かなり間をあけてしまって申し訳ないです。
脱出させてほのぼのさせようと考えたんですが、約束守れませんね。
今回から短めに投稿して投稿間隔を短くできるか試してみます(書けてないだけ)
『話があって来たの。取り敢えず聞いてくれるかしら?』
そう言って入ってきたのは俺のお母さんを自称する美人さんだ。
彼女が俺を作ったらしいが見た感じ20代な人で、前世の俺より年下だったものだから俺は博士と呼ばせてもらってる。そう呼ぶと膨れっ面をするけど可愛い。美人は得だ。
別に断る話でも無いので俺は席を立ち椅子をベットに向けてベッドに腰掛ける。
彼女はありがとう。とにこやかに一言言うや否や椅子に座った途端真剣な表情で言い放った。
『単刀直入に言うわ。ここから出たく無いかしら?もちろん外出じゃなくて自由にって意味よ。』
いきなり過ぎて思考が飛んでしまって呆けて居たけど直ぐにカメラの存在に気がついてカメラ目が行ってまう。監視されているのだから会話も筒抜けだろうに大丈夫なのか。
『この会話は記録に残らないから大丈夫よ。それで、返事はどうなのかしら?』
時間が限られているのだろう。彼女は返答を迫ってきた。
急すぎて罠の可能性を考えてみてもそのメリットが見当たらない。この一週間ではあるけれど大人しく過ごしているからか規制も緩くなっていてわざわざそんな事をする理由が分からない。
それに彼女のことをこの研究所では一番信用している。01なんて番号ではなく名前をつけてあげようかなんて提案するぐらい彼女は俺に親身になってくれている。
信じてもいいと思う。自分一人の力で脱出するのは難しいから協力者がいるのならありがたい。
結論は決まっていて、もちろん出たい。出たいが、二点ほどこの研究所に心残りが出来てしまっていた。
できればそれを解消してから出たいし、なんなら一緒に出れないだろうか。
その旨を彼女に話すとこめかみに手を当て考えたのち了承を貰えた。しかもその協力もしてくれるらしい。片方ならすぐ解決できるとのこと。
しかし急なのは仕方ないが、なぜそんなことをしてくれるのだろうか?
俺が理由を尋ねると、彼女は困ったような笑みを浮かべながら、長くなるから出たら話すと遠回しにに断られた。
少し考えたがやはり全面的に信じる事にした。
嘘を言っている様には見えないし、何より転生できたのだからこの狭い部屋での生活ではなく自由にこの世界を謳歌したい。
俺はお願いしますと頭を下げて頼み込む。
すると、彼女はホッとしたように息を吐き花のような笑顔を向けてくれた。女性に対する免疫が前世からあまりないものだから少したじろいでしまう。
しかしこんな反応するんだから嘘ではなさそうな気がする。
『断られるかもしれないと思ってたから安心したわ。
時間はあまりないから手短に言うわ、と言ってもほとんどはこちらでやるから、そんなに言うことは無いのだけれど。』
そう言って彼女はどういう方法で脱出するのかを語り始める。
要はこの研究所内でトラブルを起こしてその隙に脱出しようと言うものだ。
俺に与えられた役割もかなり簡単なものだ。
脱出する前の期間に対象者にそれとなく話を振って良さそうなら脱出の際に一緒にポイントの場所まで向かうこと。これだけだ。
自分に出来ること自体が少ないのは理解していたが彼女のような協力者が居なかったら本当に俺は脱出出来たのだろうかとさえ思ってしまう。
それと言われたのは脱出出来たとしたらうちの子にならないかと言うことだ。それが嫌ならお金と偽造の身分証を渡して別れると言っていたが、俺としてはまだ中学生のような身なりで過ごすと問題が起きると思うので彼女の提案は有難い。
良いのかと聞くと彼女はそっちの方が私も嬉しいわと言ってくれる。ここは、いや、ここも甘えてしまおう。
そのあとは脱出出来たらどうしたいとか、どこか行きたいところはあるか?なんてとりとめの無い話をしていたら彼女の腕時計から静かに電子音が鳴る。
『時間ね。それじゃあ次に会えるのは明日の健康診断の時かしら。その時までは大人しくね。』
頷いて手を振ると、にこやかに手を振り返しながら部屋を彼女は後にする。
脱出のまでの期間はおおよそ3日。おおよそなのは彼女の準備ができるのが不定だかららしい。
頭のなかで彼女との会話を思い出して確認していると扉のランプがグリーンに灯る。今度こそ検査の時間だ。
かなり間が伸びてしまって申し訳ありません