《side龍呀》
無事に自己紹介も終えて、昼休みになったので学生の憧れの1つである、『屋上で昼飯を食べる!』をするために屋上へと向かう。
「う~ん、風が気持ち良いなぁ」
屋上に出たら入り口の近くにある梯子を上り、良い感じのスペースで黒歌が作ってくれた大きな弁当を食べる。
「うん、美味い!」
「黒歌の奴、こっちに来てから料理が上手くなったな。アニメだと料理しなさそうなイメージだったけど……まぁ、良いか」
「それにしても、イッセーが既に悪魔に転生してるとはな……。だとなると今日辺りにドーナシークに狙われるのか」
弁当を食べ終わり、原作に介入するか悩みながら入り口へ飛び降りると一人の生徒が驚いて倒れそうになるのを抱き止める。
「よっと」
「きゃっ!?」
「おっとっと!」
「すまない、大丈夫か?」
「いえ。こちらこそ、すみません。それとありがとうございます」
「怪我がないならよかった。それじゃ」
「あ、あの!」
「ん?」
オレの所為で倒れそうになった生徒が呼び止める。
てか、この子、銀髪で左の髪の毛には黒猫の髪止めを着けているのが特徴の塔城小猫こと白音じゃないか!
「なんだ?」
「その、名前を聞いてもいいですか?」
「狩谷龍呀、二年だ」
「私は塔城小猫、一年です」
「じゃあな、塔城」
今は華麗に去るぜ…………。
しかし、後ろで小猫が何か言っていたが、耳に意識を集中していなかったため聞き取れなかった。
「姉様の臭い…………どうして?」
塔城と邂逅の後は普通に学生らしい授業を受けて1日が終了。クラスの連中に色々と質問なんかを聞かれたが引っ越しの荷物解きがあると言って家に帰ることにした。
家に帰る途中で黒歌から小型ラクリマへ連絡が来ていた。
内容は……今日はスーパーで魚がセールだから買って来て欲しいとのこと。なんとも、平和に夫婦の様なやり取りをしている。
「さぁて、スーパーに寄りますか」
スーパーでセールの魚と黒歌用のチャオチュールかつお節味を買って家に向かって居ると石階段を降りているイッセーを見つけた。
「おいおい、グレモリーの眷属は誰もイッセーを見てないのかよ?」
◇◆◇
俺は元浜と松田のビデオ観賞会を抜け出して、何の考えも無しに歩いていると夕麻ちゃんとデートをした、あの公園に来ていた。
「この公園……」
「そうだ、ここだよ。俺はこの公園で夕麻ちゃんとデートをしたんだ」
「夕麻ちゃん……」
「あれが夢だったなんて、俺……信じたくねぇよ」
そう口した後、身体中から危険次号の様な嫌な感じを感じた。
「ッ!!」
「なんだ?」
俺は嫌な物の気配がする方を向くとコートに帽子を被った。知らないオッサンがいた。
嫌な感じの正体はそのオッサンからだったので少し距離を取ろうとすると……
「!?」
「ちょっと下がろとしただけなのに……」
「逃げ腰か?」
「ッ…………訳分かんねぇっての!」
それから俺は走りに走った。脱兎の様に生きるために逃げた。
しかし…………
「羽?夕麻ちゃん?」
「なっ!?」
その羽の正体はコートのオッサンが空を飛んだことによって落ちてきた羽だった。
それに先周りもされてしまった。
「下級な存在はこれだから困る」
「また、夢かよ?」
「フッン、主の気配も仲間の気配も無し。消える素振りすら見せず、魔法陣も展開しない。状況を分析するとお前は、はぐれか」
オッサンは右手から槍の様な物を形成した。
その槍を見た途端に身体の本能がアレはヤバいと叫んでいる。
「ならば、殺しても何の問題もあるまい」
オッサンはその手に持つ槍を俺に向けて投擲してきた。
ヤバい、殺られる!
「影竜の咆哮!!」
「え…………?」
「なに!?」
オッサンから放たれた槍が木々の影から吹き出たが、黒い渦によって粉々に粉砕され、俺に届くことはなかった。
◇◆◇
《side龍呀》
ヤバいヤバい。あと、少し遅かったら堕天使の光の槍がイッセーの腹を貫くところだった。
「よう、イッセー。生きてるか?」
「え………龍呀?」
「人間……?貴様、一体何者だ!」
「オレか?オレはフェアリーテイルの
「ドラゴンスレイヤーだと?」
「マジかよ……」
オッサンはただの人間に光の槍を粉砕されたことに驚き。イッセーはオレがまさかの滅竜魔導士だったことに驚いている様だ。
「オッサン、あんた、コイツの認識を間違えてるぜ」
「なに?」
「コイツはかの『紅髪の滅殺姫』の眷属だぜ?」
「なに!?」
「それでも、まだ殺るってんならオレたちが相手するぜ?」
「俺たち?」
イッセーはオレの発言に疑問符を上げたが直ぐにその理由を理解したらしい。それは、イッセーの背後からグレモリーの紋章が刻まれた魔法陣が展開されたからだ。
そして、魔法陣からリアス・グレモリーと姫島朱乃、塔城小猫の三人が現れた。
「その子に触れないでちょうだい」
「遅いですよ、リアス・グレモリー先輩?」
「貴方ね?私達にわざと分かるように魔力の波動を送ったのは」
「そのお陰でイッセーは無事なんですから良いじゃないですか?」
「そうね、それに関して礼を言うわ」
「これで分かったろう。オッサン?」
「フッハハハ。これは……この街がグレモリー家の次期当主の管轄であったとは……」
「まぁ、今日の所は退散しよう。だが、下僕は放し飼いにしないことだ。私の様な者が散歩がてら狩ってしまうかもしれんぞ?」
「ご忠告、痛み入るわ。私の方も今度こんなことをしたら、その時は躊躇無く殺らせてもらうから……そのつもりで」
「オレもコイツが狙われたら、躊躇無く消し飛ばしてやるからな」
「そのセリフ、そっくりそちらへ返そう。グレモリー家の次期当主、それにフェアリーテイルのドラゴンスレイヤー」
オッサンは堕天使の羽を広げ飛び立つ。
「我が名はドーナシーク。再び、合間見えないことを願おう」
その言葉を最後にドーナシークの臭いは公園から完全に消えた。
「迂闊でしたわ。まさか、堕天使と接触するなんて」
「本当ね。ところでそこの貴方」
グレモリー先輩は俺の方を向き質問をしてくる。
「何ですか?」
「一体、何者?」
「あのオッサンにも同じことを言ったが、オレはフェアリーテイルの
「そう。貴方、うちの生徒みたいだし、明日使いを出すわ。その時にまた、詳しく聞かせてちょうだい?」
「まぁ、別にいいですけど」
「それじゃ、よろしくね」
「そんじゃ、オレも帰りますかね。イッセー、今日はもう一人で出歩くなよ?今回はたまたま、オレが食材の買い出しの帰りに見掛けたからよかったものの」
「あ、ああ…………サンキュー、龍呀」
「おう。そんじゃ、今度こそ。では、また明日」
オレは影になって黒歌が待つ。我が家に帰ることにした。
「フェアリーテイルの
「朱乃?フェアリーテイルのドラゴンスレイヤーについて何か知っているの?」
「ええ……。過去に私は一族に親子で殺されそうになったところをフェアリーテイルの
「なら、彼が?」
「まだ、分からないわ。なにせ、10年以上も前の話よ?なのに、歳を取らないのはおかしいわ」
「だとなると朱乃を助けた人物の子孫なの?」
「それも分からないわ」
「取り敢えず、今は兵藤先輩をお家に送りましょう」
「そうね」
オリ主の滅神魔法について
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完全習得(永久的)。
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一時的な習得(今章限り)
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今後も使える(条件有り)
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ごめん、使えなかった。