転生なんてするもんじゃない   作:トゥ

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3300文字って読んでみると結構すくないんですね。
2時間くらいかけてかいたんですけど、改めて作家さんやここで書いている人たちの凄さが分かりました


神様ウソつかない

暗闇に光が差す。どうやらさっきのは夢だったようだ。そんなことを考えつつ目を開けると白衣を着た人たちが大勢いて、周りにはパソコンやら難しそうな機械が並んでいる光景があった。

 

疲れているせいか体も力が入らなくて動かないし、どうやら寝てた訳じゃなくて過労で倒れてたらしい。が、声は聞こえないけれども俺が目を覚ましたのがよっぽど意外だったのかどよめいているのがわかる。

 

意識がぼんやりとしているせいか声を出すのは億劫だが、仕事とは言え心配していてくれたんだ。

安心させるためにも俺は微笑むことにした。ボディランゲージは万国共通だろう。

 

すると周りの医者たちが手を叩く、けど正面にいた女性だけは右手を胸元に寄せて辛そうな表情をしていた。

その時俺は。あぁ、またやってしまったと思った。自分の顔が嫌になる。

心配させまいとした行動が裏目にでることになった。自分の癖なのか顔の出来の悪さを朦朧とした意識の性か忘れていたようだ。俺の笑った顔を見るのが嫌だと何回言われたことか。

 

そしてあからさまに嫌そうな表情を見るのが辛かったから、そうならないように鏡で笑った顔を確認して笑って見ても変なところは見当たらない。

会社やら学校での受けは悪くなかったみたいだが、幼馴染の子からは私はそんな顔は見たくないと泣かれ、友人にはその顔をやめろと殴られたこともある。理由がさっぱりわからなくて釈然としないながらも、きっと顔が醜いせいなのだろうと思っていた。理由こそ分からなかったがどうやら俺の造形というより笑った顔の歪さが一部の人を不快にさせるらしいとようやく理解したのは。転勤してそいつらから離れた後だった。

そんなんだから夢で学習することの出来る頭と人を不快にさせない顔を願ったんだろうな。

 

そんな事を思い出しながら、半ば夢うつつの状態で目の前の光景を眺めていると正面にいる女性が手を勢いよく降って隣の人に何かを指示していた。

ん?正面?俺は寝てるんじゃないんだろうか?

意識はまだ覚醒していないんだが、疑問に思う。よくよく考えてみると俺の視点が高い。いや、高すぎる。首も動かなくて見渡せないがおおよそこの部屋を俯瞰出来るぐらいには視点が高いし、正面の女性は頭頂部すら見える。

 

幽体離脱でもしたんだろうかなんてバカな考えがよぎるが、この部屋にいる医者のほとんどが俺を見ているんだからそれはないだろう。一体なにが起こっているのか分からない。

 

そう思った瞬間に頭にひんやりとした空気を感じるとともにそのひんやりとした空気と自分のをつつむ柔らかな感触との境目が頭から下に撫でるようにすすんでいく。

そして目線からその境目が見えるとそれを下に追って行くとその正体ようやく理解できた。

 

これは…水か?

 

訳が分からないが、確かに水だ。そう思った瞬間に俺に強烈な吐き気が襲ってきた。思わずえずく。さらには溺れたかのように体が酸素を求めてやまない。

反射というものは力が入らなくても起きるのだろう、俺は体をくねらせて胃の中を全て吐き出す。その際に頭を透明なガラスかなんかにぶつけた後どこかから転げ落ちるが、そんな事はどうでもよかった。

俺はもうパニックだ。急に呼吸の仕方を忘れたような息苦しさを味わっているのに、胃の中の、いや、肺を含める五臓六腑のすべてを吐き出さないと息が出来ないと体が理解しているといった感覚だ。まるで地上で溺れたかの状態と言えば分かりやすいだろうか。

 

ようやく全てを吐き出し終えたと思って息を整え様としたときにマスクを無理やり口に当てられた。パニック状態の俺は払いのけ様とするも体が言う事を聞かないでなすがままだ。

しかし息苦しいことはなく、むしろしやすい。おそらくは酸素マスクだろう。

マスクを当てている手の元をたどって目線を動かすと先程の女性の医者がいた。彼女と目があった時になにがしかを言われたが、聞き取れる範囲でも何を言っているのか分からない。

 

思わず曖昧な笑みを浮かべてしまった後で気づいた。彼女は俺の笑顔が嫌いな人だった事を思い出して体が少し強張る。

しかし彼女は嫌そうな顔をするのではなく安心したかの様な微笑みを返してくれる。思わず緊張が緩んで疲れた体が睡眠を求めてくる。

ふと目線を逸らして先ほど頭をぶつけてどこたら落ちたのかを見てみると、なんともSFな医療ポッドみたいな装置が目に入った。あれが俺を直していたんだろう。

見たことない装置を見た時に俺が思った事は、こんないかにも凄そうな機械で治療しないと危険だったのかという感覚と、保険は効かないだろうなぁ。という将来への不安を思いながら体を包む虚脱感に身を任せて瞼を閉じた。

 

 

 

なんて思ってから一週間。

 

俺は現状を正しく理解した。あの夢は夢じゃなかった。

何故なら握力測定で細く幼い腕で80kg、英語はからっきしなのにこの間出された英語のテストでは100点だ。一度覚えた単語がスラスラ出てくるのは気持ちがいい。他の教科は中学高校生の範囲だから言わずもがなだ。

そしてなんといっても鏡映る自分の顔の美形さよ。

細くしなやかな黒い髪、細く鋭い眼光を放つ黒い瞳。髪がなんか腰まで長かったから思わず男かどうか確認したから間違いなく男だ。

黒髪黒目は前世ならいわゆる日本人の特徴だろうが、顎や頬骨がシャープで顔が小さめに見える。成長して髪を切ればモデルにでもなれそうな気がする。

成長すればといったのは俺の外見がおおよそ中学生ぐらいだからだ。いや、これから説明するけど成長するかはちょっと怪しいかもしれない。

 

あの神様はしっかりと俺の願いを叶えたくれた。

力は強く、頭を賢く、そして顔をかっこよく。

しかし、一つ目の願いである人間の新しい体を用意してくれという願いは俺をホムンクルスとして生まれさせることで叶えてくれたらしい。真理さんの形はフラグだったんですねなんて考えもしたが、少し考えてみたらなんとなく筋が分かった。

憑依やらを気にして言ったことだったが恐らく受精卵レベルから乗っ取ること避けた結果だろう。ついでに言えば赤子から怪力を待つなんて親からしたら気持ち悪くてしょうがないだろう。俺でも育児放棄して政府かなんかに譲り渡すかも知れない。

 

ゆえにホムンクルスだ、これならまぁ、人間として構成する物質は一緒だから人間と言えるだろうし、怪力も頭の良さも顔の良さまで丸っと解決できてしまう。

年齢がおおよそ中学生なのは理由がわからないけど、新しい生を授かったのだからできる限りポジティブに生きることにした。考えるのをやめたとも言う

 

ともあれ、脱出方法を考えなければ、このままだと実験生物待った無しだ。予想してたのとは別口の人生ハードモードだ。あの時予想していたのは魔物かなんかと戦い続ける日常が待ち受けるかもしれないとか考えていたけど、こっちはこっちで詰みゲー感がある。

それにこの無機質な部屋ともおさらばしたい。

周りを見渡して目に入るのは白い正方形のような部屋にメタリックっていうか多分鉄の壁出入り口の電子ロック見たいのがされてる扉に四隅の天井部にある監視カメラと簡素なベットに椅子とテーブルと勉強用の教科書だ。ノートは無い。これ以外は何もない。どう見ても独房かなんかですありがとうございます。

教科書には5教科が全て揃っていたけど、その全てが日本語だったから恐らくここは日本なんだろう。一週間も時間があり、自頭と貰った頭脳でほとんどのことは覚えてしまった。

 

こんな生活前世なら人権問題待った無しなんだが、違う世界というのは社会の教科書で理解できた。俺は歴史の教科書のページをめくり目当ての場所を開く。そこには写真付きで人型の機械が写っていた。

 

ここはライトノベルにある[インフィニット・ストラトス]の世界みたいだ。教科書の内容に白騎士事件と言うのが起こってISが普及したとかいてある。

今年発行の教科書かどうかは分からないが、年数から計算してみるに発行から5.6年前だと推察できる。出来たのはいいんだが…。

 

 

俺には残念ながら原作であるインフィニットストラトスをほとんど知らない。アニメは二期までやっていたらしいが、一期しか見ていない。何年も前に見たアニメだからか内容もかなり抜けている自信がある。確か主人公の[いちか]が男性で唯一ISを動かせる特殊体質かなんかでIS学園に入れさせられ、そこで美少女相手にハーレム築く内容だったはずだ。深夜番組だったからかスケベシーン多かったのを思い出した。アニメだったから描写こそなかったけど、小説の方ではさぞヤリチンだったに違いない。ぶっちゃけ羨ましい。

 

登場人物で覚えているのは主人公のいちか、その姉でIS学園の教師のちふゆ、ISを作った天才こと天災篠ノ之束、ぐらいか。束の方が漢字で書いてあるのは教科書に名前が載っているからだ。こいつも痛い格好していたけど主人公のハーレムメンバーだったはず。あと束の妹もハーレムメンバーで居たと思う。姉妹丼とかすげぇな、姉も喰ってるし。

教科書に主人公が居ないのは発行されたあとに発覚したのか、それともまだみつかっていないのかは分からない。それにここは本やアニメの世界では無く現実だ。物語の中に入り込んだ可能性も捨てられはしないけれども原作のとおりに進むかすら分からない。

 

ISは女性しか動かせないのなら何故男性である俺を作ったのか理解できないし、俺の様なホムンクルスを作る必要性と目的もさっぱりだ。

それに描写こそされてないはずだが原作の日本はこんなことしていい様な世界観だったのかとも思う。

 

情報が足りてない状態で疑問点ばかりが膨らむ中まるで閃くようにして扉の上にあるランプが赤から緑に変わる。どうやら結構な時間考えていたらしい。これからリハビリと称した肉体検査みたいだ

 




上手い区切り方が分からない。それと今回書いたのはあんまり納得いってないんで後々細かいところを編集するかもしれません
次回は別者視点になります。まぁ別の人なんて今一人しかいませんが。

あと次回書くのは遅くなりそうです、理由としてはグラブルやらFGOのせいです。ソシャゲーマーにはきつい
年末年始は休みが暦のせいでバカ多くなりそうなんで何話か一気に投稿したいですね
あと携帯で打ち込んでるせいで半角スペース認識されてなくてめちゃくちゃ読みづらいのを読み直して気づきました申し訳ありません。
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