滅竜魔法を持って、悪魔の学園へ   作:黒牙雷真

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冥界合宿と滅竜魔導士の弟子
第56話


「時空竜の切断!!」

 

一学期最後の平日。オレは、新しい滅竜魔法の斬撃を放つと、斬撃は周りの空間を切り裂きながら次第にその斬撃を大きく巨大化させていく。そして、切り裂さかれた空間から、また斬撃が生まれ、左右に斬撃を飛ばす。

 

 

「よし………時空竜の切断、完成」

 

 

我が家の特別特訓場にて、新しい可能性を感じた滅竜魔法のために『駒王協定』が締結されてからひたすら鍛練をしていると偶然、《時の滅竜魔法》と《空間の滅竜魔法》の二つの滅竜魔法を融合することができた。新しいモード、《モード時空竜》を編み出すことができた。

 

しかし、滅竜奥義でもないのに《モード時空竜》の技は一発で滅竜奥義・改の四発分に相当するほどの魔力消費である。

 

 

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

 

「しっかし………マジで燃費悪いな。時と空間の滅竜魔法………」

 

 

早朝から限界ギリギリまで《時空竜》の技を連発して、セカンドオリジンまで魔力を使い過ぎて息を切らしながら額から汗が滝のように流れる。

 

 

「お疲れ様です、龍呀くん。はい、タオルとドリンク」

 

「おう。サンキュー」

 

 

オレと同じように早朝特訓をしている朱乃がタオルとぬるいスポーツドリンクを渡してくれる。

 

 

「どうですか、成長の程は?」

 

「まぁまぁだな。長時間でのモード時空竜の戦闘はまだ無理だな。初見殺しか一撃必殺だな。それに、二つとも制御が難しい」

 

「そんなに難しいのですか?」

 

「ああ。やり方をミスれば、技を放った場所だけ周囲のエーテルナノを永続的に取り込み、不可視の空間の穴を開けてしまう。それだけは起きないようにしたい」

 

「エーテルナノ?」

 

「ああ、そうか。イッセー以外は、FAIRY TAILを見てないから用語を知らないのか。なら、一度資料を作成しないとかな? この世界にはwikiがあるから助かる」

 

 

FAIRY TAILの用語集を作成するために、早朝の特訓はここまでに部屋へと戻る。すると、何故か猫姉妹がオレのベッドの上で仲良く寝ていた。

 

確かに、今日の朝食当番は朱乃だ。だからと言って、オレがいない間にオレのベッドに潜り込む必要があるか?普通なら無いよな。

 

だが………黒歌が小猫のことを大切そうに抱き締めて寝ている姿を見てしまうと起こそうと思えなくなってしまうが、小猫に関しては今日が夏休み前の最後の学校なので起こす。その際、少しだけ趣向を変えてみる。

 

 

「おい、白音。起きろ。そろそろ、朝飯だぞ」

 

 

小猫のことを『白音』と呼ぶと普段は隠している猫耳がピコりと出てくる。

 

 

「ほら、黒歌も起きろ。お前が起きないと白音が起きれないだろう」

 

 

今度は黒歌の名前を呼んでやると家では普通に出している猫耳が小猫同様にピコりと動いた。嬉しいようだ。

 

 

「起きないとイタズラするぞ」

 

「していいにゃよ」

 

「し、してくれても構いません。/////」

 

「お前ら………起きてたのかよ」

 

 

どうやら、狸寝入りなぬ猫寝入りをしていたようだ。

てか、小猫よ。顔を真っ赤にするほど恥ずかしいなら黒歌の真似をするなよ。

 

 

「起きたのなら、顔を洗ってこい。オレは風呂に行ってくる」

 

 

二匹の猫を放っておいて風呂に向かう。以前の『駒王協定』の日から少しだけ風呂がでかくなっていた。もしかしなくとも、神様のお蔭だ。

 

 

「また、背中の竜化が進んでる。まぁ、竜化の制御はできるてるし問題ないか」

 

 

風呂場の鏡に映る自分の姿を見て、どんどん人間を止めていることを実感する。というよりも転生してから外形が人間を止めているだけで中身の臓器や骨は5年間の修行で既に竜化をしていたのだろう。フェアリーテイルのドラゴンスレイヤーたちと修行をしていて竜化しない訳がない。

 

 

「よし、出るか」

 

 

 

 

 

 

そして、時竜の力の使わずとも時をキンクリして現在は放課後。なにやら、イッセーは部室の窓から外を眺めながら黄昏ていた。

 

 

「なぁ、木場。お前たちはやっぱり冥界に帰るのか?」

 

「冥界に?」

 

「うん、そうだよ。毎年の恒例だからね。イッセーくんは初めてだね」

 

「その場合は、オレは人間界で留守番か。まぁ、どうせ夏休み中にヴァーリの奴が来るかもな」

 

 

木場と会話をしながら考えていると部長と朱乃が部室に入ってきた。

 

 

「皆、揃ってるわね」

 

 

部長がソファーに座り。朱乃が入れた紅茶で一息入れてから部長の口から冥界に帰る話がされた。

 

 

「部長も冥界に帰るんですか?」

 

「ええ。夏休みだし故郷に帰るの。毎年のことなのよ?──ってイッセー、どうしたの?」

 

「部長が突然、冥界に帰るっていうから俺を置いて行っちゃうんじゃないかって思いましたよ………」

 

 

部長とイッセーがイチャコラしている間に、オカルト研究部の部員でオレを含めた三人がアザゼルの気配に気付いた。

 

その二人とは、小猫と朱乃だ。小猫は当然だとして、朱乃もアザゼルの気配を感じ取れるまでには成長が出来たようで嬉しく思う。

 

 

「そういう訳で、明日から冥界に行くわ。長期旅行の準備をしてちょうだい」

 

「あー、因みにオレと黒歌。それと、そこでコソコソと気配を消して椅子に座ってるクソ総督はどすればいいですか?」

 

「誰が、クソ総督だ!誰が!」

 

 

アザゼルの声でオレ、小猫、朱乃の以外のオカルト研究部員は全員驚いていた。

 

 

「アザゼル先生!?」

 

「貴方、いつの間!?」

 

「ドラゴンスレイヤーとその女どもを除いて、他の奴らは俺の気配を感じられないようじゃ。修業が足りないようだな」

 

「………」

 

 

アザゼルの言葉に部長はムッとした顔をするが仕方ないがないことだ。何せ、王の部長が女王の朱乃や戦車の小猫に遅れを取っているのだから。

 

 

「んで、冥界でのスケジュールは………リアスは里帰りと、現当主に眷属悪魔の紹介。あと、例の新鋭若手悪魔たちの会合。それとお前らの修業だ。俺は主に修業に付き合うわけだがな」

 

「お前らがグレモリー家にいる間、俺はサーゼクスたちと会合か。ったく、面倒くさいもんだ。それと、ドラゴンスレイヤー。お前は、セラフォルーからの依頼だ。ギルド フェアリーテイルの狩谷龍呀宛のな」

 

「魔王少女から?」

 

 

アザゼルがテーブルに差し出してきたのは一通の手紙。それには、シトリー家の家紋と思われる手紙の封止がされていた。

 

それを指先だけ、鉄竜剣に変えて封を開ける。手紙の内容は簡単に言えば、支取先輩とその眷属たちを鍛えて欲しいとのこと。これは、魔王ではなく。一個人としての依頼らしい。

 

報酬は、冥界へのフリーパスポートや冥界にいる際の援助などであった。フリーパスポートに関して手紙と一緒に入っていた。どうやら、前払いのようだ。

 

 

「龍呀、セラフォルー様からどんな依頼が来たの?」

 

「すみません。この依頼、セラフォルーさん個人としての依頼らしいので内容を話す訳にはいかないです」

 

「そう………なら、仕方ないわね」

 

 

部長も納得してくれたみたいで良かったが、この依頼は支取先輩たちは知っているのだろうか? 念のため、この後に生徒会へ確認しに行くことにしよう。

 

 

「では、アザゼルと龍呀、それに黒歌は彼方までは同行するのね?行きの予約はこちらでしていていいかしら?」

 

「ああ、よろしく頼む。悪魔のルートで冥界入りするのは初めてだ。楽しみだぜ。いつものは堕天使側のルートだからな」

 

「オレもお願いします」

 

「分かったわ。それじゃあ、今日は解散にしましょう。皆、明日の準備があるのだから」

 

「「「「はい!」」」」

 

 

部長の一声で解散したあと、オレは一人で生徒会室へ。小猫と朱乃には悪いが、先に帰ってもらうことにした。

 

てなわけで、ドアをノックしてから生徒会室へ入る。

 

 

「失礼します」

 

「狩谷くん?」

 

「狩谷?」

 

「支取先輩に、セラフォルーさんからの依頼の確認をしたくて来ました」

 

「お姉様からの依頼?」

 

 

やはり、支取先輩はセラフォルーさんから何も聞いていなかったようす。なので、手紙をそのまま、支取先輩に渡す。

 

そして、内容を見ていくとため息を吐きながらコメカミに手を当てていた。

 

 

「はぁ………お姉様ったら。ごめんなさい、狩谷くん。よろしければ、お願いできるかしら? 貴方が私達の修業を見てくれるとはとても勉強になりますので」

 

「狩谷が俺たちの修業を見るって………会長?」

 

「構いませんよ。ただし、オレはかなりスパルタなんで」

 

 

匙が何やら驚いているが今は無視。今は依頼が大事だ。

 

 

「ところで、冥界にはリアスたちと一緒に?」

 

「ええ。部長たちやアザゼルと一緒です」

 

「分かりました。では、修業の件。お願いしますね」

 

「はい」

 

 

支取先輩に依頼の確認を終えたら、その日は真っ直ぐに帰る。

 

 

 

オリ主の滅神魔法について

  • 完全習得(永久的)。
  • 一時的な習得(今章限り)
  • 今後も使える(条件有り)
  • ごめん、使えなかった。
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