音町高校ゲーム部! 作:たま
「はぁ~...一時はどうなるかと思ったよ...」
私達は穴に落ちたあと、いつの間にか普通に町中に立っていた。 そして丁度視界の真ん中に、『ツムギの町』と表示されている。
「ここはツムギの町と言うのかぁ!ゲームの世界みたいで凄いなぁ!」
「正真正銘ゲームの世界だけどな。」
テンションが上がっている部長に弥生先輩が冷静な突っ込みを入れる。
「でも私達、本当にゲームの世界に来たんですね。」
私達は本当に神様が作ったゲームをやっているんだなと言う実感がだんだんわいてきた。
「うむ...自分のステータスとかどう見るんだろ...それとも何か条件が...」
「楓はやる気満々ねぇ~。」
「当たり前だろう?ゲームは心から楽しまなければな!」
「部長!どうやらステータスって言いながら手を下ろすとステータスが見られるようです!」
「本当か!?よくやった琴音君!ステータス...おぉ!見れる!みんな見れるぞ!」
普段の冷静な部長はどこへ行ったのか。でも部長ほどではなくとも、ゲームが好きなら誰でもこの状況は楽しいと思う。
そこには持ち物や着ているもの、体力、魔力、スキル、職業、種族などが表示されていた。
体力や魔力は明確な数字とかが表示されている訳ではなく、体力は緑色のゲージが、魔力は青色のゲージがあるだけだった。
スキル欄にはなにも書いてなく、職業は町娘と表示されていて、種族はもちろん人間だった。
攻撃力とか防御力などは表示されていなかった。
「ステータスはプレイヤーに依存するのかしら?」
「その可能性は高いな。」
「楓。それよりこれからどうするんだ。目標とか何も表示されてないぞ?」
「確かにそうですね...部長どうするんですか?」
「そうだね...まぁこう言うときはRPGの基本中の基本。情報収集といこうか。」
「そうだな、じゃあそうするか。」
普段は面倒くさがり屋の月夜先輩もゲームだからなのか、いつもよりやる気が伝わってくる。
そして情報収集をしに私達は町へ繰り出した。二手に分かれた方が良いと月夜先輩は言ったけど、部長が初めての場所では何が起こるのか分からないからと皆で行動する事になった。
私達が得た情報は、魔物と呼ばれる敵がいること、この世界には天を貫くほど高い塔のようなダンジョンがあること、それと冒険者ギルドなる物が創設できるらしく、ギルドに入れば職業が変わることを知った。
「じゃあまずギルドを作ろう。」
冒険者ギルドを作るのにお金は必要ないけど、役場で色々と手続きをしないといけないらしく、私達は役場に来ていた。
「はい、これで手続きは完了しました。こちらが支給品の装備となります。それでは冒険者ギルド、ゲーム部のご武運をお祈りしています。」
「よし、とりあえず日暮れまではまだ時間がありそうだな。じゃあ魔物狩りへ行こうか!...っとその前に、」
「ゲーム部四箇条!」
『一、最後まで諦めないこと!』
『一、無理だと思ったら逃げること!』
『一、心からゲームを楽しむこと!』
『一、命を一番に考えること!』
ゲーム部三箇条に新しく、命を一番に考えることが加わり、ゲーム部四箇条になりました。
さぁ!いざ魔物狩りへ!
とりあえず全員の装備だけ書いときます。
全員共通
・音町高校の制服
葉月 楓
・初心者の大剣
文月 天音
・初心者の杖
弥生 月夜
・初心者の弓
水無月 琴音
・初心者の槍
如月 結奈
・初心者の剣
・初心者の盾
こんな感じです。