短編集。またの名を駄文廃棄場。   作:ゆらぎみつめ

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転生するらしいのでチートを頼んだら リメイク版没4

 

 

 

 

 

 無事四つめのループに入った。

 

 ループ先はなんとあのBLEACHの世界である。

 

 なん……だと?

 

 まさかのネタ漫……いや、あのヨン様のいる世界とは。

 

 しかもループ終了条件は霊王の力の入手。

 

 なんでや。別に崩玉でも良かったじゃん。崩玉強いよ。マジ強いよ。だから別に崩玉でも良くね?ダメ?そですか。

 

 しかし霊王って確か最終的に陛下に取り込まれた筈だけど、まさか霊王手に入れるには陛下も手に入れないといけないとか?うわあ無理ゲー。未来改竄能力とかどう勝てと。未覚醒状態で狩らないと駄目かな。一護みたくやれないしなあ。はあ。

 

 やはり力とアイテムボックスの中身は没収されていて、再び零からの出発である。ちくしょうめ。

 

 しかもループの開始地点は虚圏(ウェコムンド)。まさかの(ホロウ)スタートである。なんでさ。そこは死神だろJK。いやまあ、確か死神は才能ないとなれなかったけどさあ。そこら辺はfate/stay nightのループの時みたくサービスして欲しかった。

 

 仕方ない。さっさとこのループを終えるために頑張るとしますか。

 

 ……ていうか虚ってことはほかの魂魄を捕食しなければならないの?マジ?

 

 

 

 

 色々すっ飛ばして百ループ後。

 

 虚圏舐めてた。普通に修羅の国だったわ。

 

 只の虚には地獄だった。何故虚が現世に行くのか分からなかったがあんな修羅の国なら納得だわ。マジで。

 

 アレなら現世の方がまだマシだ。死神がいるけどまだ虚圏よりは優しい。でもレベル上げが捗るのも虚圏なんだよなあ。難易度馬鹿みたいに高いけどそれ相応のフィードバックがあるわけで。お陰で今の俺は下級大虚(ギリアン)である。能力は擬態。虚を喰らい、その姿と能力を模倣する擬態能力である。喰虚(グロトネリア)に近いが、同時発動は出来ないので下位互換みたいな力だ。となるとアーロニーロを捕食したいがどこにいるか分からないのでどうにもならない。ヨン様に勧誘されるまで機会はお預けかな。

 

 ちなみに普通の魂魄は一度も食べていない。全て同族である虚である。

 

 最初はそれすら抵抗があったが、会う虚会う虚皆獣のようで、本能に忠実過ぎて同族意識など抱けるはずもなく。気が付いたら見敵必殺からの捕食を無意識に行っていたぐらい馴れてしまった。

 

 それと百ループも虚圏で共食いを行ったお陰か、感覚的に後少しで中級大虚(アジューカス)になれそうな感じだ。だがここは修羅の国、虚圏。そう上手くいくかどうか。

 

 

 

 二百ループ後。

 

 祝。中級大虚進化。

 

 目指せ最上級大虚(ヴァストローデ)

 

 中級大虚になったお陰で能力が大幅に強化され、同時に複数の能力を使えるようになった。益々アーロニーロを捕食したくなってたまらない。

 

 それはさておき。

 

 何ループ前かに試しに初めて現世に降りてみたのだが、どうやら原作まで大体千年以上ほど昔らしかった。これは良いことを知ったとほくそ笑んでいたのだが、何ループ前からかヨン様に勧誘されるようになった。破面にはなりたいが出来れば最上級大虚になってからがいいので会った瞬間自爆する変な大虚(メノス)化している。正直最上級大虚じゃないとこの先やってられないからなあ。インフレ的に。すまんが狐につままれたような感じをこれからも味わってくれたまえ。

 

 

 

 

 更に二百ループ後。

 

 ようやく最上級大虚になる事が出来た。

 

 能力も強化され、アーロニーロみたいな事も出来るようになった。しかもアーロニーロは日の下で力が使えないのにたいして、俺にはそんな制限がない。完全に喰虚を超えたのだ。でもアーロニーロは食うがな。同じような力を食らえば更に俺の力も強化されるだろう。仕方がないと諦めるがいい。

 

 それとヨン様の勧誘だがまだ断っている。ウルキオラやスタークのように、ヨン様に勧誘される前から破面(アランカル)化している奴等がいる上、ウルキオラに至っては刀剣解放(レスレクシオン)第二階層(セグンダ・エターパ)なんて格好いいものがあるのだ。俺もアレはやってみたいのでまだ破面にはならない。破面化したら出来なくなるかもしれないし、どんな条件が必要なのかも分からないのだ。だから出来るだけ今のままで頑張りたいと思っている。だから自爆する変な大虚でゴメンね!

 

 

 

 

 五百ループ後。

 

 破面になった。

 

 気が付いたら仮面が砕けていて、体も人間みたくなっていた。超速再生能力は消えず、逆に全能力は強化されている。刀は無いが、破面化している影響で鋼皮(イエロ)があり、探査回路(ペスキス)響転(ソニード)も使えた。斬魄刀を手に入れるにはやはり崩玉を使わなければならないのだろうか。

 

 後、俺の能力だがどうやら喰虚とは実際はかなり違うらしい事が分かった。

 

 きっかけは幸運にもアーロニーロを見つけ、捕食出来た時である。

 

 俺の能力は擬態能力だと思っていたのだが、実際は再現する能力だったのだ。NARUTO世界の写輪眼のようなもので、素質や力があるならば再現出来るものは虚に限らず、死神や滅却師の力でも可能というある意味反則のような代物。わざわざ喰わなくてはいけないのは再現に必要な素質や力を得る為である。

 

 これによって俺はよりループ達成に近付いたといっても過言ではない。なんせ、これまでのループ世界で手に入れた力すら再現出来るのだから。それほどの力だ。正直ヨン様の手下になる必要もなくなった。ただ崩玉は欲しい。どうするか。崩玉を手に入れるにはヨン様か浦原喜助から奪うしかない。が、ヨン様から奪うのは不可能に近いのでなし。浦原喜助から奪うのは朽木ルキアの義骸から奪えばいいのでまだ簡単である。更に崩玉は未完成だからヨン様と浦原喜助の物を融合させなければならないが、浦原喜助のを二つ合わせたら完成するかもしれない。……可能性の話だが。ヨン様のは死神の力を集めた物らしき描写があったから似たような事をすればいいのかもしれない。かもしれないばかりで不安になるが、とりあえず手に入れてから考えればいいだろう。

 

 

 

 

 百ループ後。

 

 なんとか崩玉を複数手に入れ、融合して完成させる事が出来た。

 

 そして、これで完全な破面となり、目当ての刀剣解放・第二階層も可能となった。

 

 更に崩玉と融合し、虚も死神も超越した存在に進化した。

 

 これで不死身の存在になった訳なのだが、しかしこれだけで霊王に至れるわけではないので、今度は死神の力も手に入れる事にした。

 

 やり方は簡単。死神の力を宿した魂魄を崩玉の力も借りて再現・創造する。俺の意思と記憶を与えた分身のような者達を生み出し、それらを尸魂界(ソウルソサエティー)に送り出して死神にする。それを定期的に行い、死神としての力と技術を磨いて本体に還元。あわよくば霊王に近付こう作戦である。滅却師(クインシー)の方は千年後。原作の時に手に入れるのもいいし、ループの時期的に陛下が封印される時を狙うのもいい。つまり、最早このループは終わったも同然。ふはは。

 

 

 

 

 五百ループ後。

 

 陛下を取り込むのは簡単だった。なんせ一番弱っている時を狙えばいいのだから赤子の手を捻るより簡単だった。

 

 陛下の力である与える力は分け与えた相手が死した時、その相手が持つ知識、才能、能力を得て無限に強くなる力だが、魂を取り込み続けなければ三重苦に戻るというデメリットがあった。が、崩玉と融合したからか、元々三重苦を持たないからか、そのデメリットを俺は持たなかった。ラッキーである。これにより、俺は尸魂界に送る死神から確実に力を徴収出来るようになった。

 

 その一方で、霊王の力は依然として遠かった。まず自力ではどうやっても霊王宮に辿り着けない。なので、原作のタイミングで侵入する事に決め、その為に相応の力を身に付けようと痣城剣八の融合能力とロカ・パラミアの反膜(ネガシオン)の糸を吸収した。

 

 そしてこの二つを手に入れた今、最早ループは終わったも同然である。

 

 反膜の糸と雨露柘榴(うろざくろ)

 

 共に特異な能力を有しており、これらさえあればわざわざ魂魄を尸魂界に送る必要もなくなる。

 

 まず虚圏全域に反膜の糸を伸ばし、手当たり次第に繋げていく。そして繋げたら、そこを介して陛下の力を使い、力をほんの僅かに分け与える。それを現世、尸魂界、地獄でも行う。

 

 そして待つ。

 

 能力で休眠状態となり、虚圏の地下深くで眠りにつく。

 

 それから永遠に近い時間が過ぎた。

 

 眠っていたので具体的にはどれほどの時間が過ぎたのかは分からないが、眠っている間に凄まじい量の力が俺に集まっていることから、恐ろしいほどの時が過ぎたのは確かなのだろう。

 

 月島さんのブック・オブ・ジ・エンドや他の 完現術(フルプリング)。護廷十三隊や十刃(エスパーダ)仮面の軍勢(ヴァイザード)星十字騎士団(シュテルンリッター)の力もあった。山爺の流刃若火もある。ユーハバッハの未来改竄の力すらも。弱体化している状態ではなく、霊王を喰らい、覚醒した力がだ。ちなみに零番隊の力も手に入れている。

 

 最早霊王を喰らったも同然で終了条件は達成しているが、まだまだ手に入れた力はある。

 

 そう、なんと主人公である黒崎一護や井上織姫の事象の拒絶や茶渡泰虎の力も手に入れていた。

 

 一体どれほどの時が流れたか本当に気になるが、まあそんなことはどうでもいい。

 

 問題なのは、最早全てが終わりを迎えているということだ。

 

 俺は虚圏の地下深くで休眠していたわけだが、目を覚ましたのは何もない真っ暗な空間だった。

 

 見る限り世界の均衡すら崩れ去り、何もかもが消滅した世界。

 

 俺が生きているのは霊王の力を有しているからか。

 

 手に入れた力の中に藍染の力もあることから、本当に全てが生き絶えた世界なのだろう。

 

 正直さっさとループを終えて最後のループに行きたいが、このままにしておくのもなんとなく気まずい。別に俺が滅ぼしたわけではないんだが。うむ。

 

 霊王の力を使い、世界を再構築する。

 

 様々な世界が混じりあった空間を切り離し、楔を打ち込んで世界を固定する。

 

 次に死に絶えた生命の代わりに、創造した魂魄で生命を生み出して現世にばら蒔く。

 

 後はしばらく様子を見て、ちゃんと補助なしで世界が自分で継続出来ると判断したら心置きなく次のループに向かった。

 

 これにてループ終了である。

 

 ……すっごく疲れた。

 

 

 

 

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