0番目のファイター   作:コブー

42 / 87
第2話 球技大会

本日は駒王学園では球技大会である。

 

流石に瞭太は店をお休みにして学校行事に参加している。

 

そして部活対抗でオカルト研究部が野球部とドッジボール対決をしていた。

 

「殺せ!!」

 

「兵藤を殺せ!!」

 

「変態のクズに天罰を!!」

 

「生きる資格の無い兵藤に天誅!!」

 

「「殺れ野球部!!イッセーを殺せ!!」」

 

 

「ふざけんなぁぁぁ!!」

 

 

現在、イッセーは野球部に集中攻撃されてた。

 

イッセーが集中攻撃される理由は簡単だ。

 

 

ーその1ー

 

オカルト研究部の部長のリアスは駒王学園の二大お姉様の1人だから当てられない。

 

ーその2ー

 

オカルト研究部の副部長の朱乃はリアスと同じ二大お姉様なので狙えない。

 

ーその3ー

 

小猫は1年生のマスコットで有名なので当てられない。

 

ーその4ー

 

木場はイケメンで女子にモテモテで羨ましくて狙われても可笑しくないが、狙ったら女子にブーイングされるのが分かってるので狙えない。

 

ーその5ー

 

 

心優しき少女のアーシアは狙えない。

 

 

そしてイッセーが狙われる理由は簡単だ。学園変態トリオの1人で当てても誰からも恨まれない、むしろスッキリする。そもそも最大の疑問は何でコイツが二大お姉様や学園のマスコット等が所属してるオカルト研究部にいるのかが理解できないのだ。

 

まぁイッセーが悪魔になったのが理由なのだがな。

 

そして瞭太はと言うと・・・誰からも狙われてない。

 

ーその6ー

 

木場と同様に女子に人気なので狙ったら女子にブーイングされるのが見えてる。

 

しかし・・・現在の瞭太は・・・

 

「暇だな~♪」

 

外野にいるのだ。

 

「兵藤死ね!!」

 

「兵藤失せろ!!」

 

「くたばれ兵藤!!」

 

「さっさと当たれイッセー!!」

 

 

「瞭太!!どさくさに紛れて何を言ってるんだぁぁぁぁ!!」

 

 

とか言いながら攻撃を回避してるイッセーだった。

 

「クソッ!恨まれてもいい!!くたばれイケメン!!」

 

野球部の1人が埒があかなかったので、イッセーから木場にターゲットを変更した。

 

「・・・・・」

 

しかし木場はボケッとしていた。

 

「何をしてるんだイケメン!!」

 

イッセーが木場を押して庇ったが・・・

 

ドォン!!

 

「おぉぉぉぉぉぉう!?」

 

 

球はイッセーの玉に当たった。

 

 

ハデス

『あー・・・痛いねアレ』

 

「とりあえずイッセーは二重の意味でアウト」

 

瞭太はフィールドに入ってイッセーを引きずって外野に運んだ。

 

「あの私の神器でイッセーさんを治したほうが・・・」

 

アーシアがイッセーの心配をするが・・・

 

「アイツのアレは日頃の行いの天罰だから治さなくてもいいよ。(それにしても木場の奴、此処のところ様子が可笑しいな・・・まぁいい。リアスもさっきの様子で気にしてるし今は、野球部を倒してからだな)」

 

野球部は時々、瞭太を狙ったが、全部ボールを取って野球部を当てての繰り返しでオカルト研究部の勝利で幕をおろした。

 

 

 

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。