滅竜魔法を持って、悪魔の学園へ   作:黒牙雷真

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第14話

アーシアがオカルト研究部に入って数日。

今回の部活内容はイッセーとアーシアが悪魔課業でチラシ配りを終えるとのことで使い魔を入手することになった。

 

そして、オカルト研究部の皆がそれぞれ使い魔を見せてくれた。

部長は小さいコウモリ。うん、悪魔らしい。

朱乃は小鬼。うん、日本らしい。

小猫は、まんま白い子猫だ。

木場は、イッセーが止めてしまったため分からない。

 

それと何故、塔城のことを小猫と呼ぶ様になったのかは教会の時、助けたお礼だそうだ。

 

使い魔の説明が終わると部室の入り口から、ある人たちが入ってきた。

 

 

「なっ……!こ、このお方は……」

 

「支取先輩に椿姫先輩まで?」

 

「あの、どちら様ですか?」

 

「この学校の生徒会長、支取蒼那先輩だよ。隣は副会長の神羅椿姫先輩。てか、生徒会メンバー勢揃いかよ」

 

「お揃いでどうしたの、ソーナ?」

 

「お互いに下僕が増えたことだし、改めてご挨拶をと」

 

「下僕って……まさか」

 

「このお方の真実のお名前はソーナ・シトリー。上級悪魔、シトリー家の次期当主様ですわ」

 

「こ、この学園に他にも悪魔が?」

 

「リアス先輩、僕たちのことを彼に話してなかったんですか?同じ悪魔なのに気が付かない、コイツもどうよって感じですが……」

 

「匙、私たちはお互い干渉しないことになっているの、兵藤くんが知らなくて当然です」

 

「お前、最近書記として生徒会の追加メンバーになった。たしか、二年C組の…………」

 

「匙元次郎、ポーンです」

 

「ポーンの兵藤一誠。ビショップのアーシア・アルジェント。そして…………」

 

「どうも、支取先輩、椿姫先輩」

 

「貴方は狩谷くん!?」

 

「どうも、狩谷龍呀ことフェアリーテイルの滅竜魔導士です」

 

「狩谷くんが魔導士だったなんて……」

 

「黙っていて、すみません」

 

「おい、狩谷って言ったか?お前、FAIRY TAILの魔導士なんて厨二か?」

 

「匙、コイツはマジもんの滅竜魔法士なんだよ」

 

「兵藤まで……変態とは思っていたが頭まで悪いとはな」

 

「なんだとゴラーッ!」

 

「匙、お前のイッセーへの評価は一つ間違っているし、オレは厨二じゃない」

 

「なら、証拠を見せてみろよ!」

 

「いいぞ?ホレ、鉄竜剣」

 

「なっ……腕が剣に」

 

 

鉄の滅竜魔法で腕を剣に変化させる。

 

 

「ほれ、もう一丁。鉄竜槍」

 

「今度は槍に」

 

「木場、鉄の剣を頼む」

 

「仕方ないね」

 

「サンキュー」

 

 

木場に作ってもらった鉄の剣を何の躊躇いも無く食べる。

 

 

「どうだ?わかったか?」モグモグ

 

「あ、ああ……こりゃ、マジもんの滅竜魔導士だ」

 

「で、匙もポーンなんだな。それも同学年だなんて」

 

「俺としては変態三人組の一人である、お前と同じなんて酷くプライドが傷付くんだけどな」

 

「だあっ!?な、なんだと、てんめぇぇ!」

 

「おう、殺るか?俺は悪魔になったばかりだが、こう見えて駒4つの兵士だぜ?」

 

 

匙はイッセーに向けて威張っているが、匙はイッセーの駒数とそれに値する物を知らない。

 

 

「匙、お止めなさい。それに、そこの彼は駒を8つ消費しているのよ?」

 

「8つって……全部じゃないですか!?信じられない、こんな奴が」

 

「うっせぇ!」

 

「ごめんなさいね、兵藤くん、アルジェントさん。よろしければ、新人悪魔同士仲良くしてくださいね?」

 

 

「「はい!」」

 

「ところで狩谷くん」

 

「なんですか?」

 

「悪魔になる気はありませんか?」

 

「すみません。それに関しては部長にもお誘いを受けたのですが、お断りさせてもらいます」

 

「何故ですか?」

 

「そうですね………今は時期ではない、ということで」

 

「では、いずれ誰かの眷属になる気があると?」

 

「そうですね。いずれは」

 

「わかりました」

 

 

その後、支取先輩の眷属も使い魔を手に入れるつもりだったらしく、そのサポートをしてくる悪魔が月に一度しか請け負ってくれないため、高校生らしくスポーツで優先権を決める事になった。結果はオカルト研究部の勝ちだった。

 

で、オレたちは使い魔マスターが居るところに行くことになった。

ちなみにだが、オレが行けたのは朱乃が俺の魔力と同調させて起動する転移魔法を作ってくれたお陰である。

 

 

「ここは……?」

 

「使い魔が生息する森ですわ」

 

「僕達もここで使い魔を手に入れたんだ」

 

「確かに、何が出てきても可笑しくないな……」

 

「そうですね……」

 

「ゲットだぜぃ!」

 

「誰だ!」

 

「俺の名は使い魔マスター、ザトゥージだぜ!」

 

「いや、サトシじゃん」

 

「ザトゥージだぜぃ!」

 

「いやだから……「ザトゥージだぜぃ!」」

 

「やっぱり、ザトゥー……「サトシだぜぃ!」」

 

「あっ……」

 

「サトシ、なんじゃん」

 

「今のは……」

 

「龍呀、ザトゥージで遊ぶのは止めなさい」

 

「すみません、面白かったので」

 

「もう……」

 

「さぁて、どんな使い魔をご所望なんだぜぇい?強いの?速いの?それとも毒持ちとか?」

 

「そっすね、可愛い使い魔とかってないっすかね?女の子系とか」デヘヘヘ

 

「チッチッチ!これだから素人はダメなんだぜぇい。使い魔ってのは有用で強いのをゲットしてなんぼだぜぇい?」

 

「すなわち!個体の能力を理解して且つ、自分の特性を補う様な……」

 

「あの、私も可愛い使い魔が欲しいです」

 

「うん、わかったよん」

 

 

ザトゥージの奴、顔が孫を溺愛する爺さんの顔になってたぞ。

 

 

「ありがとうございます」

 

 

そんな訳でザトゥージに連れられて来たのは、森の中にある湖だった。

 

 

「ここの湖にはウンディーネという、水の精霊が住み着いているんだぜぇい」

 

「オオオオ、水の精霊!名前からして、おそらく」

 

「イッセー、多分お前が思い描いているであろうウンディーネは俺たち人間が理想を押し付けた物だぞ」

 

 

イッセーはオレの話しを聞かずに顔をだらしなくさせて、ハァハァと息を荒くしていた。

それをよそに木場は湖を見て声をあげるので湖を見るとキラキラと輝いていた。

 

 

「あっ、湖が!」

 

「おっ、ウンディーネが姿を現すぞ」

 

「おおおお!!」

 

 

しかし、湖の中から現れたのは…………ゴリマッチョな女性だった。

やはり人の夢と書いて儚い、人が描く理想は儚い物であった。

 

 

「あれがウンディーネだぜぃ」

 

「イヤイヤイヤ!!あれは、どう見ても水浴びに来た格闘家ですから!」

 

「運が良いぜ、少年。アレはレア度が高い。打撃に秀でた水の精霊も悪くないぜぇい?」

 

「悪い!癒し系っていうより殺し系じゃねぇか!?」

 

「でも、あれは女性型だぜぇい?」

 

「最も知りたくない事実でした」

 

 

ウンディーネを見たあと、他の使い魔を見つけるために移動することにした。

 

 

「でも、あの娘の目は清い目をしていました。きっと心の綺麗な女の子に違いありません」

 

「アレを女の子とか……呼ばないで」

 

 

ガチムチウンディーネのことを女の子と言ったアーシアに珍しくイッセーはマジなトーンでウンディーネを『女の子』呼びするの止めさせた。

 

 

「待て!」

 

「「「「???」」」」

 

「見ろ」

 

 

ザドゥージの声で一同は止まった。ザトゥージが指で示した先を見ると、そこには小さなドラゴンが木の枝に止まっていた。

 

 

「ドラゴン?」

 

「可愛いです」

 

「スプライト・ドラゴン。青い雷撃を使う、ドラゴンの子供だぜぃ」

 

「これはかなり上位クラスですね」

 

「私も見るのは初めてだわ」

 

「ゲットするなら今だぜぃ?成熟したらゲットは無理だからな」

 

「イッセーくんは赤龍帝の力を持ってますし、相性は良いんじゃないかしら?」

 

「なるほど、よし!スプライト・ドラゴン、君に……「きゃああ!?」……アーシア!?」

 

 

アーシアが悲鳴を上げたのは空から緑色の液体の様な物が降ってきたからだ。

 

 

「スライムか!」

 

「燃え尽きろ、火竜の咆哮!!」

 

「そして、皆。先に謝る。水竜の咆哮!!」

 

女性陣の服を溶かそうと襲いかかるスライムたちを火竜の咆哮で燃やし。次に女性陣に付いているスライムを威力をシャワー程度に抑えた、水竜の咆哮で洗い流してから天竜の咆哮で体を乾かし、小型の収用ラクリマから俺の服を出して女性陣に渡す。

 

 

「取り敢えず、これを着てくれ」

 

「ありがとう、龍呀」

 

「ありがとうございます、龍呀くん」

 

「ありがとうございます、龍呀さん」

 

「ありがとうございます、龍呀先輩」

 

 

「龍呀、お前!せっかくのラッキーシーンがぁ!?」

 

「あ"ぁん?今、何か言ったか、イッセー?」

 

「いえ、何でもありません。ですから、その右手に纏ってる炎を消してください。お願いします!」

 

「コイツは布地を主食とするスライムだぜぇい。女性の衣類を溶かす以外、特に害はないんだが……」

 

「服を溶かすスライムだと!部長、俺、このスライムを使い魔にします」

 

 

イッセーは生き残ったスライムを指を指す。

 

 

「イッセー、使い魔は悪魔にとって大切な物なの。だから、スライムはダメよ」

 

「いやだ。俺はスラ太郎に会うためにここへ来たんだ!」

 

 

しかし、イッセーのそんな嘆きは儚く散る。それはスプライト・ドラゴンがイッセーごとスライムに青い電撃を放ったのだ。

 

 

「あばばばばばば、何が……」

 

「スプライト・ドラゴンの雷撃?」

 

「あぁぁぁぁ、スラ太郎……てんめぇ!」

 

「クピー!」

 

「あばばばばばば」

 

「イッセーさん!?」

 

「クゥー」

 

「え?」

 

 

スプライト・ドラゴンはイッセーに雷撃を当て終わると何故かアーシアの右肩に止まった。

 

 

「これは……」

 

「そいつは敵と認識した奴にしか攻撃しないんだぜぇい。つまり、少年とスライムが金髪美少女を襲ったと思ったんだぜぃ」

 

「ということは、つまり……」

 

「アーシアがスプライト・ドラゴンをゲットしたということだな」

 

 

アーシアがスプライト・ドラゴンをゲットしたあとは、使い魔として契約をするために儀式を行い、スプライト・ドラゴンは正式にアーシアの使い魔となった。

 

 

「くすぐったいです。ラッセーくん」

 

「ラッセー?」

 

「はい、雷撃を放つ子ですし。あ、あの、イッセーさんのお名前をいただいちゃいました」

 

「ダッハハハ。まぁ、いいや。よろしくな、ラッセー?」

 

「クピャーッ!」

 

「あがががががが!?」

 

「言うのを忘れてが、雄のドラゴンは他の生物の雄が大嫌いなんだぜぇい」

 

「ですが、イッセー先輩よりも先に龍呀先輩がアーシア先輩の側に居るのに、何で電撃を撃たないんですか?」

 

「ああ、それは多分。オレがさっき、スライムを燃やしたり、皆のスライムを洗い流したり、体を乾かすために滅竜魔法を使ったろう?」

 

「はい」

 

「だから、ラッセーは本能的に『コイツはヤバい!逆らっちゃいけない!』って思ったんだろうよ」

 

「なるほど」

 

 

こうして、使い魔の満月の夜は終わりを告げた。

 

オリ主の滅神魔法について

  • 完全習得(永久的)。
  • 一時的な習得(今章限り)
  • 今後も使える(条件有り)
  • ごめん、使えなかった。
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