滅竜魔法を持って、悪魔の学園へ   作:黒牙雷真

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第68話

それぞれの着替えが済んだところで、アニメとは違ってシトリー眷属もグレモリー邸に到着した。

 

支取先輩と部長が他愛のない会話を短くしたところで、部長の一声でグレモリー邸の庭に移動すると遠くの方からタンニーンのおっちゃんとその眷属たちが飛んでやってきた。

 

 

「よう。タンニーンのおっちゃん、20日振りだな」

 

「貴殿も息災の様だな。約束通り来たぞ、兵藤一誠」

 

「うん!ありがとう、おっさん!」

 

 

イッセーもアニメ通り、タンニーンのおっちゃんと仲が良いようだ。流石は師弟。

 

 

「さて、タンニーンのおっちゃんも来たことだし。オレも完全竜化するかな」

 

「そういえば、龍呀のドラゴンになった姿は初めて見るな」

 

「兵藤よ。狩谷の完全竜化を見て驚けよ。俺が見た時はマジで驚き、感動した」

 

「なんで、驚いてるのに感動するんだよ」

 

「ま、見とけって」

 

 

先にオレの完全竜化を見たことがある匙がイッセーに向かってニヤニヤ顔で、自慢気に驚くよう言っているがお前が自慢できることじゃないだろうとは言わなかった。

 

そして、完全竜化をするとその姿を見たイッセーがいつぞやの匙の様に驚く。

 

 

「し、白いイグニール!!?」

 

「な? 驚き、感動したろう?」

 

「あなたが竜化してる訳じゃないのに、何故そんなに自慢気なんですか、サジ」

 

「か、会長‥…‥…!?」

 

 

二回目は、匙の主たるシトリー眷属の『王』の支取先輩が言ってくれた。

 

 

「狩谷くん、またお願いしますね」

 

「ええ、これもセラフォルーさんからの依頼なので、しっかりと護衛させていただきます」

 

 

パーティー前のお喋りも程々にして、小猫と朱乃を除いたイッセーたちグレモリー眷属はタンニーンのおっちゃんの背中。黒歌、小猫、朱乃を含めたシトリー眷属の皆は、オレの背中に乗り込んだ。

 

パーティーの会場となる場所は、グレモリー領の端にある広大に広がる森の中にポツンと立てられている高級ホテルだった。目の前で飛行しているタンニーンのおっちゃんが下降して行くのに合わせて、オレもその背中を追うように下降していく。

 

すると下にあるスポーツ競技会をするためのスタジアムからパパパッとオレたちを一斉にライトを照らし始めた。

 

 

「地味に眩しいな」

 

 

スタジアムに無事に着陸して、タンニーンのおっちゃんはグレモリー眷属を、オレはシトリー眷属+αをスタジアムに降ろしてから完全竜化を解いて、いつもの人型に戻ると周りの悪魔たちが驚きの表情と声をあげている。

 

タンニーンのおっちゃんが送迎を終えたので、大型の悪魔専用の待機スペースに向かうと言ってからイッセーと部長がおっちゃんにお礼を言うのを聞いてから、おっちゃんは悪魔の羽でその待機スペースへと飛んで行った。

 

スタジアムに残されたオレたちは、ホテルの従業員に連れられて高級リムジンへと案内されるのだが、オレは一度、その従業員に支取先輩と共にセラフォルーさんの招待状を見せると黒歌と共にシトリー眷属が乗車するリムジンに乗せられた。

 

そして、何故か黒歌がエクシードと同じように姿へと変化している。見た目は、まんま黒いシャルルである。

 

 

「なあ、黒歌。なんで、お前はエクシードの姿に変化してるんだ?」

 

「だって、FAIRY TAILの滅竜魔導士には誰かしらエクシードがついてるじゃにゃい。ナツはハッピー。ウェンディにはシャルル。ガジルにはリリー。スティングにはレクター。ローグにはフロッシュ。なら、龍呀にだって居てもおかしくはないでしょう?」

 

「その流れで言われると納得してしまうな.......」

 

「それに、ここ1ヶ月。旦那様の身体を堪能出来なかったのだから今くらいは堪能したってバチは当たらないにゃん♪」

 

「これは後で、小猫と朱乃の二人にも同じことをされそうだな」

 

 

久しぶりの黒歌と会話をしているのも束の間、あっという間にリムジンはホテルに到着。リムジンから降りると大勢の従業員に迎え入れられるままにホテルの中に入り、フロントで朱乃が確認を取るとグレモリー眷属とシトリー眷属は別々のエレベーターに乗り込む。

 

オレもフェアリーテイルの魔導士としてセラフォルーさんからのシトリー眷属護衛の依頼のため、シトリー眷属と共にエレベーターへと乗り込む。

 

パーティーの会場となるフロアに到着し、エレベーターの扉が開くとそこはきらびやかに装飾されたパーティー会場だった。

 

 

「前世でも大企業のお偉いさん方のパーティーに参加したことがあるけど、ここまでのは滅多にないな」

 

「そういえば、前世の狩谷は歳いくつだったんだ?」

 

 

匙がオレの前世の年齢について訪ねてきたので素直に答えてやる。

 

 

「前世だと39歳だな。営業マンとして色々と身体を使ってたから歳を重ねる毎に肩や腰とかに疲労が溜まるんだよ。4月の健康診断でも色々とレッドゾーンに入ってて、食生活や日常生活の見直しをして下さいって散々医者からお説教を受けたっけな。本当、十代の身体は元気があって動き安いよ」

 

「めちゃくちゃ実体験だな‥…‥…」

 

 

匙の質問に答えたあと、支取先輩と椿姫先輩は貴族悪魔のお偉いさん方に挨拶をするために動き出したので、何もないとは思うが護衛として頭にエクシード化している黒歌を乗せて、二人の後を追いかけることにした。

 

二人が貴族悪魔のお偉いさん方と挨拶をしている時、何故か貴族悪魔のお偉いさんはオレを見ると顔を青くして身体をガタガタと震えさせているのは、以前のライザーとの一件でオレがやらかしたからだと思い出した。

 

 

「ん? この臭いは‥…‥…あの人たちが来たのか」

 

「あの人たち、とは誰のことですか狩谷くん」

 

「悪魔とも堕天使とも違う初めて嗅ぐ臭いなので、オレの予想になってしまいますけど。北欧の主神であるオーディンとその傍付きのヴァルキリーが来たんだと思います。案内役は、朱乃の父親でバラキエルのお義父さんでしょうね」

 

「ちょっと待て、狩谷。今、姫島先輩の父親の呼び方が違うと感じたのは俺だけか?」

 

「そういえば、匙は『駒王協定』の時にはいなかったんだな。実は、黒歌以外にも小猫と朱乃の二人とも婚約と同居してるんだ」

 

「なっ‥…‥婚約と同居だと!?」

 

「んで、朱乃の両親とは協定が結ばれ少し前に顔合わせをして、そのまま婚約と同居することになったんだよ。まさか、お義母さんの方が乗り乗りだと思っても見なかったがな」

 

「まさか、こんな身近にハーレム野郎が居るだなんて‥…‥…」

 

 

黒歌以外にも小猫と朱乃の二人と婚約、同居していることを匙に言うと匙は両膝を付いて項垂れてしまう。そこへ、シトリー眷属の女子たちが慰めの言葉をかけ始める。

 

 

「そんな訳で、支取先輩。バラキエルのお義父さんに挨拶をしてくるので少し外れます」

 

「ええ、構いませんよ」

 

「すみません」

 

 

支取先輩に一言謝ってからバラキエルのお義父さんやアザゼル、四大魔王。そしてオーディンがいる場所へ向かう。

 

 

 

「セラフォルーさん、お待たせしました。それとバラキエルのお義父さんもご無沙汰してます」

 

「あっ、龍呀くん」

 

「おお、龍呀殿。貴殿もこのパーティーに参加しておられたか」

 

「お義父さん、龍呀殿は止めて下さい。いずれは朱乃と結婚するれば、お義父さんとは義理の親子になるんですから、龍呀でいいですよ」

 

「そうか。なら、龍呀くんと呼ばせてもらうとする」

 

「はい。それと始めまして、北欧の主神オーディン。オレはギルド フェアリーテイルの滅竜魔導士の狩谷龍呀。頭の上にいるのは訳あって猫の姿に変化している妻の黒歌です」

 

「よろしくお願いしますにゃん♪」

 

「ホホウ。お主が近頃噂になっておる滅竜魔導士か。フム、お主、この世界とは別の世界からわしら神々よりも高位の存在によって転生させられておるのう」

 

 

まさか、そこまでのことを一目で見抜くとは、ミーミルの泉の水で片眼と引き換えにあるゆる知恵と魔術を得ただけはあるようだ。

オリ主の滅神魔法について

  • 完全習得(永久的)。
  • 一時的な習得(今章限り)
  • 今後も使える(条件有り)
  • ごめん、使えなかった。
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