アザゼルの家を出たオレと黒歌は、急いで駒王学園に向かった。
そして、学園の前に着くと支取先輩たち生徒会の皆が学園を覆うように結界を張っていた。
「すみません、遅れました」
「狩谷!」
「遅刻ですよ。狩谷くん」
「すみません。皆は?」
「リアスたちは中でコカビエルと交戦中です」
「分かりました。一度、皆集まってください!」
「何をする気ですか?」
「皆、もう魔力が心許ないでしょ?だから、魔力を渡します」
「それは有難いです。ですが、それをしたら狩谷くんが……」
支取先輩はオレから魔力を受け取りながらそう言うのでセカンドオリジンのことを話す。
「大丈夫ですよ。もしもの時はセカンドオリジンを使いますから」
「セカンドオリジン?」
「要は魔力の器がオレにはもう1つあるんですよ」
「そんなことが……」
「じゃあ、オレは部長たちの所へ行きますね。あっ、それと……」
「何ですか?」
「もしかしたら、結界を破るかもしれないので、それだけ伝えたくて。それじゃ」
生徒会のメンバーに魔力を与えたあと。結界内に入り、自分の魔力でフェアリーテイルのマークが描かれた魔法陣を進行方向の先に展開する。そして、その魔法陣をくぐるとオレの服装を駒王学園の制服からナツの服へと変わる。
着替えが終わり、魔法陣から校庭に出ると…………
「ふざけんな!」
「お前の勝手な言い分で俺たちの街を、仲間を消されてたまるかぁぁぁあ!」
「ああ、その通りだ。イッセー!」
オレはイッセーに続いてコカビエルに向けて叫ぶと全員此方を向く。
「その声は………!」
「待たせたな、皆!」
「龍呀」
「龍呀くん」
「龍呀先輩」
「龍呀さん」
「龍呀くん」
「狩谷龍呀」
「遅ぇぇんだよ、龍呀!」
上から部長、朱乃、小猫、アーシア、木場、ゼノヴィア、イッセーの順でオレの名前を呼ぶ。
「なんだ、ただの人間じゃないか」
「その人間を甘く見ていると痛い目見るぜ?」
「人間風情に何が─────」
「火竜の鉄拳!!」
いつも通りコカビエルが何かを言う前に火竜の鉄拳を決めて殴り飛ばす。
すると、コカビエルは何回か地面にバウンドする。
また、オレはコカビエルを殴り飛ばしたら部長たちの方へ向き、天竜の魔法でケガを治していく。
「天竜の息吹!!」
「傷が一瞬で……」
「それもこんな広範囲で」
「流石はフェアリーテイルの滅竜魔導士ですわ」
「フェアリーテイルの滅竜魔導士……そうか!貴様があのサーゼクスに手傷を負わせたと言う人間か!」
「ああ、そうだ。オレがギルド フェアリーテイルの滅竜魔導士、狩谷龍呀!」
「面白い。サーゼクスに手傷負わせたその力、俺に見せてみろ!」
「いいぜ?後悔するなよ」
「モード、雷炎竜」
モード雷炎竜を今回は完全解放する。するとオレの左腕に透明になっていたフェアリーテイルのマークが赤く浮き上がる。
また、生徒会メンバーが張っている結界に雷炎竜の魔力の余波で壊れる。
「結界が!」
「それに雷を帯びた炎だと?!」
「黒歌!全力の結界で周囲を守れ!」
「分かったわ!だから、龍呀は全力でソイツをぶっ飛ばしちゃって!」
「分かってるさ!」
黒歌が新しく硬い結界を張ってくれたので全力で戦える。
「この魔力のデカさ。サーゼクスに手傷を負わせたのは本当のようだな」
「さぁ、その力を俺に見せてみろ!」
「行くぞ?」
魔力を足に纏わせて一気にコカビエル懐へ入ってる。しかし、コカビエルはオレの動きが見えなかったのか懐へ入っていることに驚く。
「貴様、いつの間に!?」
「コカビエル、お前、遅いよ」
「オラオラオラオラーッ!!」
素手でコカビエルに攻撃していく。それをコカビエルは必死に受け止めるが次第にコカビエルの腹や顔にオレのパンチが入っていく。
「どうしたよ?こんなもんか?」
「人間風情が嘗めるなァァァア!!」
コカビエルから右ストレートが飛んでくるが少し後ろに飛びながら腕をクロスして衝撃を受け流す。
また、コカビエルは左手で光の槍を投げてくる。
「消えろ、人間!」
しかし、それをオレは素手で掴み、砕く。
「なっ!?」
「俺の光の槍を、砕くだと!?」
「もっとこいよ?」
ナツが大魔闘演舞でスティングとローグにやった様にオレもコカビエルへ向けて指先の炎を操り『come on』と煽る。
するとそれにキレたのかコカビエルは大量の光の槍を精製して、オレに目掛けて放ってくる。光の槍の数は約10000。
「これで終わりだ、人間!今度こそ、消えて無くなれ!」
そんな数の光の槍を見た部長たちは絶望的な顔をしているが三人だけはそんな顔をしていなった。
それは黒歌と小猫、それに朱乃だ。
「全て焼き尽くす!」
「雷炎竜の───咆哮!!」
身体から雷炎の炎の出してから雷炎の炎を口に吸い込み。雷炎の咆哮にしてコカビエルが放った約10000もの光の槍に向けて放つ。
すると、光の槍はいとも簡単に雷炎竜の咆哮に全て呑み込まれた。
「バカな!?」
「あれだけの数の光の槍を一撃で……!」
「これで最後だ。コカビエル!」
「ぐはっ!?」
再び、コカビエルの懐へ入り。コカビエルを身体ごと高く蹴り上げ。
「滅竜奥義・改 紅蓮爆雷刃!!」
宙に浮いたコカビエルに向けて全力の紅蓮爆雷刃を放った。しかし、その時の紅蓮爆雷刃は普通のと違った。
「炎と雷の双竜……普通の紅蓮爆雷刃と違う!?」
イッセーが言うように今回の紅蓮爆雷刃は宙に浮いているコカビエルに放ったが螺旋状にではなく。炎と雷の二頭の竜が絡み合うようにコカビエルを挟み空へと登って行き、最後には空から地面に向けて真っ逆さまに飛来してきたのだ。
「イッセー、普通のとは違うってどういうこと?」
「本来なら滅竜奥義・改 紅蓮爆雷刃は雷を帯びた炎が螺旋状に相手に向かう技なんです」
「ですが、龍呀が放ったのはコカビエルを中心に炎と雷の竜が絡み合うように当たったんです」
『名付けるなら、雷炎・竜双撃だな。相棒』
「ドライグ!?」
『相棒、あの人間……いや、ドラゴンはまだまだ本当の全力を見せてないぞ?今のは、その一端でしかない』
「あれがまだ、その一部だってのかよ……」
滅竜奥義を受けたコカビエルは紅蓮爆雷刃によって作り上げれたクレーターの中で沈黙している。
それを見たオレは雷炎竜を解く。
「あのコカビエルを一人で倒すとは……」
「…………」ジー
「龍呀?」
イッセーはオレがコカビエルを倒したのに臨戦態勢である場所を見ていることに疑問をもった。
「そこにいるんだろう?白龍皇!」
「白龍皇!?」
オレは誰もいない空へ『白龍皇』と呼ぶと空から白い閃光と共に白い鎧に青い翼を生やした人物が現れた。
「久しぶりだな、ドラゴンスレイヤーくん」
「そうだな。お前からしたら何年振りになるのか?」
「そうなるな。黒歌とは上手くいっているのか?」
「安心なさい、ヴァーリ」
「黒歌か、久しぶりだな」
「ええ、久しぶりね」
「ところでいつから気付いていた?」
「オレが学園の前に着いた時には気付いていたさ。どうせ、お前は最初から学園の近くにいたんだろう?」
「どうやら、全てバレバレのようだな」
「ほれ、持ってけ」
オレはクレーターで沈黙しているコカビエルをヴァーリに向けて放り投げる。
「確かに受けとった。そっちのはぐれ神父にも聞き出さないといけない情報があるので貰っていくぞ?」
「ああ、好きにしろ」
「それでは」
ヴァーリはコカビエルとフリードを連れて行こうとした時。イッセーの左腕に宿る赤龍帝が口を開いた。
『無視か、白いの?』
『起きていたか、赤いの』
『せっかく出会っても、この状況ではな……』
『いいさ。いずれ、戦う運命だからな。こういうこともある』
『また会おう、ドライグ』
『ああ、またなアルビオン』
赤龍帝と白龍皇の会話が終わり、ヴァーリが去ろうとした時、イッセーが止める。
「おい!どういうことだ、お前は何なんだ?!」
「全てを理解するには力が必要だ。強くなれよ?いずれ戦う、俺の宿敵くん。それとまた会ったら、あの時の約束をしよう。ドラゴンスレイヤーくん」
「狩谷龍呀だ」
「そうか。ではな、ドラゴンスレイヤーの狩谷龍呀」
それを最後にヴァーリは再び白い閃光となって、駒王学園から去った。
オリ主の滅神魔法について
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完全習得(永久的)。
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一時的な習得(今章限り)
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今後も使える(条件有り)
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ごめん、使えなかった。