか人魚姫がおつうに同じようなことをしていた。
おつうの方はだいぶ顔が赤いものの、二人とも非常に楽しそうな笑みを浮かべている辺り、やはりあの大胆さは血式少女特有のものなのかもしれない。
「あははっ。ハーメルンは随分と積極的だし、人魚もおつうもラブラブだ。あたしもあんな風に迫れたら楽なんだけど、さすがにちょっと恥ずかしいかな?」
ハーメルンの大胆さ、そして仲睦まじい夫婦の様子を目にして赤ずきんが朗らかに笑う。
一応赤ずきんもジャックの恋人の一人なのだが、ジャックが目の前で他の恋人と触れ合っていても普段とさほど変わらない様子を見せている。なので赤ずきんの反応に対しては安堵の気持ちを抱けたのだが――
「……食事中に遊ぶのは感心しないわ、ハーメルン。もうその辺りにしておきなさい」
(ああっ!? ま、またアリスが機嫌悪そうに……!)
――やはりというべきかかなりご機嫌斜めになっているアリスの反応に、ジャックは心からの焦りを抱いてしまった。
ジャックのファーストキスが眠り姫に奪われた時は、瞳が一瞬ピンクになるほどの衝撃を受けていたアリスだ。もしかすると親指姫と同じか、あるいはそれ以上にヤキモチ焼きなのかもしれない。それならハーメルンがジャックに迫る様子を眺めるのは心底面白くないことだろう。
「ん? ワレは遊んでおるわけではないぞ、お譲よ。こうしてジャックとお互いの絆を深め合って――」
「――そうだ! ねぇハーメルン、実はちょっと君に聞きたいことがあるんだ!」
どのみち恋人達の間で諍いは起きて欲しくないので、ジャックは食い気味に話題を変えた。昨日から、そして実は今も気になっているハーメルンのとある様子の変化について。
「む、何だ? ワレに答えられることなら何でも答えてやりょう! ……ろう!」
「えっと、昨日はどうして身体にシーツなんて巻いてたの? それに今日は君の格好がいつもと違うし……もしかして記憶と何か関係があるの?」
満面の笑みで応じたのに言葉を噛んでしまった所は流してあげて、ジャックは隣に座るハーメルンの姿を改めて眺める。
昨日は何故か身体にシーツを巻いていたハーメルンだが今日は巻いてなどいない。その代わりにいつものボロボロマントに裸同然の格好ではなく、極めて普通の格好をしていた。白いシャツの上に鮮やかなピンクのコートを羽織り、そして頭には同じくピンクの帽子。端的に言えばとても可愛らしい格好であった。
「おお、そんなことか。それは実に簡単なことだぞ、ジャックよ。ワレは貴様の恋人、故に貴様以外の男に肌を見せるのは良くないことだからな。昨日シーツを身体に巻いていたのは服が無かったからだぞ」
「えっ!?」
そんなハーメルンの何気ない答えに、血式少女達の間には明らかに戦慄が走っていた。というかジャックも戦慄を覚えた。何故ならハーメルンがあまりにも常識的、というか妙に男心を捉えた台詞を口にしたから。
「は、ハーメルンがまともなことを言っているだって……!?」
「こ、これははっきり言ってわらわも驚きました~……」
「くっくっく、ワレは別世界のワレの記憶を得て賢く、そして常識的になったのだ! 最早今までのワレではにゃい! ……ない!」
独り言のように驚愕を零すおつうとかぐや姫。そんな二人に胸を張って言い放つハーメルンであったが、またも盛大に言葉を噛んでいた。しかし今は噛んだことを指摘するよりも重要なことがある。
「ハーメルン、まさかあなたが本当に常識を身につけたと言うのかしら?」
「うむ! 確か前までのワレの格好はアレであろう? こーじょりょーぞく的に良くない、のであろう?」
「公序良俗、ね。確かにその通りではあるのだけれど……」
誰よりも先んじて尋ねたグレーテルに返されたのは、発音と滑舌が怪しい所を覗けば完璧に常識的な答え。まさか百点満点の答えが返って来るとは思わなかったのか、グレーテルは眼鏡の奥で瞳を見開いていた。
「あんたの口からそんな言葉が出てくるなんて驚きだよ……ハーメルン、あんたのは一体どんな記憶なのさ?」
「ほう、聞きたいか!? ワレとジャックがいかにして恋人となったか、大いに興味があるというのだな!?」
赤ずきんの質問に対し、よくぞ聞いてくれたとでも言わん気な笑みで返すハーメルン。瞳を妙に輝かせているあたり、どうやら喋りたくて喋りたくて仕方が無いらしい。
「そりゃあ気になるよ。馬鹿にしてるわけじゃないけどさ、あんたが恋愛に目覚めるなんてあたし以上に不思議で仕方ないからね」
「他ならぬジャックと恋をした話だもの。興味が無いわけがないわ」
「は、はい、白雪も気になります……」
真っ先に頷いたのはジャックの他の恋人達。自分たちとは異なる過程を通ってジャックと結ばれた事実はやはり気になってしまうらしく、話を聞くためかアリスも比較的落ち着いた様子を見せていた。
「これほどまでに好奇心を刺激された覚えはあまり無いわね。是非とも話を聞かせてもらいたいわ」
「その、実を言うと私も気になって仕方ありませんわ……」
「はい~、実に面白そうな話で大変興味深いです~」
次いで頷きを見せるのは恋人以外の血式少女たち。
シンデレラは僅かに頬を染めて女の子らしい反応をしていたものの、他の二人はあまり女の子らしいとは言えそうに無い反応だ。グレーテルは瞳に並々ならぬ知的探究心を燃やし、かぐや姫の方はただたださも愉快そうにニヤニヤと笑っている。
まあかぐや姫に関しては面白そうなものが見られそうだからという理由で今日は早起きしてきたらしいので、当然と言えば当然の反応かもしれない。
「僕も皆と同じ気持ちだよ。正直なところ、ジャックと恋人になった六人の中で君が一番意外に思ったからね……」
「私ももっとハーちゃんの恋のお話聞きたいな。状況が状況だったからあんまり詳しくは話してもらえなかったんだもん」
そしておつうと人魚姫も同じく頷き、皆と一緒にハーメルンへと視線を向ける。
しかし当のハーメルンは皆の視線を受けて話し始めるのではなく、何故かジャックへと視線を向けてきた。皆と同じどころかそれ以上に期待に輝く瞳で。幾らなんでもさすがにこの状況でハーメルンが何を考えているか分からないほどジャックも鈍くは無い。
「正直に言うと僕も凄く興味があるよ。できたら話を聞かせて欲しいな、ハーメルン?」
「そうかそうか! ならば良し、話してやろう! ワレとジャックがいかにして恋人になったかをな!」
望みどおりの答えを返せたらしく、嬉しさのあまりか満面の笑みで席を立つハーメルン。
話すのは良いのだが今は食事中だし、立って話すのは行儀が悪い。なのでジャックはそれとなく注意しようとしたのだが――
「――まあ、それは食事の後にするか。長い話になる故せっかくの食事が冷めてしまう。作り手への感謝を忘れてはならんからな」
「……えっ!?」
――注意するまでも無く、ハーメルンはちゃんと理解していた。そして理解しているだけでなく、座り直して朝食の続きを食べ始め行動にまで移している。
かなり意外だったのでまたしても驚愕の声を零してしまったのだが、大体皆も同じような反応をしていたので目立ちはしなかった。
(ほ、本当に常識が身についてるなぁ、ハーメルン……一体何があったんだろう?)
公序良俗を意識したり男の気持ちを考えたりしていることといい、間違いなくハーメルンは常識的かつ柔軟な思考が可能になっている。
果たしてハーメルンがジャックと結ばれた世界では一体どんな出来事があったのか。気になって気になってあまり食事が進まないジャックであった。尤もそれは大体数の血式少女達も同じようであったが。
「全てのきっかけはある日の赤ずきんの言葉だ。ワレにはこう、少々常識が欠けているところがあったからな。その勉強をさせた方が良いのではないかと口にしたのだ」
妙に長い時間に感じた朝食の後、ついにハーメルンによるジャックとの馴れ初めの語りが始まった。
恐らくは眠り姫の時と同じく、ジャックが経験をしていない出来事が恋のきっかけになっているに違いない。常識が欠けている云々はともかくとして、赤ずきんによる勉強の催促の言葉は聞いた覚えが無かった。しかしここから一体どのように恋愛に発展するのか、それが一番の謎である。
「んー、確かにあたしもそう思ってるけど自分で教えるのはちょっとなぁ……」
「うむ。ワレの記憶の赤ずきんも似たようなことを言っていたぞ。そこでジャックに白羽の矢を立てたのだ!」
「えっ、僕!?」
謎だと思ったのも束の間、速攻で接点ができてしまう。
どうやらハーメルンとジャックの馴れ初めは常識の勉強とやらが重要になってくるらしい。
「白羽の矢というより、ただ丸投げしただけなんじゃないかな。赤ずきんも勉強は苦手な方だからね」
「それはありえる話ですね~。でもまあ、確かにジャックが適任だと思います~」
「ええ、そうですわね。確かにジャックさんなら優しく教えてくれそうですもの」
呆れたようなおつうの言葉に、かぐや姫とシンデレラが信頼溢れる微笑みを浮かべて続く。まあシンデレラはともかくとして、かぐや姫の微笑みは単純に面白がっているだけだが。
「常識の勉強、というのは具体的にどんな勉強だったのかしら? 正直な所曖昧でよく分からないのだけれど……」
「ワレが怒られたり指摘されたり疑問に思ったことをジャックに問い、ジャックがその理由を教えてくれるというものだ。初めはジャックも何をどのように教えれば良いか分からなかったようだからな、最初はそんな感じの勉強の仕方だったぞ」
アリスの尤もな疑問に対してどこか懐かしそうに、それでいてどこか羨ましそうな様子で答えるハーメルン。
何だか不思議な様子だが実際に経験したわけではないのにその記憶がある以上、こんなちぐはぐな反応になってしまうのも仕方の無いことなのかもしれない。
「確かそのお勉強がきっかけで、段々とジャックさんのことが好きになっていったんだよね、ハーちゃん?」
「うむ! ジャックはワレが理解するまで優しく丁寧に教えてくれる上に、ちゃんと覚えられたらいっぱい褒めてくれるのだぞ! そのおかげでワレも勉強が楽しくなってきたのだ!」
「それは本当に勉強が楽しかったんですか? もしかして、ジャックさんと過ごす時間が楽しかったんじゃないでしょうか?」
「おお、良く分かったな! うむ、ワレは本当はジャックと過ごす時間が楽しかったのだ! ただそれにはしばらく気が付かずにいたのでな、その分ジャックとの勉強に集中して賢くなれたのだぞ!」
人魚姫と白雪姫の問いに対しても満面の笑みで答えていく。
話の内容から察する限りだと楽しい時間を勉強そのものだと勘違いした結果、更にのめりこんで様々な知識を得ることができたのだろう。公序良俗についての判断もできていたあたり、まず間違いなく最低限の常識は身についているに違いない。
「では何がきっかけとなって本当の気持ちに気がつけたのかしら。机に向かって勉強しているだけではきっかけとなりそうな出来事など思い浮かばないのだけれど」
「それは実に簡単なことであるぞ。ワレは勉強の才能があったのか大概のことはすぐに頭に入ってしまったのでな、今度はワレが学びたい事柄をジャックに提案するようになったのだ」
「なるほど。きっと頭に何も詰まっていなかったから簡単に詰め込めたのね」
「ぐ、グレーテル……」
遠回しにアホの子だと指摘するグレーテルの言葉におつうが眉を寄せる。しかし反対意見を述べたり否定はしないあたり、おつうも似たようなことを考えたのかもしれない。実際ジャックも似たようなことを考えたのは否定できなかった。
「それでワレはジャックに教えてもらうことにしたのだ。ずばり、恋愛についてをな!」
「き、来ました! ついに恋のお話です!」
「ドキドキするね、白雪ちゃん!」
(何か凄く楽しそうだなぁ、白雪姫と人魚姫さん……)
ついに話の核心に迫るためなのか、それとも恋のお話だからなのか。この二人は妙に瞳を輝かせて興奮を露にしていた。まあ女の子はそういうお話が好きらしいので、テンションが上がってしまうのも仕方ないかもしれない。
「恋とはそもそも何なのか、恋をするとはどういう気持ちか、ワレはそれをジャックに尋ねたのだ。ジャックもあまり詳しいことは知らんようだったが、それでも自分なりの考えを教えてくれたぞ。照れ臭そうに赤くなりながらな」
「あっ、そうですわ。せっかくですし、今ジャックさんに同じ事を聞いてみませんこと?」
「ええっ!? ぼ、僕が答えるの!?」
傍観者に徹していた所、あろうことかここでシンデレラに話を振られてしまう。
話はちゃんと聞いていたし答えられないこともないのだが、何人かに眩しいほど輝く瞳を向けられたため寄せられる期待の大きさに少々戸惑ってしまう。
「おお! それは実に良い考えであるじょ! ……ぞ! ジャックよ、どんな気持ちを相手に抱いてれば恋をしていると言えるのか、答えてみるが良い!」
おまけに他ならぬハーメルン本人も瞳を期待に輝かせ、ジャックの答えを聞きたがっている。期待に応えられるか自信は無いが、ここは素直に答えるしかない。
「う、うーん、そうだね……その人とずっと一緒にいたいとか、その人の笑顔をずっと見ていたいとか、そういう気持ちを抱いていたら恋をしてるってことだと思うよ……?」
「ハーちゃん、判定は?」
「うむ! 正にほとんど同じ回答であるぞ! さすがはジャック、ワレが見初めた相手だけはあるな!」
「え、えっと……ありがとう?」
どうやら期待に応えられたらしく、ハーメルンは満面の笑みで頷いてくれる。見れば白雪姫も似たような反応を示していたので、どこの世界のジャックにとっても恋とは同じ認識だったのかもしれない。
「それでハーメルン、君はジャックに恋愛の定義を教えられてどうしたんだい?」
「うむ。恋愛について教えられ、ついにワレは気がついたのだ。ワレがジャックに抱いている想いこそ、正に恋愛感情だということにな!」
「つ、ついに告白ですか!?」
「きっともうすぐだよ、抑えて白雪ちゃん!」
「そ、それで、ジャックさんへの恋愛感情に気が付いた後、一体何をしましたの?」
(あ、シンデレラまで興味津々に……)
期待に瞳を輝かせる女の子二人に更にもう一人加わったため、改めて女の子は恋愛の話が好きなのだと実感するジャック。
ちなみに飛びぬけて興味津々なのは実の所四人なのだが、若干一名は瞳の輝きが怪しい光なので除外している。グレーテルの瞳の輝きは間違っても恋の話に惹かれる女の子のそれではない。
「当然それをジャックに伝えぞ。ワレが貴様に抱いている気持ちが正にそれだということをな」
「ハーちゃん、凄く大胆……!」
「す、凄いです! 白雪にはそこまで大胆なことできません!」
「そんなあっさり自分の気持ちを告白してしまいましたのね……尊敬しますわ……!」
「た、楽しそうですね、姫。白雪とシンデレラも……」
おつうも人魚姫たちのテンションについていけないのか、ちょっと引き気味というか困惑気味だ。おつうだって女の子なのだから興味が無いことも無いはずなのだが、もしかするとこういった場面でも王子様らしく振舞おうとしているのかもしれない。
「しかしジャックの奴はワレの言葉を信じなくてな。ワレが勘違いしているだけだと言うのだ。全く失礼な奴であろう?」
「全くですわ。せっかくハーメルンさんが想いを伝えたというのにそれを疑うだなんて、最低ですわよジャックさん」
「ぼ、僕に言われても困るよ……」
「あなたに罪は無いわ、ジャック。相手が相手なのだから、信じろという方が無理な話ね」
「そうですね~、この場合は相手の方が問題だと思いますよ~?」
またしても別世界の自分のことで詰られたものの、今回はグレーテルとかぐや姫がフォローしてくれた。
とはいえ確かに詰られても仕方ない。実際ハーメルンにいきなり告白されても勘違いか何かとしか思えなかっただろう。やはり別世界とはいえ自分自身である以上、考えることも感じることも一緒なのは疑いようもない。
「だからワレは再び尋ねたのだ。どうすればワレの気持ちが本当のものだと証明できるかをな。するとジャックの奴はこう口にしたのだ。本当に相手のことが好きならキスくらいできるはずだ、と」
(えぇっ!? 僕そんなこと言わな――いや、もしかしたら言うかもしれないな……)
一瞬否定しかけるも、冷静に考えてみると意外と言いそうな感じがした。
どうしてもハーメルンが自分は恋をしていると主張するなら、それが真実かどうか証明してみせてもらうのは当然の成り行きだ。しかしまさか大人な触れ合いができるかどうかと尋ねるわけにもいかないし、恐らく別世界のジャックは妥協してキスができるかどうかを尋ねたに違いない。
「それでどうなったんですか!? ま、まさか……!」
「うむ! キスしてやったぞ! 尤も最初はキスが何なのか知らなかった故、まずそれを聞いてからだったがな」
「ハーちゃんさすが! 大胆!」
「だ、大胆ですわ……まだ交際もしていないというのに、いきなりキスしてしまうだなんて……」
喜びや尊敬の溢れる少女達の視線を一身に受け、自慢げに胸を張るハーメルン。
キスについての知識も無かったとすれば、その行為への抵抗も元々さほど無かったのではないだろうか。当初は裸同然の格好をしていたハーメルンだし、大胆と言うよりは無知故の積極性と言った方が幾分近い気もした。
「えっと……つまりそれがきっかけで僕たちは付き合うことになったってことなの? 僕は他に何か言ってなかった?」
しかし六人もの少女と同時に交際をしているジャックでも、楽しそうにしている少女達の話に水を差すほど落ちぶれてはいない。なので思ったことは脇に置いて別のことを尋ねてみた。
「うむ。貴様が言ったのと正しく同じように、ワレへの気持ちがまだ分からないと言っていたぞ。まあワレはそれでも構わんから恋人になってもらったがな。尤も恋人として過ごす内に、その内ジャックもワレに恋愛感情を抱いたようだから今さら気にすることも無かろう」
「僕としてはジャックが君に恋愛感情を抱くまでの経緯が気になるんだけどな……」
「それについてはワレにも良く分からん。一緒に過ごす内にジャックはワレのことが好きになっていたのだ。こう、無邪気な可愛らしさにやられたとか何とか言っていたな」
(何となく分かる気がする。もしハーメルンがさっきみたいな調子で迫ってきたら、絶対その内くらっと落ちるだろうなぁ……)
無知故の積極性というか、恥じらいが薄いゆえの大胆さというか。とにかくハーメルンは恋人になった後はガンガン攻めてきたに違いない。それは先ほどの朝食の席での出来事を考えれば明らかだ。
そしてハーメルンはちょっとおかしな所はあるものの十分に可愛らしい少女。そんな少女にあれだけストレートに好意を示されれば落ちない方が逆におかしい。最初はちょっと意外だったが、今ではハーメルンと恋仲になったというのにも納得だった。まあ良くも悪くもジャックは女の子に免疫が無かったということだろう。
「それで晴れて両想いになったということですね! おめでとうございます!」
「意外と普通の馴れ初めでしたね~。ですがわらわとしてもなかなか面白い話でしたよ~?」
「おめでとう! 良かったね、ハーちゃん!」
「おめでとうございます! ああ、何だか羨ましいですわ。そんな体験をした記憶があるだなんて……!」
「ククク、そうだろうそうだろう! そんなわけでワレとジャックは恋人としての関係を歩み始めたのだ! まあジャックとの勉強は楽しいから続けていたがな。それにジャックは徐々に気持ち良いことも教えてくれて――」
「ハーメルン、ストップ! その先は話さなくて良いから!?」
恋のお話がちょっと危ない方向に傾きかけたのを察したため、楽しんでいる所悪いと思ったが全力でハーメルンの口を塞ぐ。
別の世界の自分のことで相手が恋人とはいえ、自分が女の子に怪しげな知識を吹き込んだなどという事実はこれ以上聞きたくなかった。求められたから教えただけで、ジャック本人から積極的に教え込んだわけではないと思いたい。
「そ、そうか。さすがにワレもこの先は少々話すのが恥じゅかしい……恥ずかしいからな」
「私はむしろこの先の方が気になるのだけれど。あのハーメルンがここまで羞恥を露にするほどの変化、一体あなたにどこまで何をされれればこうなるのか、大いに好奇心をそそられるわ」
「姫たちとはまた違う意味で興味津々だな、グレーテルは……」
「その方がグレーテルらしいと言えばらしいんだけど……うーん……」
今まで瞳を輝かせていた人魚姫たちどころかハーメルン本人でさえ頬を赤くしていたものの、グレーテルだけはそんな様子は一切無い。ただただ眼鏡の奥の瞳に好奇心を浮かべ、ハーメルンにじっと熱い視線を注いでいた。
まあ人魚姫たちと同じ反応をされるのはちょっと似合わないのでジャックもおつうの言葉に頷いたものの、今の状態を認めて良いかどうかは甚だ疑問であった。少なくとも恋愛よりもその先の大人な触れ合いの方に好奇心を惹かれるのはどうかと思う。
「……というか人魚姫さんたち、いつのまにかハーメルンと一緒に恋愛の話を始めてるよ。やっぱり女の子ってそういう話が好きなのかなぁ……」
グレーテルらしさを認めるべきか頭を悩ませていた所、気が付けば馴れ初めを話し終えたハーメルンが人魚姫たちとまだ恋愛に関しての話を続けていた。耳を傾けてみるとどうやら恋人としてどんな風に過ごしていたかの話のようだ。
「その手の話が嫌いな女の子はいないさ。君も覚えておくと良いよ、ジャック」
「それは王子様としての助言? それとも、女の子としての助言?」
「両方、かな? ああ、それにしても見てくれジャック! 恋の話に花を咲かせる姫のあの輝かしい表情! まるで宝石の如く美しい煌きだとは思わないかい?」
「そ、そうだね、つう……」
まるで心を奪われたかのような恍惚染みた笑みをたたえ、同意を求めてくるおつうの姿に微かに気圧されながらもとりあえず頷く。恐らくはこれが惚気というものに違いない。
(そんな風に僕に惚気られても困るけど、確かにつうの気持ちも分かるな。白雪姫とハーメルンの笑顔、凄く生き生きしてて何かちょっとドキドキする……)
とはいえその気持ちは十分に理解できた。恋のお話に花を咲かせる恋人がすぐそこに、それも二人いるので余計に。二人分の眩しい笑顔はジャックの胸を高鳴らせるには十分な輝きであった。
(つうとは違って恋人が六人もいるわけだけど、僕もつうみたいに惚気ることができるようになるのかな……)
正に王子様然としたおつうにちょっとした憧れを抱きつつ、ジャックは考える。
分かっているだけでも眠り姫やハーメルンとの恋人生活は極めて良好だったようだが、ジャックがどれほどそれぞれの少女に熱を上げていたかは未知数だ。もしかしたら人魚姫に熱を上げるおつう並みで、人目もはばからずに惚気たりしていたということも可能性としてはあり得る。
いっそのこと真実を知っているであろう六人の恋人の誰かに聞いてみるのも良いかもしれないが、白雪姫とハーメルンは楽しくおしゃべり中で邪魔するのははばかられるし、親指姫は恥ずかしさのあまり逃走したまま行方知らず。そして眠り姫はジャックの部屋でぐっすり二度寝中。ならば今質問できそうなのはあとの二人だけであり――
「――って、あれ? そういえばアリスと赤ずきんさんは?」
――ジャックはそこでようやく、二人が今まで話に入ってきていなかったことを思い出した。完全に二人の存在を忘れていたわけではないが、話の内容が内容なので気を払う余裕が無かったというべきか。
見れば二人はそれぞれの席に座ったまま、がっくりと肩を落して暗い顔をしていた。
「うぅ……まさかハーメルンの馴れ初めがあんなに普通のものだったなんてショックだ……色々失敗してたあたしよりも全然まともだよ……」
「やっぱり、私は以前からジャックに恋愛感情を寄せていたのね……何故もっと早く気がつけなかったのかしら……もっと早く気がつけていたら……」
(あ、二人とも何か凄いショック受けてる……)
呟きに耳を傾けてみた所、どうやらハーメルンのジャックとの馴れ初めを聞いて甚大なショックを受けているらしいことが分かった。察するに赤ずきんの方は自分の馴れ初めと比べた結果の悔しさ、アリスの方は今まで恋愛感情に気が付けなかった後悔というところか。
「二人とも大丈夫? 何だか凄く落ち込んでるけど……」
「え、ええ、大丈夫よ、ジャック。鈍感で物分りの悪かった私の愚かさを噛み締めていただけだから……」
「あたしも平気だよ、ジャック……まさかハーメルンに負けてるとは思わなかったなぁ。あはは……」
(本当に大丈夫かなぁ、この二人……?)
アリスの方は無表情な上に光の無い瞳で、赤ずきんの方は酷く痛々しい笑みで乾いた笑いを零している。大丈夫かどうかで言えばどう見ても大丈夫ではないと思うし、どう見ても心配をかけまいと強がっているようにしか見えなかった。
「あ、そうだ。私、お姉ちゃんのお話も詳しく聞いてみたいな。確かお姉ちゃんの方から告白したんだよね?」
「えっ!? 赤ずきんさんの方から!?」
どうにかして慰められないかと考えるジャックだったものの、人魚姫のその言葉を聞いては思考を中断せざるを得なかった。薄々そうなのでは無いかと思ってはいたが、まさか本当に告白してきた方だったとは。
「わあぁぁぁっ!? ちょ、人魚!? 勝手に人のプライベートを皆にバラさないでよぉ!」
「君から告白したのか、赤ずきん。それはちょっと驚きだな。いや、その積極性は君らしいと言えるのかもしれないけど……」
さすがにこの事実を知られたくは無かったのか、赤ずきんは顔を真っ赤にしてちょっと情けない声を上げている。更にはおつうが納得したようなしていないような微妙なことを言うので、顔の赤みは更に深くなっていく。
(……ていうか、恥ずかしがる赤ずきんさんちょっと可愛すぎないかな?)
そんな頼りになるお姉さんである赤ずきんが恥じらい動揺する様は、ジャックの目にはかつてないほど可愛らしく映った。憧れの赤ずきんが恋人など畏れ多くてまともに過ごせそうに無い気がしていたものの、この様子だとたぶん至って普通に恋仲だったのではないだろうか。
「ごめんね、お姉ちゃん。でも皆お姉ちゃんの話を聞きたいと思ってるはずだよ?」
「はい! 赤姉様の恋のお話、聞かせて欲しいです!」
「ま、まあ、気にならないといえば嘘になりますわね……」
「ハーメルンの時ほどではないけれど、私も非常に興味を惹かれるわ。あなたは一体どんな経緯でジャックと恋に落ちたのかしら?」
「ええ、私もとても興味があるわ。もう後悔するだけ無駄な状況なのだから、また同じような失敗を犯さないためにももっと知識をつけないといけないもの」
ジャックが赤ずきんの可愛らしさに胸を高鳴らせていると、皆口々に話を聞かせて欲しいとねだっていた。純粋だったり知的好奇心に満ちていたり、いっそ怖いくらいに真面目だったりと様々な反応を示しているが、話を聞きたがっているという一点に関しては皆純粋で汚れが無く、期待に満ちていると言って差し支えない。
「ぐっ……ああ、もうっ! 何か変なのも混じってるけど可愛い妹たちにそこまで言われたら話すしか無いじゃん! 良いよ! 全部話してあげるから皆良い子にして聞くんだよ!」
「やったぁ! 今度はお姉ちゃんの恋のお話だぁ!」
そのせいか皆のお姉さんである赤ずきんは可愛い妹達の期待を裏切ることができなかったらしく、自棄になったように席を立って皆に話しやすそうな場所へと移動を始める。
人魚姫と白雪姫を始めに皆が拍手を送っていたためジャックも同じように拍手を送ろうとしたのだが――
「ジャックよ、ちょっと良いか?」
「あれ? どうしたの、ハーメルン?」
ずっと隣に座っていたハーメルンに袖を引っ張られ、そちらに顔を向ける。見れば頬を染めて微妙にもじもじと恥らう見たことの無いハーメルンの姿がそこにあった。
(え、何これ? 恥ずかしがるハーメルンって凄く新鮮で可愛いんだけど……)
「いや、思い返してみると貴様の口からはまだ聞いていなかったのでな。その、なんだ……ワレの今の格好は、どう思う……?」
「ど、どうって……」
問われてジャックは再びハーメルンの姿を上から下まで眺める。
以前までの格好はほぼ裸同然であり、露出度にだけは目を見張るものがあったもののそれだけだ。まあ似合ってはいたがお世辞にも可愛いとは言いにくい。
しかし今のハーメルンの格好はお世辞抜きに可愛いと断言できる。露出は精々顔や脛のあたりしかないものの、普通の女の子っぽくてとても可愛らしい格好だ。むしろジャックは今の姿の方が前よりも見ていてドキドキしていた。
「……うん。凄く可愛いよ、ハーメルン。とっても似合ってるよ」
「そ、そうか! うむ、やはり実際に言われた方が嬉しいものだな! 可愛い、か……えへへ……!」
故に飾り無く本音で答えると、ハーメルンは花のような愛らしい笑みを浮かべて喜びを露にする。その笑顔、そしてその格好。どこからどう見ても恋する乙女のそれにしか見えなかった。
(ううっ、思った以上にハーメルンが可愛い! ていうか僕の恋人皆可愛いんだけど!? どうして皆こんなに可愛いの!?)
恋人になってから二人きりで話をしたのは、ハーメルンを入れればまだ眠り姫と親指姫の三人だけ。しかし皆がありえないくらい可愛いということはすでに分かっていた。
ハーメルンは今現在見たまま可愛いし、何だか妙にヤキモチ焼きなアリスと親指姫もそれはそれで可愛い。自分の馴れ初めの一部を暴露されて恥じらいたじろいでいた赤ずきんも、恋のお話に瞳を輝かせている白雪姫も、ベッドに潜り込んできて甘えてくる眠り姫も皆だ。普通は恋人の欲目と考えるべきかもしれないが、ジャックは過程をすっ飛ばして昨日恋人になったばかりなのできっと違う。
「ああ、そう言えばワレも実際には言っていなかったな。よし、ならば今言ってやろう! 愛してるぞ、ジャックよ!」
「え――っ!」
皆の可愛さに想いを馳せていたせいできっと隙だらけだったのだろう。気がついた時にはハーメルンの顔が目と鼻の先まで迫っていて、次の瞬間にはあっさり唇を奪われてしまった。
さすがに親指姫のようにいきなり舌を入れてきたりはしなかったものの、それでも十分に大胆で積極的だ。まあ朝食の時点でそういうことをやりかねないのは何となく察しがついていたのだが。
「ふふっ。今のはワレのファーストキスだぞ? 男は女の初めてを貰うと嬉しいのだろう?」
「は、ハーメルン……」
嬉しそうに笑いながらも若干恥じらい、そしてあながち的外れでもない知識を披露するハーメルン。しかしながらジャックは反応に困り言葉に詰まっていた。
もちろんキス自体は別に問題ではない。向こうがそれを望むなら応えるという覚悟は眠り姫と話した時に決めているのだし、キスされて嬉しかったのも事実。その証拠に胸はドキドキと高鳴っている。問題はもっと別のことだ。
「……あれ? どうしたんですか、赤姉様?」
「ん? いや、何でもないよ。ただちょっとジャックのことを考えてたんだ。あたしの記憶の中でもまだ気持ちが分からないからキスはできないって言ってたのになぁ、って思ってさ」
幸か不幸か、今キスされた所を赤ずきんだけが見ていたという事実。見ればじっとこちらに責めるような目を向け、意味深な言葉を口にしていた。
冷静に考えてみるとキスに応えるという覚悟を決めたことは眠り姫以外には話していないため、ハーメルンには特別にキスさせたように見えたのかもしれない。それなら子供っぽく頬を膨らませてこちらを睨んでいるのも納得である。
(赤ずきんさん以外と子供っぽい反応して可愛いなぁ。ていうか僕そんなことばっかり考えてるなぁ……)
その姿にまたしても可愛らしさを覚えながらも、どことなく不安を覚えるジャックであった。きっと赤ずきんと二人きりになった時には、あんなことを言っておきながらキスしたことに対してたっぷりお説教をされそうだから。
まあその時はきちんと理由を説明して納得してもらうしかないだろう。同じようにキスしただけで納得してくれれば楽なのだが、あの赤ずきんがそこまで簡単にやりこめるわけがない。
どうやって説得し、そして機嫌を直してもらうか。その方法を探るためにも、ジャックは赤ずきんが語る馴れ初めにしっかり耳を傾けるのだった。
シーツを巻いていたのは愛する男以外には肌を見せないようにするため、でした。ちなみにハーメルンの格好は『カウンセラー』です。一番露出が少ないのがアレなので。
たぶんハーメルンは無邪気にガンガン迫ってくると思うんですよね。恥じらいもそれなりに薄そうなのでかなり濃厚に。
次回は白雪姫かアリスの馴れ初めです。次までに想像するのも楽しいんじゃないでしょうか?