滅竜魔法を持って、悪魔の学園へ   作:黒牙雷真

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第52話

ヴァーリの魔力を帯びた拳により、部室棟に吹き飛ばされたあと黒歌に油断し過ぎたと注意を受けながら瓦礫から抜け出し、首の骨を鳴らす。このあとに起きる、赤龍帝vs白龍皇の激闘を見るためにグラウンドに出ると、イッセーの龍のオーラが爆発的に増加したのと加えて、イッセーの怒りの声が聞こえてきた。

 

 

「何で、俺の父さんと母さんが、てめぇの都合に合わせて殺されなくちゃならねぇんだよォォォッ!!」

 

Welsh Dragon Over Booster!!!!

 

「てめぇなんぞに、親を殺されてたまるかよォォォッ!!」

 

 

ライザーの戦いの時と同じドライグの声が響くとイッセーの身体に『赤龍帝の鎧』が纏われていた。加えて、前回と違って今回はアザゼル製の腕輪があるため10秒で禁手化が解除されるわけではない。

 

 

「おおおおっ! アニメ通りの展開だ!!」キラキラ

 

「龍呀の目が輝やいてるにゃ!?」

 

「だってよ、黒歌。前世では、このシーンは男なら憧れるバトルシーンなんだぜ? 目を輝かさなさい男なんていねぇって!?」キラキラ

 

「そ、そう………」

 

 

普段は見せないオレの表情に少し引き気味の黒歌を放っておいて、オレはリアル版の【赤龍帝vs白龍皇】を見逃さないように移動する。

 

 

「いやー、ヴァーリの成長速度には驚いたぜ」

 

「龍呀、無事だったのね!?」

 

 

呑気にそう言いながら部長たちの共にたどり着くと部長が驚き。小猫と朱乃がヴァーリに吹き飛ばされたことに心配になって近寄ってきた。

 

 

「ヴァーリがあまりにも近接戦闘が弱いから鍛えていたら、まさかの不意打ちを喰らったけど、滅竜魔法には魔法による自動防御があるから、ある程度までなら無傷なんですよ」

 

「つくづく、滅竜魔法というものは規格外ね」ヤレヤレ

 

「今更よ、リアス」

 

「龍呀先輩に常識は通用しません」

 

「二人とも酷くね?」

 

 

ヴァーリに吹き飛ばさたのに無傷でいることに部長たちに説明したら、朱乃、小猫から辛辣な言葉を吐かれた。その後、イッセーがヴァーリに押されていた。

 

すると、部長がイッセーにかけようとするが、それをサーゼクスが止める。

 

 

「イッセー!」

 

「リアス」

 

「放して、お兄様!」

 

「あの二人のオーラは限界を超えている。近付くだけでも焼かれて死ぬぞ」

 

「でも、こうして見てるだけなんて………」

 

 

部長は、イッセーが戦っているのに自分が何も出来ないことに無力感を感じていた。けれど、そのことを他所にイッセーとヴァーリの戦いは激しさを増していく。

 

 

「弱い、弱すぎる!」

 

「かはっ……!?」

 

 

イッセーはヴァーリの拳を無防備に腹で受けるとマスク越しでも分かるほど吐血した。加えて、ヴァーリは追い打ちとばかりに半減の力を発動させる。それにより、体制を持ち直すことも出来ずにイッセーは地面へと落下した。

 

 

Dvide!!

 

「ぐあっ!?」

 

「イッセー!」

 

 

地面に倒れ伏したイッセーに部長が心配な音がこもった声でイッセーを名前を呼ぶと、イッセーはド根性とばかりに拳を地面に突き立て立ち上がる。

 

 

「大丈夫です、部長!心配、いらないですから!」

 

 

そんな姿にギャスパーは願うようにイッセーにエールを送る。

 

 

「イッセー先輩………負けないで!」

 

「ああ、部長が見てんだもんな!負けられっかよォォォォオ!!」

 

Boost!!

 

 

部長とギャスパーのエールのためにド根性で立ち上がり、力を倍加させるとイッセーはヴァーリを見て、あることに気付いた。

 

 

「あれは?」

 

『キャパシティを越える力を翼から吐き出しているのさ。そうすることで奴は常に、上限を維持できる訳だ』

 

「どんなに宿主が凄くとも限界はあるってことか!」

 

 

イッセーがドライグのアルビオンの翼から吐き出している光について説明を受けているとヴァーリがあることを口にした。

 

 

「そうだったな。コカビエルの時、君は仲間のために戦ったのだったな。家族よりも先に、仲間を殺すべきだったかッ!」

 

 

そう言いながら、ヴァーリは魔力の弾をアーシアとギャスパーへと投げ付けた。流石に、これは見逃せないので魔力の弾を蹴り飛ばした。

 

 

「おい、ヴァーリ。テメェの相手はイッセーだろう。なのに、何でアーシアとギャスパーを狙った? 答えようによったらオレはテメェは滅するぞ、ヴァーリ」

 

 

威圧感をヴァーリに向けたあと、イッセーに少しだけ助言する。

 

 

「イッセー、テメェもチンタラとやれてんな!テメェには、対ヴァーリように奥の手があんだろうが!? ソイツに倍加してしまくれ!!」

 

「そうか!」

 

「ドライグ! アスカロンに力の譲渡だッ!」

 

Transfer!!

 

 

オレの言葉でイッセーはオレの意図に気付いたようで、真っ正直からヴァーリへと突っ込む。すると、途中で倍加の力をアスカロンが収納されている左手に付与し、そのままヴァーリの顔面を殴り付けた。

 

それにより、ヴァーリのマスクが破損した。殴り付けたあとは、そのままヴァーリに組み付いて、ヴァーリに力の譲渡し始めた。

 

 

「なッッ!?」

 

「ここだ!」

 

Transfer!!

 

 

そんなイッセーの行動に部長は、驚きのあまり声を溢した。

 

 

「ヴァーリに力を譲渡?!」

 

「テメェの吸い取る力と吐き出す力を一気に高めてやる!この翼が処理できるなくまでなァァアッ!!」

 

「ぐうっ!!」

 

『機能がオーバドライブする。一度、体制を立て直せ』

 

 

アルビオンがヴァーリに助言するが、その助言通りに今の組み付いているイッセーがさせるわけがない。

 

 

「龍呀には及ばないが、ドラゴンスレイヤーの力!受けてみやがれッ!!」

 

 

アスカロンの力がこもったイッセーの左拳がヴァーリの腹部の宝玉に突き刺さると、白龍皇の鎧が砕け散る。それにより、ヴァーリは地面に急降下し、両膝を付いて、吐血した血を袖で拭う。

 

 

「凄いな………俺の神器をふっ飛ばした!やればできるじゃないか!それこそ、俺のライバル!!」

 

 

そう言いながらヴァーリは鎧を再展開させた。それと合わせて、イッセーの左手が一度輝いた。どうやら、タイムリミットが迫っているようだ。

 

 

「やっぱり、こうなるか。仕方がない、助言を出してやるか」

 

「イッセー!」

 

「龍呀?」

 

「白龍皇の力を自分に譲渡し、吸収しろ!オレからはそれだけだ」

 

「ヴァーリの力を自分に譲渡して、吸収………。ん?もしかして?」

 

 

再び、イッセーはオレの意図に気付いたのか足元に転がっているアルビオンの宝玉を掴んだ。

 

 

「神器は思いによって進化するんだよな?」

 

『面白い。だが、死ぬ覚悟があるか?相棒』

 

「死ぬのは勘弁だ。俺はまだ、部長の処女をもらってないし。何より、龍呀に言われたんだ!俺にしか、部長たちを守れないと!」

 

「そのためなら、痛みなんざ我慢してやらぁぁぁあ!!」

 

『フッハハハハハッ! 良い覚悟だ!ならば俺も覚悟を決めよう! 我は力の塊と称された赤き帝王!お互い、生きて超えて見せるぞ!相棒! 否ッ! 兵藤一誠ッッ!』

 

「応ッ!」

 

 

これからイッセーが行うことにオレはワクワクが抑えきれずにいた。すると、黒歌がオレに話しかけてきた。

 

 

「龍呀、あれがさっき言ってたやつかにゃ?」

 

「ああ。イッセーは、自分の寿命と引き換えに白龍皇の力を吸収する。前世の兵藤一誠も同じことをやって、成功させた」

 

 

黒歌の話を肯定すると、隣に居た部長とアーシアが詰め寄ってきた。

 

 

「その話は、本当なの龍呀!?」

 

「本当なんですか、龍呀さん!?」

 

「あっ………やっちまった」

 

 

部長とアーシアの前でイッセーの無謀な行為の代償を話てしまったことを今さらになって思い出した。

 

そんな、鬼気迫る二人の顔にオレは、もしも、これが俺だったら黒歌や小猫、朱乃も心配するのだろうと思ってしまったので観念して話ことにした。

 

 

「はぁ………、さっきの話は本当です」

 

「そんな………」

 

「イッセーさん………」

 

 

二人が悲しそうな顔をしているので、今後の『覇龍』について、話してしまおうか悩んでいるとアルビオンの半減の力を吸収することに成功したドライグの声が響いた。

 

 

Vanishing Dragon Power is taken!!!

 

 

 

オリ主の滅神魔法について

  • 完全習得(永久的)。
  • 一時的な習得(今章限り)
  • 今後も使える(条件有り)
  • ごめん、使えなかった。
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