どうもたいやきです。雪がアホみたいに降るせいで家から出れない。学校まで行くのに電車止まらないかな〜。
とか思いつつ書いている、今日この頃です。
毎度お馴染みの駄文ですがよろしくお願いします!
〜紅魔館門前〜
お互いの叫びが合図となり今戦闘が始まった。しかし、始まってから数分経ってもお互い動けずにいた。先にこちらから仕掛けようと思ったが、動いた瞬間に攻撃されると考え様子を伺っている。どうやら相手も同じ様に動けずにいる。さて、どうしたものか。
「門番さん〜。攻撃してこないの〜?」
「こちらから手を出せば貴方は攻撃するでしょう?」
このままではお互いが動かず時間だけが過ぎる。だが時間が過ぎれば、過ぎた時間の分だけ空はどんどん紅い霧に覆われてしまう。多少の攻撃は気にせず先に動くことにした。とりあえずもう一度同じ事をしよう。
「避けたら門が壊れるぞ、しっかり守れよ?
氷塊グレートクラッシャー!」
先程門を破壊した氷塊を目の前にいる相手の頭上に落とす。さてどう対処してくる?氷塊を破壊しようとするならそこに追撃する。避けるようなら、とっておきの攻撃をお見舞いしてやる!
しかし、相手の行動はどちらでもなく全く予想外な防ぎ方をしてきた。
「起きていればこの程度の攻撃なんぞ、ふんっ!
こんなもの、そのまま貴様にくれてやる!」
なんと氷塊を手で持ち上げこちら側に投げ返してきた。完全に予想外の行動である。避けるか、破壊するしか対処方法を考えていなかったので直ぐには反応できない。どうにか吸収する事は出来たがその間に間合いを詰められてしまった。
能力を発動する時間もないので接近戦を試みる。どうにか攻撃をいなしたり、避けたりしながら反撃しつつ、距離を取ろうとしているのだが、門番はこちらが後ろに下がろうとすると間合いを詰めて嵐のような連撃が繰り出される。しかも一撃一撃にが重く、上手くいなしても手に響く。そして俺の攻撃は、全て当たらず躱されている。どうやら気を操る能力でこちらの動きを僅かなな気の流れから感じ取っているのか一度も当たらないままだ。誰がどう見ても近接戦闘の技術では完全に相手が上である。
このまま時間が経てば技術と経験の差で負けるだろう。相手は妖怪、何百年と生きているものならその時間の分だけ技術と経験が積まれている。この技術の差を埋めない限り俺はこの門番には勝つ事はできない。ならばどうすれば勝てるか。
答えは簡単。相手よりも強くなればいい。相手の技術を全て俺のものにする。全ていただいてしまえばいい。上手く行けば門番を倒せるが失敗したらこちらに勝ち目は無くなる。後はそれをどうやって行うかだ。考えがあるにはあるが成功するかどうかも怪しい。まあやってみないと始まらないか!
そんな事を考えていれば当然隙が生まれる。右手がやや下がり気味になっていたところを、当然は門番は見逃さず、右の顔面にハイキックを打つ。ギリギリ腕を入れて直撃は防いだが、大きく後ろに仰け反ってしまう。使うならこのタイミングしかないか。
「門番、近接戦闘の技術じゃ完全にあんたが上だ。
だからこちらも少し本気を出すぞ?
《大物喰》発動!
さあ門番、ここからがこの物語第二幕、
可笑しな逆転劇の始まりだ!」
俺がそう叫ぶと門番は、
「何をしたのかはわからんが
そんな簡単に倒せると思うな、幻撃、華想夢葛!」
前方にいる門番の拳から青い光が灯り、眩く光る。
次の瞬間、目の前に数え切れない程の蒼白い気弾の様なものが浮遊していた。そして門番がこちらに指差すと、浮いている蒼白い気弾が目にも留まらぬスピードで飛んできた。こちらが躱そうとしている間に1発、また1発こちらに気弾が降り注ぐ。
近接攻撃だけでも手が出なかったのに遠距離攻撃まであるのか。こんな弾を食らったら怪我程度で済まないのは目に見えている。しかし、門番は1つ致命的なミスを犯した。それは、先程までの接近戦では分からなかったことだ。
霊夢や魔理沙にも言うのを忘れていたが。
「俺に遠距離攻撃は効かないんだよ!」
指を鳴らした瞬間に、俺の近くに飛んできていた気弾が全て消えた。
「そんな馬鹿な!?」
久しぶりだったので、できるかどうか心配だったが上手くいったようだ。本来は吸収の範囲は狭いのだが数秒あれば500m以内にある物は全て吸収することができる。
気弾を防がれると思っていなかった門番は、一瞬驚いた表情をするが遠距離攻撃が効かない事が分かるとすぐに近距離戦を行う為に間合を詰めてきた。
よし。これで俺の勝ちが確定した。
先程の様に、嵐が如く連撃を繰り出してくる門番。しかし門番の攻撃は俺には当たらなかった。さっきまで俺に届いていた拳が、蹴りが、全て当たらずに躱されている。それに比べて次第にこちらの攻撃が門番に当たるようになる。全てを躱し、いなし避ける。代わりに1度も当たらなかった俺の拳が一撃、また一撃と当たるようになってきた。
今まで当たっていた自分の拳が当たらず、相手の拳が適確にこちらの急所を狙って放たれる。
ようやく門番の顔に焦りの表情を見せる。先程までとは別人のような動きをする目の前の男に恐怖を覚えた。相手の攻撃を受けず、こちらの拳を当てる。今まで積み上げてきた拳が技がこの相手には通じなくなったのだ。僅かに違和感を感じるのだが、が今はそんな事を考えている暇は無い。
「まだ負ける訳には行かない、食らえ崩山撃!」
この技は、相手との間合を極限まで詰め、超至近距離からの発勁、膝蹴り、正拳突きを即座に相手に打ち込む。これが当たって倒れなかった相手はいない。当たらなかった相手も今までただ1人しかおらず、当たればこの現状を打破できるそれだけの威力のある一撃だ。
そして間合を詰め発勁が当たる。続けて膝蹴り、正拳突きが全て相手の急所に当たる。
今までの相手ならこれで終わっていた。これを受けて尚立ち続けるものは今までいなかった。しかし、目の前にいるこの男は全てを、受けた上で倒れずに向かってきている。何故だ、何故倒れない。さっきは一方的に攻めていたのに、今では相手の打撃を流すので精一杯だ。
「崩山撃を受けて倒れないなんて.......
貴様本当に人間か?」
「こちとら産まれてからずっと人間だよ。
さあ、さっき受けた分のお返しだ!」
次の瞬間に目の前にいた男は消え、背後に現れいきなり間合を詰められた。そして背骨に八景が当たる。ここでようやく気づいた。先程感じた違和感の正体を。
この男は私と同じ動きをしていたのだ。しかし、素人がいきなり動きを真似できるほど武術の世界は甘くない。それでも男はそれができた。となるとこれはさっき使われたアレが原因のようだ。おそらくあれは相手の模倣する技だったのだ。それなら、いきなり動きが変わってもおかしくはない。今までの私の動きをしていたのだから。
膝蹴り、正拳突きが当たり倒れた私に男は、
「これにてこの物語は閉幕です。
お付き合い頂きありがとうございました!」
指が鳴る音が響いた。男の背後に蒼白い気弾が浮かんでいた。まさかそこまで出来るとは。
気弾がこちらに近づいた所で私の意識は途切れた。
門入涙
あらゆるものを吸収する程度の能力
本人は普通の人間と言っているが能力のお陰で妖怪にも勝てる程の実力を持つ。
元いた世界では、本人は余り気にしていない様だったが、よく妖怪に襲われていた。襲われた際に一度死にかけそこから努力を重ねて大妖怪程度なら軽く蹴散らせる程強くなった。
吸収する程度の能力は応用の幅がとても広く、相手の弾幕を吸収したり、相手の技術をそのまま吸収し、同じ動きをする事もできる。
また、この能力で妖怪も吸収しており、その妖怪の能力も使うことができる。
ただし、代償にとてつもなく腹が減るらしい。
ナンテコッタイ