僕の事を良く思ってない誰かによって時間軸が入れ替えられてしまったみたいなんだ!
*今は僕が修正してあるけれど混乱してしまった皆にはそいつに変わって僕からもう一度謝っておくよ!
*ごめんねっ!
*さいごのかいろう
僕を散々殺し尽くした骨が途方も無く塵となった場所。
本来なら真研究所から直接来れる筈の無い場所だ。
けれど幸いな事にそんな理不尽を行える存在に心当たりがある。
「君が研究所から連れ出したのかな?サンズ」
僕は目の前の骨に対して声を掛ける。
だがそいつは僕が言った事を理解していないのか訝しげな表情を見せる。
「?……おまえ、サイアクな めにあわされたいか?」
ははは、親の話くらい聞いた台詞だけど此処でも聴けるなんてね。
「それいじょうちかづくと、こころのそこからこうかいすることになるぜ?」
よし、折角だから付き合って上げよう!
僕は何も言わずに一歩踏み出す。
「仕方ないな……ごめんよおばさん。だからやくそくはきらいなんだ」
さて、もういいかな。
君の必殺技とやらは充分見飽きてるんだ。
「きょうはすてきな日だ。はながさいてる。ことりたちもさえずってる。こんな日にはおまえみたいなやつっ……!?」
僕はほんもののナイフをサンズへと振り抜いた。
しかしサンズは辛くもその一振りを避けた。
「おっと、おまえさんも出し惜しみしないんだな」
「まあね?直ぐに殺せるならそれに越した事はないでしょ?」
そんな事より僕のLOVEが19になってるのが気になるね。
サンズの能力?それとも仕掛けは回廊の方かな?
ま、目の前の骨だけならそれでも問題ないんだけれども……このままじゃあ世界を滅ぼすのに支障が出るかも知れないから早い所何とかしないとね。
「さっさと始めようか」
「へっ、そうだな。じゃあ……」
「「さいあくなじかんをすごそうか(ぜ)」」
懐かしいなぁ、重力操作からの骨の連続攻撃。
僕のナイフを避けつつ青い骨と白い骨の波状攻撃。
再びナイフを避けながら距離をとり前後からのブラスターによる攻撃。
そしてサンズはいつもの様に和解を打診する……振りをしてきた。
「なぁ、もう辞めにしないか?」
僕は彼の話に一切耳を貸さずにナイフを振り下ろす。
それをサンズは当然の様に避ける。
「へへ……そんな気はしてたぜ」
「そうだね、君なんかとは友達じゃないからね」
「はっ、そうか。それならなっとくだ」
サンズはそう言って僕を壁に叩きつけて背後から骨を生やす。
僕はサンズに対して貼り付けた笑みを絶やさずに易々と避けた。
その後もショートカットやら重力操作による叩きつけを多用しながら僕を何とか殺そうと試みるも全ては徒労に終わった。
「このこうげきをのりきったらオレのスペシャルこうげきがさくれつするからな」
そう言うとサンズは僕を壁に叩き付けて何度も骨に突き刺そうとしてくる。
僕がそれをタイミング良く飛び跳ねていると突如前後から骨が無数に現れる。
それを左右に避けていると今度は僕を遥か後方に吹き飛ばした。
「ははっ、これもいつも通りだね!」
無数に飛び出してくる骨を勝手知ったる我が家を徘徊する様に回避しながら壁に着地すると直ぐ様その場を飛び上がって壁から生えてくる骨を避けた。
それでも彼は諦めずにショートカットと重力操作と骨を併用して僕を串刺しにしようと躍起になっているみたいだ。
けれどそれすらも僕の身体に触れる事は無く、サンズは最後にありったけのガスターブラスターを全方位から放つ。
因みにアレって放つ順番を適当にするだけでもっと苦労すると思うのは僕だけかな?
まるで最後まで手加減をしているような、ね?
って言ってもそんな事僕には関係ないけれどね。
「さてと、スペシャルこうげきなんて無いんだよね?」
サンズは一瞬苦虫を噛み潰したような表情を見せるが、直ぐに理解したらしく答えを返してくる。
「なんだ、しってたのか?つうことは一度はあきらめたのにまたやってきたってことだ」
そんな事は全然無いんだけど、どうせ最期なんだし水を差す事も無いかな?
「そうだね。君と話をしたかったからかな?」
「オレと?へっ、トモダチでもねぇおまえとなにをはなそうっていうんだ?」
僕はこのサンズとのここまでのやり取りの中である事に気付き始めていた。
なのでその推察を確信に変える為に一つだけ質問を投げ掛けた。
「ねぇサンズ。君はパピルスの最期を憶えているかい?」
僕の問いにサンズはあからさまな殺意を向けてきた。
「おまえ、ほんとうにクソったれだな」
あはは、やっぱり僕の思った通りだ。
これが解れば後は簡単だ。
僕はそれから暫く静かにしていると疲労が限界を迎えたサンズが眠り始めた。
そうしてみんなが知ってる通りの結末にて僕はサンズの最期を看取った。
そして僕はその次の瞬間には『さいごのかいろう』の入口に立たされていた。
やっぱりね。
最終確認を終えて僕はおもむろに目の前の扉に決意を込めてナイフを突き立てた。
*
周囲を見渡してみたけど此処は間違いなく真研究所のようだね?
とはいえ、本当に元の世界かは定かじゃないけどね?
兎に角元の世界だと仮定しつつ進むとしようか。
と、その時背後から呼び掛けられる様な声が聞こえたので振り返るとそこには白いお面の様な顔のレアモンスターが立っていた。
「
「ん?やあガスター!何言ってるかさっぱりだけど余り良くは思われていないようだね?」
「
へぇ?僕を知っているって?それはそれは……とても興味深いね。
「君はコアに飛び込んだんじゃ無いのかい?」
「ふむ、その質問の意味は図りかねるね」
天才科学者、かぁ……噂通り一筋縄じゃいかなそうだ。
僕はガスターの様子を窺いながらおもちゃのナイフを構えるが彼は身構えるような素振りは見せなかった。
「君は何の為にこんな所までやって来たのかな?私は君の目的を知りたい」
ガスターは僕に話し掛けながらゆっくりと近付いてくる。
言葉からは彼が何処の存在かを探るのは出来ないだろう。
ただ、僕の事を知ったうえでのこの余裕にはきっと意味があるはず。
考えられる事としては三つ。
キャラと同じく同一体としてこの世界に存在しているか。
それか観測者となった後のここまでの全てを知っている存在か。
もしくはこの世界でも既にコアに飛び込んだ後の存在。
それ以外であれば武器を構えた僕を前にして身構えないなんて考えにくい。
そこまでの考えに至った僕はそっとナイフを持つ腕を下げた。
「僕が此処に来た理由かい?それは皆をこの手で終わらせてあげたいから、かな?」
「そうか……何故かを聞いても?」
「理由は単純だよ。僕は皆が大切だからさ。大切だから殺すんだ」
「ふぅむ、何か解るかと思ったがさっぱりだったよ。けどね、君の意思を否定をする気は無い……私も私の意志で君を止める事にしたからね」
直後数え切れない程のガスターブラスターが僕を囲む様に現れた。
「生憎だが、私は彼らの様な優しさは持ち合わせて居ないんだ」
そうして隙間なくドーム状に敷き詰められたガスターブラスターは余すこと無くレーザーを放った。
優しいねぇ?記憶に無いだけで彼らが殺してきた人間はそれこそ僕が皆を殺してきた以上だって言うのに面白いよね?
でも実際僕も同意見なんだ。
モンスター達の中では人間は赦されざる悪だ。
あんな狭い世界に閉じ込め、更には王様の息子まで殺されているんだ。
お互いの事情?そんな事はどうでもいいんだ。
要はそれだけ憎い筈の人間が自分達の領域にまで入って来たんだよ?
殺そうと考えたって決して異常じゃないと思わないかい?
でもモンスター達は確実に殺せる手段は取らなかった。
さっきの戦いで思い出したけどあんな状況のサンズでさえ避けられる攻撃しかして来なかったんだ。
だから僕はそんな皆が大切なんだ。
……当然友達になりたくない奴はいるけどね?
さて、暇潰しにはなったかな?
そろそろレーザーが終わる頃だね。
どういう事かって?
簡単な話しさ、避けようが無いから避けなかっただけだよ。
まあ耐えられるかどうかは掛けだったけど彼のLOVEはそこまで高くないと思ったからね。
全く疲れること無く延々と放ち続けられたらどうにもならなかったけど良かった良かった。
「はぁっ……はぁっ……もう、少し……身体を動かしておくべき……だったか、な」
「そうだね、LOVEが20くらいだったら死んでるけど、今の僕を殺すには程遠いね」
無邪気に笑いながら僕は膝?を着くガスターにゆっくりと近付く。
「折角話が出来たんだ。最期に言いたい事があるなら聞くよ?」
「は……は……なら今後の研究の為に……その決意を……私に刻み付けて……くれ」
「ははっ!正に科学者の鏡だね。いいよ、今後の研究の参考になる事を祈ってるよ」
僕は期待に応える様にガスターの身体に決意を込めた一撃を刻んだ。
*
ん?今なにか聞こえたような…………まあいっか!
僕は避難したモンスター達を殺す為に再び足を進めるのだった。
*やぁ皆っ!今回も読んでくれてありがとう!
実はキャラちゃん曰くもう一つおかしな所があるっていって修正したらしいんだ!
*お前のLove(愛)がカンストしてるとか巫山戯た事抜かしてただろ。
*え~?愛は人を強くするって知らないの?お・こ・ちゃ・ま♡
*絶対に殺すから憶えてろよ。