グレモリー眷属を待っていたのはサーゼクスとエリスとグレイフィアだった。
「な、なぁ木場。この人は?」
イッセーは初対面の為に誰か分からなかった。
「この方はサーゼクス・ルシファー様。部長のお兄さんで魔王様だよ」
「へ?ま、ま、ま、魔王様ぁぁぁ!?」
「イッセー・・・驚くのは無理ないと思うが静かにしてくれ」
「わ、悪い」
流石にテーブル席は四人しか座れないので通り道を挟んでから会話することにした。
「何か注文しても構わないよ。僕が奢るからね」
「そんな!?魔王様に奢らせてもらうなんて・・・」
「リアス、私はこの店に来る時は常にプライベートなんだ。だから可愛い妹に美味しい物を食べさせたいのさ」
「お、お兄様・・・」
席の座りはサーゼクス、エリス、リアス、朱乃。
イッセー、木場、小猫である。
そしてカウンターの方では・・・
「グレイフィアさん。手伝わなくても大丈夫ですよ」
「気にしないでください。私も喫茶店を手伝っている者なので手伝わせてください」
「・・・分かりました。それじゃお願いしますね」
「かしこまりました瞭太様」
カウンターの方では瞭太とグレイフィアが作業をしていた。
その様子にサーゼクスとエリスはほっこりする。
「なんかグレイフィアが馴染んでるわね」
「知らなかったかい?グレイフィアはこの喫茶店で時間があれば働いているよ」
「そうなの!?」
まさかの事実に驚愕するリアスだった。
かなり前の話で言ったが瞭太の喫茶店で手伝ってくれる人は色々いる。
最後にスマブラファイターの1人・・・否、
実はサーゼクスとエリスはグレイフィアに魔王業務の仕事の量を減らしてるのだ。夫婦揃って妹(義妹)の恋を応援してるのだ。
「・・・へ?」
イッセーはメニューを見ると値段を凝視した。
「ちょ!?瞭太!!千円単位は高くないか喫茶店にしては!?」
「確かに喫茶店にしては高いね。コーヒーや紅茶一杯で300円ってのは・・・」
「・・・デザート類は全部500円」
その事にサーゼクスが話す。
「ハハハ。確かにこの喫茶店は他の喫茶店に比べると値段は高いかもしれないけど、彼の出す物はメニューに書いてある値段に相応しいのだよ」
「実際に瞭太様が淹れてくださるコーヒーや紅茶は私やグレイフィアより上で味も一流です」
「・・・それじゃ紅茶を貰うわよ」
「あらあら、それでは私も」
「僕はコーヒーをお願いするよ」
「・・・私は紅茶をお願いします」
「俺も」
「かしこまりました」
瞭太はコーヒーや紅茶を淹れてる間にバイサーの事や瞭太とサーゼクス達の出会いで話は進んでいた。
「へ?バイサーの討伐依頼は私達の他って彼だったの!?」
「報告を聞いた時には笑いを堪えたよ」
エリスはグレイフィアと瞭太の闘いの話もした。
「一撃とは言えグレイフィアさんに致命傷を与えるなんて」
朱乃はグレイフィアの実力を知る者だからこそ驚いていた。
「彼はまだまだ強くなりますよ」
「お待たせいたしました」
話が弾んでる中で瞭太がコーヒーと紅茶を持ってきた。
「良い香りね」
「本当ですわね」
リアスと朱乃が紅茶の匂いを嗅いで、一口飲んだ。
「こ、これは・・・確かに美味しいわ」
「一杯300円・・・納得ですわね」
その頃、メニューを見ていた小猫は・・・
「サーゼクス様・・・ケーキを頼んでもよろしいですか?」
「ハハハ、私の奢りだから何でも頼んでいいよ」
「それじゃ瞭太!カレーライス頼む!!」
イッセーは迷いなく注文する。
「かしこまりました」
「・・・・・」
小猫は瞭太をじっと見ていた。
~数分後~
「お待たせいたしました」
瞭太が喫茶店で出す食べ物はただの食べ物ではない。そうスマブラの【たべもの】である。
スマブラのたべものは体力や傷の回復をしてくれるのでこの店に来店した客は何かしらコーヒーや紅茶の他に注文するのだ。
「うまっ!!」
「本当に美味しいね」
「・・・美味」
イッセー達の席の方ではカレーやケーキ等を食べていた。スマブラの食べ物は疲労などを回復をしてくれるので瞭太の喫茶店は値段が高くても人気なのだ。
そしてイッセーは本題を思い出した。
「そうだ。瞭太!アーシアは?」
イッセーはアーシアの安否が気になって仕方がなかった。
「・・・少し待ってろ」
瞭太は店の奥のスマブラ界に行くドアを開けて入った。
しばらくすると瞭太がアーシアを連れてやって来た。
「イッセーさん!」
「アーシア!!」
二人は再会した。
「アーシア・・・なんかたくましくなった?」
「そ、そうですか?」
瞭太は察した。パルテナ達と一緒に居れば、多少はたくましくなると・・・。
パルテナ
『瞭太の様子ですと気づいてませんね』
ナチュレ
『そのようじゃの』
ハデス
『瞭太くん絶対に驚くよね~。なんたってアーシアたんは【ダッシュファイター】になってるからね~』
パルテナ
『ハデス様、【たん】はやめましょう』
アーシアがあるキャラのダッシュファイターになってるのはこの時の瞭太は知るもしなかった。
「あ、あの・・・」
「はい。ご注文ですか?」
「違います・・・先輩は黒歌って知っていますか?」
「・・・・・」
「小猫!?」
リアスは驚き店の空気は変わった。
「サーゼクスさん。どうしますか?」
この事に関しては瞭太の独断で決められない。サーゼクスに瞭太は聞く。
「そうだね・・・瞭太くん。彼女を連れてきてもらえるかい?」
「わかった」
瞭太は再び店の奥に向かった。
「小猫くん。キミの姉の黒歌はこの喫茶店にいるよ」
「お兄様!?」
「やっぱり・・・先輩からコーヒーの匂いに混じって懐かしい匂いがしたんです」
サーゼクスは説明を始めた。
「黒歌の事に関してはまだ君達には話してない事実があるんだ」
サーゼクスは説明をした。彼女の元主の黒い噂、そして悪事の証拠、黒歌の無実。そして瞭太が協力して指名手配を取り消した。その事を説明をした。
「それじゃ・・・姉様は・・・」
「小猫くん。キミは黒歌に会いたいかい?」
小猫の答えは決まっていた。
「会いたいです」
そして・・・
サーゼクス達と離れた席では・・・
「し、白音」
「黒歌姉・・・様」
姉妹が再会した。