今回は第2話となっております。
それでは、スタートです。
産まれてから早くも3年経とうとしていた。レミリアお姉様(そう呼ぶように言われた)は5歳になり、私、リルとフランは3歳になった。どうやらこの世界では、3歳の頃に能力が使えるようになるそうで、レミリアお姉様はもちろん『運命を操る程度の能力』であった。私は前世で東方Projectが大好きだったので、もちろん色々知っていた。なので、レミリアお姉様の能力については予想が当たった。ということは、フランの能力は『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』だろう。だが、一番気になるのは私の能力だ。実際には存在していないはずの私はどんな能力になるのだろう。この館(紅魔館と言うらしい)にある巨大な図書館にあった本を読んだ限りでは、私は[特異点]という存在らしいが、[特異点]に強大な能力が目覚めることは少ないらしい。まあ、どうなっても良いけどね。
レミリア「ちょっと~。何ボーッとしてるの?」
はっと気がついた。考え事等のしすぎで長い時間ボーッとしてしまうのは前世と変わっていないようだ。
リル「ご、ごめんなさいレミリアお姉様。どんな能力が使えるようになるのかが楽しみで考え事をしていました」
レミリア「あら、リルもそうなの?実は私も、自分の部屋で寝る時にどんな能力になるかなって考えてたの。今では運命を操る能力を持っているけど、考えてた頃は馬鹿みたいな能力を考えていたわ。リルは何か欲しい能力があるの?」
リル「私は・・・」
レミリア「まだそこまでイメージ出来てないかな?でも、イメージと違うこともあるからあんまり考えなくても良いと思うわ」
リル「はい・・・」
レミリアお姉様はまだ5歳にもかかわらず、話し方が大人っぽい。やっぱり妹の前ではカッコよく見られたいのだろうか。
レミリア「さて、早く外に出るわよ。フランも呼んでくるから先に出てて」
リル「わかりました」
今日は襲われた時に反撃出来るよう、エネルギー弾が撃てるようになる特訓だ。
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レミリア「さて・・・。じゃあ、あの的に向かって撃ってみなさい。的は沢山あるから、
破壊しても良いわ」
こんな日も来ると思って、魔法弾やその他の魔法を研究してきた。その為、魔力もなかなかなものになっている。だから・・・
リル「はっ!」
魔法弾を放った。そして見事に的に当てた。
レミリア「流石ね。あれだけ研究してた成果が出たようね」
リル「はい!ありがとうございます!」
その時・・・
フラン「全然出来ない!出ても当たらないよ!」
フランは出すこともままならない状態だった。魔力の探知は出来るので、調べてみると、フランからはほとんど魔力を感じられなかった。こんなことを言うと悪いが、フランには研究をせずに遊んできたツケが回ってきたようだ。でも、見ているだけというわけにはいかないので
リル「体の奥から外に出す感じだよ!」
と言ってみた。でも・・・
フラン「どうやったら出来るの!どうして私だけ出来ないの!」
フランがそう言いながら泣き始めた時、それは起こった。
なんと、とても大きなバキッという音とともに的が全て砕け散ったのだった。
フラン「えっ・・・?」
レミリア「どういうこと・・・?」
私達は動揺しているが、私には何が起きたか、少しわかった。これは・・・
リル「フランの・・・能力・・・?」
レミリア「ええ、恐らくそうね・・・。まさかフランの能力がこんなものとは思わなかったけど・・・」
フラン「私の能力が破壊する能力・・・?そんなの、嫌だよ・・・。沢山の人を傷つけちゃう・・・」
フランもこの能力が恐ろしいようだ。でも、あの能力に頼らない戦い方もある。
リル「フラン。能力を使わずとも、戦いになったとき戦える方法があるわ。」
フラン「それ、何?」
リル「一緒に魔法を研究しよう。そうしたら、フランは魔法弾を撃てるようになるし、その能力に頼らない戦い方が出来るようになる。大変かもしれないけど、頑張ろう?」
フラン「うん・・・!」
フランは私と一緒に魔法を研究するようだ。これで、フランは安心。
レミリア「よし!ちょうど良い時間だし、もう戻ろう!」
こうして、今日の特訓は終わった。
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あの後、家族皆で食事をした。フランの話が主に話題だった。とても楽しかったし、フランが能力に目覚めたのもとても嬉しかった。だけど、食事をしている時から、謎の頭痛に襲われている。
リル「一体何で・・・?まさか・・・」
そう言って私は一冊の本を取り出した。能力について詳しく書かれている本だ。
リル「やっぱり、そうかも・・・」
私が開いたページには『相反する能力を持つ者はお互いに共鳴しあい、体に不調をきたしたりする等、様々なことが起こる』と書かれている。
もしこれが本当なら、[破壊]と相反しているのは
リル「創造・・・」
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~その頃のフランの心の中~
さっきの食事、楽しかったなぁ~。皆、私のこと祝ってくれるし!
でも、なんだろう。食事の途中くらいからずっと頭痛がする。
そうだ!リルお姉様なら知ってるかも!聞いてみよう!
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リル「よし。フランに聞いてみよう!」
そうして立ち上がった時
トントンッ
リル「はーい?って、フラン!?」
そこにはフランが立っていた。
フラン「ねえ、リルお姉様、リルお姉様って今、頭痛い?」
リル「えっ?えぇ、まぁ。もしかして、フランも?」
フラン「そうなの。だから、リルお姉様なら何か知ってるかなぁって!」
フランが来てから頭痛がさらに酷くなった気がする。
リル「そ、そうね。じゃあ、これを見てくれる?」
フラン「これって、リルお姉様が読んでる本?こ、これって!?」
リル「ええ、どうやら、能力の共鳴が起こってしまってるみたい。」
フラン「じゃあ、リルお姉様の能力って・・・」
リル「恐らく、[創造]の能力ね。まさかこんな能力とはね・・・」
フラン「スゴいじゃん!でも、どうやったら頭痛は治るの?」
リル「この本によれば、早くて数時間、遅くて3日のようね。まあ、大丈夫でしょう」
フラン「ふ~ん。早く治ると良いね!じゃあ、お休みなさい!」
リル「ええ、お休み」
バタンッ
フランが部屋に戻ったようだ。まさか、自分でもこの能力に驚いている。でもむしろ、興味が湧いてきた。なぜなら、特異点の自分にこんな能力がついたのだ。
リル「よし、色々試してみよう!」
そして色々なことを試した。
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~その頃の父の部屋にて~
父「まさかフランがあのような能力に目覚めるとはな。まったく、驚きだ」
バンッ
従者「ご、ご主人様大変です!近くのラボリタ村の住人が、お嬢様方を連れ去ろうとしているようです!」
父「なんだと!?やはり危険な村だったか。それで、決行日はいつぐらいだ?」
従者「それが・・・。明日のようです・・・」
父「明日だと!?こうしてはいられん。早くレミリア達を集めろ!」
従者「はいっ!承知しました!」
改めて、期間が空いてしまって申し訳ございませんでした
これからも不定期に投稿するので、見てくださったら嬉しいです