サブタイ編集しました。ガンツネタだったはず
一面白の世界、いや、色のない世界といった方が正しいかもしれない
そんな世界に俺は居た。確か仕事を始発まで残業して家に帰る途中だったことを思い出した、だからこれはきっと夢かなんかだろう。夢の中で夢と気づくことができたのは初めてだけど、ここまで味気ない夢で気づく必要はないんじゃないかな、頬をつねってみても痛くないし。
乗った記憶はないけどきっと今頃は電車で寝てるんだろう、起きて家でしっかり寝ないと、今日は呼び出されない限り寝れるんだ。
つねっても痛くないけど流石に壁がなんかにヘッドバッドすれば起きれるだろう。壁は無いけど立ってるんだから地面にはあるはず。
そう思って膝をついて地面に頭をぶつけようとした時に(地面らしきものはあった)声が響いた
『夢じゃないから起きれないよ。おお勇者よ、死んでしまうとは情けない。』
聞き覚えのない声が正面から聞こえてくる。訝しみながら頭をあげて声をする方を見つめてみると、白い空間に人型を縁取ったように靄が見える。
この光景は見たことがある。
『真理さん!』
某錬金術師漫画で読んだことある!でも声は機械の合成音声っぽいな
『真理でもあるかも知れないけど僕は君たちが神と呼ぶものだよ』
真理さんがそういうと口の部分に靄ができて微笑んでるように見えた
でも神様ならなんで姿形を見せてくれないんだろうか。信仰心が足りなかったか。足りないどころか無かったな…,てか死んだのかよマジかよ…。過労死で死ぬとか思わなかったけど笑えない。死んだと聞いてちょっと楽に思ってるぐらいには疲れているらしい。親はもういないしなぁ。
『君は神の存在を感じたことはあるかい?神の姿、神の声、想像したことが無いだろう?これはそのせいだ』
靄が両手を広げて見せつけるように肩をすくめる。ちょっと声に出てたらしい
『だからね、君に神を感じさせてあげよう。聞いたことがあるだろういわゆる転生ってやつだ。どこのような世界に行くかは教えられないが、その殊勝な態度をとる君が少し気に入ったよ。恩恵も与えよう』
殊勝な態度?なんかしたっけと思ったら。頭をぶつけようとしていて今現在土下座しているような格好だ。
らっ、ラッキー、気に入られてるみたいだしこの勢いでいこう。
俺はありがとうございますと深々と土下座した。長い物には巻かれるに限る。そのせいで死んでしまったのかもしれないけれど、今はしておくべきだろう。
『さて何が欲しい?もちろん全て与えることは出来ないが、僕が頷くなら与えよう。ちなみに一発勝負だよ?僕がOKを出さなければそのまま他の世界にGOだ。土下座してたわけじゃ無いのは知ってるからね?』
からかってたんかいこの神様。少し腹はたつけど今は考える時だ、ミスったらチャンスが不意に終わってしまって来世でずっと後悔してしまう。
少し考えて立ち上がる。うん、彼が現実的で通りやすいと思う。神様は俺が言うことを楽しみにしているのかニヤニヤしているのが靄の動きでよくわかる。
『聞かせてくれたまえ、君の思う転生に開ける恩恵を。』
『はい、4つお願いごとがあります。』
神様は俺の口にしたことが少し以外だったのかニヤニヤしていた靄がまるでポカンとしたような形になる、しかしすぐに右腕を顎の部分まで持っていきさするような動きをする。口元はまたニヤニヤしていた。
『4つとはなかなか多いね。まぁ最後まできこうじゃないか。』
『一つ目は俺だけのための人間の体を用意して欲しいです。誰かの体を乗っ取るような形にはしないで欲しい。』
これは必須だ。
何故なら俺の読んだことのある転生物の中には乗っ取った人の精神と融合したり、追い出すような描写がある。さらには本人の精神に負けて消滅ENDなんてのもある
俺は俺だし、融合するなんてのは嫌だ、それに追い出すなんてのは追い出される方が流石に可哀想だ。消滅なんてのにも怯えたく無い。
人間の体って言ったのはモンスターに転生するようなものも見たことあるからそれの予防だ。
神様はニヤニヤしたまま喋らない、次を話せという意思表示だろう。口の輪郭が靄のせいで分からないが両端か少し考え上がったような気がした
『二つ目は知識ではなく頭脳を、要するにめっちゃくちゃ頭良くしてください。』
二つ目はの理由は俺の生前のせいだ。
知識自体はそこそこあったはずなんだが、馬鹿を見たり騙される事が多かった。馬鹿は罪だと俺は思う。
『三つ目は俺に人間を超えた力をください、握力、腕力、脚力なんかの単純な力です』
これの理由は来世の為だ。
たとえ頭が良かってもいわゆる剣と魔法のファンタジーの世界では身を立てるのは難しいだろう。進んで戦いたい訳じゃないが、自衛の手段は必要だ。
無限の魔力とかの力を頼まないのは行く先が分からないからだ、魔法の無い前世で火の玉一つ出してみろ。即座にニュースになるかFBI見たいのに捕まってロクなことにならないのが想像できる。
逆に魔法だらけの世界に行ったとしても体は資本だ、最悪人間重機みたいので食っていけるだろう。
神様は何も言わない、が、よほど俺の言った事が面白いのか口元の両端がつり上がっている。四つ目の願いはこの三つよりハードルは低いから大丈夫だろう。
『四つ目の願いは…俺をイケメンにしてくれ。』
これの理由は簡単だ、異世界に行くのなら可能ならハーレムやりたいという下心だ。イケメンならハードルは下がるはず、あと前世では童貞だった。付き合ったことすらない。顔は悪く無いと信じたいけど、前世の結果が物語っている。来世では是非美人と付き合ってみたい。
これを言った瞬間に神様はまるで三日月のようになった口元を瞬時に歪めてぷっと吹き出し肩を震わせながら俺を指差して笑っている。
めちゃくちゃ恥ずかしい…俺の欲丸出しな願いの性とはいえ俺は頬の熱さを感じないがきっと真っ赤になっているだろう。四つ目の願いを言う時だけ真面目な顔はじゃなくちょっとキメ顔作ってたのをあってなおさら恥ずかしい。
俺が羞恥に震えているとようやく神様が復活したらしく声をかけてきた
『くっ、ぶふっ。いいよ。こんだけ笑わせてくれたんだし恩恵を与えよう。くくっ。』
訂正まだ復活してなかった。てか神様ひどすぎじゃないだろうか、前世では結構悩んでいたことなのにここまで笑われるとこの神様ぶん殴りたくなってくる。
殴ったら恩恵与えてくれなさそうだから我慢するけども
『あー笑った。君も人間らしい望みがあって結構!暇つぶしみたいなものだったけれど、君には祝福を与えよう!』
どうやら今度こそ復活したらしい。
『俺は元から人間なんですが…ありがとうございます。』
しかも暇つぶしにはと転生させる神様とは…神様業界詳しくないけどこの神様ろくでもない奴ってのは俺の中に刻み込んだ。恩恵貰ってる側だけども、与えずに適当にポイみたいなこともしたに違いあるまい。
『さて、お帰りはあちらだよ。』
そう言って俺の後ろを指差す。振り向くと重厚そうな扉があった。ンンっ!◯ガレン感半端ねぇ!
『やっぱ真理さんじゃん!!』
扉を指差しながら真理さんの方に向かって俺は吼えたてるも、真理さんは気にした様子もない。
『否定はしてないだろう?ほら、さっさとイケメンになってきなよ。』
そう言って真理さんは指差す手の逆の手で履くように下から振るう。さっさと行けという意味だろう。あとそのイケメンのくだり引っ張んな。
俺はなんとも言えない気持ちになりながらも扉の場所に向かい取手に手をかけた。
緊張していないと言えば嘘になる。これは本当は夢で、扉を開けたら夢から覚めるなんてのも否定できないし、俺の新しい生が始まる可能性も期待しているだけに否定できないのだ。
不安になってあの神様の方を振り向いてみると、空中で座禅を組んで天上天下唯我独尊のポーズを取っていた。
ふざけたやつだ。思わずふっ、と息が漏れる。気づくと勇気をもらったらしい。
そう、これがもし夢でもいいじゃないか、別になにも変わる事はない。いい夢だったで終わりだ。
でも、夢では無かったなら。
灰色の様な色とも言える今までの人生を。
新しいキャンパスに変えてこれから色鮮やかに変える事を思い描いて。
俺はありがとうと、そう言って後ろの神に声をかけて扉を開けて中に入った。
ISは?ISはどこ?
文章を簡潔に書くことの難しさ。3300文字が多いのか少ないのかもわからないけど気づいたらこんな文字数になってしまっていたのでここで区切ります。
神様転生でこんなに引っ張るやつはいないと思う