genocidertale   作:上新粉

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*やぁ!みんな元気してるかな?

*今日は出番が無くて可愛想なクソ花ことフラウィーに来てもらったよ。

*可哀想って……話的に出ようがないんだからいいんだよ!ってかキャラがドン引きするレベルな異常者のお前とは関わりたくないんだから連れてくるなよ!

*え~心外だなぁ。まあ?優しいソウルレスの君からしたら非情に見えるかもね?

*うぅ……うるさいうるさいっ!良いから僕を元の世界に帰せよっ!

*仕方ないなぁ。じゃ、また気が向いたら呼ぶね?
フラウィー、ばいば〜い!

*二度と呼ぶなっ!


真研究所→さいごのかいろう

いやぁまいった。随分長い事さまよってしまったよ。

まさか今まで行く事が出来なかった場所に避難しているなんて。

アンダインが僕には見付けられないと言っていたのも納得だよ。

 

まあでもこうして無事に見つけた訳だし万事解決ってね!

 

僕は中に入って直ぐ辺りを見回すとそこには様々なモンスター達が一様に脅えた視線を向けてきていた。

けど、幸か不幸かそこにはパピルスの姿は無かった。

 

「そんなに怖がらなくても良いじゃないか。皆一緒に殺してあげるよ」

 

「ね、ねぇ……どうしてアナタは私達を執拗なまでに殺そうとする……の?」

 

モンスター達を庇うように前に出てきてそう行ってきたのは恐竜の様な見た目に白衣を身にまとったモンスター、アルフィーだった。

 

「それはガスターに伝えたけどやっぱり理解はしてくれなかったんだよねぇ」

 

「えっ……?ガスター博士に!?えと……じゃあ……ま、まさかっ……もしかして…………」

 

彼女は僕の事を監視してるんじゃ……ああ、ガスターが何かを隠そうとしてたのかな?

僕には別段隠す事なんて無いから代わりにちゃんと教えてあげよう。

 

「勿論、彼ならもう居ないよ。ついでに君の自慢のロボットも邪魔してきたからラボでバラバラになってるよ」

 

「そ……そんな……博士とメタトンが……」

 

多分メタトンを直しに行こうとしたんだろうね。

咄嗟に歩き出すアルフィーへ僕はおもちゃのナイフを突き付けて止まるように促した。

 

「ままままってっ!あ、あなたの目的は本当に皆をころさなければいけないものなの!?」

 

僕はアルフィーに尋ねられて少しだけ考える。

僕のLOVEは今より上がる事は無いし、地上に出る為に必要なソウルは最初にアズゴアから手に入れている。

後は地上に出て人間のソウルを六つ集めれば世界は壊せるはず。

 

「そうだね、君の言う通り世界を壊すだけならこれ以上モンスターを殺す必要はないね」

 

「じ、じゃあ……」

 

「でもそれじゃあ君達が可哀想だ」

 

「……え?」

 

「世界を壊すって言ったって直ぐに壊れるのか段々と壊れるのか、君達が死ぬかどうかさえ分からないんだ。最悪君達は死ぬ事が出来ないまま崩壊した世界を漂い続ける事になるかも知れない。それじゃあ僕の願いとしては不十分なんだよ」

 

僕が世界を壊すのはあくまでも目的を完遂する為の最終工程に過ぎないのさ。

じゃあいままで壊した世界はどうなんだって?

 

なにを言ってるんだい?

 

僕が世界を壊した事なんて()()()()()()()()()

 

ま、信じるも信じないも勝手だけどね。

 

「とにかく僕は僕の決意の元に動いてるんだ。どうしても止めたければ君の決意で止めてみるといい」

 

「……そう…………そう、よね」

 

アルフィーは止められないと諦めたのかそれ以降黙ったまま動き出す様子は無かった。

 

だったら早く殺してあげよう。

そう考えナイフを一度引いてから勢いを付けて振り下ろそうとしたその時、僕の身体中を青いレーザーが通り抜ける。

 

「おっと」

 

僕は反射的に動きを止めるが、どうやらそれは愚策だったらしい。

続けて僕を囲うように橙色のレーザーが照射される。

 

「 残念だけど……私じゃアナタを説得出来ないみたい……なら……今皆を護れるのは……私しか居ない……!」

 

そうして彼女は決意を抱き橙色のレーザーを収束させていく。

 

「う〜ん、動けば腕や足が焼かれる。動かなくても何れ焼かれるのか」

 

「ええそうよっ!アナタは絶対に逃げられないわ!」

 

確かにダメージは避けられないかな。

だけど惜しい事にガスターの時と同じで僕を殺すだけの力は無い。

 

「はは、こんなんで足止めを出来ると思ってるなんて……此処に至るまで僕を見てきたにしては甘過ぎないかい?」

 

僕は青色レーザーに当たったままの腕を動かす。

動き始めた腕をジリジリと焼いていくも僕はそれを気にも留めずにアルフィーへナイフを振り下ろした。

アルフィーの身体は大きく切り裂かれ、大きく仰け反った後苦しそうに膝を着いた。

 

「はぁっ……は……ぁ……充分……よ……間に合った……わ」

 

「へぇ?二、三分稼いだ位で何が変わるんだい?」

 

「変わる……わ……メタトンっ!」

 

アルフィーが塵となりながらも叫んだその直後、僕の身体を激しい光が包み込んだ。

予想以上ダメージを受けた僕は直ぐさま後方へと飛び退いた。

 

「へぇ、これは予想外だ。一体どうなっているのかな?」

 

僕は目の前に立ち塞がる高身長の羽が生えた機械、メタトンNEOへ声を掛けた。

 

「アルフィーのおかげさ。彼女は僕の中枢部に遠隔で起動出来る変形機構を用意しておいてくれてたんだ」

 

そうか、僕を足止めしたのはそれを起動させる為だったのか。

 

僕は得心しつつ既に大部分が塵と化した彼女を見やった。

 

「彼女には返し切れない恩がある。だから彼女の恩に報いる為にも、君を殺し彼らを護る!」

 

メタトンは僕を殺す決意を抱き右腕のキャノンを構えた。

それを見て僕は疲れた風に溜息を吐いた。

 

「どうしたんだい?この姿を前に流石の君も恐れをなしたのかな?」

 

「いや、どうせ君を壊しても君は殺せないんだろう?幽霊君」

 

「……っ!はは、君は一体何処まで僕の事を知っているんだい?気に入らないねっ」

 

どうやら僕の発言は癇に障ったらしく、メタトンは僕の後ろに回り込みつつ右腕のキャノンからレーザーを放つ!

 

はぁ、そんな直線的な攻撃が僕に何度も当たる筈が無いじゃないか。

 

「確かに君は強いんだろう。人間なら手も足も出ない位にね」

 

「勿論さ!その為の姿なんだからね!」

 

けど、殆どのモンスターから人間として認識されなくなった僕を止める事は出来ないんだよ。

 

メタトンのレーザーをしゃがむ事で避け、低姿勢のまま懐に飛び込みおもちゃのナイフで斬りつける。

 

「ぐっ……君は……そこまでして……」

 

「ああそうさ、僕の決意は揺らがないよ。だがそれは君の力不足なんかじゃない。僕だって伊達や酔狂でここまで来たんじゃないって事さ」

 

そう、僕以外に僕を止められる奴なんて存在しないのさ!

 

「それじゃあ、死ねない君には済まないが他の皆を殺るとするかな」

 

「や、やめ……ろ……!」

 

悲壮感漂う表情で僕を見つめるメタトンを尻目に僕は避難しているモンスター達にナイフを向ける。

 

「や、やめろ!皆には指一本触れさせねぇぞ!」

 

僕は全身を震わせつつ立ち塞がるモンスターの子供を斬り付けた後、改めて奥のモンスター達に目をやり笑顔で伝えた。

 

「じゃあ、さようなら」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真研究所を後にした僕は結界に行く途中にある『ほんもののナイフ』と『ハートのロケット』を装備してさいごのかいろうまで来ていた。

 

「あ~、またいるんだよなぁ」

 

僕はこの先に居るであろう存在を思い起こし溜息を吐いた。

 

ただ……彼が既に接触してる可能性もあるしパピルスがこの先にいる様な気がする。

何が起こるか解らないし警戒はしておこうか。

 

*僕はこの先に起こるであろう事を考え決意を抱いた。

 

これでよし。

決意を固めてさいごのかいろうを進み始める事数分、そろそろ来るだろうと考えていると突然上から骨が降り注いだ。

 

「おっと危な……いぃ!?」

 

慌てて飛び退こうと足に力を入れた直後、重力が反転した。

足を取られつつも何とか身体を捻って何とか骨を回避する事で僅かに右腕に掠る程度ですんだ。

 

「っ……あ……れ?ぐふっ……ごほっ……な!?」

 

だが右腕に一発掠っただけで僕のソウルがみるみる内に削られて行くのを感じた。

 

うっ……ぐぅ……あ……そ、そうか。

サンズの攻撃に付加される『業の報い』……だったかな?

対象の業に比例してソウルを削る能力か、そりゃあ僕には痛いわけだ。

 

「よお、オマエはいったいなにものだ?」

 

柱の影から姿を表したサンズが話し掛けながら僕の身体を床に叩き付ける、と同時に胴体を無数の青い骨で貫いた。

 

「ぐっ……ふふ、君もこの程度で僕の動きを止められると思ってるのかな?」

 

僕は肉体とソウルを削られながらも半ば無理矢理に立ち上がり手足から血液が噴き出すのも構わずにナイフを手にサンズへ飛び掛る。

 

「ぐっ……はははははぁ!じゃあ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、れ?」

 

次の瞬間にはさっきと同じ体勢で床に寝そべり青い骨に貫かれていた。

 

「はっ、オレのことをしってるわりにはあんがいぬけてんな?」

 

サンズに言われて僕は漸く答えに思い至った。

 

そう言えばショートカットでそんな使い方をしてたっけな。

僕とした事がこれは確かに抜けてたね。

うーん、そう何度も同じ事が出来る程の体力はないかぁ。

まあいっか、今回もサンズは本気じゃなさそうだし次はどうにかなるでしょ。

 

「おい、はなしがきこえないのか?」

 

「聞こえてるよ?ただいきなり攻撃してくる様なモンスターと話す事は無いと思ってね」

 

「そりゃわるかったな、とでも言うと思ってんのか?テメェがしてきた事を考えりゃこれでも抑えてる方なんだぜ?」

 

ま、ごもっともではあるけどね。

ただ弟や皆が殺されるまで何もしようとして来なかった君に責められる筋合いは無いと思うな?

 

「やっぱり君は好きになれないな」

 

「キグウだな、オレもだ」

 

約束があるから動けない、変わる事を信じたから見守った、倒せる状態じゃないから前に出ない、何度やっても無かった事に(リセット)されるから助けても仕方ない。

そんな口上で変える事を諦める程度の決意で他人の心を動かそうとする奴なんて好きになれるはずがないし、好いてもらおうとも思わないよ。

 

僕は再度立ち上がり青い骨で身体とソウルを削り切った。

 

「また会おうか、サンズ」

 

「てめ、させるかっ!」

 

サンズが再び僕を元の位置に戻そうとするがもう遅い。

その前に青い骨が僕のソウルを砕いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パリーン

 

 

 

 




*ハウディー!いつも見てくれてありがとね!

*おい!ソウル砕けてんだから少しは自重しろよ!
ってかなんでまた連れてこられてんの!?早いよっ!

*大丈夫さ、僕が諦めたなんて思った人がいる訳ないだろう?
あ、君を呼んだのは今回キャラがあまり乗り気じゃ無かったからさ。

*はっ?キャラとお前って敵対してんじゃないのかよ、こんな所で雑談する様な仲じゃねぇだろ。

*ま、良くも悪くも長い付き合いって事だよ

*……ふーん?

*あれ、妬いてるぅ?
君は彼女の事が大好きだもんね〜?

*なっ!だだだれが好きになるかあんなヤバイ女!!

*そうかなぁ。普通に可愛い子だと僕は思うなぁ?

*はっ、危険な奴同士で気が合うんだろ!僕はゴメンだね!!

*ふーん?だってさキャラちゃん。彼は君を好きじゃないみたいだよ。

*…………え?ちょっと待て、さっきキャラは居ないって。

*乗り気じゃないってだけで居ないとは言ってないよ?

*…………

*あ……キャラ……違うんだ……えと…………その……ころさない……で……

*()()()……向こうでじっくり話そうか(o╹v╹o)
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