ダンガンロンパ Redemption   作:ナーガ工場長

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プロローグ5、登場人物紹介編ラストです。
この話の終盤に皆さん待望の『アイツ』がちょっとだけ登場します。


さらば希望の日常。part5

残る3人の内、2人見つけ俺達は声を掛けた。

 

「そこの2人、まだ自己紹介してないよな?」

「お、ラスト2人待ってたよ!アタシは飛田明日香(ひだあすか)!『超高校級のパルクーラー』なんだ!」

そう言って白いTシャツとデニムのショートパンツをはいて、腰にパーカーを巻いた褐色肌の元気そうな女子は自己紹介した。

 

「俺は超高校級のアドバイザー、暁日悠だ。横にいるのは超高校級の情報屋、小鳥遊瑞希だ。」

「よろしく。」

「悠と瑞希ね…。おっけ、覚えた!で、隣にいる子は…。」

宵月舞(よいづきまい)よ。才能は…ごめんなさい。覚えていないの。」

キャメル色のカーディガンと赤いチェックのスカートをはいたベージュのショートボブと頭頂部からアンテナが立った特徴的な髪の女子はそう名乗った。

 

「彼女の情報も…どこにもないな。」

「才能を忘れた人間が2人…どういうことだ?」

「確かに…全員が才能を忘れるならともかく2人だけが覚えていないのも変だよね。」

「まぁ、そのうち思い出すでしょうし私はそれほど気にしてないわ。」

宵月は本代とは逆のタイプか。

 

すると飛田が、

「ねーねー。舞ちゃんの事もいいけど、アタシの事も紹介してよー。」

「あ、ごめんごめん。彼女は世界中にファンがいるほど人気なパルクーラーなんだ。高層ビルを飛び回りながら、魅力的なパフォーマンスをする姿は海外では『現代のニンジャ』って呼ばれているよ。」

「えへへー。褒められちゃうと嬉しいですなー!」

そう言って飛田は嬉しそうな顔して喜んでいた。

 

その瞬間ーー。

「ふむ…。胸囲は推定…89cmか。なかなかだな。こっちの子は…推定77cmか…。まだまだ伸び代があるな。」

「「「!?」」」

いきなり声がして振り向くとそこには、氷室よりさらに背の低い男子が立っていた。

「い、いつの間に!?」

「いつの間に、は失礼だね。ずっと後ろにいたよ。」

 

「あ、アンタ…なんでアタシのバストサイズを知ってんのよ!」

「伸び代ですって…?人が気にしていることを…。」

バストのサイズを当てられた2人は顔を赤らめながらそいつを睨みつけた。

 

「お、お前は誰だ…?」

「おっと。まだ自己紹介してなかったね。オレは東雲蒼真(しののめそうま)。『超高校級の監察医』さ。」

濃い目のグレーのブレザーの上から白衣を羽織ってメガネを掛けた、えらくマンガチックな顔のそいつはそう名乗った。

 

「か、監察医?医者のことか?」

「簡単に説明すると、事故や災害・伝染病で亡くなった人達の検死をしてそのデータを政府に提出する仕事さ。要は検死専門の医者ってところかな。まぁ、それなりに医療の知識も当然持ち合わせているけどね。」

「彼は旅行先で未知の伝染病を発見した功績を称えられて、超高校級としてスカウトされたんだ。」

「亡くなった人の最期のメッセージを聞き、家族の人達へ帰す…。オレはこの仕事に誇りを持っているのさ。」

…見た目の割に立派な考えを持っているんだな。

 

「…ところで、暁日クン。」

「なんだ?」

「キミは巨乳と貧乳、どちらがお好みかな?」

「はぁ?」

「巨乳派ならシルヴィアちゃん、飛田ちゃん、柊ちゃんを推奨しよう。貧乳派なら氷室ちゃんと宵月ちゃんをオススメするよ。」

…こういうところを除けば。

 

「いいからさっさとどっか行って!この変態!」

「10秒以内に視界から消えなさい…!」

当然ながら女子2人からは不評のようだ。いきなりバストのサイズを当てられたんだからそうなるよな。

「やれやれ。怖い事言うねぇ…。と、その前に…。」

そう言って小鳥遊の前に行き…。

 

「小鳥遊クン。キミは本当に男子かな?」

「?何行ってるんだ?確かに見た目は中性的だけど小鳥遊は男だろ。」

「オレはどんな衣装を着てても性別とスリーサイズをピタリと当てれる特技があるんだが、今回はどうも自信が持てなくてね。本人に聞いてみようと思ったのさ。」

「最低な特技だな。それ。」

「………僕は男だよ。」

「……ふぅん。オレの審美眼(スカウター)も衰えたかな?」

「それと東雲君。」

「なんだい?」

「…二度と僕の前で性別の事は口にしないでくれるかな。」

「まったく、怖いねぇ。」

そう言って東雲は去っていった。

 

「…あっ、ごめんね。昔から見た目の事でからかわれてて、あぁいうのは嫌いなんだ。」

初めて小鳥遊の怒ったところを見たな。…そういえば俺は小鳥遊のことをなにも知らないんだよな。アイツも自分からは何も語ろうとしないし。

 

「ところで、ひと通り自己紹介も済んで時間も結構経ったよね?まだ何も始まらないのかな?」

「確かに、流石にそろそろ何かあってもーー

そう言った矢先に、

 

『アーアー!!マイクテス!マイクテス!全員いるよね?声も聞こえてるよね?…オマエラ!長らくお待たせしました!』

「う、うるさ!」

「な、なんだなんだ!?」

自己紹介が終わるのを待っていたかのように突然、バカでかい音量のノイズが入った不快極まりない声と、耳をつんざくようなハウリングがスピーカーから聞こえてきた。

 

 

そう、これはまだ白暮の言っていた『最悪の事態』の予兆にすぎなかった…。




自己紹介これにて終了です。チカレタ…。
お気に入りのキャラが見つかれば幸いです。
さて、次回はついに『アイツ』の本格登場です。
原作の雰囲気を崩さないようにしないと…。
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