今回は原作にないオリジナル演出を入れてみました。
そういうのが苦手な方はご注意下さい。
学級裁判 再会!
葛城「………えっと、とりあえず状況を整理しようか。」
葛城「氷室さんは食堂に常にいる人間は剣崎君だから、犯人だと主張。一方、剣崎君は白暮君が襲われた時間帯には白暮君に呼び出されていた。つまり、この時2人の白暮君がいたことになる………こんなところでいいかな。」
夜桜「ですが、同じ人物が同時に別の場所にいるなんてありえるのでしょうか…?」
獅子谷「……双子だとすれば、可能性はありそうだが………。」
宵月「その辺り、どうなのかしら?情報屋さん。」
小鳥遊「彼は、兄弟もいなく一人っ子。両親もすでに他界してるし、親族とも縁を切ってるから、双子という可能性はないかな。」
飛田「今、さらっと闇が深そうな情報が明かされたね…。」
東雲「人は表に出さないだけで皆、闇を抱えてるものだ。詮索するべきではないだろう。」
氷室「白暮が2人いようが3人いようが、そんな事はどうでもいい。どちらにせよ剣崎が殺したかどうかが重要だ。」
八咫「確かに…。白暮君が死体で発見された以上、殺されたという事実に変わりはありませんからね。」
本代「それに、寄宿舎へ行った事実もある。お前が犯人の可能性は未だに捨て切れないな。」
剣崎「分かっています…。その上で主張させて頂きます。僕は誰も殺してません。」
寄宿舎と倉庫…。どっちの場所で襲撃したかはっきりさせる必要があるな。
氷室「キミの証言だと、《9時40分》に呼び出され食事を運びに行った…。間違いないな?」
剣崎「はい。正確には料理を作ってからでしたので、〈9時42、3分〉頃でした。」
八咫「随分早いですね…。」
剣崎「夕飯の余りとおにぎりの簡単なメニューでしたからね。」
剣崎「その後は、食事を持って行ったのですが、チャイムを押しても《反応が無かった》ので入り口に食事を置いてから戻ってきました。」
本代「本当はその時に攻撃したんじゃないか?奴がドアを開けたその隙を突いて、《襲いかかった》と考えられそうだが?」
剣崎「でしたら、あの紙切れはどう説明するつもりでしょうか?」
氷室「あれは、呼び出したようにみせかける〈フェイク〉だろう。ともかく、さっさと認めたらどうだ?」
部屋で襲いかかったんだったら、あの状況と矛盾するよな。
《襲いかかった》←〈白暮の部屋の状況]
論
「それは違うぞ!」
破
暁日「個室で襲いかかったんだとしたら、ほんの少しの時間とはいえ争いになったはずだよな?」
本代「まぁ、剣崎が戦闘のプロでない限り一撃という訳にはいかないからな。争いになるだろう。」
暁日「だとしたら、ちょっと変じゃないか?」
氷室「変…?」
暁日「俺が夕斗の部屋を調べた時、部屋は全く荒らされてなかったんだ。流石に不自然じゃないか?」
八咫「ですが、剣崎君は護身術を嗜んでいたはずです。荒さない事など、造作もないのでは?」
剣崎「確かに戦闘に特化した護身術というものも存在します。ですが、あくまでも敵を無力化させる目的ですので、完全に場を荒さずに殺すというのは不可能ですよ。」
暁日「部屋に荒らされた形跡がない以上、寄宿舎で襲撃した可能性は低いんじゃないか?」
反
八咫「計算し直しです!」
論
八咫「反論させてもらいますが、寄宿舎で襲撃した可能性はまだ残っていますよ。」
暁日「他にどんな可能性があるんだよ?」
八咫「分かりました。そこまで言うなら証明してみせましょう。」
八咫「そもそも、剣崎君の才能をお忘れでしょうか?彼は『超高校級の執事』なのですよ?部屋の掃除、ベッドメイキングなど手慣れたもののはずです。彼の才能にかかれば、争った痕跡を消すことなど容易い事でしょう。それに、氷室さんの言う通り常に食堂にいる彼なら、好きなタイミングで冷蔵庫に入れる事が可能です。」
暁日「剣崎が食堂に戻ったのは夜時間直前だ。その短時間で夕斗を運んで冷蔵庫に入れるのは無理があるだろ!」
八咫「別に無理に全ての作業を夜時間に行う必要はありません。時間を分割して作業すればいいだけの事です。剣崎君は食堂に行くのも一番です。その時、寄宿舎か倉庫に《朝まで放置》した白暮君を冷蔵庫に入れる事で、自分が第一発見者のように見せかける事が可能です。これで証明完了です。」
朝まで放置したら、あの情報が根本的に変わってしまうんじゃないか?
斬
《朝まで放置》←【モノクマファイル】
論
「その言葉、ぶった斬る!」
破
暁日「朝に死体を入れたんだったら、1つ大きな矛盾が生まれるぞ。」
八咫「矛盾ですか?なんでしょう。」
暁日「モノクマファイルだよ。ここには死因が“凍死”って書いてある。朝まで放置したら死因が殴打になるんじゃないか?」
八咫「あっ……。」
暁日「それに、もう一つ朝に死体を入れてない根拠があるんだ。」
それは…
【コトダマ提示】→〈白暮の死体状況]
…これだ!
暁日「死体の頭の傷は、出血が止まるくらいに凍りついてたんだ。朝に死体を入れても凍りつく事はまずないだろ?」
八咫「確かに…一理ありますね。」
シルヴィア「それじゃあ結局、白暮クンの死体は夜時間に入れたという事かしら?」
暁日「あぁ。そうだと思う。それと剣崎、一つ確認させてくれ。」
剣崎「なんでしょうか?」
暁日「お前は事件の日、夕斗の姿を見たのか?」
剣崎「いえ…。部屋に篭って以来、一度も見てません。」
暁日「じゃあ、お前を呼び出したのはモノトークを使ってか?」
剣崎「はい。その通りです。」
獅子谷「……?何の確認だ?」
暁日「ちょっと考えてた事があるんだ。夕斗を姿を見ずにモノトークだけで会話したって事は…。」
犯 人 が 操 作 し た
…そうか!
暁日「犯人がモノドロイドを奪って操作した…。そう考えられるんじゃないか?」
夜桜「う、奪った!?どういう事なのでしょうか?」
暁日「言葉の通りだ。頭を殴って気絶させた後、モノドロイドを奪いモノトークを使って剣崎を食堂から遠ざけたんだ。」
小鳥遊「でも、実際に犯人が使ったどうかは…モノドロイドが壊れちゃったから確認しようがないね。」
飛田「壊れた?どゆこと?」
暁日「それはだな…。」
【コトダマ提示】→〈モノドロイドの性能]
…これだ!
暁日「モノドロイドは極度の高温や低温に弱いらしい。冷蔵庫に長時間入れられてたせいで壊れてたんだよ。」
小鳥遊「偶然なのか、証拠隠滅なのかは分からないけど白暮君と一緒に入れたせいで壊れちゃったんだと思う。」
氷室「それが、どうした?犯人が操作したと考えるなら、尚更剣崎にも犯行は可能だと思うが。」
本代「同感だ。もう投票を始めてもいいんじゃないか?」
暁日「待ってくれ、剣崎が本当に犯人かまだ議論を続けるべきだ!」
シルヴィア「でも、犯人と言える証拠も揃ってるんじゃないかしら?」
宵月「本当に証拠が揃ってるのかしら?私はそう思わないわ。」
小鳥遊「どうしよう、お互いに意見を主張し合って意見がまとまらない…。」
葛城「困ったな…。意見が真っ二つに分かれてしまってるぞ。」
モノパパ「あっ、おい待てぃ。………聞いたか、モノクマ?」
モノクマ「聞きましたよ父さん!真っ二つ……。そう、ボクらのカラーのように意見が真っ二つになったようですね!」
モノパパ「ここは一つ、変形裁判所の出番とみた!」
氷室「………なに、変形だと?ここが変形するのか?どう変形するんだ?」
八咫「氷室さん…。心なしかワクワクしてませんか?」
モノクマ「それでは早速、始めましょう!レッツ変形!」
そう言ってモノクマは席から謎の装置と鍵を取り出してなにやら操作を始めた。
すると突如、モノクマとモノパパ、そして俺達の席が浮き上がり、2つの陣営に分かれた。
氷室 暁日
獅子谷 東雲
八咫 宵月
飛田 小鳥遊
夜桜 皇
本代 葛城
シルヴィア 柊
剣崎
夜桜「《剣崎さん》は白暮さんに呼ばれた事を隠してたんですよ?」「葛城!」葛城「《剣崎君》は犯人だと疑われると思ったからその事を隠してたんだよ。」
獅子谷「…………だが剣崎は《呼びだされ》て実際に会いに行ったはずだ。」「剣崎!」剣崎「確かに白暮様に《呼びだされ》ましたが、直接会ったわけではありません!」
八咫「剣崎君ならいつでも《死体》を冷蔵庫に隠す事が出来ます!」「東雲!」東雲「モノクマファイルと検死結果が一致した以上、死因は凍死だ。《死体》は夜時間前に入れたんだよ。」
本代「そもそも東雲が《共犯》で検死結果を偽った可能性もあるんじゃないか?」「皇!」皇「《共犯》をするメリットは無いに等しい。わざわざ検死結果を偽る必要もないだろう。」
飛田「でも《モノドロイド》を使ってるって事は夕斗は生きてたんじゃないの?」「宵月!」宵月「《モノドロイド》を操作するだけなら、犯人にだって可能よ。」
氷室「モノドロイドの貸し借りは《校則》で禁止されてるんじゃないのか?」「柊!」柊「夕斗くんが気絶してたら、《校則》違反にはならないと思うよー?」
シルヴィア「仮に倉庫で事件起こったとしても、剣崎クンが食堂で白暮クンを《目撃》していない事自体、怪しくないかしら?」「小鳥遊!」小鳥遊「誰にも《目撃》されないで通れる道を使って、倉庫へ行ったのかもしれないよ。」
氷室「大体、議論すべき《証拠》は全て揃ったんだ。これ以上の議論は無駄だと思うが?」「俺が!」暁日「いや、議論すべき《証拠》はまだ残ってるんだ!謎は最後まで残すべきじゃない!」
暁日「これが俺達の答えだ!」
東雲「これがオレ達の答えだよ。」
宵月「これが私達の答えよ!」
小鳥遊「これが僕達の答えだ!」
皇「これが俺達の答えだ。」
葛城「これが俺達の答えだよ!」
柊「これがわたし達の答えだよー!」
剣崎「これが僕達の答えです!」
暁日「……やっぱり謎が残ってる以上、まだ議論を続けるべきだ。」
氷室「だが、これ以上何を議論すべきだ?」
暁日「剣崎は倉庫へ行く夕斗を目撃していない。どうやって、倉庫へ移動したのか議論する必要がある。」
夜桜「ですが、倉庫への道は食堂以外にないと思いますが?」
暁日「とりあえず、話してみよう。何か見落としてるかもしれない。」
俺が持ってる証拠…。それこそが犯人を見つける切り札になるかもしれない!
本代「移動手段か…。ないとは思うが〈ワープ〉でもしたとかか?」
氷室「座標を間違えて壁の中に埋まりそうだな。」
飛田「聖悟の目を盗んで、〈全力ダッシュ!〉は?」
獅子谷「………わざわざ剣崎の目を盗む必要あるか……?」
東雲「オレ達の知らない〈隠し通路〉を使った…なんてあり得ないよな。」
シルヴィア「まるで忍者ね。」
宵月「あなたたち……白暮君をなんだと思ってるのよ…。」
俺の証拠に一番近くて、可能性がありそうな意見があったな。
〈隠し通路〉←〈隠し扉]
同
「それに賛成だ!」
意
暁日「東雲の言う通り倉庫には隠し通路…正確には隠し扉があったんだ!」
東雲「ほ、本当にあったのか…!」
暁日「そうだ。ここを使えば誰にも目撃されずに倉庫へ行けるはずだ!」
氷室「忍者屋敷か、この学園は…。」
皇「この隠し扉を見つけたのはいつだ?」
小鳥遊「僕と暁日君、それからシルヴィアさんの3人で捜査中に見つけたんだ。」
夜桜「ですが、白暮さんは隠し扉を知っていたのでしょうか?」
暁日「それは証明しようがないからな…。剣崎が夕斗を見ていないから、知っていたと考えるしかないと思う。」
本代「隠し扉か…奴も知っていたとはな。」
宵月「………」
葛城「だとすれば、犯人は隠し扉を知っていた人って事だね。」
八咫「必然的にそうなりますね…。ですが、3人は捜査中に発見したのにそれ以前から知っていた人などいるのでしょうか?」
暁日「…………いや、1人いる。」
皇「何?」
正直言うと、早い段階から予想は付いていた…。けど、確信が持てなかった。明らかに行動が不自然な奴がいて、
その人物こそが…犯人だ!
【人物指定】
→本代荘士
「お前しか……考えられない!!」
暁日「……本代。お前なんじゃないか?」
本代「…理由を聴こうか。」
暁日「俺がさっき隠し扉の話をしたとき“奴も”って言ったよな?」
本代「それがどうした?」
暁日「奴『も』言い回し…お前も知ってたような言い方じゃないか?」
本代「………」
暁日「それにもう一つ、理由があるんだ。」
それは…
【コトダマ提示】→〈東雲の証言]
…これだ!
暁日「東雲の証言だとお前は9時半に瓶を捨てにいった。そこから戻ってきたのは9時50分だ。20分も時間が掛かってるのは流石に不自然じゃないか?本当は一度食堂を出てから隠し扉を使って倉庫へ行ったんじゃないか?」
本代「………それで?」
暁日「え?」
本代「そんな下らない理由で俺は疑われたのか?……馬鹿馬鹿しい。」
宵月「何か理由があるのかしら?」
本代「当然だ。1つずつ説明してやろう。」
本代が犯人なのは間違いない…。確実に切り崩してやる!
本代「まず瓶を捨てる前後の行動だが、瓶を捨てた直後に腹痛に襲われたんだ。そこからプレイルームに戻るまでの20分間、ずっと《トイレにいたんだ。》」
葛城「そんな都合のいい話、あるとは思えないけど?」
本代「起こった事は事実だ。恐らく、夕食に下剤を入れたんだろうな……なぁ、剣崎?」
剣崎「どうあっても僕を犯人扱いするつもりですか…!」
本代「次に隠し扉の件だが、こっちはあくまでも捜査中に見つけた3人を指して、『奴も』と言ったんだ。勘違いさせたようだな。」
宵月「本当はあなたも隠し扉を知ってたんじゃないかしら?」
本代「そんなわけないだろ。大体、扉は《どんでん返し》だ。普通気付く訳がない。」
本代は今、致命的なミスをした!見逃す訳にはいかない!
《どんでん返し》←〈隠し扉]
論
「それは違うぞ!」
破
暁日「本代、隠し扉の事を話したのは失敗だったな。」
本代「何だと?」
暁日「隠し扉は確かにどんでん返しだ。……なんでお前は知ってるんだ?」
本代「………っ!」
暁日「俺達も捜査するまで知らなかった扉…。普通は知る方法なんかないよな?」
本代「黙れ…!」
暁日「だが、扉がどんでん返しだと知る方法…。それは、実際に扉を使う以外にない!」
本代「黙れ黙れ黙れぇ!この
飛田「も…もぶ?」
氷室「フィクション作品等で使われる名前の無い登場人物の事。」
葛城「つまり、彼にとって俺達は有象無象でしか無いみたいだね。」
本代「どいつもこいつも
暁日「直接会った証拠だと…?」
しまった…!そこまで考えてなかった…!
本代「ないのか?ある訳ないよなぁ?だって、俺は犯人じゃないからなぁ!」
ダメだ…。思いつかない…あと一歩なのに…!
「それは違うわ!」
…え?
暁日「宵月…?」
宵月「諦めるのはまだ早いわ。暁日君。」
本代「なんだ?才能不明。」
宵月「才能不明なんてあなたに言われたくないわね。あなたが白暮君と会った証拠…見せてあげる。」
本代「俺が奴と会った証拠だと?…ハッ!何を言ってるんだこの
暁日「俺が調べた場所にもそんな物無かった…。他に何かあるのか?」
宵月「あなたは一箇所見落としをしていたのよ。」
本代「見落としねぇ…そんなもの《ある訳ない》だろうが!」
暁日君に代わって…私が撃ち抜く!
《ある訳ない》←〈指輪]
論
「それは違うわ!」
破
宵月「1つ確認させてもらうわね。この中で普段アクセサリーを付けてる人はいるかしら?特に男子。」
剣崎「僕は普段付けませんが…。」
氷室「あんなチャラチャラしたもの、好まん。」
葛城「撮影や劇で使うくらいで、普段は付けないかな。」
獅子谷「……同じく。」
宵月「なら、決まりね。……これよ。」
皇「これは…指輪か?」
宵月「そうよ。それもメンズ物。これが白暮君の手の中に握られてたの。…死後硬直してたから取り出すのに苦労してわ。」
夜桜「でも、何故白暮さんがこんな物を…?」
宵月「恐らく、犯人と争ったんでしょう。きっと白暮君は運良く最初は気絶せずに済んだ。その時争いになって指輪を奪った…。」
飛田「もしかして…。最期の最期で幸運が働いたのかな?」
宵月「そういう事でしょうね。そして、これこそ指輪を普段からしている人間が犯人である決定的な証拠よ!」
本代「…グッ!………そうだ、認める。」
皇「では、犯人は貴様か…。」
本代「はぁ?犯人?俺が?俺が認めるのはその指輪の持ち主が俺だって事だよ。」
宵月「じゃあ、何故白暮君が持っていたか、説明してもらえるかしら?」
本代「実はな、その指輪を昨日落としたんだよ。どうやらそれを奴が拾ったみたいなんだ。だから、モノトークで話して返してもらう約束をしてたんだよ。」
シルヴィア「部屋に篭ってたはずなのに、どうやって指輪を拾ったのかしら?」
本代「そんなの知るかよ。大方、インスタント食品でも取りに行った時に拾ったんだろ。これで納得したか?」
宵月「ええ。お陰で…
あなたが犯人だってはっきり分かったわ。」
本代「ハァ…。所詮は
宵月「後は…暁日君。あなたの番よ。」
暁日「え!?」
宵月「あなたなら犯人を追い詰める証拠が何か分かるはず…。信じてるわ。」
アイツを追い詰める証拠…。…!もしかして…!
本代「俺が犯人だって証拠…今すぐ見せろ!!」←〈壊れたモノドロイド]
「これで終わりだ!!」
暁日「夕斗の横に落ちてたモノドロイド…。これこそがお前が犯人である最後の証拠だ!」
本代「馬鹿かお前?それは奴の物だろ?そんなものが証拠な訳ないだろ!」
暁日「俺もずっとそう思ってた…。それは勘違いだったんだ!」
葛城「か、勘違い?どう言う事かな?」
暁日「犯人は剣崎を遠ざける為に夕斗のモノドロイドを操作していた。その時夕斗が抵抗してきたらどうなる?」
飛田「争いに…なる?」
暁日「そうだ。そして、その時どちらもモノドロイドを落としたとしたら?」
皇「…ま、まさか!」
暁日「そうだ。2人のモノドロイドは『入れ替わった』んだ!」
本代「……グッ!!」
東雲「そう言えば、寝る前に本代クンは寄宿舎の外へ出てたな。」
剣崎「朝、最初に来たのも本代様でした。」
暁日「それも、部屋から出る瞬間を見られないようにしたんだろう。」
本代「…………っ!」
暁日「本代…今すぐモノドロイドを見せてくれ。もしそれが夕斗の物なら、持ってる理由を教えてくれ。」
本代「………クククク。クックックックッ…!ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」
暁日「本代…?」
本代「最後まで幸運に踊らされていたとは……自分でも笑えるな。」
宵月「やっぱりあなたが…。」
本代「そうだ。…俺が殺した。」
暁日「……最後に事件を振り返ろう。………これが事件の真実だ!」
【Act.1】
事件の発端となったのは、モノクマが動機の話を持ってきた日だ。この時、モノクマは俺達にイレギュラーがいる事を仄めかせた。
この情報に怯えきった夕斗は1人、自分の部屋に篭る事にしたんだ。
そして、この状況を利用して計画を練り始めた犯人がいた事に誰も気がつかなかった…。
【Act.2】
まず、犯人は夕斗を確実に呼び出す為手掛かりを見つけたという内容のメッセージを書いた。モノトークを使わなかったのは、履歴が残る事を恐れたんだろう。そして、時間になる前に自身のアリバイを作るために食堂へ瓶を捨てに行った。…だが、結果的にこの行動が不自然で犯人である決め手になってしまったんだ。
【Act.3】
瓶を捨てた犯人は倉庫の隠し扉へ回り、今度は倉庫へ行った。
犯人が移動してる間に夕斗は誰かに見られる事を恐れて、隠し扉から倉庫へ行った。何故知ってたかは分からないが、多分偶然知ったんだと思う。
夕斗がいることを確認して犯人は予め用意した瓶で頭を殴った…!
【Act.4】
次に剣崎に罪を着せるため夕斗のモノドロイドを使って食堂から遠ざけた。…だが、この時犯人も予想してない事が起こったんだ。
運良く気絶せずに済んだ夕斗は咄嗟に犯人に抵抗した。その時の争いで2つの証拠を残す事になる。1つ目は犯人から奪い取った指輪。もう1つは争いの際に入れ替わったモノドロイドだ。
【Act.5】
改めて頭を殴り夕斗を気絶させた後は急いで冷蔵庫に隠し、急速冷凍モードに設定した。でも、剣崎がいつ戻ってくるか分からない…。そんな状況だったため、指輪を奪われた事とモノドロイドが入れ替わった事を確認出来なかった。きっと気づいた時にはもうどうしようもなかったんだと思う。そこで犯人は仕方なく、夕斗の部屋で寝る事にしたんだ。誰にも目撃されないように注意してーー。
「そうなんだろ?本代荘士!!」
本代「フッ…、その通りだ。さて、そろそろ終わらせようか。敗者に相応しいエンディングを…。モノクマ、投票というのがあるんだろ?始めてくれ。」
全てを悟ったかのように本代はそう呟いた。
モノクマ「議論の結果は出たようですね?では、始めましょう。投票ターイム!」
モノパパ「全員、絶対誰かに投票するように。投票してない奴は放棄とみなしてオシオキされるからな。無駄死にしたくないだろう?」
モノクマ達がそう言うと、席にボタンが表示され投票が始まった。投票しなければ自分が死ぬ…。そう言われた俺は本代に投票した。他の皆もそうだろう。
モノクマ「投票の結果、クロとなるのは誰か!?」
モノパパ「そして、その答えは正解か不正解なのかぁ!?」
モニターに表示されたスロット…。ドラムロールと共にリールの速度が落ちて行き…そして本代の顔が3つ揃った所で、リールは止まった。その直後、正解を称えるように、歓声とメダルが大量に排出された。
学級裁判 閉廷!
第一回学級裁判、これにて閉廷。
実はプロットを立てた当初から、暁日と宵月W主人公というコンセプトで話を作ってました。メインは暁日ですので、これ以降は状況に応じて視点が宵月に変わるようになります。(今後の労力が恐ろしい事になりそうだから、ギリギリまでどうするか迷ってました…)
因みに名前と学級裁判の席も対の関係になってます。
次はオシオキなので間は(多分)空けないで、投稿できると思います。