ダンガンロンパ Redemption   作:ナーガ工場長

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お待たせしました。

これより二章開始となります。
追加要素の説明だけだから今回は短め。


チャプター2 怨恨Killing Friend
(非)日常編1


………無意識に目が覚める。

だが、全く寝た気はしなかった。

 

 

……たった1日で2人も死んだんだ。

眠れる訳がない。

冷たくなった夕斗、あまりにも無残な姿になった本代。

未だにあの光景が頭に張り付いている。

 

モノドロイドで時計を見ると時間はまだ4時だった。

…なんか中途半端な時間に起きたな。

 

時間が時間なだけに、また寝ようと思わなかった。

「…散歩でもしてくるか。」

 

 

ーー

 

とりあえず散歩する事にしたが、皆寝てるのか誰もいなかった。

 

完全な静寂…。

まるで俺1人の世界のようだった。

 

「もしかしたら…ホントに俺だけなのかもしれないな。」

そんな事をふと考えてると、

 

 

 

ガサッ!

近くの茂みから物音が聴こえた。

「?なんだ?」

 

 

 

 

その方向へ目をやると、

 

 

「…………」

 

 

樹のそばで黒いコートの男が立っていた。顔は白い帽子を目深に被っているため見えない。

 

「なんだ…?アイツ…?」

俺がその男に気づくと同時にそいつは走り去った。

 

 

「あ!おい、待て!」

急いで追いかけたが、そいつは暗闇の中に姿を消してしまった。

 

「…………なんだったんだ?」

幻覚にしてははっきりと姿は見えた。

 

俺達以外の17人目…もしかしてアイツが『イレギュラー』か?

考えごとをしてると

 

 

……ドンッ‼︎

 

 

今度は壁の方から物音がした。

 

「…今度はなんだ?」

 

そっちを見に行くと、

 

 

「……1日1万回!絶望への感謝の正拳突き!ウオォォォォ!!」

モノパパが何やら壁を殴っていた。

「………やっぱ俺、疲れてるな。寝よう。」

 

正直、寝れる気はしないが部屋に戻る事にした。

 

ーー

 

【翌朝】

 

「……おはよう。」

「あぁ、おはよう。」

「…おはようございます。」

やはり、みんな昨日の影響もあって暗い。

それに2人減っただけで、食堂が凄く広く感じる。

 

すると、

「暁日か、急で悪いが壁に手をつけろ。…10秒以内にだ。」

「え?え??」

皇にもの凄い圧をかけられ、壁に手をついた。

 

「……ついたぞ。」

「よし。始めろ剣崎。」

「かしこまりました。」

「いや、ちょっ。おま…!どこ触ってんだよ!」

壁に手をついたかと思えば、今度は剣崎が身体を弄りはじめた。

 

「……怪しい持ち込み物はありませんでした。」

「ご苦労。」

「おい、とりあえず説明してくれ。」

何もかもが急すぎて、頭が追いつかない…。

 

「む、すまんな。昨日事件が起こったばかりだ。凶器を持ち込んでいるとも限らない。とりあえず3日だけ、朝食と夕食前に手荷物検査をする事にした。」

…まぁ、その通りか。

心なしか、先に来てた皆の顔がぐったりしてる様に見えたのはそのせいか。

 

「って、お前もしかして女子にもやったのか?」

「当然だ。…まぁ、女子は宵月にやってもらったが。」

「…私は女子で一番に来たから、思いっきり触られたわ。」

うわ、見て分かるくらいめっちゃ不機嫌だ。

…邪な事考えたら、殺されるぞこれ。

 

「おはよぉ〜。ふわぁ〜。」

そこへ、柊が食堂へやって来た。

「おはよう、柊さん。突然で悪いけど壁に手をついてもらえるかしら?」

「え?…はぁい、ついたよ。」

 

「失礼するわよ。」

「え??……ぅんっ、くすぐったいよぉ。………ひゃんっ。」

 

「……私より背が低いくせに立派なモノ持って…。」

 

……宵月が小声でなんか言ってる。手荷物検査目的とは別の私怨を感じるんだが。…なんか柊の反応も妙に色っぽいし。

 

 

 

 

ともかく、全員揃ったので朝飯を摂ることになった。

 

「……美味い。」

元々剣崎達の料理は美味かったが、今日はいつにも増して美味く感じた。

……美味い物を食べると生きてる実感が湧くって話を聞いたことあるけど、ホントなんだな。

 

 

そこへ、

「やぁやぁオマエラ!朝から何しけた顔してんだよ!お葬式ムードですか?」

……一気に飯が不味くなることを言う奴が現れた。

 

 

「………吹っ飛ばされたいか?」

「キミの身体を解体手術してやろうか?」

「キサマのプログラムを書き換えるぞ?」

………ある意味モノクマより怖ぇ。

 

「全く、近頃の若いのは話を聞こうともしないんだからさ…。オマエラにいい話を持ってきたってのに。」

「いい話…ですか?」

「おっ?食いつきましたね?実は学級裁判を無事に乗り越えたオマエラの為にプレゼントをいくつか用意させていただきました!」

「プレゼント?」

 

「まずはモノドロイドにアプリを2つ追加します!1つ目はカメラ機能!これで好きなだけ写真を撮って思い出を作って下さいね!そして2つ目は学級裁判時にメダルをあげたの覚えてますか?」

「あぁ…。あのスロットのメダルか?」

「あのメダルは『モノクマメダル』といいます!そのモノクマメダルを管理するアプリとなっています!名付けて『モノバンク』!今回は初回サービスで全員に100枚振り分けています!お互いにメダルの受け渡しも出来るので是非活用してね!」

すると、モノドロイドにアプリが増えた事を通知するメッセージが入った。

 

「次のプレゼントは、この学園内のエリア開放です!校舎内の3階へ行く階段のシャッターを通れるようにしておきました!それから…。」

「ふぅ、やれやれ。モノクマ説明は終わったか?」

「あっ父さん!あとは『あそこ』だけだよ!」

「よし、分かった。全員いるみたいだし、来てもらおうか。」

 

 

 

 

 

モノクマ達に連れてこられた場所はーー

 

「あれ?ここ…」

夜に散歩してた時にモノパパが壁を殴ってた場所だった。

 

「…よし。行くぞモノクマ。」

おいおい、何する気だ?

 

すると、

「「ハァァァァァァ…!!」」

モノクマ達は何やらエネルギーを貯めはじめた。

 

「行くぞ!気を集中しろ!」

「ハイ!」

「「波ーーーーーーーーー!!」」

叫びながら、二体は光線を放った…!

 

「…くっ!」

「どうしたモノクマ!お前はまだ力を出し切ってないぞ!爆発させるんだ力を!」

「こ、これ以上は無理だ…!父さん…!」

「オレはお前を信じてる!さぁやってみせるんだ!」

 

「……ねぇ、アタシらは何を見せられてんの?」

「さぁ?」

 

モノクマ達のコントを見てると、

「あっ、見てください!壁にヒビが…!」

 

「あと少しだ!こらえろモノクマ!」

「ハイ!」

「「だぁぁぁぁぁぁ!!」」

最後の一押しで壁の一部が崩壊した。

 

 

「ーーふぅ。成長したな。」

「そんな事ないよ父さん!ほとんど父さんのお陰だよ!」

「フッ。オレは戦闘力53万だ。本気を出せば、この学園どころか地球を吹っ飛ばす事すらチャラヘッチャラだ。」

「声的にキサマは負ける立場だがな。」

「氷室さん、それ以上は止めとこう。……色々とマズいから。」

 

「それより、何故壁を破壊した?」

「あっ!もしかしてわたくし達を帰して…。」

「そんな訳ないでしょ。ったく甘っちょろいんだから。」

「何故壁を破壊したか…。それはその向こうを見れば分かるだろう。」

 

 

 

そう言われたので、壁の向こう側を見ると

「……なんだあのデカい建物は?」

大きな建物が聳え立っていた。

色がモノクマ達と同じように白黒の2つに分かれている。

 

「そう、あれこそがオレ達からのプレゼント。……その名は『モノクマタワー』。」

「モノクマタワー…。」

「タワー内にも色々な施設を用意している。……勿論、研究資料室もあるからな。校舎も三階以外のエリアが増えているので、興味があったら色々見てくれ。」

「それでは、ボクらはこれで失礼します!是非探索してねー!」

そう言い残してモノクマ達は去った。

 

「校舎3階とモノクマタワー…か。」

「どっちも気になるなぁ。」

「どちらも研究資料室があるのですよね?私は校舎内を探索したいのですが…。」

「新しい建物よ?私はモノクマタワーを探索したいわ。」

「…意見が割れたな。」

 

「仕方ない。二手に分かれよう。」

皇の提案で班を分ける事にした。

 

校舎内探索班は

・俺

・小鳥遊

・皇

・八咫

・夜桜

・東雲

・シルヴィア

の7人。

 

モノクマタワー探索班は

・宵月

・葛城

・柊

・剣崎

・獅子谷

・氷室

・飛田

の7人になった。

 

「では前回同様、食堂に集合。時間は…今10時だから、昼の12時しよう。では解散。」




班を分けた理由…ここまで言えば分かるわね?


余談ですが、タイトルの元ネタはAqoursの楽曲
『青空Jumping Heart』です。

チャプタータイトルは今回結構悩みました。
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