東方創魔郷   作:sちん

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今回は前編後編でわけることにしました
それでは、お楽しみください


宵闇の襲撃(前編)

~父の部屋にて~

 

食事が終わり、それぞれ自分の部屋でくつろいでいる時に、突然呼び出された。突然呼び出すくらいだから何か重大なことでもあるのだろう。そう思いながら来たのは良いが、着いた途端、事の重大さがわかった。父の見たこともないような顔を見たからである。

レミリア「こんな時間に突然集められたということは、何かあったのですね?」

父「うむ。この館の近くにあるラボリタ村の者達が、お前達を連れ去ろうとしているようなのだ。」

それを聞き、私達はとても驚いた。連れ去ろうとしていることに私は驚いたが、レミリアお姉様は人が自分達に戦いを挑もうとしていることに驚いたようだ。一方、フランは驚きというより、悲しんでいるようだった。

レミリア「お父様、そのラボリタ村というのはどのような村なのでしょうか?」

父「ラボリタ村は、これまで沢山の争いを起こしてきた村だ。村は争いに勝つ度に広くなっている。敗北した村から領地を奪っているのだ。また、遺伝なのかはわからないが、村の者達は皆、人間の中でもかなりの戦闘力を持っている。流石に我々には敵わないがな。」

なるほど。なかなか凄い戦闘集団の村のようだ。

リル「ですが、何故、私達を連れ去ろうとしているのでしょうか?戦力確保は聞いた限りでは十分だと思いますが。」

父「それについてはわからん。だが、恐らくだが、お前達に何らかのことをしようとしているのだろう。もしかすると、お前達を使って、戦うことなく他の村を屈服させ、さらに領地を広げようとしているのかもしれぬ。もしくは、人間と吸血鬼の混血を産ませ、支配をしようとするのかもな。どちらにせよ、しようとしていることは一方的な支配である。これを許すことは出来ない。」

フラン「どうして・・・どうして争うの?わからないよ・・・。」

レミリア「それは、生物に元からある闘争本能が起こす、いわば宿命よ。誰も消すことは出来ない。」

レミリアお姉様の言葉である程度理解したのか、フランはそのまま俯いてしまった。

父「さて、これからどうするかだが、戦いを逃れることはできないのはわかるな?ならば、我々が力を示せば良いのだ。だから、お前達も戦ってもらう。我々は吸血鬼だ。戦闘力の高い人間とはいえ、子供でも相手は出来る。自分の身は自分で守らなければいけないしな。ラボリタ村の者達は明日戦いを起こすそうだ。急ぎだが、準備しておいてくれ。」

 

 

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~リルの部屋にて~

急ぎで準備しろと言われてしまった。こうなったら、能力をフルで使って準備するしかない。まずは、武器だ。魔法でも良いが、魔力は有限。武器と魔法の両立が一番良い。でも、どんな武器が良いだろうか。

リル「戦闘力高い人間しかいないといっても、私達にそのまま殴り込むのはないはず。人間で私達に対抗出来るようになるためには、私達の身体能力を落とす必要があるはず。人間でも使えて、私達に効果があるのは・・・『結界魔法』か。」

結界魔法は様々なものがある。身体能力向上効果を持つものと、特定のものに対して効果を発揮するもの。しかも、対象を狭めれば狭めるほど、強くなっていく。

リル「結界魔法は使ってくるだろうから、それの対策はしないとな~。それと、相手が魔法耐性の防具を着ていた時の為に、全てを断つのも欲しい。となると、二本創ったが良いかな。武器に宿る能力は使用者にも宿るしね。」

そう言いながら意識を集中させていく。

リル「能力は、[ありとあらゆる魔法を無効化]する能力。種類は剣。よし、これだ!」

そう言って、目の前に創る。現れた武器は、光によって様々な色が出る剣だった。名前は『不滅王剣 デュランダル』という。

リル「まず一本はOKだね。じゃあ、二本目・・・。」

その時、頭に数字がよぎった。その数字は『94』

リル「94って何?まあ良いや。二本目創ろう。」

そうして、再び、意識を集中させていく。

リル「能力は、[ありとあらゆるものを断つ]能力。種類は・・・これも剣で良いかな。よし、これ!」

そして、また創る。今度は、黒光りする剣が現れた。名前は『断王剣 ウルティマ』だ。

リル「これらがあるなら、十分かな?もし何か必要になったらその時に創れば良いし。」

再び数字がよぎる。その数字は『93』だった。

リル「あれ?一つ減ってる。まあ、良いか。」

 

 

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~現在のリルの状態~

 

名前 リル・スカーレット

年齢 5歳

種族 吸血鬼(転生者)

特殊能力 [ありとあらゆるものを創造する程度の能力]、[ありとあらゆるものを破壊する程度の能力(付与)]、[ありとあらゆる魔法を無効化する程度の能力(武器付与)]、[ありとあらゆるものを断つ程度の能力(武器付与)]

身体能力 魔力、瞬発力は特筆できるが、それ以外は5歳の吸血鬼に準拠(今のところは)

所持品 『不滅王剣 デュランダル(創造物)』、『断王剣 ウルティマ(創造物)』、『特級魔導書(創造物)』

残りカウント 『93』




なんか、変なカウントが出てきましたね。
これが、後の話で重要になってきます。
それと、現在のリルの状態を載せてみました。
前回の投稿からまた期間が空いてしまいましたが、なんとか時間を見つけて書きました。
不定期とはいえ、もっと更新スピード上げれたらなと思っています。
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