滅竜魔法を持って、悪魔の学園へ   作:黒牙雷真

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第39話

 

 

「「「いただきます」」」

 

 

朝食前の特訓を終えて、朝食を食べていると小猫から、とある質問がオレに飛んできた。

 

 

「あの、龍呀先輩」

 

「なんだ?」

 

「コカビエルとの戦いの時に、確か龍呀先輩の左腕に何か赤いマークかタトゥーがありましたよね?あれって、何のマークなんですか?」

 

「あれはギルドの一員の証だ。小猫たちで言えば、グレモリー家の家紋のような物だ」

 

「では、あれがギルド フェアリーテイルのギルドマークということなんですか?」

 

「そういうことだ」

 

「なるほど」

 

「龍呀、そのギルドマーク。私にも付けられないのかにゃ?」

 

「流石に無理がある。オレもこの世界にくる前にエセ神様が修行をさせてくれるために天狼島へ飛ばしてくれたお陰でフェアリーテイルのギルドマークを付けることが出来たんだ」

 

「まぁ、可能性としてはエセ神様が気まぐれにやって来た時にギルドマークを付けてもらう他ないな」

 

「なら、仕方ないにゃ………」

 

 

オレの説明を聞くと黒歌は少し寂しそうな顔をしていた。

何とかしてやりたいがこればっかりはオレにもどうしようもない。

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

 

その日の放課後。コカビエルの件でどうやら部長の評価が上がったらしく、力が強く自分で制御ができないために封印されていた、もう一人のビショップを解放することをサーゼクスに許可をもらったため、オレたちはオカルト研究部全員で『開かずの扉』と呼ばれている刑事ドラマとかでよく見る『KEEP OUT!!』と書かれている黄色テープが貼られた扉の前に来ている。

 

 

「ここに、もう一人のビショップがいて、1日中、ここに住んでいるのよ。一応、深夜には扉の術式が解けて旧校舎内だけなら部屋から出てもいいんだけど、中にいる子自体がそれを拒否しているの」

 

「ただの、引きこもりじゃねぇか」

 

 

そんなオレの呟きに部長はため息を吐きながら頷き、肯定した。

 

 

「ですが、なかにいる子は眷属のなかでも一番の稼ぎ頭だったりするのですよ」

 

「引きこもりが稼げる物って言ったら、株式とかか?」

 

「龍呀くんのやり方もあるとは思いますが、中の子はパソコンを介して、特殊な契約を人間と執り行っているのです。直接私たちと会いたくない人間もいるのですよ」

 

「なるほどね。契約者の中には、顔がコンプレックスな奴に、対人恐怖症などの奴がいるってことか」

 

 

朱乃の説明で、やはりギャスパーは引きこもりなんだなと改めて理解した。それと、奴は男なんだよな………声優さんはヒロインキャラで有名なのに………。

 

 

「それじゃあ、開けるわ」

 

 

一人で内心落ち込んでいると部長は、扉に刻まれた呪術的な刻印を消し去り、扉を開く。

すると、扉の奥から────────。

 

 

 

「イヤァァァアアアアアッッ!!」

 

「な、なんだ!?」

 

「………」ズキズキ

 

 

やっぱりか、こうなったか。耳に僅かに違和感が………。

扉を開けて部屋に入ると、いきなり女性特有の甲高い声の悲鳴が鳴り響いた。そして、声の発生源は部屋の中にある棺からだった。

 

「ごきげんよう。元気そうで良かったわ」

 

「な、何事なんですかぁぁぁぁ?」

 

「封印が解けたのですよ。だから、私たちと一緒に………」

 

 

部長が挨拶をしてから、朱乃が棺の蓋を開けると中には金髪で女装したギャスパーがいた。

 

 

「嫌ですぅぅぅぅ! ここがいいですぅぅぅぅ!外怖いぃぃぃ!」

 

「おおっ!女の子!しかもアーシアに続く、金髪美少女!ビショップは金髪尽くしってことスッか!」

 

「イッセー、見た目と声に騙されるな。喉元を見てみろ、コイツは男だ」

 

「いやいや、龍呀。どうみても金髪美少女だろう?」

 

「ドラゴンスレイヤーの鼻で分かる。コイツは黒歌や小猫、朱乃たちのような女性特有の匂いがしない」

 

「イッセー、龍呀の言う通りこの子は男の子よ。それと龍呀。私は変な匂いとかしてないわよね?」

 

「わ、私も知りたいです!龍呀さん」

 

 

性別を匂いで見分ける話を嘘で話すと、それを信じた部長とアーシアが迫るように「自分はどうだ?」と聞いてくる。

 

 

「さ、さすがにここでは─────グホッ!?」

 

「龍呀先輩、少し………いいえ、かなりデリカシーに欠けます。反省してください」フンス

 

「こ、小猫………お前………」バタリ

 

 

いきなり小猫が、薄い魔力の衣を纏っていたオレのボディーへ、雷の魔法と仙術で強化した拳に合わせて、戦車の駒の特性を使い、抉り込むように、且つ、鳩尾へと打ち込んで来た。

 

 

「こ、小猫? 貴女、いつの間にそんなに強く………?」

 

「コカビエルの一件から毎日、平日の朝と夜は龍呀先輩に実戦と魔法を、休日は朝から晩まで姉様に仙術を鍛えてもらっていますから」

 

「そ、そう………」

 

 

部長も流石に、雷で強化した拳を捉えることができなかったようで冷や汗をかいていた。

 

 

「イッテテテ………。流石に雷で加速させて拳を打ってくるとは思わなかったぜ」サスリサスリ

 

「自業自得です」

 

「悪かったよ」ナデリナデリ

 

「反省してください………。/////」ゴロゴロ

 

「りゅ、龍呀ー!!テメェー!!」

 

 

腹の痛みを少し我慢しながら、小猫に謝罪して頭を撫でる。すると気持ちいいのか、仙術の力を使った時に出た耳がピコピコと動き、喉をゴロゴロ鳴らす。

 

そんな、小猫を見た、イッセーが悔しそうにしているが無視!

 

 

「と、と、ところで、この方は誰なんですか?」

 

 

今まで黙っていたギャスパーがオレたちを指で示して、部長に問う。

 

 

「ギャスパー、貴方がここにいる間に増えた眷属と協力者よ。ポーンの兵藤一誠、ナイトのゼノヴィア、それと貴方と同じ、ビショップのアーシアよ」

 

「それと協力者の───」

 

「ギルド フェアリーテイルの滅竜魔導士、狩谷龍呀だ。よろしくな、ギャスパー」

 

「よ、よろしく、です」

 

 

オリ主の滅神魔法について

  • 完全習得(永久的)。
  • 一時的な習得(今章限り)
  • 今後も使える(条件有り)
  • ごめん、使えなかった。
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