滅竜魔法を持って、悪魔の学園へ   作:黒牙雷真

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第57話

セラフォルーさんからの依頼を支取先輩に確認してから、その依頼を受理することになった翌日。

 

現在、絶賛冥界行きの列車の車内でオレこと、狩谷龍呀はグロッキーです。はい………。

 

 

 

「き、気持ち悪い………ウプッ!」

 

「龍呀、大丈夫かにゃ?」

 

「トロイヤの魔法はどうしたんだよ?」

 

「イッセー、もう十回はかけた。なのに、全然効かないんだ………うぇぇ」

 

「お、おう………」

 

 

バケツに頭を突っ込んで吐こうには何も出てこない。

それに《トロイヤ》の魔法が効かないのは多分、天竜以外の属性を習得している所為だろう。他に、考えられるのは竜化が進行し過ぎたくらいだ。

 

 

「本当に滅竜魔導士は乗り物に弱いんだね。イッセーくんの言うとおりだ」

 

 

木場が何か言ってるが今は返答できない。マジで気持ち悪い。そんな時、列車のアナウンスが流れた。

 

 

『まもなく、シトリー領に到着します』

 

 

そのアナウンスが流れると前の車両に繋がる扉から支取先輩に椿先輩、それと匙がやってきた。

 

 

「よう、兵藤。それに………やっぱり、狩谷は乗り物酔いか」

 

「ああ。トロイヤの魔法をかけても効果が無いんだと。今は黒歌さんたちが看病してる」

 

「くぅー、狩谷の奴め羨ましい!!!」

 

 

匙も何か言ってるが今は返答できない。気持ち悪い。

 

支取先輩が部長たちと話したあとシトリー領で降りたあと、部長とアザゼルから話があるというので黒歌に支えられながら別の車両に移動した。

 

 

「で、話って何だ?」

 

「これから、あいつらの今の実力を測るためにリアスを抜いたグレモリー眷属で、あるドラゴンと戦わせる」

 

「元龍王のタンニーンだろう?」

 

「タンニーン!? ブレイズ・ミーティア・ドラゴンのタンニーンかにゃ?!」

 

「やっぱり、知ってるのかよ………」

 

「そういう訳だから、貴方たちには伝えて置きたかったのよ」

 

「分かった。んじゃあ、オレと黒歌は戻ります。黒歌、頼む」

 

「分かったにゃ」

 

 

再び、黒歌に支えられながらイッセーたちがいる車両へ移動する。その後は、アニメ通り、列車が止まり。空間に何かしらの魔法が干渉をしたのを感じた。

 

そして、気が付けば隣に部長とアザゼルがいた。どうやら、タンニーンと戦う山に強制的に転移させられたようだ。

 

 

「ふっかぁぁぁあつ!!!」

 

「龍呀が元気になったにゃ」

 

乗り物酔いから復活したら、イッセーたちとタンニーンとの戦いを見る。まぁ、大体がアニメ通りの展開だな。違う点は、小猫がモード雷獣でタンニーンを翻弄しながら顎にだけ打撃を入れている点だ。

 

それ故に何度も、小猫のモード雷獣と合わさった拳を顎に受けて脳が少しだが揺れてい怯んでいる。

 

 

「塔城のアレが例の滅獣魔法ってやつか………」

 

「属性は雷ね。それに雷の鎧を使わずに腕と脚だけに集約して、魔力を節約しているわね」

 

「あれが、モード雷獣にゃ。それも全部、龍呀が教えたものにゃ!」

 

「だが、あと7分だ」

 

「7分?」

 

 

部長がオレの言葉に反応した。

 

 

「小猫が雷獣を発動してあんだけ動いてタンニーンを翻弄しているんだ。今まで、維持するだけしか使っていなかったのを土壇場で使えばどうなるか」

 

「いつもよりも早いタイムリミットが来るのが当たり前にゃ。普通に維持してるだけでも、もって15分が限界。それに加えて、白音は私や龍呀のようにセカンドオリジンの器がまだ出来てないにゃ」

 

「えっ?ちょっと待って! 黒歌、貴女もセカンドオリジンがあるの!?」

 

「最近、やっと器が出来たところにゃ。まだまだ、鍛練が足りないにゃ………」

 

 

黒歌の言うとおり、黒歌は何とセカンドオリジンの器が出来上がったのだ。それにより、伏魔殿のノーマルは何とかクリア出きるまで、ハードは最初のDランクモンスターを5体まで倒すまでに至った。

 

今更だが、伏魔殿の難易度を悪魔の階級で表すと、イージーが下級悪魔から上級悪魔ほどの強さ、ノーマルが上級悪魔から最上級悪魔ほどの強さ、ハードが最上級悪魔から二天龍クラスといったところだろうか。

 

 

「そうこう言ってるうちにイッセーのチャージが完了したか…………だが、今のイッセーの力じゃあ、タンニーンには通用しないがな」

 

「だろうな。今の赤龍帝は何もかもが足りねぇ」

 

 

オレとアザゼルがイッセーの力量不足の話をしているとタンニーンと戦っているイッセーが朱乃と共にドラゴンショットを放つがタンニーンは無傷。

 

 

「そういえば、アザゼル。バラキエルのおっさんは、朱乃に光の力を使わせてないのか?」

 

「それが………朱乃の奴はガキの頃に光の力の制御を誤ってから自分の光の力がちょっとしたトラウマになってるみたいでな………」

 

「はぁ?」

 

 

朱乃が光の力にトラウマを持っている? アニメでは、そんなことはなかった。もしかしたら、オレがあの時に介入したからか?

 

そんなことを考えているといつの間にかイッセーたちの戦いが終わったようだ。それにより、アザゼルが種明かしをしに動こうとするがオレはあることをアザゼルに頼むことにした。

 

 

「よし、そろそろ種明かしと行きますかね」

 

「なぁ、アザゼル。タンニーンを止める前に頼みがあるんだがいいか?」

 

「一応聞いてやる」

 

「この世界のドラゴンと戦ってみてぇ」

 

「はぁ………」

 

「なっ!?」

 

「やっぱりこうなったにゃ………」ヤレヤレ

 

 

アザゼルはため息を吐き、部長は驚きのあまり絶句し、黒歌は分かっていたのか仕方のない夫を見る目で此方を見てくる。

 

 

「分かった。ただし、滅竜魔法は禁止だ。それでもいいなら好きにしろ」

 

「オッシャァァアアアッ!! 燃えてきたァァアア!!!!」

 

 

本当のドラゴンと戦えることに闘志が燃え上がり、ナツの様な台詞が口に出ていた。

 

 

オリ主の滅神魔法について

  • 完全習得(永久的)。
  • 一時的な習得(今章限り)
  • 今後も使える(条件有り)
  • ごめん、使えなかった。
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