音町高校ゲーム部!   作:たま

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#4 魔物狩り

「魔物...魔物...あ、いました。あそこです。」

 

琴音が指を指した先には、地球にもいたウサギの頭にユニコーンのような角が生えた生き物がいる。その辺に生えている草を食べているので、まだこちらには気づいてないと思う。

 

「おぉ!あれが!魔物も案外可愛い物だな...よし、奴をウサコーンと名付けよう!」

 

「名前は何でもいいんだが、楓が大声出したからこっち睨んでるぞ。」

 

月夜先輩が言ったとおり、先ほどまで草を食べていたウサコーンは草を食べるのを止めてこちらをじっと睨んでいる。

 

「部長、突っ込んで来そうです。」

 

「あぁ...そうだね。というか...もう近づいてきているね。」

 

「そうね~...突進して来てるわね~...」

 

ウサコーンは物凄い勢いで突進して来ている。

 

「部長!落ち着いてる場合じゃないですよ!来てますよ!」

 

「よ、よし!結奈君!盾だ!盾で防いでくれ!」

 

「えぇ!?私ですか!?」

 

「時間がないんだ!頼んだぞ!」

 

「じ、じゃあやってみます!」

 

もう目の前まで迫って来ているウサコーンに向かって盾を構えた。

 

「き、来ますよ!」

 

ウサコーンはジャンプして真っ直ぐ私が持つ盾に突っ込んできて、見事に盾に突き刺さった。

しっかりと刺さっているので抜けなさそう。

 

「結奈君!よくやった!」

 

「でも部長、これどうします?」

 

「もちろんトドメを刺すに決まっているだろう?」

 

「でもこうもリアルだと剣を刺すのは...」

 

目の前の、盾に刺さっているウサコーンは角が生えていること以外、見た目は普通のウサギと一緒なので、剣を刺すことに躊躇してしまう。

なんだかんだでウサコーンが可愛く思えてきたのでペットにできたりするのか試してみたい。

 

「じゃあ私がやるわ~♪」

 

そう言いって、天音先輩はウサコーンを杖で頭をぶん殴った。頭から血などが出ることはなく、ウサコーンは丸い気体の玉みたいになり天音先輩へ吸収されていった。

 

「あぁ...ウサコーンがぁ...」

 

「レベル上がったわ~♪」

 

「うぅ...ウサコーン...」

 

ウサコーンという尊い犠牲を払い、レベルの概念があることを知った。

 

「あ、部長向こうにも魔物がいますよ。」

 

新たに見つけた魔物はウサコーンみたいに可愛いわけではなく、子供のような身長だけど耳と鼻が大きく体の色が緑色なので、ゴブリンと呼ぶことになった。

 

「よし...月夜、狙撃できるか?」

 

「あぁ任せろ...角度よし...風よし...いくぞ。」

 

月夜先輩が放った矢は真っ直ぐ飛んで行き、綺麗にゴブリンの頭に突き刺さり、ウサコーンと同じように気体の玉のようになり月夜先輩へと吸収されていった。

 

「レベル上がったぞ。」

 

「完璧だね、流石月夜だ。」

 

「それと新しいスキルを覚えたようだ。」

 

「ほぅ...どうなスキルなんだ?」

 

「ストレートアローってスキルだ。ただ矢が真っ直ぐ飛びやすくなっただけらしいぞ。」

 

レベルが上がるとスキルを覚えられることがわかったので、その辺にいた魔物を私と琴音と部長が倒し全員がレベル2になった。

 

「じゃあ日も暮れてきたし、とりあえず一度町に戻ろうか。」

 

「そうだな。夜に出歩くのは危険だ。」

 

このゲームの世界には時間と言うのがちゃんとあるらしい。

そして戦闘で疲れた体を癒すために私達は魔物を倒しに町を出る前に見つけた宿屋に向かうことにした。

 




紹介してない覚えたスキル書いときます。

楓 琴音 結奈

力持ち・・・防具や武器を装備してもあまり重さを感じない。

天音

ファイア・・・火の玉を飛ばすことができる。


ゲーム部がゲームの世界に来る前の日常風景を書こうか迷ってます。
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