エルとジュリエットの寄宿学校   作:ヨーグリー

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もう一度転生!

「う...ん...ここ...は?」

 

「起きたか」

 

「あれ?なんでゼウス様がここに......そうだ!ベル達はどうなりました!?」

 

 (そうだ確か俺は18層の階層主からベルたちを逃がすために下の階に繋がる穴に飛ばしたんだ)

 

「まぁ落ち着きたまえ。まずはベル君と他の子たちはお主のおかげで無事じゃ」

 

「よかった。それで俺はどうやったら戻れますか」

 

「それなんじゃが」

 

「何か問題でも起きましたか?」

 

「エルよ落ち着いて聞いてくれ」

 

「は、はい」

 

ゼウス様はいつものへらへらした顔ではなく今までで見たことのない真剣な顔をしていたため俺もつい緊張してしまう。

 

「お主はベル達を下の階層に繋がる穴に突き飛ばした後階層主の攻撃を食らって...死んでしまったのじゃ」

 

「え......?」

 

「信じられんかもしれないが本当なんじゃ」

 

 (今死んだって言った?俺が?)

 

 ゼウス様の言葉が信じられず下を向き心の整理をしてると俺の前までゼウス様が近寄ってきて抱きしめた。

 

「ちょ、ゼウス様いきなり何を」

 

「よく頑張ったな。お疲れ様じゃ。これで二回目じゃのうお主の大切な人たちを守って自分は死んでしまうのは」

 

 (二回目か...二回目なら上手くやれると思ったけどだめだったか......。はぁ悔しいななんで俺ばかりが死んでしまうのだろう)

 

「まだベル達と...一緒に居たかったな」

 

「今ここにはワシら二人しかおらぬから全部吐き出してもいいぞ」

 

「う...うぅ...なんで俺なんですか?なんで俺ばかりが死ぬんですか!悔しいです!もっと...!もっと!ベル達と一緒にあの世界に居たかった!なんで!なんで俺なんですか.....」

 

言いたいことを言い終わったあとゼウス様の胸に顔を埋めて今までにないくらい泣いてしまった。

 

ーーーーーーーーーーーー

 

「落ち着いたか?」

 

「いやー、お恥ずかしいとこをお見せしました」

 

ゼウス様の胸から離れだいぶ落ち着きいつもの調子に戻る。

 

「それでこの後俺はどうなるんですか?」

 

「それはお主が決めていいぞ」

 

「俺ですか?うーん、どうしようかな」

 

「ちなみに一応転生先で死んでしまった者には三つの選択肢を選ぶ事が出来るんじゃ」

 

「三つ?」

 

「そうじゃ。まず一つ目がこのまま天国に行ってダラダラと過ごすか。

二つ目は現実世界にもう一度生まれ変わる。

三つ目は違う世界に転生するか。じゃ」

 

「同じ世界に転生する事って出来ないんですか?」

 

「出来ないんじゃよ。こればっかりは昔から決まっている事でのう」

 

「そうですか。あ、それともう一つ聞きたいんですが俺以外で今担当してる転生者っているんですか?」

 

「おらんぞ。まずワシの所に来る人は滅多にいないんじゃよ」

 

「そうなんですか?」

 

「うん、ワシの所に来るにはある条件を満たさなくてならないんじゃよ。それでお主はその条件を満たしてるからワシの所に来れたんじゃよ」

 

「へぇ、んでその条件ってなんですか?」

 

「これは絶対に教えてはダメなんじゃよ。だがワシは知っての通りルールとか関係なしになんでも自由に出来るからなだからお主は当たりなんじゃよ」

 

「やっぱりこの神チートだ...」

 

「まぁ、ワシじゃからな」

 

「それならもう一度他の世界に転生したいです」

 

「作品はどうする?」

 

「あーまだ決まってないんですよね」

 

「それなら」

 

パチン。ドサドサドサ

 

ゼウス様が指パッチンするとどこからともなく沢山のラノベとマンガが降ってきた。

 

「ええ!?」

 

「この中から決めていいぞ」

 

降ってきたラノベとマンガは全部俺が好きなジャンルのものばかりだった。

 

「お主の頭の中を覗いてお主が好きそうな物を出しておいたぞ」

 

「え?頭の中を覗いた?」

 

「そうじゃ」

 

「俺のプライバシーが...」

 

ーーーーーーーーーーー

 

それから二週間後経った。え?時間が進むのが速い?知らんな。

 

「これは...」

 

俺が見つけたのは最近人気の『寄宿学校のジュリエット』だった。

 

「そういえばまだこれ読んでないな。とりあえずこれを読むか」

 

ーーーーーーーーーーー

 

読み始めてから二時間が経った。

 

「ふぅ、読み終わったー」

 

他の本を合わせて長時間座りっぱなしだったためその場に立ち上がり軽く準備運動をする。最後に股割りをすると背中から今まで以上に骨がポキポキと鳴った。

 

「このマンガ面白かったな。結構この作品好きだな。よし!」

 

(確かにこの辺にベルがあったはず....お、あった)

 

ピンポーン

 

「どうした」

 

「転生する作品決まりました!」

 

「なんの作品じゃ?」

 

「『寄宿学校のジュリエット』でお願いします」

 

「了解したぞ。あ、そういえばまだお主には前の世界の転生特典が残ってるんじゃよ。もちろん刻んでもらったファルナもな。もしお主がいらないと言うのなら消せるがどうする?」

 

「このままでお願いします。これは俺があの世界で生きていた証なので」

 

 そう言って『煉獄』を具現化させる。

 

「そうか。では最後に原作知識は消すか?」

 

「消してください」

 

「わかったぞ。それじゃあ転生させるぞ」

 

「はい!では行ってきます!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

はい、どうもヨーグリーです。

 

今回は試作品です。原作は『寄宿学校のジュリエット』です。

 

書いた理由ですが寄宿学校のジュリエットのssを読んでたら書きたくなったのが理由です。原神の方で物語が後半まで行ったら本格的に書いていくつもりです。そのための試作品です。

 

それと自分はまだ原作とアニメどちらもまだ見てません。原作は一応発売している物は全部買ってあるのですが如何せん仕事の方が忙しくて一巻すら読めてないんですよね。

ですので今回の試作品で原作と違う所があると思いますがご了承ください。

 

原神の方は明日にでも最新話を投稿します。

 

それではまた次回!

 

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