ローゼンメイデン黒と白と薔薇の心   作:時雨の思い

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この話しの水銀燈はオーベルテューレにて真紅と出会わなかった世界線の話です、ので水銀燈はツンツンでわなくカヨワクなっていますのでご了承くださいな


Ⅰ 哀しみのドール

?「お父様‥‥‥‥どこ‥‥‥‥‥お父様‥何処にいるの?‥‥‥‥お父様‥‥‥‥お父様‥‥‥‥」

 

黒い空間に幾つもの扉が浮遊している空間に響く弱々しい少女の声。 

 

?「お父様‥私を置いて何処に行ったのですか‥‥‥‥寂しい‥‥‥‥お父様‥‥‥‥‥‥‥え?‥‥‥‥あの光は何?」

 

彷徨い続けていた少女は黒い空間に一点だけ小さく光る場所を見つけた。

 

?「この感じ‥‥‥まさかお父様なの!‥‥‥‥やっと見つけたお父様!」

 

そして少女は一心不乱に光に向かい、その光の元を目にした。

 

?『今日は変な夢見たなぁー、おっと学校の時間だな』

 

光の元そこには、少女は知らないが一つのパソコンが浮いていた、そしてその画面には一人の青年が映し出されていた。

 

?「黒い髪に目元は隠れて見えないけど、この感じ絶対お父様だわ‥‥‥私には分かるの‥‥‥‥あぁやっと会えました今行きま」

 

ゴツンッ

 

?「なんで‼、いつもなら通り抜けられるのに‥‥‥なんでなんてなの!!」

 

ドンドン‥‥ドンドン

 

少女は画面を叩く必死に画面の向こうの青年に聞こえる様に。

 

?「お父様!!お父様!!気づいてお父様‼、私は此処にいるの!お願い気づいて!お父様お父様お父様‼水銀燈に気づいて‼」ドンドンドンドン

 

?『さて準備OKだな、今日は午前だけだし帰って何しようかなー』

 

残酷な事に小さい少女・水銀燈の声は青年には届かなかった。

 

水銀燈「どう‥‥して‥‥‥どうしてなの‥‥‥‥私はお父様に会いたいだけなのに‥‥‥‥どうして邪魔するの、何時もは通れるのに何故今一番必要な時には役に立たないのよ‥‥‥‥グスッ」ポタッポタッ

 

パソコンに寄り添いながら、静かに涙を流していた。

 

?『そう言えばパソコンに入れてたデータ取るの忘れてた、時間はまだ間に会うし起動するか』

 

 

少しすると青年が部屋に戻ってきたのが見えた。

 

水銀燈「お父‥‥様‥‥‥私は‥‥‥‥私は‥‥‥‥」

 

ブォーン

 

?『よし、ん‥‥アレ?壁紙変えたかな?しかもこの寄り添っている少女は何処かで見た事あるような』

 

水銀燈「お父様‥‥‥私が見えているの?」

 

水銀燈は涙を拭い微かな希望にかけてまた青年に話しかける。

 

?『喋って動いた・・・・・』

 

水銀燈「お父様ァ!お父様ァ!あぁこんなすぐ側に居るのに触れ合えないなんて‥‥‥‥‥ヒックグスッ‥‥‥嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だお父様お父様お父様お父様お父様!!私は‥‥‥私は!!アッアァァァア!!」ポタッポタッポタッ

 

ずっとずっと長い間彷徨い求めた存在が目の前に居るのに画面を通り抜けられ無い触れられない、そんな悲しみや苦しみ一人ボッチだった思いが決壊し子供のように泣きじゃくり画面を叩く。

 

ドンドン!

 

?『君は‥‥‥一体だが目の前で苦しんで居るのに手を差し伸べ無いのは俺の主義に反する、おい落ち着け!!』

 

水銀燈「お父様!お父様お父様お父様お父様!!」ドンドンドンドンドンドン‼

 

青年はどうしたものかと考える。

 

?『そうだ、まだ名乗って無かったな俺の名前は黒羽・D・ローズ君の名前は?』

 

青年黒羽が、名乗ると少し落ち着きを取り直し水銀燈は自分の名前を言う。

 

水銀燈「お父様?‥‥‥私は私は‥‥‥‥私は水銀燈です」

 

黒羽『水銀燈か綺麗な名前だね』

 

水銀燈「あっありがとう御座います///」

 

頬を赤くし俯く水銀燈、それを見ながら黒羽は可愛なぁと思いながふと時計を見る。

 

黒羽『しまった!学校の時間がすまない水銀燈、今から俺は学校に行かなくてはならないだが昼の12時には帰ってくるそれまで待てるかい?』

 

優しくあやす様に語りかける黒羽に水銀燈は小さく頷く。

 

黒羽『よし、いい子だコレからの話しはその時にだ行って来る』バタンッ

 

ドアが閉まり、静まり返る空間に時計秒針が刻む音と外の鳥の声が聞こえる。

 

水銀燈「やっぱりお父様だわ、記憶にあるイメージとは違うけどアノ優しい声雰囲気絶対にお父様だったわ‥‥‥‥でもやっぱり触れ合いたい抱きしめて貰いたい、もう一人は嫌‥‥‥早く早く帰って来てお父様そうしないと私は壊れてしまいそうです」

 

目を瞑り、一人ブツブツと何かを言い続けた、無数の扉の一つの影から何者かに見られてるのも知らずに。

 

?「おや?アレは水銀燈ですね、それに、あのパソコンはいやはやアノ御方の場所ではなですか、今回はサービスですよ水銀燈、貴方に力を上げましょう」

 

扉の影から出てきたその姿は綺麗なスーツを身に纏、頭には2つの大きな耳あり全身白い肌いや毛皮で覆われている、兎の人間【ラプラスの魔】である、彼は胸ポケットから青白い光を放つ物を指先で摘んで出した。

 

ラプラス「人工精霊、行きなさい貴方の主の元へそれと、気付かれては不味いので少々眠ってもらいますよ」

 

そうしてラプラスは何かしたあと、忽然と姿を消した。

 

水銀燈「何だか‥‥‥眠く‥‥‥‥な‥‥‥っ‥スゥースゥー」パタリッ

 

 

 

黒羽サイド

 

 

黒羽「それにしても驚いたなまさか先祖から語り継がれているローゼンメイデンに遭うなんてな、驚いたが名前を聞いて確信した、俺の先祖人形師ローゼンが一番目に作ったぞ人形ローゼンメイデン第一ドール‥‥‥‥水銀燈、後に彼女用の服とローザミスティカが一つ水銀燈と共に消えた以来情報は無し‥‥‥‥‥‥‥‥この本ローゼンの本人が書いたらしいけど良く残ってたな俺の家に」

 

手元の本を鞄にしまい、学校を帰る準備をし下駄箱に向かったそこで一人の女生徒に出会う、髪はショートカットで顔は無表情左目尻に涙ボクロがある小柄体型の子。

 

黒羽「よっ、巴さん今日は剣道部無いの?」

 

巴と言う女生徒に話しかけると、こちらに気づき小さくお辞儀をして口を開いた。

 

巴「あっ黒羽さんこんにちわ、今日は剣道部はお休みなんです」

 

黒羽「そうか、あっなら帰りにさ和菓子屋に行くんだがついてこないか?」

 

巴「すみません、今日は急ぎの用事ありますので」

 

頭を下げ、そのまま足早に学校をでいってしまった。

 

黒羽「ふむ、また誘ってみるか和菓子屋も今度にするか、そうだ帰って水銀燈から話しを聞かないといけねぇな」

 

そう言うと自分の下駄箱から靴を出し履き換え上靴を仕舞い、走って家に帰った、そしてその姿を追いかける小さい影が有るのを気づかずに。

 

 

ガチャっと黒羽は自室の扉を開け、鞄を邪魔になら無い所に置き制服を脱ぎ、私服へと着替える。

 

黒羽「さて、パソコンを付けないと‥‥‥な?」

 

ふとパソコン足元を見ると黒い羽が散らばっていた、不思議に思いながらも羽が続いている方を見ると。

 

水銀燈「スゥー‥‥‥‥スゥー‥‥」

 

自分のベットで静かに寝息を立てて寝ている水銀燈の姿があった。

 

黒羽「‥‥‥‥‥いやうん‥‥‥何だろうなー、こんな事も予想できていた俺は何処か可笑しいのでは?と自分で思うぞ流石」アハハ

 

水銀燈「スゥー‥‥‥スゥー‥‥‥」

 

黒羽「てか俺適応力ありすぎたろ、まぁいい取り敢えずアイツがやったんだろうな‥‥‥‥ラプラスの魔」

 

少し呆れつつ、水銀燈が寝ている隣に腰を掛けて、頭を撫でる黒羽。

 

黒羽「なんて言うか、守って上げたくなるよなぁそれに、つい頭を撫でてしまったが何故か懐かしい気持ちになるな」

 

少しな撫で続けていると水銀燈が動き出した。

 

水銀燈「ンッ‥‥‥ウンー‥‥‥‥アレェ?‥‥‥‥お父‥‥‥様ァ?」

 

黒羽「あぁおはよう水銀燈、まだ寝ててもいいぞ?」

 

起きたての水銀燈は半分寝ボケた状態で黒羽の胸にゆっくりと抱きついてきた。

 

 

水銀燈「お父様ァ‥‥‥‥‥お父様ァ‥‥暖かい‥‥‥‥‥‥ヤット会えましたァ‥‥‥フフッお父様?」

 

まるで猫の様にスリ付く水銀燈、言葉も少し甘い感じになっていた。

 

黒羽「なっなんだ?水銀燈(ヤヴァイメッチャクチャ可愛い、いやね俺だって冷静にこの状況理解したないならね!?、水銀燈が俺をお父様って言ってるのだって疑問に思ってるからね?!)」

 

水銀燈「もう一人にしないで下さいね、ずぅーと一緒ですよお父様」

 

両手を出来る範囲で背中に回しギュウっと服を掴む水銀燈、そんな姿を見た黒羽は。

 

黒羽「あぁそうだな、お前を一人にはしないよ水銀燈」

 

包み込むように抱きしめて返した。

 

黒羽(あんなふうに寂しそうに必死に抱きつかれたらなぁ無理!断るの無理!、絶対俺がコイツに幸せを与えてやる‥‥‥‥まぁ会ってそんなに立ってないけど水銀燈は俺が守ってやるさなんたってお前は俺の‥‥‥○○○○何だから)

 

 

そして、互い抱きしめあって数分、二人はそのままベットに横になり眠っていた、黒羽の部屋に置かれている鏡、そこから何者かがまた見ているのを知らずに。

 

 

?『もうすぐ‥‥‥‥本当のお父様‥‥‥‥早く私の物にしたい』

 

その声はとても静かに、感情が篭って無いかのように囁きそして、姿を消した。

 

 

黒羽視点

 

夢を見た、何処までも続く青空、一切の雲も無い澄みきった空。

 

バサッ

 

気がつくと、後ろから音が聞こえた振り向くと底には黒い何かが大きな一対の翼をはためかせていた、姿が人の形をしているが底知れぬ闇を感じた。

 

?『フフッフフフ‥‥‥‥‥貴方は私の物‥‥‥‥誰にも上げないわぁ‥‥‥‥‥‥‥ねぇ大丈夫、貴方に寄り付く邪魔者は、私がみーんな‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ジャンクにしてあげる』

 

そして、俺に喋りかけた黒い何かは霧のように消えていった。




なぜ俺が書くとヤンデレぽくなってしまうんだ‥‥‥‥まぁいい水銀燈は好きだどんな水銀燈も愛せる!!
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