脳筋魔術師の人理修復(仮題)   作:夢理庵

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はじめまして

ちょっとFGOの二次創作小説を書いてみようかなと思い立ったので投稿させていただきます

長いお付き合いになるか短いお付き合いになるかわかりませんが、よろしくお願いします


第0章 転生〜カルデア参加
第1節 物語(ゆめ)の中へ


「うーっし、これで3章クリア、っと。あぁ疲れた。」

 

長い戦いを終え、シナリオを読み終えた俺は一旦スマホの画面をオフにするとそれを机の上に起き、そのままベッドへと倒れこんだ

 

枕元の時計はすでに結構な時間を示しており、かなりの間激戦を繰り広げていたことがわかり更に疲れが増した気分になった

 

「この先シナリオはどうなるんだろうな…ようやく拠点らしい拠点ができたけど、まだまだ敵は多いだろうし。」

 

そんなことを考えながらベッドに横たわりまどろんでいると、いつもストーリーやイベントのシナリオを読む度に感じていた思いがふと頭をよぎった

 

人類の未来を語る資料館にして、人類史の保障を成しえる組織『人理継続保障機関 フィニス・カルデア』

 

その初の戦い…特異点へのレイシフトにおいて死んでいった一人の人物、オルガマリー・アニムスフィア

 

魔術師の名門アニムスフィア家の当主であり、亡き父の跡を継ぎカルデアの所長を務めていた女性

 

その最期は、英雄の様に命を賭してなにかを成し遂げたが故の満足のゆくような物ではなく

 

―――いや―――いや、いや、助けて、誰か助けて!わた、わたし、こんなところで死にたくない!だってまだ褒められてない……!誰も、わたしを認めてくれていないじゃない……!―――

 

悪人の様にその企みを真っ向からの勝負によって破られ見る者の心を晴らすような物でもなく

 

―――どうして!? どうしてこんなコトばっかりなの!? 誰もわたしを評価してくれなかった! みんなわたしを嫌っていた!―――

 

あるいは凡人の様に特筆すべき事は無くとも平凡かつ平穏な物でもなく

 

―――やだ、やめて、いやいやいやいやいやいやいや……! だってまだ何もしていない! 生まれてからずっと、ただの一度も、誰にも認めてもらえなかったのに―――!―――

 

全幅の信頼を置く者に裏切られ、自らの生涯を嘆く悲壮な叫びと共に消滅するという、あまりにも、あまりにも救われない物であった

 

もし仮に彼女が死なずにその後のカルデアの戦いに参加していれば、どのような結果となったであろうか

 

数々の特異点とそこで出会う人々や英霊に対しどのような言葉を残したであろうか

 

多少の出来事には動じない主人公(とそれを通じて物語を見るプレイヤー)でさえ頭を悩ます様な珍妙不可思議なイベントに対しどのような反応を示したであろうか

 

新しいストーリーやイベントが始まる度に、いつも同じようなことを考えてしまう

 

これがきっとキャラを好きになったと言うことなのだろう、もっとも好きになった瞬間にそのキャラの生涯は終わっていたような儚い恋であった

 

「どーやったら所長って救えんのかなー、冬木のラストはともかく爆弾で体吹っ飛ばされるのはレイシフトしてからじゃ遅いし…いっそ先手取って…いや無理か…」

 

そんな感じのことをだらだらと考えながら、俺の意識は眠りに落ちていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふと目を覚ますと、目の前には見知らぬ天井が映っていた

 

周囲の雰囲気からなんとなく、俺は今自分の居る場所がどこかの病院だと思った

 

(ん…?なんだ、この体の感じ。)

 

そこまで考えたところで、俺の視界に看護服を着た女性の姿が入った、入ったのだが…

 

(デカっ!?身長何メートル有るんだよ!?あぁこりゃまだ夢見てんな俺、巨大看護師の出てくる夢なんて気持ち悪、さっさと起きちまおう…)

 

そう思いながら目の前の巨大看護師を無視しようとすると、目の前の巨大看護師が表情を緩ませながらどんどんとこっちに近付いてくるのが見えた

 

軽く恐怖を覚えた俺が思わず叫び逃げようとしたその時だった 

 

「…うぇ、うぇぇ…」

 

あれ?声が出ない?しかも逃げようにも体も上手く動かない!?

 

無我夢中で体をジタバタさせていると、巨大看護師は緩んだ表情のままこちらを見つめ、

 

「あらあら、元気な子ね。これはきっと将来は活発な女の子になるわよー。お母さん大変ね。」

 

とか言っておどけた表情をしながら手を振ってきた。

 

…待て、今『女の子』って言ったか?

 

自分の体を確認してみようにも、上手く動かない体では首を動かすことすらままならない

 

どうしたものかと思っていると、俺が居る場所の周りにいくつものショーケースの様な物が見えた

 

そしてその中にはどれにも赤ん坊が入っており、人の名前の書かれたラベルが貼られた物もいくつか見られた

 

そして俺も…良く見てみると、同じようなショーケースの中に入れられていた

 

つまり―――

 

(俺、赤ん坊になってんのか?それも女の。おいおい、どんな変身願望だよ俺ェ…)

 

夢とは言え、大した状況になってしまったものだと我ながら感心してしまう

 

起きたら夢占いでもしてみるか、と思いながらうとうとする俺が自らの置かれた状況に気付いたのは、それから五度目の覚醒で全く同じ景色を見た時であった

 




ちなみに筆者はFGOのストーリー、実はそこまで進めていません…

タイトル画面が未だに1.5部仕様のまんまです、現在下総攻略中
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