滅竜魔法を持って、悪魔の学園へ   作:黒牙雷真

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第29話

エクスカリバーの破壊協力を木場に話してオレたちは一度家に戻った。夕食を食べたあと、前に堕天使と騒動があった教会に集まっていた。

 

 

「まずは、皆これを着てくれ」

 

「これは神父服?」

 

「どうやら、コカビエルたちはエクスカリバーを持っている神父を狙っているようでね」

 

「なるほど、それでか」

 

「悪魔が神父の格好なんて……」

 

「僕は目的のためなら何でもやるさ」

 

 

男女で別れて神父服に着替える。

 

 

「着替えたな。全員で動くのは非効率だから二手に分れよう」

 

「じゃあ、俺たちは街の東側を」

 

「では、我らは西の方へ回ろう。何かあったらイリナの携帯に連絡してくれ」

 

「分かった」

 

「そうだ、兵藤一誠。君に伝えることがある、白い龍は目覚めているぞ」

 

「ッ!?」

 

 

ゼノヴィアから『白い龍』と聞いたイッセーはフリードを探す最中も何かを考えて込んでいるようだ。

 

 

「イッセー先輩。どうかしましたか??」

 

「いや、次は何処へ移動しようかなって」

 

「やはり人気の無い場所か」

 

「木場、何処か心当たりがあるのか?」

 

「うん、無いこともない」

 

 

オレたちは木場が知っている人気の無い場所へ向かう。

その時、オレは携帯ラクリマで黒歌に連絡して部長たちも合流するように頼んだ。

 

そして、たどり着いた場所は…………

 

 

「ここって、オレが白竜の力ではぐれ悪魔のバイザーを消し飛ばした館じゃねぇか」

 

「はぐれ悪魔?」

 

「ああ。ここでオカ研の皆と人だか悪魔だが分からなくなっちまった、はぐれ悪魔を討伐しに来たことがあるんだ」

 

「ですが、バイザーは龍呀先輩が1人で討伐してしまいました」

 

「狩谷は鉄竜だけじゃなくて白竜まで使えるのかよ」

 

「お前ら、話しは終わりだ」

 

「裕斗先輩」

 

「うん」

 

「何だ、この悪寒」

 

 

イッセーたちは悪魔としての感覚で、オレは臭いで敵が居ること分かった。

 

 

「上!」

 

「ヒャッホォォォオ!!」

 

「ガキーンッ、スッ」

 

 

小猫が敵が居る所を言うと、そこから聖剣を持ったフリード・セルゼンが飛び出してきた。

そんなフリードを木場が魔剣で受け止め、弾く。弾かれたフリードは館のオブジェクトの上に乗る。

 

 

「この間はどうーも」

 

「お前は……!」

 

「例のはぐれ神父?」

 

「フリード、てめえ!」

 

「おんや~?いつぞやのガキ二人とチ………」

 

「あ"ぁ?」ギロリ

 

 

フリードが小猫のことをチビと言うとした時、小猫の殺気がこもった目がフリードに向けられた。

 

 

「わわわわわ!こ、小柄のお嬢さん!」

 

「ったく、今夜も楽しく神父狩り♪。っと思ってつうのに、クソ悪魔共のコスプレかよ~」ペロ~ン

 

 

フリードは俺たちを煽るかのように聖剣の刀身を舌で舐める。

 

 

「気をつけて下さい。あの剣は……」

 

「ああ。間違いねぇ、奪われた内の聖剣エクスカリバーだ」

 

「お前たちは絶対に当たるなよ!天竜の治癒魔法でも死んでたら治せないからな!」

 

「分かってる!」

 

 

全員、動き難い神父服を脱ぎ捨てて臨戦態勢に入る。

 

 

『Boost!』

 

 

「おやおや、五人係?いやいや人気者は辛いね~」

 

「誤解するな、お前の相手は僕一人だ!」

 

 

木場は頭に血が上っているのか一人でエクスカリバーを持っているフリードに突撃してしまう。

 

 

「まぁ、クソ悪魔共が何人来ようと~?このエクスカリバーちゃんが相手にはなりませんぜっ!」

 

「ッ!?」

 

 

人間であるフリードが木場のスピードと互角の動きを見せている。

それによりフリードに対して徐々に遅れを取り、受け身に回ってしまう。

 

 

「これが天閃の聖剣。人呼んでエクスカリバー・ラピッドリィ!俺呼んで、超速の剣!」

 

「くっ!」

 

「木場と同じ速度で動いてやがるのか!これじゃ、ナイトのスピードを封じられたも同然だ」

 

「かなり不味いです」

 

「待ってなよ?ギャラリーの連中も後で、ちゃんと始末してやるかよ~」

 

「なによーっ!」

 

 

『Boost!』

 

 

「なんとか奴の動きを止められれば木場に力を譲渡してやれるのに」

 

「兵藤、足を止めればいいだな?」

 

「え?」

 

「ラインよ!」

 

 

匙がそう叫ぶと匙の左手の甲に黒いトカゲのような籠手?か何かが出現する。

 

 

「今だ!行け、ライン!」

 

 

そして、匙はその籠手?のような物から出る水色のロープの様な物をフリードの足に巻き付かせる。

 

 

「うおおおおっ!?」

 

「見たか?これが俺のセイクリッド・ギア、『黒い龍脈(アブソーション・ライン)』だ!」

 

「お前もセイクリッド・ギアを?」

 

「ああ!」

 

「やるじゃねぇか!」

 

 

イッセーは匙が同じポーンで、また同じセイクリッド・ギア持ちだったことに喜んでいるようだ。

 

 

「そーりゃあああっ!」

 

 

匙は『黒い龍脈(アブソーション・ライン)』から出ている水色のロープを力一杯引っ張り、フリードをオブジェクトから落とそうとする。

それをフリードはエクスカリバーで切ろうとするが全く切れるようがない。

 

 

「クソッ、クソッ、クソッ!この神器もドラゴン系かよ」

 

「それもドラゴンかよ?」

 

 

『Boost!』

 

 

「小猫、準備!」

 

「分かりました」

 

「うわっ!?こ、小猫ちゃん?」

 

「行きますよ?」

 

「名付けて、人間槍!」

 

「えい!」

 

 

小猫にイッセーを投げやりの構えで持ち上げてもらい。イッセーをそのまま木場に向けて投擲する作戦だ。

 

 

「ウソダアアアアッ!!」

 

 

『Boost!』

 

 

「イッセーくん!」

 

「木場ァァァア!!」

 

 

『Transfer!』

 

 

イッセーは小猫に投擲されながらも身体を上手く使い木場へ四回倍加して、十六倍の力を譲渡した。

また、俺もイッセーに続いて木場にアームズ、アーマーをエンチャントする。

 

 

「ドラゴンの力、確かに送ったぞ!」

 

「木場!オレのも持って行け!」

 

「龍呀くんまで!?」

 

「受け取ってしまった物は仕方ないな。有りがたく使わせてもらうよ!」

 

「なに!?」

 

「行くぞ、ソード・バース!」

 

 

木場は剣を下に突き刺して譲渡された力を解放する。するとフリードが乗ってオブジェクトの足場から魔剣が迫ってくるように襲い掛かる。

 

それをフリードは必死に破壊する。

そんな中、館から誰かの声が聞こえてくる。

 

 

「やはり、ソード・バースか」

 

「誰だ?!」

 

「使い手の技量次第では無敵の力を発揮するセイクリッド・ギアだ。フリード、まだ聖剣の力の使い方が十分ではないようだな?」

 

「オオオオ、バルパーのじいさん!」

 

「なに?」

 

「それじゃ、コイツが聖剣計画の首謀者!」

 

「バルパー・ガリレェェェェイ!!」

 

 

木場は怒りが混ざった声音でバルパー・ガリレイの名を呼んだ。

 

 

「いかにも。フリード、身体に流れる聖なる因子を刀身に流し込んでみろ!」

 

「あらっ?簡単に切れちゃった~!」

 

 

フリードが聖なる因子をエクスカリバーに流し込み、『黒い龍脈(アブソーション・ライン)』ロープを切るとあっさりと簡単にスッパリ切れてしまった。

 

 

「お返しに喰らいな、クソイケメン悪魔くん!」

 

「ハアッ!」

 

「あい?」

 

 

エクスカリバーに聖なる因子を込めて威力を高めてフリードが木場に切りかかろうとした時、小猫が呼んだのかゼノヴィアが破壊の聖剣でフリードの聖剣を受け止めた。

 

 

「ゼノヴィア!?」

 

「は~い、イッセーくん」

 

「イリナまで!」

 

「連絡をもらったから駆け付けたわよ」

 

「なんで?」

 

 

匙がなんで教会の二人が来たのかを疑問に思っているとそれを小猫が答える。

また、小猫の手には携帯が握られている。

 

 

「そういう手筈ですから」

 

「フリード・セルゼン、バルパー・ガリレイ……神の名の元、断罪してくれる!」

 

「ハッ!俺様の前で、その憎たらしい名前を出すんじゃねぇ!この、ビッチがぁぁぁあ!」

 

フリードとゼノヴィアが唾是りになっている所へ木場が切りかかる。

 

 

「フリード、時間だ」

 

「チッ!まぁ、そいうことだがら、バイナラバ!」

 

 

フリードは懐から閃光玉を取り出し、それを地面に投げつけて姿を消す。

それを木場とゼノヴィア、イリナは追いかけていってしまった。

 

 

オリ主の滅神魔法について

  • 完全習得(永久的)。
  • 一時的な習得(今章限り)
  • 今後も使える(条件有り)
  • ごめん、使えなかった。
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