滅竜魔法を持って、悪魔の学園へ   作:黒牙雷真

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第4話

 

 

黒歌を追いかけていた悪魔を白竜の咆哮で消し飛ばした後、黒歌に近付いて、天空の滅竜魔法で黒歌の足を治して行く。

 

 

「よし、これで大丈夫だな」

 

「あ、ありがとうにゃ……」

 

「やっぱり、語尾に『にゃ』が付くと可愛いな」

 

「にゃっ!?」

 

「ほ~れほれほれ」ナデナデ

 

 

オレは失礼を承知で黒歌の喉を撫でてやる。すると黒歌の頭にある猫耳がピクピクと嬉しいそうに動きだす。

また、尻尾をユラユラさせながらゴロゴロと喉を鳴らしくれる。

 

 

「ゴロゴロ……」

 

「可愛いな……」ナデナデ

 

 

少しこれを続けていると風が吹き込んできて、風に流されて来たのか悪魔と人間の臭いが混じった臭いを感じた。

 

 

「この臭いは……人間?悪魔?どっちだ?」

 

「ほう、臭いで相手の種族が分かるのか?」

 

「誰だ!」

 

 

上の方から声が聞こえてきたので黒歌を守る様に臨戦体制に入る。

 

 

「大丈夫よ。それにしても、もっと早く助けに来てくれても良かったんじゃない、ヴァーリ?」

 

「そこのマフラーを付けている人間が気になってな。少し観察していたんだ」

 

「それで私の初めてが奪われたらどうするのよ!」

 

「えっと…………アンタ、白龍皇なのか?」

 

「いかにも、今代の白龍皇に選ばれた。ヴァーリだ。よろしく、ドラゴンスレイヤーくん」

 

「そうか……。アンタがあの、ヴァーリ・ルシファーなのか」

 

「「!?」」

 

 

二人はまさか、ヴァーリの本名を知っている奴がこんな所に居るとは思わず。驚きの表示を見せた。

 

 

「ドラゴンスレイヤーくん。君は何処でそれを知ったんだい?」

 

「さぁな?教えても理解できないだろうから教えない。それにアンタは悪魔のはずだ。悪魔なら取引するもんだろう?」

 

「クッハハハハ、これは面白い!この俺に取引か」

 

「なら、その情報と交換に君は何を望む?」

 

「ん~、なら黒歌をオレのお嫁にください!」

 

「にゃっ!?」

 

「クッハハハハ!!」

 

「にゃ、にゃにゃに言っているにゃコイツ!?」

 

「だって黒歌が可愛いし綺麗だなって思って。この人ならお嫁さんに欲しいな~と」

 

「良いだろう。黒歌を君の嫁にするがいい」

 

「勝手に決めるにゃ!」

 

「で、ドラゴンスレイヤーくん。君は何処で知ったんだい?」

 

「待てよ。黒歌はオレのお嫁に来るなんて、まだ一言も認めていないから取引は成立してないぞ?」

 

「誰が行くか!」

 

「黒歌。お前、前に強い雄の子が欲しいと言っていたろう?彼ならそれに当て嵌まるんじゃないのか?」

 

「はっ!そうにゃ、コイツなら強い子供できるにゃ!」

 

 

なんか黒歌は強い子供を作るために納得したようだが、そんなんじゃ俺は嫌だな。

ちゃんと互いに支え合う、鴛鴦の様な関係になりたいのだ。

 

 

「そんな、利用する感じならオレはお断りだよ」

 

「なんでにゃ?」

 

「オレは本気で黒歌のことが好きなんだよ!」

 

 

オレは黒歌の綺麗な瞳を見詰めながら愛の告白をした。前世でも一度も告白したことがない。

すると、黒歌は着物の袖で顔を隠し、身体クネクネと動かす。

また、黒歌の尻尾を見ると二本の尻尾でハートマークを作っていた。

 

 

「そ、そんにゃに見詰められたら恥ずかしいにゃ……。///////」

 

 

これは脈ありですかね?

 

 

「これは黒歌もまんざらでないようだな。よかったな、ドラゴンスレイヤーくん?」

 

「え?マジで!」

 

「こんな私で良ければ……よろしく、お願いするにゃ。///////」

 

「やったー!」

 

 

ヤッホー!黒歌がオレのお嫁に来てくれたぜ!

 

『心の中で喜んでる最中で悪いんだけども、時間だよ』

 

え?もう、そんな、時間なのん?

黒歌を連れて行ってもいい?

 

『原作ブレイクするし、良いんじゃない?』

 

うわ……適当な神様だ、やっぱり……。

 

「黒歌、手を」

 

「は、はいにゃ。///////」

 

「それじゃ、ヴァーリ。また、会った時は闘おうな?」

 

「おい、待て!まだ、情報のことを…………」

 

 

ヴァーリが何か言っていたが、神様の力で再び、神様の居るところへ転移した。無論、黒歌も一緒にね。

 

 

オリ主の滅神魔法について

  • 完全習得(永久的)。
  • 一時的な習得(今章限り)
  • 今後も使える(条件有り)
  • ごめん、使えなかった。

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