アザゼルから滅竜魔法を使わなければタンニーンと手合わせをしてもいいと許可を得たので、黒歌に制服の上着を預けてから準備運動をする。
準備が終わるとタンニーンがイッセーに攻撃を仕掛けようとしている瞬間だったので魔力は纏わずに竜のオーラを両足だけに纏わせて竜の脚力で一気にタンニーンの上を取る。
タンニーンの上を取ったらタンニーンの頭を踏み台にしてイッセーの前に躍り出る。
「待たせたな、お前ら!」
「りゅ、龍呀!」
「「龍呀くん!」」
「「龍呀先輩!」」
「龍呀さん!」
「龍呀!」
上からイッセー、朱乃、木場、小猫、ギャスパー、アーシア、ゼノヴィアの順でオレの名前を叫び呼ぶ。その声には安堵の声音が込もっていることが《毒竜》の魔法で理解できた。
「よう、ドラゴン。悪いがオレの相手になってくれねぇか?」
「そうか!龍呀は《天竜の滅竜魔法》があるからドラゴンと会話ができるのか!?」
何やらイッセーがそれらしいことを言ってるがタンニーンが会話をできることを知らないから仕方ない。そんなことを頭の中で考えているとタンニーンの心の声が聞こえてきた。
「(なるほど。此奴がサーゼクス殿が言っていた龍を滅する魔法。滅龍魔法を使う魔導士か)」
「あれ?何か字が違う。滅龍じゃなくて滅竜な!間違えんな!」
「(此奴、俺の考えていることが………!?)」
「ああ。全部聞こえてるぜ。これも滅竜魔法の一つだ」
今更だがタンニーンの奴、オレが心の声を聞けるとわかった途端に心の声で会話を初めやがったよ。
「そうだ。お前ら、コイツとはオレ一人でやりたい。だから、離れてろ!」
タンニーンとサシで戦いたいためにイッセーに下がるように指示を出すとイッセーが止めてくる。
「けど、龍呀………!?」
「イッセー先輩。ここは龍呀先輩の指示にしたがってください。流石に龍呀先輩が調子に乗り始めたら、ここにいるのは危険です」
「でも、小猫ちゃん!!」
「大丈夫です。龍呀先輩は、あのアクノロギアと戦えるくらい強い《滅竜魔導士》です」
「小猫ちゃん………わかった。龍呀、無茶だけはするなよ!」
「ああ!」
小猫のお蔭でイッセーの退避が完了するとタンニーンが俺の意図をわかってくれているのか心の声で準備が出来たかと尋ねてくる。
「(もうよいのか?)」
「ああ。ここからオレとおっちゃんとのガチンコ勝負だ!」
「(お、おっちゃッ………まぁ、よい。こちらもある程度、本気で行くぞ!)」
「オッシャアー!燃えて来たぞ!!」
両拳を合わせてからタンニーンに向かって駆け出す。すると、タンニーンは小手調べと言わんばかりに龍麟に覆われた右拳を真っ直ぐに振り下ろしてくるので、此方も右拳のストレートで応える。
「ウッッオラァァアアッ!!!」
「(これは………!!?)」
オレとタンニーン、互いの拳が衝突するとバトル漫画のようなに拳が衝突した余波で空気が揺れる。そして、衝突した拳は次第にタンニーンの方が押されて始めたので更に力を込めてアッパーカットのようなに拳の軌道を変える。
「グゥゥオアアアーッ!!!」
「(ば、バカな………!?)」
アッパーカットに軌道を変えたことにより競り負けたタンニーンが大きく尻餅を付く。それを見たイッセーたちが驚きの感情を次々と声にする。
「ドラゴンにパワーで競り勝つとか、ありえねぇ………」鼻血タラー
「これは流石に、僕も笑えないかな………」
「いつも通り、龍呀先輩は規格外です」
「あらあら、あんな剛力に組み敷かれたら、私では逃れられませんわね。でも、そういうプレイもありかもしれませんわ。/////」クネクネ
「す、凄いです………」
「私もいつかは、あれくらい………」
「あわわわわ!!」
朱乃、お前だけ発言に異なるんだが!? それに頬を赤く染めながら巫女姿でクネクネするなよ。イッセーが鼻血垂らしてんだろが!!
あとイッセー、てめえは二度目の半殺しするから覚悟しとけ?いくら否定しても心の声がただ漏れだバカたれの変態め。そんなイッセーの半殺しの件について考えているとタンニーンが何かやら心の声で声を掛けてきた。
「(貴殿の滅竜魔法はドラゴンの炎を食えるらしいな!ならば、俺の炎を喰らってみろ!!!)」
タンニーンの口から放たれ炎のブレスがオレに襲いかかってくるが今回はアザゼルから滅竜魔法は禁止でのタンニーンの手合わせが認められているため、今回は炎を食べずに………屠る。
「しゃらくせー!」
アザゼルは確かに《滅竜魔法》はダメだと言ったが《竜》としての力を使うなとは言っていない。なので、竜の力を二割ほど出して両腕を竜化させて、タンニーンのブレスを腕を振るって掻き消す。
「なんちゃってテイクオーバー。ドラゴンソウルってな……」
「(腕が龍化しただと?! 貴殿は神器持ちなのか!?)」
「いんや、これは滅竜魔法の弊害だ。安心しろ、制御は出来てる。それより、行くぞッ!!」
竜化したことにより今まで抑えてきた闘争本能の一部が解放され、力がドンドン沸き上がってくる。
「オラァァア!!」
「グヴォア!?」
「小手調べはもういいだろう。本気でかかってこいやぁぁあ!!!」
驚いて固まっているタンニーンの腹に一撃入れてながら煽る。するとタンニーンもやっと本気になったのか目付きが変わる。
「グオオオオオッ!!」
「へっ! そう来なくちゃぁ面白くねぇ!」
そこからはイッセーたちの戦闘が可愛いく見えるほどの激闘と変化した。小手先無しの竜人間vsドラゴンとのガチンコの殴り合い。地形を変化させてしまったり、断崖絶壁を竜のオーラを纏った足で少し強く踏みつけでめり込ませながらタンニーンが吐く炎を回避したり。伸びる角はこれまた竜のオーラが纏った両手足で弾いたりと、楽しんでいた。
「やべぇ………めちゃくちゃ楽しい!」
「フッハハハハ!俺も久しぶりに楽しいぞ!」
「まだまだ、行くぜ!タンニーン!」
「それは此方もだ!滅竜魔導士!」
お互いに久しぶりに腕を振るえる相手と巡り会ったことにヒットアップしてしまい止め頃が頭から飛んでいるとアザゼルが慌ててオレたちの間に止めに入るが─────。
「待て待て、お前ら!それ以上やられたら──グヴォアッ!!」
「あっ、アザゼル」
「なんだ居たのか」
「お、お前らなぁ………!!」
アザゼルの登場により、オレとタンニーンの拳が最後に衝突する前にオレとタンニーンの拳がアザゼルの顔面にクリティカルヒット。そのまま、アザゼルは拳の圧力によりギャグマンガのようにグルグルと回転しながらぶっ飛んだ。てか、オレたちはアザゼルが居たことをすっかり忘れていたのである。ごめん、アザゼル。反省はしている。
加えて、オレたちが止まったことによりオカルト研究部の皆と黒歌も此方に集まってくる。
「あー、二人ともこのドラゴンは何なんだ?」
「転生悪魔だ」
イッセーの問に答えてやるとアニメ通り驚きやがった。
「このドラゴンが悪魔ぁぁぁあ!?」
タンニーンが転生悪魔だと知るとイッセーはとても驚いているがそんなイッセーを他所にドラゴン同士であるドライグとタンニーンが会話を始める。
「久しいな、ドライグ」
『ああ。懐かしいな、タンニーン』
「てか、知り合いかよ!?」
「ブレイズ・ミーティア・ドラゴン。すなわち『魔龍聖』タンニーン。元龍王の一角でな。とある理由でドラゴンから悪魔に転生した物好きだな奴さ」
アザゼルがタンニーンの紹介をされるとイッセーと木場が驚きのあまり声にする。
「ドラゴンが悪魔に………?!」
「どんだけ最強なんだよ………」
「お前らの修業のため手を貸してもらった」
「修業?つまり、特訓なのか!?」
アザゼルの修業という言葉に脳筋のゼノヴィアが反応した。するとタンニーンが仕方ないけど特訓に協力する理由を話した。まぁ、知ってるけどね。
「フンッ。サーゼクス殿の頼みだというから特別に来てやったんだ。その辺を忘れるな、堕天使の総督殿」
「それよりどうだった。ドラゴンスレイヤーの実力は?」
「驚いている。が、それ以上に俺の眷属に空きがあったら勧誘したいくらいだ。まさか、人間の身体でありながらドラゴンとサシで戦えるとは」
どうやら、タンニーンからは認められたようだ。この世界のドラゴンに認められたことに嬉しく思っているとアザゼルがオレにあることを尋ねてくる。
「龍呀、あれで何割だ?」
「なに?」
「そうだなー。竜としての力なら二割強ってところだな。魔法はゼロだ。今回、タンニーンのおっちゃんと手合わせするのに滅竜魔法を使うなって言うからさ」
「あ、あれで二割強だと………それも、噂の滅竜魔法無しだと………!?」
「これが、サーゼクスの奴が一目置く。ドラゴンを滅することのできる魔法を操る魔導士。ギルド フェアリーテイルの滅竜魔導士、狩谷龍呀だ」
「これが滅竜魔導士……。いや、その一端でしかないのか。俺でも途中から4割を出していたが。アザゼル、もしも狩谷殿が魔法を使っていたら俺はどうなっていた?」
「一方的な蹂躙だろうな。奴は、複数の属性の滅竜魔法が使える。加えて、大抵の属性は奴の養分にされてしまう。つまり、奴に魔法や属性攻撃なんぞ効かないのさ。可能性としては同じ、龍殺しの力くらいか?」
「計りしれんなぁ………」
などと色々とアザゼルとタンニーンが話しているが………ごめんね、アザゼル。この身体は
あとは、アニメ通りに話が進んだ。手抜きじゃないよ。だってアニメ通りなんだもんな。
オリ主の滅神魔法について
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完全習得(永久的)。
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一時的な習得(今章限り)
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今後も使える(条件有り)
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ごめん、使えなかった。