ダンガンロンパ Redemption   作:ナーガ工場長

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プロローグ最終回となります。
ノルマ達成出来た…。


さらば希望の日常。part6

『え〜。ではでは、これより入学式を行います!オマエラ!舞台にちゅうも〜く!!』

 

「なーんだ!ちゃんと入学式するんじゃん!」

「全く、手の込んだイタズラですわね!」

「これがきっと希望ヶ峰学園式の歓迎なのでしょう。なかなか面白いですね。」

 

入学式が始まる、という事で安心しきった俺達の前に現れたのはーー

 

 

 

 

ーー向かって左半身が白、右半身が黒に分かれたクマのぬいぐるみだった。

 

「ーーーは?」

これまで見てきた何よりも非現実的なソレを目の当たりにした俺達は、言葉を失った。

 

「ぬ、ぬいぐるみ?」

「ぬいぐるみだって?失礼な!ボクは"モノクマ"!この学園の学園長なのさ!」

「ぬいぐるみが……喋った………!?」

「だーかーらー。ぬいぐるみじゃないって言ってるでしょ?その耳は何のためにあるのさ?」

 

目の前に現れたぬいぐるみは"モノクマ"と名乗った。

「オイオイ。これは何の冗談だよ?お前が学園長だって?ふざけたこと言ってんじゃねーよ!」

「学園長だと…?俺達がいるここは希望ヶ峰学園なのか?」

「でも僕の知ってる希望ヶ峰学園はこんな場所じゃないはずだ。どういうことなんだ?」

皆が口々にモノクマ問い詰め始めた。

 

「あーもう、うるさいなぁ。オマエラは人の話は最後まで聞きましょうって教わらなかったの?」

「アンタが先生なんて信じるわけないでしょ!」

「そうだそうだ!」

モノクマへの文句がヒートアップしてきたその時、

 

『どうやら、困っているようだなぁ。我が息子よ。』

「こ、この声は…父さん!」

父さん!?まだ何か出てくるのか…?

 

『仕方がない。このオレが助け船を出してやろう。』

「あ、ありがとう父さん!」

すると、再び舞台からーー

 

 

 

『ブルゥァァァァァァ!!』

ーー雄叫びを上げて目の前に現れたのはモノクマによく似た姿で太い眉毛と腹巻きを付けたぬいぐるみだった。

「ま、また増えたぁ!」

「コイツはなんだ!?」

 

「オレはこの学園の理事長にしてモノクマの父親…。名前はそうだな…"モノパパ"とでも名乗っておこうか。」

「父さん!コイツら全然言うこと聞かないんだよ!」

「……そうかそうか。そいつは辛かったな。………だが、息子よ。甘ーーーーい!!!!」

「ギャァァァァ!!」

いきなりモノクマを殴りつけたぞ…。

 

「お前はそこで大人しくしていろ。」

「は、ハイ…。」

「…オイ。俺達はいつまで貴様らのコントを見ていればいいんだ?」

痺れを切らした皇がモノパパに食ってかかった。

 

「息子が不甲斐ないせいで諸君に迷惑をかけたようだな。代わりに詫びよう。……さて改めて諸君の置かれている状況を説明しよう。まず、この学園は察しの通り希望ヶ峰学園ではない。諸君は訳あってこの『才牢学園(さいろうがくえん)』に編入することになったのだ。その期限はーーー。ない。」

「な…なんだと!?」

「そんな…わたくしたちは帰ることも出来ないと言うのですか!?」

 

「当然そう言う声もあることも考えて、この学園から卒業することが出来る、ある『ルール』がある。」

「る、ルールって…?」

「それは……、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『この中の誰かを殺す』事だ。」

「…え?」

「手段は一切問わない。絞殺焼殺斬殺殴殺撲殺爆殺呪殺銃殺…。好きな方法で殺したものをここから開放させてやる。」

何を言ってるんだコイツは…?そんな非常識な事が許されると思ってるのか…?

 

「………なるほど。大体分かった。では、聞かせてもらうが仮にこの場で俺が殺人をしたら俺は出れるのか?」

「お、おい本代。何を聞いてるんだよ!」

「今この場で同時に殺戮が起こる…。それでもいいのか?」

「そ、それは…。」

「つまり、そう言う事だ。」

 

「それについては…。オイ、モノクマ。お前の出番だ。」

「え…。いいんですか?」

「反省したようだからな。…期待しているぞ。」

「と、父さん…。父さんの期待を裏切らないように頑張ります!」

そう言って元気になったモノクマが代わりに説明を始めた。…元気にならなくていいのに。

 

「ただ殺人をしてもそれだけでは終わりではありません!オマエラには犯人を見つけるために『学級裁判』を行なってもらいます!」

「学級…裁判…?」

「学級裁判では『誰がクロか?』を議論してもらいます!その議論によって導きだされた人物が正しいクロであれば、クロだけがオシオキ。でも、間違った人物をクロだと指摘しまうと…クロ以外の全員がオシオキされ残ったクロのみ、晴れて才牢学園から出る権利が与えられます!以上が学級裁判のルールとなります!」

 

「ところで1つ質問ですが、先ほどの説明にあった『オシオキ』とは…?」

「ザックリ言うと"処刑"だね。」

「しょ、処刑!?」

「まさか殺人をしたのにお咎めなしとかそんな甘っちょろいこと考えてたんじゃないよね?犯罪者は罰を受ける…社会では当然だよね?」

あの目は…本気だ。本気で俺達にコロシアイをさせる気だ。

 

「残念だが…。コロシアイは起こらないぞ。」

「え?何で?」

「……お前がこの場で死ぬからだ。」

そう言って獅子谷がモノクマ殴り飛ばした。

その瞬間ーー。

「……!獅子谷!そこから離れろ!」

「………………!!これは……!」

皇の声で獅子谷が離れた瞬間、そこには大量の槍が突き刺さっていた。

 

「あ、言い忘れてたけどボク達への暴力も禁止だからね。命が惜しかったらだけど。」

「ふ、復活した!?」

「無駄にスペアは使いたくないけど、スペアはいくらでもいるからいくら倒しても意味ないからね。」

舞台から新しいモノクマが現れた。

 

「貴様らは……一体何の目的でこんな事をさせるんだ?こんなふざけたゲームを…。」

「目的?そうだねぇ…

 

 

 

 

 

『絶望』それだけだよ。」

…その狂気染みた眼光に言い返すものは誰もいなかった。

 

 

「えー。改めてオマエラ!才牢学園へようこそ!それではこれより、ワックワクドッキドキの『コロシアイ編入生活』の開始を宣言します!うぷぷぷぷ。これからどうなるか楽しみだねぇ。」

その言葉を残してモノクマとモノパパは体育館から消えた。

 

 

 

俺達の希望に満ちた日常は…絶望に満ちた非日常へと変わってしまった。




余談ですがモノパパのICVは若本規夫さんです。
次回は皆の細かい特徴とかをまとめた生徒名簿を予定しています。
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